問題一覧
1
観察や経験できる事に関するデータを収集し、理論や仮説、命題を検証することで、心の働きや行動を研究する学問
心理学
2
社会現象が人の心や行動を作り、人の心や行動が社会現象を作るという相互的な影響過程から社会現象を考察するアプローチ法
マイクロマクロアプローチ
3
人々に様々な心理・行動のメカニズムが備わっ ているのは、それらの心理を持つことや行動をとることが 適応的であったから。
適応論
4
大半の心理学の最終的な目的
人々の心理に関する一 般的な法則を見つけること
5
ある文化において歴史的に共有されてる自己についての前提
文化的自己観
6
他者と互いに結びついた人間関係 の一部として自己を捉える考え方
相互協調的自己観
7
他者から分離した独自の存在とし て自己を捉える考え方
相互独立的自己観
8
研究の目的に基づいて、単一の要因、 ないしは、いくつかの要因を変化させて、 その要因以外 は一定にした条件をいくつか設けることで、 特定の理論 を検証する手法
理論検証型実験
9
ある事象 (結果) に対する原因となる関係
因果関係
10
二つの変数に関わりがあり、一方が変化す れば他方も変化するような関係。 調査法や観察法が特 定できる関係
相関関係
11
原因であると推定される変数
独立変数
12
結果であると推定される変数
従属変数
13
独立変数以外で従属変数に影響すると推定 される変数
剰余変数
14
1人の参加者を複数の条件に振り分け る配置方法
参加者内配置
15
条件によって別の参加者を割りあてる 配置方法
参加者間配置
16
研究目的に沿って、観察可能な行動をあらかじ めピックアップし、 それを分類したり整理する
観察法
17
自然な状況下で、起きる行動をありのま まに観察する方法
自然的観察法
18
観察する状況や行動生起に関わる要因 を実験者が操作し、それによる行動変化をみる。
実験的観察法
19
行動そのものではなく、 行動的産物を観察 して記録する方法
産物記録法
20
まったく同じデータを2人で独立に観察し て、2人の観察記録の一致度を測る
観察者間一致
21
観察時間内の行動の生起を直接記録する 方法
連続記録法
22
状況などの社会的影響も併せて観察する方法
事象見本法
23
研究者が特定の集団・組織などに 加わり、そこの人々と共同で、現場のよりよい未来を築 いていく実践を試みて、 その過程を調査する方法
アクションリサーチ
24
1. 心理は、 人と人の相互作用や、 個人と集団内の相互 作用の中で作られる。 2. 社会現象はそうした相互作用の中で作られる。 3.数量化できないような曖昧なものの存在を認める
社会構成主義
25
研究者が実際に出来事が起きている 現場に密着し、当事者である人々と密接な接触を保ちながら、情報やデータを収集すること
フィールドワーク
26
研究者自身が人々の営みの場に身をおき、 対象とする人々の一員となりながら、 そこに生起するこ とを多角的に、 長期に渡り観察する方法
参与観察法
27
社会や集団において、望ましいとされるよう な行動や判断の基準
社会規範
28
インタビューの手続きがあら かじめ標準化されているもの
フォーマルインタビュー
29
インタビューの手続きは標 準化されていないもの
インフォーマルインタビュー
30
1つのないしは少数の事 例を正確に記述・分析し、そこから得られた知見を似た 事例への適用を目的として、 理論的一般化を目指す研究法
事例研究法, ケーススタディ
31
対象の事例に関する過去の記録や 現在の状況を表す指標などを使用する。
2次的ドキュメント
32
心のエネルギーが愛、 憎しみ、 欲望など へ変化し、それらや無意識が相互に作用することで 様々な心的メカニズムが生まれる、という考え方。
精神的力動説
33
精神的な病理を抱える人の社会的 な支援を考え、さらに、その原因となる社会問題を解決することを目指す領域
コミュニティ心理学
34
事例研究法、フィールドワーク、観察法、面接法などで取られた言葉の形式によって表現された質的データを扱う研究
質的研究
35
数量の形式によって表現された量的データ を扱う研究
量的研究
36
ある目的のために、 直接人と会い、 コミュニ ケーションを通して、理解を深めたり、支援を実行した 新しい理論を構築したりする方法
面接法
37
心理臨床的目的で行われる面接法の種類は3つ。
評価ガイダンス的面接, 診断的面接, 心理相談的面接
38
何らかの心理的不適応を起こしている個 人に直接出会い、その人間の感情や思考、行動などを 理解・評価し、その人間が抱える問題の解決に必要な 支援を考えて実行する学問
臨床心理学
39
臨床心理学における面接者の基本的態度
肯定, 受容, 共感
40
セラピストが精神的に健康な状態 でなければならない。 自分に起こった感情を客観視できなければならない。
セラピストの純粋性
41
クライエントの望ましい部分も望 ましくない部分も受容しなければならない。
無条件の肯定的態度
42
クライエントの感情状態をあたかも自分自 身で体験しているように感じながら、 その感情状態に流 されないようにしなければならない。
共感的理解
43
面接者と被面接者の信頼できる関係。
ラポール
44
ラポールの必要事項
良い聴き手, 良い観察者, 良い質問者
45
面接などにおいて、観察対象者により 言語として発話されたデータの詳細な分析を通じて 象者の内的認知過程を分析する方法
プロトコル分析
46
人間の心理に対する検査。
心理検査法
47
人の心理や行動のメカニズムを説明するた めに、研究者によって人為的に定義 ・ 構成された概念 のこと
構成概念
48
抽象的な概念を具体的な手続きによって定義すること
操作的定義
49
検査の実施・採点・フィードバックのすべてのプ ロセスを一定のルールに基づいて行うことができるよう に、複数回にわたる大規模なテストや統計処理など周 到な手続きを踏んで検査を開発すること
標準化
50
知能を測定するための心理検査
知能学力検査
51
パーソナリティを把握するための心理検査
性格検査
52
検査対象者にインクのしみ を見せて何を想起するかを述べてもらい、その表 現を分析することによって対象者の思考過程やそ の障害を推定する。
ロールシャッハテスト
53
絵を見せて、それがどのような絵に見えるか、ストーリーを考えてもらい、検査対象者の思考過程やその障害を推定する。
主題統覚検査
54
使用頻度の高い質 問紙性格検査。
MMPI
55
主に乳幼児や小学生の発達の度合いを 調べ、養育に役立てるための検査
発達検査
56
職業や学校の進路などにおける活動にど れほど適した素質をもっているかを判定する
適生検査
57
職業や学問分野に対する興味などを測定 する。
興味検査
58
他のニューロンから信号を受け取るためのア ンテナの役割を果たす
樹状突起
59
DNAが含まれており、タンパク質を合成する。
細胞体
60
ニューロン間の接合部位
シナプス
61
シナプスで情報伝達を介在する物質
神経伝達物質
62
大きな集団特有の情報処理の大変さが大脳新皮質の大きさに繋がったとする仮説
社会的脳仮説
63
FMRIの利点
空中分解能, 時間分解能
64
脳から生じる電気活動を頭皮上・脳表・脳 深部などに置いた電極で記録する方法
脳波測定法
65
感覚や運動野から情報を受け取り、分析し、 知覚を成立させ、行動や感覚、感情の制御を行う。 情動 など心の働きの処理を大きく司ってる脳部位
連合野
66
連合野の司るもの
情動のコントロール, 自己モニタリング, イメージの内的操作
67
利他行動や協力行動などより良い社会 を築くための社会貢献のための自主的な行動
向社会的行動
68
他者の感情や情動を知覚し、他者と感情や情動 を共有すること
共感
69
人間同士の協調や協力を促す社 会的組織において、 人と人との繋がりのネットワークや その規範など
ソーシャルキャピタル
70
人を含めた様々な動物の認知機能を分 析し比較することで、認知機能の進化系統発生を明ら かにする分野
比較認知科学
71
比較認知科学の研究法としては大きく3つある
自然的観察法, 実験的観察法, 実験的分析法
72
生物の進化の道筋を描いた図
進化系統樹
73
動物の行動に焦点を当てる学問
比較心理学
74
科学的手法の影響を受け、 物理学の ように光や制御回路などを用いて条件づけを行い、動 物の認知機能を測る分野
動物心理物理学
75
より様々な動物の行動を実験や観察で明 らかにする学問
動物行動学
76
心の理論があるかどうかを測るための課題
誤信念課題
77
他者の行動や認知に対して、その背後に心のはたらき (他者の目的、意図、知識、信念、志向、疑念、推測など) があることを推測する能力。
心の理論
78
他個体同士の相互関係の中で育まれる知 性
社会的知性
79
自分が所属している内集団には好意 的な行動をとり、所属していない外集団には差別的な 行動をとる現象
内集団バイアス
80
外集団の価値と比較して、内集団の価値が高ければ高いほど、自分の価値(社会的アイデンティティ)も高くなる。そのため、内集団バイア スが生じる
社会的アイデンティティ仮説
81
「自分がある集団に属している」という知識から生じる、自己概念の一側面。
社会的アイデンティティ
82
特定の集団への所属性を内面化すること
集団同一化
83
実験において、ある特定の反応を参加者に 要求する圧力
要求特性
84
人々は「集団内では互 いに利他行動を取っている場である」という直感を持つ。 内集団成員に利他行動を取ると、 それが返ってくるので はないかという直観を持 つため、内集団ひいきを行う。
集団協力ヒューリスティック仮説
85
利他行動が周りまわって自分に返ってくること
互恵性
86
臨床心理学の研究法の3つある。
実験法, 調査法, 臨床法
87
面接や検査を通してクライエントが抱 える問題を客観的に明らかにすること
心理アセスメント
88
クライエントの症状を記述し、類型化 を行ったり、診断の方法を考えたりする研究
症状記述研究
89
一人のクライエントに関して、 非治療期 間(A)と治療期間 (B)を設け、 それを比較する。実験
単一事例実験
90
治療を施す 「治療群」 と治療を行わない 「対 「照群」に分けて、 治療の効果を探る方法
対照試験
91
対象者を治療群と対照群に無作 為 (ランダム)に割り振ることによって、 治療効果の因果 関係(原因と結果の関係)を特定する方法。
無作為割付対照試験