問題一覧
1
セカンドメッセンジャーを5つ選べ
cAMP, cGMP, イノシトール三リン酸, ジアシルグリセロール, カルシウムイオン
2
GTP結合タンパク質のうち、アデニル酸シクラーゼを抑制するのはどれか
Gi
3
cAMPを合成する酵素はどれ
アデニル酸シクラーゼ
4
チロシンキナーゼ内臓型の受容体はどれ
インスリン受容体
5
細胞内情報伝達系がGiである受容体を3つ選べ
アセチルコリンM2受容体, アドレナリンα2受容体, ドパミンD2受容体
6
カフェインの主な作用を2つ選べ
アデノシンA1受容体遮断, ホスホジエステラーゼ阻害
7
カフェインが収縮させるとのはどれか
脳血管
8
メチルフェニデートの興奮作用に関与する主な神経伝達物質を2つ選べ
ドパミン, ノルアドレナリン
9
高度肥満症の患者に対する食事療法の補助のために用いられるものはどれか
マジンドール
10
ストリキニーネにより、機能が抑制される神経伝達物質はどれ
グリシン
11
ピクロトキシンが作用すると細胞はどのようになるか
細胞膜は脱分極し、興奮しやすくなる
12
ピクロトキシンが遮断する受容体の機能を阻害すると細胞膜を通れなくなるイオンはどれ
Cl
13
ピクロトキシンが遮断する受容体はどれ
γ-アミノ酪酸GABAa受容体
14
不規則的下降性麻痺を示す薬物を投与したとき、最後まで麻痺しない部位はどれ
延髄
15
MAC値が最も大きい吸入麻酔薬はどれ
亜酸化窒素
16
肝臓で速やかに代謝されるため、作用継続時間が短い静脈内麻酔薬はどれ
プロポフォール
17
ケタミンが強く遮断する受容体はどれ
グルタミン酸NMDA受容体
18
全身麻酔に用いられるバルビツール酸誘導体はどれ
チオペンタール
19
神経遮断性麻酔を行うときにフェンタニルと併用する薬物はどれ
ドロペリドール
20
デクスメデトミジンの鎮静作用の機序はどれ
アドレナリンα2受容体刺激
21
全身麻酔薬に関する記述の内正しいものを2つ選べ
亜酸化窒素は、他の吸入麻酔薬と併用することで、その吸入麻酔のMAC値を半減させる, チアミラールは、GABAa受容体複合体のバルビツール酸結合部位に作用し、塩化物イオンの流入を促進する
22
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の特徴について正しいのはどれ
弱い抗コリン作用を持つ
23
睡眠薬の中で副作用である筋弛緩作用の弱いものはどれ
ゾルピデム
24
γ-アミノ酪酸が生合成されるときの主な前駆体はどれ
グルタミン酸
25
全身麻酔の導入および維持に用いられるベンゾジアゼピン系薬はどれ
ミダゾラム
26
ベンゾジアゼピン系薬による過度の呼吸抑制に用いる最適な薬はどれ
フルマゼニル
27
オレキシン受容体を遮断して、睡眠障害を活性化するのはどれか
スボレキサント
28
内因性のオピオイドペプチドはどれ 3つ選べ
エンケファリン, エンドルフィン, ダイノルフィン
29
モルヒネにより抑制される機能は何
咳中枢
30
モルヒネに関する記述で正しい記述はどれか
呼吸抑制作用は、コデインより強い
31
μ受容体よりもκ受容体を刺激する作用が強いものはどれか
ペンタゾシン
32
麻薬性鎮痛薬はどれ 2つ選べ
オキシコドン, フェンタニル
33
鎮痙作用の強い麻薬性鎮痛薬はどれ
ペチジン
34
モルヒネによる過度の呼吸抑制に用いられる最適な薬は何
ナロキソン
35
アスピリンの解熱鎮痛作用の機序はどれ
シクロオキシゲナーゼ阻害
36
スマトリプタンが片頭痛を改善する機序はどれ
セロトニン5-HT1受容体遮断
37
脳血管に選択的なカルシウムイオン拮抗薬はどれ
ロメリジン
38
片頭痛の予防に用いる薬を2つ選べ
バルプロ酸ナトリウム, プロプラノロール
39
プレガバリンの作用標的はどれ
電位依存性カルシウムイオンチャネル
40
エレヌマブの作用機序はどれ
CGRP受容体
41
がんに伴う疼痛のうち、プレガバリンが最も有効なのはどれ
神経障害による痛み
42
デュロキセチンの鎮痙作用の標的はどれか 2つ選べ
セロトニントランスポーター, ノルアドレナリントランスポーター
43
WHOの3段階除痛ラダーで、弱オピオイドに分類されるものはどれ
コデイン
44
WHOが推奨する段階的除痛法について正しいのはどれ
第三段階からモルヒネを加える
45
オピオイド誘発性便秘の予防に用いるのはどれ
ナルデメジン
46
セロトニン症候群に注意しなければならない鎮痛薬はどれ
トラマドール
47
GABAa受容体複合体と特異的には結合しないものは
タンドスピロン
48
タンドスピロンに関する正しい記述はどれ
抗不安作用が強い
49
ヒスタミンはどのアミノ酸から生合成される
ヒスチジン
50
セロトニンの主代謝物はどれか
5-ヒドロキシインドール酢酸
51
セロトニン分布が豊富な場所を2つ選べ
エンテロクロマフィン細胞, 血小板
52
パロキセチンの抗うつ作用の機序はどれか
選択的セロトニン再度取り込み阻害
53
アドレナリンα2受容体を遮断して、ノルアドレナリンの遊離を増加させるものはどれか
ミアンセリン
54
ノルアドレナリントランスポーターとセロトニントランスポーターを同程度阻害するものはどれか
ミルナシプラン
55
ミルタザピンが遮断する受容体を3つ選べ
アドレナリンα2受容体, セロトニン5-HT2受容体, セロトニン5-HT3受容体
56
三環系抗うつ薬の副作用に、眠気があるがその作用機序はどれか
ヒスタミン5-HT1受容体遮断
57
神経筋接合部のアセチルコリン受容体が内蔵しているチャネルはどれか
非選択性陽イオンチャネル
58
終板を持続的に脱分極させて作用を発現する筋弛緩薬はどれか
スキサメトニウム
59
運動神経からのアセチルコリンの遊離を抑制して作用を発現する筋弛緩薬はどれか
A型ボツリヌス毒素
60
ネオスチグミンにより筋弛緩作用が増強される筋弛緩薬はどれか
スキサメトニウム
61
ロクロニウムによる筋弛緩状態で、ロクロニウムを包接することにより筋弛緩を回復させるものはどれか
スガマデクス
62
ヒスタミン遊離作用が強い筋弛緩薬はどれか
ツボクラリン
63
バクロフェンによる筋弛緩作用の主な作用機序はどれか
GABAb受容体を遮断
64
ダントロレン
65
ツボクラリン
66
末梢性の筋弛緩薬はどれか
スキサメトニウム
67
チザニジンの臨床適応はどれか
痙性麻痺
68
テトラカインによる局所麻酔の主な作用機序はどれか
ナトリウムイオンチャネルの遮断
69
血漿エステラーゼによって加水分解されにくいものはどれか
ジブカイン
70
強酸性下でも作用を発現するものはどれか
オキセサゼイン
71
プロカインに関する記述について正しいものはどれか
血管拡張作用をもつ
72
神経終末のアミントランスポーターに結合してカテコールアミンの再度取り込み阻害する作用が強い薬物はどれか
コカイン
73
コカインの適応はどれか
表面麻酔
74
プロカインの局所麻酔作用を持続させるために、併用する薬物を2つ選べ
アドレナリン, フェニレフリン
75
光学分割されて、S(-)体のみである薬を2つ選べ
レボブピバカイン, ロピバカイン
76
ヘパリンに結合すると活性が増加するタンパク質はどれか
アンチトロンビン
77
フィブリノーゲンに直接作用し、フィブリンへと転換させる血液凝固因子製剤はどれ
トロンビン
78
トラネキサム酸の作用機序として適応なものはどれ
プラスミノーゲンアクチベーターを活性化
79
血小板上のADP受容体を遮断し、抗血小板作用を発揮するのはどれか
チクロピジン
80
シロスタゾールの抗血小板作用の作用機序はどれ
ホスホジエステラーゼ阻害
81
抗血栓薬はどれ
血小板上のセロトニン受容体を遮断する薬
82
糖質コルチコイド受容体はどれ
細胞内受容体(核内受容体)
83
ヒドロコルチゾンの薬理作用として誤っているものはどれ
胃酸分泌の抑制
84
シクロオキシゲナーゼをアセチル化し、不可逆的に酵素活性を阻害する非ステロイド性抗炎症薬はどれ
アスピリン
85
インドメタシンの副作用である消化性潰瘍の発生機序として正しいものを2つ選べ
胃粘液分泌の抑制, 胃粘膜血流の低下
86
シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)と比較してCOX-2に対する選択性が高く、胃腸障害が少ない非ステロイド性抗炎症薬はどれ
エトドラク
87
非ステロイド性抗炎症薬に関する記述について正しいものを2つ選べ
ロキソプロフェンは、プロドラッグであり、アスピリンと比較して消化管障害を起こしにくい, インドメタシンは、プロスタグランジンE2の産生を抑制することで炎症による体温上昇を抑制する
88
非ステロイド性抗炎症薬及び解熱鎮痛薬に関する記述について正しいものを2つ選べ
アスピリンは、水痘やインフルエンザに感染している小児にライ(Reye)症候群を起こすことがある, ロキソプロフェンは、消化管障害の軽減を目的としたプロドラッグである
89
ヒスタミンH1受容体遮断作用を持たないケミカルメディエーター遊離抑制薬はどれ
クロモグリク酸
90
抗不安作用とともに、ヒスタミンH1受容体の遮断による抗アレルギー作用も併せ持つのはどれ
ヒドロキシジン
91
プロスタノイドTP受容体を遮断することで、抗アレルギー作用を示すのはどれか
セラトロダスト
92
抗アレルギー薬エピナスチンの作用機序はどれ
ヒスタミンH1受容体遮断
93
モンテルカストの抗アレルギー作用の機序はどれ
ロイコトリエン受容体遮断
94
カフェインは、テオフィリンよりも中枢興奮作用が強いが、強心作用は弱い
◯
95
カフェインは、グアニル酸シクラーゼを選択的に阻害する
✕
96
トラマドールは、(ア)受容体を、(イ)して、上行性の(ウ)を抑制し、下行性の(エ)を活性化して、鎮痛作用を現す。しかし、トラマドールは、(ア)受容体の(オ)薬であるので、モルヒネと併用するとモルヒネの鎮痛作用を減弱することもある。また、トラマドールは、ノルアドレナリンの(カ)を(キ)する作用をもつ。そのため、ノルアドレナリン作動性神経系の神経終末から放出されるノルアドレナリンが(ク)に留まって、(ク)のノルアドレナリン濃度が高まり、受容体を強く(ケ)することになり、鎮痛作用が強く現れる。(コ)作動性神経系の神経終末付近でも(コ)の(カ)の(キ)が起き、鎮痛作用が強く現れる。
オピオイドu, 刺激, 痛覚伝達系, 痛覚抑制系, 部分作動, 再取り込み, 抑制, シナプス間隙, 刺激, セロトニン
97
ミアンセリンは(ア)を(イ)する。神経終末にある(ア)は、ノルアドレナリンの(ウ)を(エ)する働きを担っているので、この(ア)を(イ)するとノルアドレナリンの(ウ)が(オ)される。その結果、(カ)のノルアドレナリンの濃度が上昇するので、ノルアドレナリン神経伝達が促進する。一方、メタンフェミンは、神経終末にある(キ)を(ク)して、(カ)のノルアドレナリン濃度を上昇させる。また、ノルアドレナリンを分解する(ケ)を阻害することによっても、ノルアドレナリンの濃度を高める。
アドレナリンα2, 遮断, 遊離, 抑制, 促進, シナプス間隙, ノルアドレナリントランスポーター, 阻害, モノアミン酸化酵素
98
5