問題一覧
1
(1)志向の領域では、消費者の将来的なニーズを考慮する。(2)志向の領域では、企業の将来的なニーズに注目する。(3)志向の領域では、消費者の長期的利益あるいは社会的利益を配慮してマーケティングを行うだけでなく、企業の長期的な経営計画を統合する必要がある。
ソサイエタル・マーケティング, 戦略計画, サスティナブル・マーケティング
2
ソーシャル・マーケティングでは、消費者にとって良い(1)を連想させることが出来れば、好ましい活動をする企業の姿勢と企業の製品がフィットして売上の向上が期待される。逆に自社の(2)や(3)に合致しない社会的な課題を取り上げた場合、その効果を得られない。
社会的主張, イメージ, 目的
3
消費者保護の流れは1960年代から加速し、1968年に(1)の制定、1970年には(2)や消費者センターの設置など、消費者行政と呼ばれる活動が各自治体を中心として行われた。また、各地域に沿った(3)が制定され、その地域に即した政策が展開されたのである。
消費者保護基本法, 国民生活センター, 消費者保護条例
4
企業が社会的貢献を行う事は、直接的な利益には繋がらないが、長期的あるいは間接的には企業にとって利益になるという概念を何と呼ぶか。
啓発された自己利益
5
1994年には(1)が制定され、製造者が製造物に関する賠償責任を問われる事になった。2009年には、消費者の利益の擁護と推進を目的として、(2)が発足。それまで縦割り行政で対応していた消費者問題だったが、食品や生活機器などを通した事故が相次ぐなか、行政上の対応の遅れが露呈し、(3)の一元化が目指された。
PL法, 消費者庁, 消費者行政
6
企業の社会的責任の意味の(1)は法令を遵守し、環境問題にも配慮するといった受け身の姿勢を含む概念であり、持続可能な成長に向けて必ずしも経済的な価値を含まない。一方で共通価値の創造を意味する(2)は社会のニーズや問題に取り組む事で社会的価値を創出し、その結果経済的価値も創造するという積極的なアプローチである。
CSR, CSV
7
消費者や市民生活の立場を考慮に入れ、それを最優先させる考え方。または、その運動そのもの。消費者主義、消費者運動を何というか。
コンシューマリズム
8
ソーシャルマーケティング2つの流れ、フィリップコトラー提唱。慈善団体にも応用。従来の営利企業で取り入れられてきたマーケティングの理念や技法を、病院、教会、行政、美術館、慈善団体などにも応用しようというものである。
非営利組織のマーケティング
9
流通においては環境保護の観点より、商品供給のサプライチェーン・マネジメントを環境保全に作り変えた(1)と言う考え方がある。(1)は環境型経済システムと環境負荷削減を盛り込んだ、環境保全型の製品供給の仕組みである。このシステムは、①(1)の重要性の伝達、②(2)と呼ばれる環境配慮型の設計、③(3)と呼ばれる環境配慮型の業務プロセス、の3つから成り立つ。
グリーン・サプライチェーン・マネジメント, グリーン・デザイン, グリーン・オペレーション
10
企業が社会に対して責任を負っているという考え方。企業が社会的存在として果たすべき責任。
CSR
11
ソーシャル・マーケティングでは社会的(1)を普及させ、社会的(2)を広げることで、最終的には人々の行動を変革させようとする。(3)とは、社会的習慣を普及させるために用いられる物理的なツールをさす。キャンペーングッズなどがある。
アイディア, 習慣, 有形の対象物
12
環境問題を中心課題とするマーケティングは、(1)の呼称で呼ばれている。また、環境を配慮する行動が伴う消費者の事を(2)と呼ぶ。
グリーン・マーケティング, グリーン・コンシューマー
13
ソーシャルマーケティングでは、通常のマーケティングの製品に当たるものが社会的(1)となる。社会的(1)は、社会的(2)、社会的(3)、(4)という3つのタイプに分類される。社会的(2)は信念、態度、価値観という形態をとる。社会的(3)は、単一行為を対象とする場合、あるいは行動パターンを対象とする場合がある。
プロダクト, アイディア, 習慣, 有形の対象物
14
環境汚染に対する警告「沈黙の春」の著者
レイチェル・カールソン
15
ソーシャル・マーケティングのキャンペーンの手順として、①キャンペーンの(1)と(2)の明確化、②キャンペーンの(3)の設定、③(4)と(5)の目標設定、④キャンペーンの(6)や(7)の確認、⑤(8)の企画と実行、となる。
目的, 焦点, ターゲット, 行動目的, 行動変革, 障壁, モチベーション, キャンペーン戦略
16
企業が戦略的に環境や社会への配慮を事業内容に盛り込む傾向がある事を(1)という。企業側の(2)に基づく事業戦略が競争優位を生み出し、投資家側の(1)に基づく投資が中長期的には企業の財務パフォーマンスの向上につながるという考え方がひろがっている。
ESG, SDGs
17
社会的な関心、社会的主張を何と言うか。
コーズ
18
自動車の安全性の調査に基づく告発を行った弁護士
ラルフ・ネーダー
19
コトラーとアームストロング提唱、顧客、企業、社会三者のニーズを長期的かつ継続的に満たすマーケティングコンセプトとは何か。消費者の長期的利益あるいは社会的利益を配慮してマーケティングを行うだけではなく、企業の長期的な経営計画を統合する。
サスティナブル・マーケティング志向
20
ソーシャルマーケティング2つの流れのひとつで、WレイザーとEJケリー提唱した(1)のマーケティングは、企業マーケティングの社会的側面に注目するものである。彼らは(2)の質の向上を重要視しており、従来の企業に欠如していた社会的責任や社会倫理といった社会志向的な次元を強調した。コトラーらが主張した非営利組織のマーケティングと区別するために、(3)と呼ばれる。
社会的志向, 生活, ソサイエタル・マーケティング
21
2015年9月「持続可能な開発サミット」で、国連加盟国は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択した。その中に含まれていたのが、2016年から2030年までの持続可能な開発目標の(1)である。(1)には、「(2)」とされてきた、2000年から15年間における目標未達成の課題に加え、グローバルの共通課題である17の目標と169項目の達成基準が盛り込まれている。これらの目標には(3)や(4)などが含まれており、先進国にも共通の課題が含まれている。
SDGs, ミレニアム開発目標, 貧困削減, 気候変動対策
22
ポーターとクラマーは、社会貢献のコストは企業の戦略的な(1)を生み出すことを主張し、フィランソロピーを通じた戦略について提唱している。企業はフィランソロピーを遂行するにあたり、事業を行っている地域へ(2)を果たしながらも、(3)を追求している株主に合理的な説明をする必要がある。
優位性, 社会的責任, 利益
23
ソーシャル・マーケティングは2つの流れがある。ひとつは(1)で、もうひとつは(2)で別名(3)と呼ばれている。
非営利組織のマーケティング, 社会的志向のマーケティング, ソサイエタル・マーケティング
24
公衆衛生、治安、環境、公共福祉の改善を求めて、企業あるいはNPOが行動改革キャンペーンを企画あるいは実行するための支援手段のこと何と言うか。
ソーシャル・マーケティング
25
市場において消費者が主体的に企業や製品を選択し、利益を得る権利があるという考え方を何と言うか。
消費者主義
26
マーケティングを社会全体の利益向上のために応用することを(1)マーケティングと呼びます。(1)マーケティングの発展形ともいうべき(2)マーケティングは、(3)のマーケティングと呼ばれていて、営利組織である企業の(4)追求中心のマーケティングに対し、(5)との関わりを基本に置くマーケティングの概念です。
ソーシャル, ソサイエタル, 社会的志向, 利益, 社会
27
ソサイエタル・マーケティングは(1)のマーケティングと(2)のマーケティングの2つに分類される。(1)のマーケティングは、1960年代のコンシューマリズムの展開の中で、企業は社会に対してどのような責任を全うするべきかという観点からスタートした。一方、(2)のマーケティングは、企業と社会の関わりは本業の製品やサービスにおいて、その安全性や環境への配慮という社会責任を果たすだけでなく、文化支援活動(3)や直接寄付活動(4)の活動によっても社会に貢献できるのではないかという観点である。
社会的責任, 社会的貢献, メセナ, フィランソロピー
28
J F ケネディ4つの消費者の権利とは、(1)権利、(2)権利、(3)権利、(4)権利である。
安全である, 知らされる, 選択できる, 意見を聞かれる
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コーズを社会的に普及させていくためのマーケティングアプローチを何と言うか。
コーズ・プロモーション
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企業がコーズを利用して自社の製品やサービスをプロモーションする事を何と言うか。あくまで社会的な関心をプロモーションとして利用し、企業活動としての効果を得ようとする点にある。
コーズ・リレーテッド・マーケティング
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芸術文化支援を意味するフランス語を由来し、企業が資金を提供して、文化芸術活動を支援すること
メセナ
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人類愛を意味するギリシャ語に由来し、企業が慈善団体やNPO法人などに対して、直接寄付によって支援を行う事を何というか。直接寄付であるため、コーズ・リレーテッド・マーケティングとは概念的に区別される。
フィランソロピー