問題一覧
1
ある研究テーマの既存の疫学(主にランダム化比較試験)集積し、それらの結果を評価して、総合的に1つの結論を導く手法。
システマティックレビュー
2
システマティックレビューの一種で、ある研究テーマの既存の疫学データ(主にランダム化比較試験)集積し、それらのデータを統合して、統計解析し、総合的に1つの結論を導く手法。
メタアナリシス
3
多人数の中から疾病や異常のある者を効率よく選び出す方法
スクリーニングテスト
4
敏感度(%)を縦軸に、偽陽性率(100-特異度(%))を横軸にプロットして得られる曲線。敏感度と特異度の関係が表される。
ROC曲線
5
主に患者対照研究から算出。要因の保有によって何倍の疾患になりやすいか。関連の強さを表す。稀な疾患の場合、相対危険度(リスク比)に近似する。
オッズ比
6
要因の保有によって、何倍疾患になりやすいか。関連の強さを表す。 コホート研究・介入研究から算出。
相対危険度
7
要因の保有によって何人疾患が増加したか。関連の大きさを表す。 コホート研究・介入研究から算出
寄与危険度
8
50歳以上の死亡割合
PMI(Proportional mortality indicator)
9
主な死因の構成割合(2022年) 1位2位3位
1位;悪性新生物(腫瘍) 2位;心疾患(高血圧性を除く) 3位:老衰
10
悪性新生物(腫瘍)の主な部位別にみた死亡率の年次推移 男性 女性
男性 1位:肺がん 2位:大腸がん 3位:胃がん 女性 1位:大腸がん 2位:肺がん 3位:膵臓がん
11
人口の増減を示す指標
再生産率
12
15~49歳(再生産年齢)までの女子の年齢別出生率の合計
合計特殊出生率
13
合計特殊出生数を女児のみで算出したもの
総再生産率
14
総再生産率の母親の死亡率を考慮して算出したもの
純再生産率
15
純再生産率の値(2022)
0.61
16
総再生産率の値(2022)
0.61
17
合計特殊出生率の値(2022)
1.26
18
年少人口割合の値
11.4
19
生産年齢人口割合の値
59.5
20
老年人口割合の値
29.1
21
年少人口指数の値(生産年齢人口100人が 扶養する人口)
19.2
22
老年人口指数の値(生産年齢人口100人が扶養する人口)
49.0
23
従属人口指数の値(年少+老年)(生産年齢人口100人が 扶養する人口)
68.2
24
老年化指数の値。年少人口100人に対する老年人口(2022年)
255.6
25
基幹統計調査の1つ。5年ごとの10月1日に実施。 日本国内に住むすべての人を対象とする全数調査。
人口静態統計
26
基幹統計調査の1つ。ある一定の期間(通常1年間)の人口の変動に影響する件数の期間調査。全数調査。
人口動態統計(国勢調査)
27
行政機関が作成する重要な調査
基幹統計調査
28
基幹統計調査以外のもの
一般統計調査
29
疾病の特徴などについて集団の実態を記述的に把握する方法。
記述疫学
30
記述疫学で見出した仮説(リスク要因と疾患との間にある因果関係)を検証(分析)する。
分析疫学
31
一時点の有病率と疑われる要因を調べ、相関関係などから分析する。
横断研究
32
要因に曝露している集団とそうでない集団を一定期間追って調査しつづけ、 罹患率(発生率)などから分析する
縦断研究
33
対象者を現在ある要因に曝露している群と曝露していない群に分け、将来に向かって疾病の発病状況などを観察していく方法である。 発生率が得られる。調査期間が長い。仮説の証明が容易。
前向きコホート研究
34
疾病を有する患者群と健常者である対照群に分け、過去の要因への曝露を調べていく後ろ向き研究である。稀な疾病も分析可能。 調査期間が短い。オッズ比を求められる。 仮説の証明が困難。
患者対象研究
35
対象者を過去にある要因に曝露した群と曝露しなかった群に分け、それぞれの集団で現在までに生じた疾病を比較検討する方法である。 発生率が得られる。仮説の証明が容易。
後ろ向きコホート研究
36
人為的介入によって特定の要因を変化させて、その影響を調べる
介入研究
37
ランダムに割りつけず介入研究を行う場合
非ランダム化比較試験
38
ランダムに割り付けて介入研究を行う場合。交絡が防げるため、結果の信頼性が高い
ランダム化(無作為化)比較試験 RCT(Randomized Control Trial)
39
James Lindの疫学研究 植民地への航海の途中で、船員に貧血、歯肉、皮膚骨膜から出血を起こし、衰弱する者が多発
壊血病
40
Peter Ludwig Panumの疫学研究 1846年ファロー島で発疹と高熱を伴う病気が流行
麻疹
41
John Snowの疫学研究 ロンドンで激しい下痢、嘔吐、高熱を症状とする病気が流行
コレラ
42
高木兼寛の疫学研究 海軍で下肢の倦怠感、知覚麻痺、浮腫、心不全の症状を呈する病気が流行
脚気
43
疾病の発生と経過を予防面から3相5段階に区分したもの
Leavell&Clarkの予防の3相5段階
44
第一次予防の例
健康増進と特異的予防
45
第二次予防
早期発見・早期治療と進行阻止(治療)
46
第三次予防の例
リハビリテーション
47
人の生活の質、生命の質を表し、その人が人間らしく充足した生活を送れているかどうかをはかる尺度
QOL
48
患者と歯科医師とが共同で作り上げる治療方針の決定
Shared Decision Making
49
物語に基づいた医療
Narrative Based Medicine
50
WHOの健康の定義
肉体的にも、精神的にも、社会的にも完全にWell Beingな状態であり、単に疾患がないことではない
51
従来の考え方:健康者と病人の境界が明瞭
対立概念
52
現在の考え方:健康者と病人の境界が不明瞭
連続概念
53
日本国憲法 第25条 第1項
すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
54
日本国憲法 第25条 第2項
国は、すべての生活部面において、社会福祉、社会保障および 公衆衛生の向上および増進に努めなければならない。
55
日本国憲法 第25条は何を示すものか
生存権
56
年少人口とは
15歳未満
57
生産年齢人口とは
15~64歳
58
老年人口とは
65歳以上
59
前期老年人口とは
65~74歳
60
後期老年人口
75歳以上
61
人口の変動に影響する事案
出生、死亡、死産、婚姻、離婚
62
2つの因子に因果関係がないのにも関わらず、第3の因子によって見かけ上関係があるように見えること。
交絡
63
生後一年未満の赤ちゃん
乳児
64
生後4週間未満の赤ちゃん
新生児
65
生後1週間未満の赤ちゃん
早期新生児
66
乳児死亡の原因第1位
先天奇形、変形、及び染色体異常
67
真の値からの偏り
バイアス