問題一覧
1
アストロバイオロジーの立場から宇宙の推移について述べた記述の中で、誤ったものを選べ
宇宙は時間の経過と共に酸化型の字宙から還元型の宇宙へと推移する。
2
宇宙に存在する元素について述べた記述の中で誤ったものを選べ
現在の学宙で多く存在する元素は第二周期の元素群である
3
C,H,Oを主体とする有機化合物の酸化還元反応に基づく地球型生命体に対し、他の元素を主体とする生命体の存在する可能性について、正しい記述はどれか
Cの代わりにSiを主体とする生命体が存在する可能性がある, 地球型生命体の酸化還元反応の結果としてメタンや二酸化炭素が生成される, 宇宙にも地球の地殻中にも元素としてのC.HOは比較的多量に存在するので、酸化還元反応にC,H,Oを用いる地球型生命体は、比較的初期の宇宙で存在しい生命体の基本的な形式といえる, Hの代わりにいを主体とする生命体が存在する可能性がある, Oの代わりにSを主体とする生命体が存在する可能性がある
4
生命活動に不可な元素「リン」の代わりに「ヒ素」を利用するバクテリアの発見に関する記述で誤りを選べ
このバクテリアは炭素(C)の代わりに珪素(S)も利用していた
5
アストロ・メタバイオロジーの立場から宇宙の進化と生命の誕生および進化を考察した記述で正しいものは次のいずれか?
宇宙の中で「水素」・「酸索」・「炭素」が濃縮している環境では、「炭素型生命体」が誕生し弱い, 「O2rich」な環境になればなるほど生命活動が増して、もっと生命に満ちた宇宙になる, 地球に生命が誕生したのは、「酸茶」と「炭素」の密度が高かったことが主因と考えられる, 現在の宇宙で確認されている生命体は、「炭素」を主要元素とする構成で作られている, 現在の宇宙が更に進化すれば、「シリコン(珪素)」を主体とした生命体が出現する可能性がある
6
「リン」の代わりに「ヒ素」を利用するバクテリアがアストロバイオロジーの領域に大きなインパクトを与えた理由について正しいものを選べ
地球型生命が利用する元素でさえ、周期表の下方に移行してきているという事実が明らかとなった, 今までの定説を覆す発見であり、生命の定義を広げて考える必要が示唆された, 生命は、想像以上に適応性が高い存在である可能性が示唆された, 地球外生命体探査に関して、これまでの常識を超えて広範囲に探査領域を広める 必要性が示唆された, 宇宙の進化の過程に沿った元素分布の移行が、生命体の進化にも反映されている 事実が確認された
7
地球外生命の探査に関する記述において誤りを選べ
地球の生命は、宇宙空間を漂流した石などに付着した細菌が起源だと考えられている
8
人間(ヒト)が宇宙に長期生活した時に生じる生理学的な変化は次のいずれか?
視機能の低下, 免疫機能の低下
9
宇宙で生じる視機能の変化は次のいずれか
うっ血乳頭の発生, 遠視化の進行
10
宇宙での長期滞在によって起こりうる病的状態は次のいずれか
尿路結石, B腰痛, 視力障害, 骨粗しょう症のリスク増大
11
地上よりも宇宙で行った方が有益と考えられる医療は次のいずれか
放射線治療, 骨折後のリハビリ, 座位での脳外科手術, 足の手術, 椎間板ヘルニア
12
宇宙飛行前後での椎間板の変化についての記述で正しいものはどれか
宇宙滞在中には椎間板の膨潤化が起こる, 地球帰後の重力再負荷は椎間板に急激な圧非をもたらす, 軽度の椎間板変性を有する飛行士の場合、宇宙から帰還した後に椎間板ヘルニアを生じるリスクがある
13
1 次の記述において、(1)から(4)までの中に入る語句の組み合わせの中で、正しいものを選べ 「高圧環境下では(1) などの組織中に溶け込んで蓄積していた(2)が、急速浮上のような不適切な浮上によって減圧されると、組織中に溶け込んでいた(2)が(3)して血流を阻害したり、組織を圧排することにより様々な障害を引き起こす病態を(4)と呼ぶ。
(1)血液や脂肪および筋肉 (2)窒素 (3)気泡化 (4)減圧症
14
減圧症の軽症タイプで生じる症状として正しいものは以下のどれか
関節痛, 筋肉痛, 皮膚の搔痒感
15
減圧症の重症タイプで生じる症状として正しいものは以下のどれか?
呼吸困難, チアノーゼ, 胸痛, 頭痛, 四肢麻痺
16
スキューバダイビングで息を止めたまま急浮上することにより、肺が過膨張となり、その外傷で発症する”空気塞栓症”についての記述のうち、正しいのはどれか。
浮上直後の意識障害で発症することが多い, 症状は中枢神経症状や胸痛で、通常重篤である, 皮下に侵入して皮下気腫を合併することもある, 水深に関係なく起こり、水深5m程度からの急浮上でも発症する可能性がある, 減圧症と空気塞栓症とは臨床的に鑑別は容易ではない
17
潜水病のリスク要因となるものは以下のどれか
深い深度までの潜水, 長時間の潜水, 反復潜水, 急浮上, 体調不良
18
潜水病の治療として適切なものは以下のどれか?
高濃度酸素投与, 再加圧療法, 輸液及び副腎皮質ホルモンや浸透圧利尿剤の投与
19
再加圧療法についての次の記述において、(1)から(5)までの中に入る語句の組み合わせの中で、正しいものを選べ。 「減圧症に対する再加圧療法とは、高圧酸素治療タンクを用いて、患者の全身を再び浴水時と同じ高気圧環境に戻すことにより、症状の原因となっている(1)の(2)を組織内に再融解させた後にゆっくりと(3)して、呼吸により(1)を組織から(4)へ排出させる治療法である。再加圧治療は(5)治療効果が期待できる。」
(1)窒素(2)気泡(3)減圧(4)体外(5)早ければ早いほど
20
中耳や副身腔などの気体を含んだ体腔の内外の圧力不均術による痛や損傷についての記述で正しいものを選べ。
上記の態を潜水医学ではスクイーズと呼んでいる, 鼻炎があると前頭部痛や類部痛が増強する, 鼓膜が内側に引っ張られて痛みを生じる, 耳抜きがうまくできないと鼓膜を損傷することもある, 虫歯治療の詰め物に空間があると強い出痛を生じる
21
潜行時に行う「耳抜き」の記述において適切なものは以下のどれか?
耳抜きは水圧によって鼓膜が陥凹する際の耳痛を緩和させる, 風邪を引いているとうまく耳抜きができない, 耳抜きがうまくできないときは唾を飲み込んでみる
22
潜水後の高高度移動における記述について適切なものは以下のどれか?
潜水後は一定時間飛行機に乗ることを避けたほうが良い, 西伊豆で潜水した帰路の箱根越えでも減圧症は起こりうる
23
山岳医学において注意すべき医学的事項は次のどれか?
低体温症, 低酸素血症, 減圧症
24
山岳医学において、急性高山病を生じる標高はいくらか
2500m
25
Sp02が90を切る可能性のある高度は 次のいずれか?
3000m
26
SpO2が80を切る可能性のある高度は 次のいずれか?
4500m
27
登山において酸素吸入を行うことが望ましい 高度は次のいずれか?
3000m
28
山岳医学において注意すべき医学的事項は 次のどれか?
頭痛, 吐き気, めまい
29
急性高山病の重篤な状態として、生命の危険に至るものは次のどれか?
脳浮腫, 肺水腫
30
山岳医学に関する次の記述の中で正しいものはどれか?
高齢者は若年者と比べて急性高山病を発症しやすい, 平地においてSp02が90%を割ると酸素吸入を検討する, 高地では高度が高まるほどSpO2は低下する, 低酸素に対しては登山の速度を緩徐にして高度に馴化させることが有効である, ダイアモックスは呼吸中枢を刺激して高山病の予防に有効とされている
31
高山病の予防として適切なものはどれか?
高い山は急がずゆっくり上る, こまめに水分を補給する, アルコール・喫煙を控える, 休養をしっかりとる, 口をすぼめて深くやや早い呼吸をする
32
エベレスト登山中に高度が血圧に及ぼす影響について述べた以下の記述で正しいものはどれか?
高地では高度の上昇に伴いSpO2は低下する, 収縮期血圧も拡張期血圧も共に上昇する
33
民間航空機の巡航高度は?
30000~40000ft
34
民間航空機の巡航高度における機外環境として、気圧はどの程度となるか?
0.2〜0.3気圧
35
民間航空機の巡航高度における機外環境として、気温はどの程度となるか?
-40°C~-50°C
36
民間航空機の巡航高度における機外環境として、湿度はどの程度となるか?
0%
37
民間航空機の飛行中における機外環境 (高度・気圧・気温・湿度)の組み合わせで正しいものは以下のどれか?
1万メートル・0.2気圧・-50°C・0%
38
民間航空機の巡航高度における機内環境として、気圧はどの程度となるか?
0.8気圧
39
減圧症の主たる原因として適切なものは次のいずれか?
低圧により組織や血液中から気泡化した窒素の蓄積
40
減圧症における次の症状のうち、関節周囲において発症するものはどれか
ベンズ
41
減圧症における次の症状のうち、発生頻度が一番高いものはどれか?
ベンズ
42
飛行中に急速減圧が生じた時に機内で生じる 現象とその対応について、以下の記述の中から適切なものを選べ
爆発音が聞こえる, 断熱膨張により霧が発生する, 低酸素状態となる
43
飛行中に急速減圧が生じた際にとるべき行動は どれか?
呼吸を止めずに続ける, 息を吐いての肺の過膨張を避ける, マスクが降りてきたら、できるだけ早期に装着する
44
減圧症と空気栓症における因の違いについて述べた 以下の文章中、(1)から(6)までの語句の正しい組み合わせを選べ 「(1)の減圧症は体内の組織に蓄積した(2)が気泡化して生じる症状であるのに対し、空気&栓症は(3)の(4)などによる圧外傷で肺胞内の(5)が血管に入って脳や心装・などの血答を詰めてしまうことで生じる。両者を合わせて(6)の減圧症と呼ぶこともある。」
狭義・窒素・肺・過越張・空気・広義
45
急速減圧時の息ごらえなどで生じる空気塞栓の症状は次のいずれか
脳梗塞, 肺梗塞, 心筋梗塞, 意識低下, 呼吸困難
46
次のスクイーズの症状のうち、航空機の上昇時に起こりやすいのは次のいずれか?
腹部の症状, 歯の症状
47
次のスクイースの症状のうち、航空機の下降時に起こりやすいのは次のいずれか?
耳の症状, 副鼻腔の症状
48
潜水医学と航空宇宙医学の関係についての記述として適切な記述は次のいずれか?
水中での浮力と宇宙での微小重力は人体に同じような作用を及ぼす, 宇宙服(EVAスーツ)の中の圧力では減圧症を起こしやすい, 潜水医学での急浮上と航空医学での急速減圧はほぼ同一の現象である, 航空医学におけるペンズやチョークなどの減圧症は潜水医学のテーマでもある
49
高度30000ftでのTUC (低酸素症で種々の動作や 判断力が障害されて意識がなくなるまでの有動意識時間)は次のいずれか?
1分30秒
50
航空機内で与圧系統に不具合が生じた場合に、 酸素吸入や与圧なしでも飛行を続けられる高度 は次のどれか?
3000m