問題一覧
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問1 下記の文章は、職業能力開発促進法の基本理念に関する記述である。この文中の(ア)及び(イ)に入る語句の組み合わせとして、次のうち正しいものを1つ選びなさい。 職業能力開発及び向上の促進は、産業構造の変化、技術の促進その他の経済的環境の変化による業務の内容の変化に対する(ア)を増大させ、及び(イ)に資するよう、労働者の職業生活設計に配慮しつつ行われることを基本理念としている。 (1) (ア)企業の生産性 (イ)企業の利益 (2) (ア)労働者の適応性 (イ)円滑な再就職 (3) (ア)労働者の賃金 (イ)所得の安定 (4) (ア)企業の競争力 (イ)雇用の拡大 (5) (ア)企業の柔軟性 (イ)経済の発展
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問2 下記の文章は職業能力開発基本計画に関する記述である。この文中の(ア)及び(イ)内に入る語句として、次のうち正しいものを1つ選びなさい。 厚生労働大臣は、職業能力開発促進法第5条の規定に基づき、職業能力の開発に関する基本となるべき計画を策定・公表している。この基本計画では、①技能労働力等労働力の「(ア)」の動向に関する事項、②職業能力の開発の「(イ)」に関する事項、③職業能力開発について講じようとする施策の基本となるべき事項を定め、国は、この中期的な基本方針に基づいて職業能力開発施策を実施している。 (1) (ア)需要 (イ)実施目標 (2) (ア)需要 (イ)実績 (3) (ア)供給 (イ)実施目標 (4) (ア)需給 (イ)実績 (5) (ア)需給 (イ)実施目標
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問3 職業能力開発促進法に基づく職業訓練の種類に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)普通課程の普通職業訓練の訓練期間は、高等学校卒業者等は1年、中学校卒業者等は2年である。 (2)短期過程の普通職業訓練の訓練期間は6ヶ月以下(訓練の対象となる技能等によっては1年以下)で、総訓練時間は700時間以上 である。 (3)職業訓練の種類は、普通職業訓練と高度職業訓練の二区分である。 (4)専門課程の高度職業訓練は、高等学校卒業者等に対して行われる職業訓練で、訓練期間は2年、総訓練時間は2800時間以上であ る。 (5)短期過程の普通職業訓練は、主として、在職労働者、離転職者等に対して行われる職業訓練である。
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問4 職業訓練指導員の役割は単に訓練を実施するだけでなく、幅広い分野に急速に広まっている。下記の文章は、その役割として具体的な業務内容を記述したものである。次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)訓練を実施する役割とは、単に市販の教科書や先輩が作成した指導案に沿って授業を実施することではなく、訓練生や訓練生が所 属する組織の問題解決に必要な能力を習得するために、訓練生自身が学習できる環境を提供することである。 (2)訓練の計画を立案し、評価する役割とは、訓練生や企業の訓練に対するニーズを満たすために、工夫していくことである。 (3)訓練を支援する役割として、就職相談はキャリアカウンセラー等の専門家に任せ、指導員は学習内容や学習方法について支援していく必要がある。 (4)指導員自身の専門分野の能力を高める役割として、職業能力開発大学校が企画している指導員研修をはじめ、各種研修、企業訪問、展示会等から技術動向を把握しておく必要がある。 (5)実際の職場とその環境を理解する役割として、職場が求める即戦力としての能力を把握し、訓練生が就職後短期間で職場に対応できるようにするために、訓練校で何を指導すべきなのか理解する必要がある。
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問5 下記の文章は、職業訓練における訓練計画に関する記述である。この文中の(ア)及び(イ)内に入る語句の組み合わせとして、 次のうち正しいものを1つ選びなさい。 職業訓練における訓練計画は、大きく2つのレベルに分けることができる。第1レベルの訓練計画は、(ア)といえるものである。 第2レベルは(ア)を具体化するための(イ)である。 (1) (ア)モデルプラン (イ)推進計画 (2) (ア)マスタープラン (イ)実施計画 (3) (ア)推進計画 (イ)モデルプラン (4) (ア)モデルプラン (イ)実施計画 (5) (ア)実施計画 (イ)マスタープラン
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問6 職業訓練における指導と計画に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)職業訓練における指導は、教科指導、生活指導及び職業指導から構成される。 (2)職業指導は、職業人としての生活・態度を涵養する指導活動である。 (3)教科指導は、教室や実習場での直接の指導以外に、その前段階の計画・準備・指導後の評価・改善のプロセスを含む。 (4)教科指導は、一般には学科指導と実技指導と分けて計画・実施する。 (5)教科指導は、日常の指導業務の中で最も多くの時間を費やす指導であり、職業訓練における指導の中核である。
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問7 普通課程の訓練実施計画を策定するために必要な一般的な様式として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)ジョブ・カード (2)訓練計画総括表若しくは訓練基準総括表 (3)訓練計画予定表 (4)年間予定表若しくは年間行事予定表 (5)時間表若しくは時間割
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問8 訓練計画予定表作成における各教科の実施時期の検討について、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)系基礎学科から専攻学科に進むことが原則である。 (2)基礎となる学科・実技からはじめ、段階をおって応用的となるように計画する。 (3)資格取得のための講習に対しては、関連教科の実施時期を考慮する必要はない。 (4)事故が発生する確率が高い危険作業の前や事故が起きることが多い時期に、安全衛生や安全衛生作業を実施し災害や事故を防止す る。 (5) 特定の学科と特定の実技を関連付けることができる実施時期とする。
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問9 訓練の形態に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)OJT(On the Job Training)は、職場での職務を通して、上司や先輩、同僚から指導を受けて仕事を覚える方法である。 (2)Off‐JT(Off the Job Training)は、一定期間職場から離れて試練を受ける方法である。 (3)SD(Seif Development)は、自己啓発であり、自分自身でテキストを読んだり、講習を受講するなどして学習する方法である。 (4)知識等を体系的に学ぶには、Off‐JTは適していない。 (5)Off‐JTは職場の課題から離れがちである。
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問10 実技指導の進め方に関する記述として、次のうち正しいものを1つ選びなさい。 ☆☆☆ (1)実技指導の4段階とは、導入、支持、実習、編集である。 (2)感覚運動系技能は、収集したさまざまな情報から最適な条件を選び出したり、様々な計画を立てるというような、頭の中で判断、企画することが中心になる技能である。 (3)「技能を構成する要素作業、概念、構造、手掛かり」を訓練の中で確かめる活動を(技能の技術化)という。 (4)知的管理系技能指導の進め方は、ルール学習→実行による検証→ルールの適応→課題分析のサイクルの繰り返しである。 (5)感覚運動系技能指導の方法は、要素行動の抽出→要素行動の適正基準確立→各要素行動の複合化とバランスの保持→確立した作業の定式化が有効である。
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問11 公共職業訓練を受講するものの選考時の要因として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)職業に必要な技能及びこれに関する知識を有している。 (2)職業訓練を希望することに熱意を持っている。 (3)受講を希望している訓練科に必要な学力を有している。 (4)受講を希望している訓練科に必要な適性を有している。 (5)公共職業能力開発施設で職業訓練を受講・終了するのに支障がないと認められる。
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問13 訓練生の理解と支援に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)個々の職業意識を十分把握しながら、職業訓練指導員が訓練生の職業能力の開発を行っていく必要がある。 (2)訓練生の心理状況は、キャリア形成を支援する立場から相対的に理解しておく必要がある。 (3)職業訓練指導員は、総合的な視点に立ってカウンセリングできる素養を身に着けておくことが求められている。 (4)訓練生を取り巻く社会環境に変化は、今後訓練生の受講心理に影響を与えている。 (5)職業能力開発の実戦で知りえた個人情報は、その取扱いに留意しなければならない。
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問12 学科の留意点に関する記述の中で、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)試験問題は、訓練目標に合わせて出題数及び難易度に考慮しなければならない。 (2)試験問題の例示及び用語は、誤解されやすいものは避け、簡明であるほどよい。 (3)試験問題は、習得程度の判定に直接関係のあるものだけで構成してはいけない。 (4)試験時間は、所定時間内に解答することが出来るよう、短すぎても長すぎてもよくない。 (5)試験の採点方法により、成績が影響されることがなくなるように配慮しなければならない。
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問14 ハヴィガーストの生涯発達心理の青年期における心理特徴の発達課題として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)同年代の両性の友人と新しい成熟した関係を確立する。 (2)男性あるいは女性として社会的役割を身に着ける。 (3)両親や他のの大人から情緒的に自立する。 (4)職業生活を充実させ、一定の生活水準を維持・確保する。 (5)社会的に責任のある行動を求めそれを成し遂げる。
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問15 GATBは多種多様な職業分野において、仕事を遂行する上で必要とされる代表的な9種の適正能を測定する適性検査である。測定される適正能として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)知的能力 (2)対人折衛能力 (3)言語能力 (4)数理能力 (5)運動共応
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問16 下記の文章は、面接の留意点に関する記述である。この文中の(ア)及び(イ)の入る語句の組み合わせとして、次のうち正 しいものを1つ選びなさい。 必面接は、訓練生を理解するうえで欠かせないものである。場合によっては作為的に不自然な状況を作り出すこともあり得るため、注意が要である。それゆえ、面接にあたるものは、心が大きく、視野が広く、問題解決に「(ア)」な判断力を備え、「(イ)」に評価できる人物が望ましい。さらに技術的には、カウンセリング手法を身に着けておく必要がある。 (1) (ア)冷静 (イ)客観的 (2) (ア)冷静 (イ)主観的 (3) (ア)冷静 (イ)楽観的 (4) (ア)大胆 (イ)客観的 (5) (ア)大胆 (イ)主観的
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問17 精神疾患における症状の説明として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1)統合失調症の症状の一つである陽性症状は、幻覚や妄想、思考の混乱などが主な症状である。 (2)統合失調症の症状の一つである陰性症状は、感情表出が減少し表情が乏しくなる、声が単調になる、周囲に無関心、といった症状や自発性の低下が見られる。 (3)気分障害とは、一般的にうつ病や躁うつ病といわれる疾患の総称である。気分が高まったり、逆に憂うつになったりする気分の変動が病的に出現するのが気分障害である。 (4)うつ病の発症頻度は躁うつ病の約1割程度の確率といわれており、躁うつ病に比べて発症頻度は低い。 (5)てんかんには、無意識に歩き回るタイプの発作や脱力して倒れてしまうタイプの発作があり、怪我や事故に繋がらないようにすることが極めて重要となっている。
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問18 生活指導上の留意点に関する記述として、次のうち正しいものを1つ選びなさい。 (1)生活指導は、人間の価値の重要性を認識し、自己完成への働きを助けるものであることから、命令的もしくは説教的方法が効果的である。 (2)生活指導は、訓練時間内のみ、施設内のみに限定されるものであるが、家庭や地域社会にまで及ぶ状況が起きた場合は、人権・プライバシーに配慮し慎重に対処すること。 (3)生活指導は、担当職員によって成果が達成されるべきものである。 (4)訓練生に対する指導状況については、継続的に記録し、指導内容、進歩状況、結果等の記録について自己評価を行い、適正な指導に努めること。 (5)生活指導は、問題を持つ者や、少数の選ばれた者のみを対象として行われるもので、すべての訓練生について行われるものではない。
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問19 訓練生に対するカウンセリングで心がけるべきポイントに関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1) 相談室は静かで適当な広さの小部屋が望ましい。 (2) カウンセリングは、その訓練生の心理状態が安定しているときを選ぶようする。 (3) 相談者はよい話し手になって、来談者と議論を深めるようにする。 (4) どの訓練生のどんな問題についても、先入観念を持って善悪批判をしてはならない。 (5) 最初の話題は、日常生活の明るい、身近なことから取り上げる方がよい。
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問20 労働基準法に関する記述について、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1) 労働者が国籍、信条、社会的身分によって、労働条件のうえで差別を受けることのないよう保護している。 (2) 労働者の意思に反して強制的に働かせることを禁止している。 (3) 労働時間中に、選挙権、被選挙権、最高裁判所裁判官の公民としての権利を行使する場合には、労働者は使用者にそのために必要な時間を請求できることが保証されて保障されている。 (4) 常時10人以上の労働者を使用する事業の使用者は、文章で就業規則を作り、これを労働基準監督署長へ届ける義務がある。 (5) 就業規則には、①始業・就業の時刻、休憩時間、休日、休暇及び交代勤務 ②賃金、 ③職業訓練については必ず記載しなければならない。
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