問題一覧
1
唾液腺造影には( )と( )があり、狭窄や炎症などの診療に用いられる。特に、自己免疫疾患の( )診断に必要とされている。また、副鼻腔造影には、( )と( )が用いられ、形態や炎症の診断をするための検査法である。
耳下腺造影法、顎下腺造影法、シェーグレン症候群、上顎洞造影法、プレッツ氏造影法
2
胆のう・胆道造影法で経皮的穿刺胆道造影法には( )と( )があり、逆行性造影法は( )が行われる。
経皮経肝的胆道造影法(PTC)、経皮経肝的胆道ドレナージ(PTCD)、内視鏡的逆行性胆道造影法(ERC)
3
胃の固有胃腺の種類は( )( )( )があり、粘液分泌を行なっている
主細胞、壁細胞、副細胞
4
胃X線造影検査時に酒石酸ナトリウムから発生するガスにより胃を膨らませる( )と表面活性作用の性質を利用した( )を飲ませて検査を始める。
発泡剤、消泡剤
5
胃X線造影検査に用いられる硫酸バリウムは( )と( )の製剤に分けられる。
粉末製剤、ゾル製剤
6
バリウム濃度の計算式
図
7
最近は( )粘度( )濃度製剤が使用される。
低、高
8
十二指腸では、抗コリン剤投与による( )で造影する方法が行われる。
無管法
9
胃X線四⼤撮影法
充盈法、二重造影法、圧迫撮影法、粘膜撮影法
10
充盈法
硫酸バリウム造影剤200~250mLを投与し目安として胃体部の上の方まで充盈し、胃を伸展させて撮影する。 利点:胃液や食事残渣などの影響が少ない。撮影法が簡単。 欠点:胃体中央部の診断に盲点。病変の広がりや正確な形態的変化をとらえられない。
11
二重造影法
X線の透過性が大きい陰性造影剤である気体とX線の吸収性が大きい陽性造影剤である硫酸バリウム造影剤を組み合わせて撮影し、二重の対照度を利用して粘膜の微細な異常所見を描出する撮影法。 要点:体位変換でバリウムで粘膜面を洗い出す。蠕動抑制剤の活用が有効
12
圧迫撮影法
充盈されている胃の一部に圧迫を加え造影剤の層を薄くして、胃の前壁と後壁を近づかせ、胃の凹凸を写真像に描出させる方法。隆起性病変に有効。 利点 前後壁にかかわりなく撮影できる。 欠点 術後の差がでやすい
13
粘膜撮影法
少量の造影剤(50~100mL)を投与して、被検者を検査目的により背臥位または腹臥位にして、左右に体位変換させ、バリウムをひだに薄く分布させ、粘膜レリーフ像を得る。前壁の撮影に向く。 要点:バリウムが多すぎると粘膜ひだが埋まってしまう。ひだの集中・中断、潰瘍、ポリープなどの病変を描出。
14
注腸X線検査の前処置には( )と( )により、腸内洗浄が行われ、前投薬の( )と( )で消化管の蠕動運動を抑制する鎮痙剤を経内注射する
ブラウン変法、経口腸管洗浄液法、ブスコパン、グルカゴン
15
造影剤濃度は( )w/v%が使用され、硫酸バリウム粒子が小さく均質な( )が最適とされる。
80~100、コロイド状
16
撮影像から体位・造影法を記入せよ。
正常顎下腺造影 腹臥位または座位 唾液腺造影
17
撮影像から体位・造影法を記入せよ。
腹臥位 内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)
18
撮影像から体位・造影法を記入せよ。
背臥位二重造影正面像
19
撮影像から体位・造影法を記入せよ。
Schatzki体位、半立位右側臥位、半臥二重量造影:第2斜位(上部)、右側臥位二重造影 半立位二重造影第2斜位(シャツキー)
20
撮影像から体位・造影法を記入せよ。
右側臥位注腸X線検査 (直腸・直腸S状部)
21
PTCDは経皮経肝的胆道ドレナージの略語である。
正
22
DIC 造影は、腹臥位第1 斜位造影が適している。
誤
23
バリウム理想要件に流動・拡散・付着性良好がある。
正
24
小腸(十二指腸造影)には、経ゾンア法と経口法がある。
正
25
注腸でカテーテル直腸挿入を技師が行うと違法。
正
26
血管造影検査を行う上で侵襲となることを、下から選びなさい。
動脈穿刺をする, X線被曝, 造影剤を使用 , 長時間の拘束
27
CT検査を行う上で侵襲となることを、下から選びなさい。
X線被曝, 造影剤を使用
28
MRI検査を行う上で侵襲となることを、下から選びなさい。
造影剤を使用, 長時間の拘束, 狭い空間に入る , 音がうるさい
29
副作用には、造影剤投与後1時間以内に生じる即時性副作用と造影剤投与後1時間から1週間の間に生じる遅発性副作用がある。
正
30
虚血性心疾患とは、冠動脈の閉塞や狭窄などにより心筋への血流が阻害され、心臓に阻害が起こる疾患の総称である。
正
31
医療被ばくでは、線量限度が存在しない。
正
32
防護の正当化は、経済的・社会的な要因を考慮せずに、被ばくを合理的に達成できる限り低く保たなければならない。
誤
33
動脈を通る血液を動脈血、静脈を通る血液を静脈血という。例外は、心臓から肺への( )と肺から心臓へ入る( )の場合である。
肺動脈、肺静脈
34
( )は、酸素を多く含み(酸素ヘモグロビンの率が高く)、血液は鮮やかな赤をしており、( )は酸素を失っているので、どす黒い色になっている。
動脈血、静脈血
35
閉塞性動脈硬化症の略語
ASO
36
腹部大動脈瘤
AAA
37
経皮的ラジオ波焼灼術
RFA
38
上腸間膜動脈
SMA
39
経カテーテル肝動脈化学塞栓術
TACE
40
血管は、図のどの血管になるか。 腹腔動脈、脾動脈、 総肝動脈、 左胃動脈、、上腸間膜動脈
腹腔動脈 2 脾動脈 3 総肝動脈 4 左胃動脈 8 上腸間膜動脈 10
41
血管造影に用いる装置で、Under-tube型とOvertube型の装置のそれぞれの特徴を下に記載せよ。
・Under-tube型 ①X線管球が下方に位置する。 ②X線が患者を透過するため減少する。 ③X線管と被写体の間隔を密着させることができるため画質が良い。 ④撮影装置を被写体から遠ざけることにより、拡大撮影が行いやすい。 ⑤被写体とX線検出器間の距離が遠いほど画質が低下する。 ・Over-tube型 ①X線管が上方に位置する。 ②X線管と寝台の間隔が広いため患者のポジショニングがしやすい。 ②寝台空間が広いため多種の診断に使われる。 ③鮮鋭度が低い。 ④術者被ばくの増大
42
濃度が高く(白く)なる陽性造影剤には、CT検査に使用されるヨード系造影剤、MRI検査に使用される( )系造影剤、消化管検査に使用される( )等がある。
ガドリニウム、硫酸バリウム
43
ヨード系造影剤の副作用発現の危険因子として( )、( )、心筋疾患が挙げられる。
既往アリ、 喘息
44
図の眼底写真は、右眼か?左眼か?
左眼
45
図
図
46
図
図
47
腹腔動脈の分岐
図
48
胸部大動脈の解剖
図
49
図
図
50
図
図
51
点滴静脈腎盂造影(DIP)画像を⽰す。画像中の⽮印1と⽮印2が⽰す臓器(組織)はなにか。
1.腎臓 2.尿管
52
DIP画像を⽰す。画像の所⾒はなにか(何の病例か)
⽔腎症
53
排尿時膀胱造影(VCG)画像を⽰す。画像の所⾒は何か。
膀胱尿管逆流症
54
図
黄色:視神経乳頭、白:⻩斑
55
眼底カメラの画⾓は約( )度で、照明光と観察・撮影光を分離させるための( )を備えている。
50、リングスリット
56
図
図
57
図
図
58
図
図
59
図
図
60
急性副作用(即時型副作用)
定義:造影剤投与後1 時間以内に発現する副作用 (70%は投与後5 分、80%以上は30 分以内) アナフィラキシー反応による じんま疹、血圧低下、気管痙縮、喉頭浮腫、意識障害、ショック、一過性の悪心、嘔吐、熱感
61
遅発性副作用
ヨード系 定義:投与後1 時間から1 週間後に発現する副作用 悪心 、嘔吐、頭痛、かゆみ、皮疹、めまい、倦怠感 など 多く は造影剤との因果関係は不明
62
ガドリニウム系副作用
定義:投与後数日から数か月、ときに数年後に発現する副作用
63
前投薬(鎮痙剤) 注意をようする症状、 必要な指導
図
64
ブスコパン禁忌事項
①緑内障の患者 ②前立腺肥大のある患者 ③重篤な心疾患のある患者 ④麻痺性イレウスの患者 ⑤糖尿病の既往者はグルカゴンも不可
65
経口腸管洗浄液法(特徴、方法、利点、欠点)
図
66
ブラウン変法(特徴、方法、利点、欠点)
図
67
低緊張性十二指腸造影法
十二指腸の運動と緊張を除き、十二指腸を十分に拡張させて二重造影像を得る
68
顎関節症の3 大症状
①顎関節の痛み ②開口不全 ③顎関節雑音
69
歯科パノラマX 線撮影法
歯、顎、顔面領域の撮影法で、顎関節も同時に描出される。 開口状態と閉口状態との2 回の撮影を行うことで、1 枚の写真上に左右側、開 閉口時の顎関節の像を得ることができる。
70
図
図
71
唾液腺造影(前処置、造影剤、撮影法)
前処置:塗布局所麻酔(キシロカイン) 造影剤:油性ヨード造影剤 水溶性ヨード造影剤 撮影法:単純撮影 撮影条件、体位、撮影状態(石灰化の有無など)を把握
72
油性ヨード造影剤を使う撮影
①耳下腺造影 ・ステンセン管の開口部から造影剤を1 分程度→1.5ml 程度注入 ・患者が軽度の圧迫感を訴える程度 ②顎下腺造影 ・ワルトン管の開口部から造影剤を1 分程度→1.5ml 程度注入 ・患者が軽度の圧迫感を訴える程度 水溶性ヨード造影剤 ①細いカテーテルを使用する。手技は油性ヨード造影剤と同じ。 ・耳下腺造影で1.5ml~2.0ml 注入 ・顎下腺造影で1.5ml 注入
73
⾮イオン性造影剤は、浸透圧が低いために副作⽤が少ない。また、造影剤の重篤な副作⽤であるナフィラキシー様症状は要注意である。
正
74
顎関節症とは、「顎関節痛、雑⾳および異常顎運動を単独または併発して経過する⾮感染性、顕著な炎症病態を⽋く症候群」につけられた名称である。
正
75
顎関節撮影は左右⼀対で機能している特異な器官であるため、1回の検査で両側を撮影する場合が多く、Stenvers法が⽤いられる。
誤
76
顎関節造影は、顎関節の関節腔内に造影剤を注⼊して撮影を⾏う⼿法で、関節円板等の顎関節部軟組織の状態を把握するために⽤いられる。また、空気や炭酸ガスなどを注⼊する充盈法が⾏われる。
誤
77
涙嚢・⿐涙管造影法では、造影剤を涙⼩管(涙点)に注⼊し、涙嚢、⿐涙管の狭窄、拡張などの 形態を知る⽅法である。
正
78
副⿐腔造影法は、造影剤を副⿐腔に注⼊し、副⿐控の形態・粘膜の肥厚・炎症による液⾯の状態などを診断するために⽤いられる検査法である。
正
79
⽿下腺の導管はワルトン管であり、顎下腺の⾆下⼩圧に開⼝部をステンセン管という。また、⾆下腺では、⾆の下部両側にバルトリン管をもつ。
誤
80
肝臓造影法には、経⽪的肝嚢胞造影(PTC)や点滴静注胆道造影(DIC)などがある。
誤
81
唾液腺造影の診断⽬的に⼝腔乾燥症(シェーグレン症候群)がある。
正
82
唾液腺疾患には、唾⽯症・炎症性疾患・唾液腺腫瘍などがある。
正
83
唾液腺疾患の画像診断法には、パノラマ断層撮影法・⼆等分法・唾液腺造影撮影法などがある。
誤
84
胆のう・胆道造影法で、排泄性検査にPTCD造影法やERCP造影法がある。
誤
85
点滴静注胆道造影(DIC)の撮影体位は、仰臥位第2 斜位、または、⽴位第1 斜位である。その理由は、胆道(胆のう)と脊椎との重なりを防ぐためである。
誤
86
ERCP造影法とは、透視下・超⾳波ガイド下にて、穿刺針で胆管を穿刺し、胆のう管や胆道の閉塞の診断やステント挿⼊、胆管内病変の微細形態診断、胆管がんの伸展度診断が⽬的である。
誤
87
内視鏡的検査で、発展応⽤⼿技としては、内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)や内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)などがある。
正
88
⾷道の解剖で、⽣理的狭窄部位は「⾷道⼊⼝」・「⼤動脈交叉部」・「⾷道裂孔部」である。胃の固有胃腺の種類には、胃の領域によって「胃底腺」・「幽⾨腺」・「噴⾨腺」である。
誤
89
胃の分泌で、胃液は、1⽇あたり1〜2 ℓ 分泌され、胃酸(塩酸)の pH 1 〜 2 とされ、消化性ホルモンには、「ガストリン」・「ソマトスタチン」・「セクレチン」が分泌される。
誤
90
硫酸バリウム製剤は、「粉末製剤」と「ゾル製剤」とに分けられ、バリウム濃度計算式:B×有効成分/(B×有効成分/4.5)+A × 100 〔w/v%〕で表される。 A:添加⽔量〔単位:ml〕 B:製品量 〔単位: g〕
正
91
発泡剤は、成分である「重曹」と「酒⽯酸」から炭酸ガスが発⽣し、消泡剤の主成分は、ジメチルポリシロキサン(シリコーン)で、ガス・気泡の表⾯張⼒を低下させ、破泡させる性質を有する。
正
92
検査直前の前投薬として「ブスコパン」または、「グルカゴン」を筋⾁注射し消化管の嬬動運動を抑制する。禁忌事項には、「緑内障」・「前⽴腺肥⼤」のある患者には「グルカゴン」を注射する。
正
93
⾷道造影の⼆重造影像で、第⼆斜位は⾷道がホルックネクト腔に⼊る体位が必要である。
誤
94
胃造影検査の四⼤撮影法は、「粘膜撮影法」・「充盈撮影法」・「⼆重造影撮影法」・「圧迫撮影法」である。
正
95
胃造影撮影法の「粘膜撮影法」は、後壁病変の拾い上げに適しており、粘膜ひだの形態異常や陥凹性病変、隆起性病変を描出する。
誤
96
胃造影検査の「⼆重造影撮影法」で、半⽴位⼆重造影 第⼆斜位像は、Schatzki 体位と呼ばれ、胃体中部(⼤弯)〜幽⾨部(⼩弯)前壁の描出に優れている。
誤
97
⼗⼆指腸の運動と緊張を徐き、⼗⼆指腸を⼗分に拡張させて⼆重造影像を得る撮影法は、低緊張性⼗⼆指腸造影法である。
正
98
⼤腸造影検査の前処置には、「ブラウン変法」と「充盈法」があり、下剤等により⼤腸内の残渣を検査前に排出させる。
誤
99
⼤腸造影検査の前処薬として、消化管の嬬動運動を抑制するためには、「ブスコパン」・「キシロカインゼリー」を筋⾁注射する。また、潤滑補助剤として、「グルカゴン」を使⽤して、カテーテルを肛⾨に挿⼊時に利⽤する。
誤