問題一覧
1
「フォーカス不明」の感染症になりやすいものはどれか2つ選べ。 1.肺炎球菌性肺炎 2.チフス 3.化膿性関節炎 4.脳膿瘍 5.細菌性髄膜炎
2.チフス, 4.脳膿瘍
2
発熱患者から検出された培養検査のうち起因菌であることを強く疑うものはどれか1つ選べ
血液培養2セットから黄色ブドウ球菌を検出
3
敗血症(セプシス)の初期診療で間違っているものはどれか1つ選べ
すぐに広域抗菌薬を開始する
4
主に免疫記憶に関与する免疫担当細胞はどれか1つ選べ。 1. 1.リンパ球 2. 2.好中球 3. 3.好酸球 4. 4.マクロファージ 5. 5.血管内皮細胞
1リンパ球
5
抗菌薬の(血中濃度と比較して)髄液移行性について正しい組み合わせはどれか1つ選べ。 1. セファゾリン=ほぼ0% 2. セフトリアキソン=約50% 3. アンピシリン=ほぼ0% 4. メロペネム=約50% 5. バンコマイシン=約50%
1セファゾリン=ほぼ0%
6
敗血症(セプシス)を示唆する徴候はどれか1つ選べ
呼吸数≧22回/分
7
発熱性好中球減少症において迅速にカバーしなければならない病原微生物はどれか1つ選べ。 1. 黄色ブドウ球菌 2. カンジダ属 3. 大腸菌 4. 緑膿菌 5. 腸球菌
4緑膿菌
8
セプシスの治療方針として正しいものはどれか1つ選べ。
起因菌が判明したら積極的にde-escalationを行う
9
抗癌剤治療により発熱性好中球減少症の合併頻度が最も高い悪性腫瘍はどれか1つ選べ。
急性骨髄性白血病
10
日本における成人の細菌性髄膜炎で代表的な起因菌はどれか1つ選べ。
肺炎球菌
11
感染症診療において病原微生物を推定したり確定する意義として間違っているものは何か1つ選べ。
感染部位の見直しには役に立たない
12
グラム陽性球菌の特徴として正しいのはどれか3つ選べ
皮膚や鼻腔、口腔などの常在菌叢を形成したり定着したりする, 黄色ブドウ球菌や肺炎球菌などが含まれる, 皮膚バリア障害や嚥下機能低下などが存在すると起因菌になりやすい
13
尿路感染症の起因菌になりにくい微生物はどれか2つ選べ。
肺炎球菌, インフルエンザ桿菌
14
グラム陽性球菌に当てはまらない微生物はどれか2つ選べ。
大腸菌, インフルエンザ桿菌
15
現時点で抗ウイルス薬のないウイルス感染症はどれか1つ選べ。 1. ヒト免疫不全ウイルス(HIV) 2. アデノウイルス 3. B型肝炎ウイルス 4. インフルエンザウイルス 5. 単純ヘルペスウイルス
2. アデノウイルス
16
腸球菌について正しいものを1つ選べ。
3. バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)となる腸球菌は、フェシウムが多く、フェカーリスは少ない
17
カルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌(CPE)に対して正しいものを1つ選べ。
CPEの検出頻度が高い諸外国からの帰国者にはCPEを保菌しているリスクがある
18
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)について正しいものを1つ選べ
治療の第一選択薬はバンコマイシンである
19
AmpC型βラクタマーゼについて正しいものを1つ選べ。
染色体性のAmpC型βラクタマーゼによる感染症では、第3世代セフェム系薬を長期間使用していると徐々に耐性化し、治療に失敗する可能性がある
20
基質拡張型βラクタマーゼ(ESBL)について正しいものを1つ選べ。
敗血症などの重症のESBL産生菌による感染に対してカルバペネム系薬は第一選択であ
21
意識障害の原因で間違っているものはどれか1つ選べ。 1. 高炭酸ガス血症 2. 高アンモニア血症 3. 低K血症 4. 低血糖 5. 敗血症
3. 低K血症
22
頻呼吸の原因で間違っているものはどれか1つ選べ。 1. 疼痛 2. 肺血栓塞栓症 3. 肺水腫 4. 敗血症 5. 脳圧亢進
5. 脳圧亢進
23
薬剤熱について正しいものはどれか1つ選べ。 1. 比較的頻脈になりやすい 2. 入院中の発熱の原因として多い 3. 被疑薬を中止しても1週間以上は解熱しない 4. CRPが10を超えることはない 5. 薬剤熱を起こす薬剤は限られている
2. 入院中の発熱の原因として多い
24
頻脈の原因で間違っているものはどれか1つ選べ。 1. 高K血症 2. 甲状腺機能亢進症 3. 不安 4. 心室性不整脈 5. β刺激薬
1. 1.高K血症
25
血圧を規定する因子で間違っているものはどれか1つ選べ。
体温
26
痰のグラム染色で間違っているものはどれか1つ選べ。
肺炎球菌の場合は尿中抗原ほど有用ではない
27
市中肺炎の起炎菌で頻度の高いものはどれか1つ選べ。 1. アシネトバクター 2. 緑膿菌 3. MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌) 4. 肺炎球菌 5. クレブシエラ
4. 肺炎球菌
28
肺炎の治療に関して間違っているものはどれか1つ選べ。
画像所見が消失するまで治療を継続する
29
誤嚥性肺炎に関して間違っているものはどれか1つ選べ。
全例に抗菌薬投与が推奨される
30
気管支炎・肺炎で間違っているものはどれか1つ選べ。
気管支炎と診断したら抗菌薬が必要である
31
菌血症・敗血症に関して間違っているものはどれか1つ選べ。 1. 敗血症患者を疑うのに病歴は重要である 2. 黄色ブドウ球菌の菌血症は感染性心内膜炎などの合併症が起こりやすい 3. 敗血症性ショックで全身血管抵抗は上がる 4. フォーカス不明な敗血症の場合に血液培養結果からフォーカスが同定されることもある 5. 腸内細菌科の菌血症は胆管炎、腹腔内感染を疑う
3. 敗血症性ショックで全身血管抵抗は上がる
32
Sepsis-3に関して間違っているものはどれか1つ選べ。
敗血症性ショックは十分な補液の有無によらずに平均血圧、乳酸値で判断する
33
敗血症の治療として好ましくないものはどれか1つ選べ
積極的にガンマグロブリン製剤(国内)、遺伝子組み換え型トロンボモジュリン、エンドトキシン吸着療法を行う
34
血液培養陽性になりやすい微生物、病態はどれか1つ選べ
黄色ブドウ球菌による感染性心内膜炎
35
敗血症に関して間違っているものはどれか1つ選べ。
q SOFAの項目に脈拍数が含まれる
36
急性胆管炎の治療で最も重要な事項はどれか1つ選べ。
胆管閉塞解除
37
卵巣嚢腫の既往を有する47歳、日本人女性、受診1週間前より膀胱刺激症状があり、2日前より悪寒戦慄を伴う発熱が認められた。海外渡航歴・動物接触歴・シックコンタクトなし。体温40℃、血圧110/60mmHg、脈拍114回/分、呼吸20回/分、SpO2 95%(室内気)、右CVA knock pain(+)、尿中WBC30-49/HPF、初期対応として間違ったものはどれか1つ選べ。
培養採取する前に速やかに抗菌薬の点滴投与を行う
38
以下の文章で間違ったものはどれか1つ選べ。
尿中白血球を認めたら尿路感染症と診断する
39
HIV感染症を疑う情報として誤っているものはどれか1つ選べ。
長期に入浴しておらず見た目が不潔である
40
21歳、男性、既往歴なし。4日前にバーベキューをした。昨日より39℃台の高熱、腹痛が認められ、今朝より頻回の水様性下痢が認められるようになり受診。全身状態は悪い。便グラム染色を行った。最も適切と思われる治療はどれか1つ選べ。
レボフロキサシン
41
以下の文章で正しいものはどれか1つ選べ。
結核の治療を行う際に外科治療が必要になることがある
42
肺結核を疑うきっかけもしくはリスクとなる事柄として誤っているものはどれか1つ選べ。
咳嗽が1週間続いている
43
16歳、男性、生来健康、3日前より咽頭痛を自覚し本日より39℃の発熱が認められた。嚥下時痛が強く食事をとることが難しいとのことで来院した。次の中から溶連菌性扁桃炎の診断に関連する重要な所見はどれか1つ選べ。
右扁桃の白苔
44
咽頭炎よりも咽後膿瘍を疑わせる所見はどれか1つ選べ。
開口障害
45
22歳、女性、生来健康。3日前より37度台の発熱が認められた。昨日よりつじつまが合わない言動があり、部屋の中で誰かと会話をしていた。問いかけても適切な返答が返ってこないため。家族に連れられて救急受診となった。体温38.0℃、 血圧142/80、脈拍108/分、呼吸24/分、意識レベルE3V4M5、後部硬直なし、Kernig徴候なし、特異的な神経所見なし、血糖値98mg/dL。確定診断をつける上で最も重要な検査項目をはどれか1つ選べ。
髄液検査
46
感染症の診断で正しいものはどれか1つ選べ。
排尿時痛や頻尿がなくても尿路感染の可能性は否定できない
47
感染症診療の三角形に含まれないものはどれか1つ選べ。
バイタルサイン
48
次のうち感染症の診断で最も重要性が低いものはどれか1つ選べ。
CRP
49
次のうち数ヶ月の経過で悪化する感染症はどれか1つ選べ。
結核
50
敗血症と診断するのに必要な項目はどれか3つ選べ。
呼吸数, 血圧, 意識レベル
51
血液培養について間違っているものはどれか1つ選べ。
菌血症を疑っていなければ採取する必要はない
52
培養検査について間違っているものはどれか1つ選べ。
陽性になった場合はほぼ原因菌と判断できる
53
グラム染色について間違っているものはどれか1つ選べ。
結果を得るまでに数日を要する
54
喀痰培養検査について間違っているものはどれか1つ選べ。
どうしても痰が出ない場合は唾液を提出する
55
尿培養検査について間違っているものはどれか1つ選べ。
膀胱留置カテーテルが挿入されている場合はバッグ内から採取する
56
インフルエンザの肺炎合併を強く疑う兆候はどれか1つ選べ。
二蜂性発熱
57
サイトメガロアンチゲネミア陽性で抗ウイルス薬を投与すべき患者はどれか1つ選べ。
同種造血幹細胞移植
58
EBウイルス既感染と思われる検査結果はどれか1つ選べ。
EBNA陽性
59
風邪では合わない症状はどれか1つ選べ。
悪寒戦慄
60
インフルエンザでもっともみられる症状はどれか1つ選べ。
咳