問題一覧
1
熟字訓とは
漢字一文字ずつの読み方は未関係に単語全体で決められている読み方
2
二十回路説とは
読解や音読に関わる処理過程を音韻ルートと語彙ルートという二つのルートに分ける考え方
3
音読とは
対象となるものの名称を発話すること
4
音読の非語彙的音韻ルート
文字入力, 形態認知, 文字照合, 音韻照合, 音韻選択, 音韻配列, 構音運動プログラム, 構音運動実行
5
音読の語彙的音韻ルート
文字入力, 形態認知, 文字照合, 音韻照合, 語彙照合, 意味照合, 語彙選択, 音韻選択, 音韻配列, 構音運動プログラム, 構音運動実行
6
音読の音韻ルートの障害
音韻性失読
7
音韻性失読とは
非語の音読の際に似ている綴りの実在する単語に読み誤りやすい
8
深層性失読とは
音韻性失読と類似のメカニズムを有する失読
9
音読の語彙ルート
文字入力, 形態認知, 文字照合, 語彙照合, 意味照合, 語彙選択, 音韻選択, 音韻配列, 構音運動プログラム, 構音運動実行
10
表層性失読とは
熟字訓など読み方が典型的でない漢字単語の音読が困難
11
書称とは
対象となる物の名称を書くこと
12
書称の音韻ルート
非言語的記号の入力, 形態認知, 意味照合, 語彙選択, 音韻選択, 音韻配列, モーラ分解・抽出, 文字選択, 書字運動プログラム, 書字運動実行
13
書称の語彙ルート
非言語的記号の入力, 形態認知, 意味照合, 語彙選択, 文字選択, 書字運動プログラム, 書字運動実行
14
モーラ分解・抽出とは
音韻の配列が完了した後、仮名で表出する場合には配列された音韻を一番目から順に一つずつ抽出すること
15
モーラ分解・抽出の障害
音韻操作の障害
16
文字選択の障害
文字想起の障害
17
書字運動プログラムとは
脳内に正しく想起された文字の形態を書き表すのに必要な手指の動きに関する運動プログラムを書字運動記憶から選択する段階
18
書字運動プログラムの障害
失行性失書
19
失行性失書とは
文字の形態は頭にイメージできているにも関わらず書字という行為を実現することが困難になる状態
20
書字運動実行とは
書字運動プログラムに沿って上肢・手指を支配する神経が発火し最終的に書字に至るための機関を動かす
21
構成失書とは
背景に構成障害があり、書字に限らず空間に関わる様々な操作が困難になる状態
22
意味性錯書とは
文字の書き誤りで意味的に似ている文字と書き誤ること
23
意味性錯書はどの段階で生じるのか
語彙選択
24
音韻性錯書とは
文字の書き誤りで音韻的に似ている文字と書き誤ること
25
音韻性錯書はどの段階で生じるのか
音韻選択
26
書取とは
聞こえた言葉を文字に書き起こすこと
27
書取の非語彙的音韻ルート
音声入力, 音響分析, 音韻照合, 音韻選択, 音韻配列, モーラ分解・抽出, 文字選択, 書字運動プログラム, 書字運動実行
28
書取の音韻的語彙ルート
音声入力, 音響分析, 音韻照合, 語彙照合, 意味照合, 語彙選択, 音韻選択, 音韻配列, モーラ分解・抽出, 文字選択, 書字運動プログラム, 書字運動実行
29
書取の非音韻的語彙ルート
音声入力, 音響分析, 音韻照合, 語彙照合, 意味照合, 語彙選択, 文字選択, 書字運動プログラム, 書字運動実行
30
構文の理解単語の場合
音声入力, 音響分析, 音韻照合, 語彙照合
31
構文の理解文の場合
語彙照合を行う前に切り分ける作業が必要になる
32
構文の理解
パーシング, マッピング, 用言の活用形から事態の状況を解析する
33
構文の産生
語彙選択, 音韻選択, 音韻配列, 構音運動プログラム, 構音運動実行
34
文構造の解析能力を調べる検査(パーシング)
文法性判断検査
35
文の構成要素と意味役割との対応を調べる検査(マッピング)
動作絵とそれに対応する文を提示し設問に答えてもらう