問題一覧
1
*紀元前8世紀末の吟遊詩人 *古代ギリシャの二大叙事詩『イリアス』と『オデュッセイア』を製作
ホメロス
2
*唐の時代の漢詩人 *代表作『白氏文集』、『長恨歌』 *古くより「白楽天」の呼び名で知られる
白居易
3
*フランスの小説家 *代表作『ルーゴン・マッカール叢書』 *ドレフュス事件の際には「我弾劾す」から始まる公開状を寄稿し、アルフレド・ドレフュスを擁護
エミール・ゾラ
4
*ロシア・リアリズム文学を創始した作家 *代表作は戯曲『検察官』や小説『外套』、『死せる魂』
ニコライ・ゴーゴリ
5
*帝政ロシアの小説家 *代表作『戦争と平和』、『アンナ・カレーニナ』 *1853年のクリミア戦争に将校として従軍
レフ・トルストイ
6
*ロシアの作家 *代表作『大尉の娘』、『スペードの女王』 *妻を巡る決闘が原因で落命
アレクサンドル・プーシキン
7
*カルカッタ出身の小説家 *『虚栄の市』、『ペンデニス』 *主にイギリスで活躍し、同世代のディケンズとともにヴィクトリア朝を代表
ウィリアム・メイクピース・サッカレー
8
*フランスの詩人 *代表作『悪の華』、『パリの憂鬱』 *フランス象徴主義の創始者
シャルル・ボードレール
9
*フランスの小説家 *代表作『ボヴァリー夫人』、『感情教育』 *文学上の写実主義を確立
ギュスターヴ・フローベール
10
*アメリカの作家 *代表作『ハックルベリー・フィンの冒険』、『トム・ソーヤの冒険』 *本名はサミュエル・ラングホーン・クレメンズ *ペンネームは「川を蒸気船が航行する際の測深手の水先人への合図」から採った
マーク・トウェイン
11
*インドの詩人 *1913年に『ギタンジャリ』によってノーベル文学賞を受賞(アジア人初のノーベル賞) *インド国歌の作詞作曲、バングラデシュ国歌の作詞を担当
ラビンドラナート・タゴール
12
*イギリスの絵本作家 *イングランド北西部の湖水地方に滞在した経験を元に『ピーターラビットシリーズ』を製作
ビアトリクス・ポター
13
*イギリスの作家 *代表作『人間の絆』、『月と六ペンス』 *第一次大戦では軍医、諜報部員として従軍 *ロシア革命時は情報工作員として活動 *同性愛者として知られる *「世界の十大小説」を選出
ウィリアム・サマセット・モーム
14
*アメリカの小説家 *代表作『楽園のこちら側』、『グレート・ギャツビー(華麗なるギャツビー)』 *狂騒の「ジャズ・エイジ」を描いた作品を残した
F・スコット・フィッツジェラルド
15
*フランスの小説家 *代表作『夜間飛行』、『星の王子さま』 *自身のパイロットとしての体験に基づいた作品を多く発表 *WWⅡの際に偵察の為出撃し、地中海上空で行方不明
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
16
*アメリカの小説家 *代表作『エデンの東』、『怒りの葡萄』 *「アメリカ文学の巨人」と呼ばれる
ジョン・スタインベック
17
*植民地時代のインド出身の作家 *代表作『動物農場』『1984年』『カタロニア讃歌』 *本名はエリック・ブレア
ジョージ・オーウェル
18
*アメリカの作家 *代表作『夏への扉』、『月は無慈悲な夜の女王』 *「SF界の長老」とも呼ばれる
ロバート・A・ハインライン
19
*コロンビアの作家 *代表作『百年の孤独』、『コレラの時代の愛』 *マジックリアリズムの旗手
ガブリエル・ガルシア=マルケス
20
*ベラルーシのジャーナリスト *代表作『戦争は女の顔をしていない』、『ボタン穴から見た戦争』 *2015年にノーベル文学賞受賞(ジャーナリスト初)
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ
21
*イギリスの小説家 *代表作『その裁きは死』、『メインテーマは殺人』、『カササギ殺人事件』 *上記の作品で探偵ダニエル・ホーソーンや編集者スーザン・ライランドといったキャラクターを作成
アンソニー・ホロヴィッツ
22
*詩人、ボッカチオによる物語集 *ペストから逃れるためフィレンツェ郊外に引きこもった計10人の男女が退屈しのぎの話をするという内容
デカメロン
23
*イギリスの小説家、ジェーン・オースティンの代表作 *田舎町のロングボーンを舞台に、地主・ベネットの娘の結婚をめぐる騒動を描く
高慢と偏見
24
*フランスの作家、スタンダールの小説 *野心的な青年、ジュリアン・ソレルの生涯を通じて当時のフランス社会を批判 *「世界の十大小説」の一つ
赤と黒
25
*イギリスの作家、チャールズ・ディケンズの小説 *ケチな老人スクルージのもとに3人の亡霊が訪ねてくるという内容
クリスマス・キャロル
26
*アメリカの小説家、ハリエット・ビーチャー・ストウの小説 *初老の黒人奴隷の数奇で不幸な半生を描く *当時のアメリカで奴隷解放運動の高揚をもたらした *主人公の白人に対する従順な態度が後に批判を浴びた
アンクル・トムの小屋
27
*帝政ロシアの作家、ドストエフスキーの小説 *独自の理論をもとに犯罪に走った貧乏青年ラスコーリニコフの苦悩を描く
罪と罰
28
*ドストエフスキー最後の長編小説 *父親殺しの事件を軸にドミートリイ、イヴァン、アレクセイの三兄弟を描いた *「世界の十大小説」の一つ
カラマーゾフの兄弟
29
*ヘルマン・ヘッセの長編小説 *周囲の期待に押しつぶされて苦悩する優等生ハンスの姿を描いた *作者自身の神学校生活が下敷き
車輪の下
30
*カナダの作家、モンゴメリの小説 *作者が生まれたプリンスエドワード島が舞台 *原題は『Anne of Green Gables(緑の切妻屋根のアン)』
赤毛のアン
31
*マルセル・プルーストの長編小説 *紅茶に浸ったマドレーヌの香りがきっかけで昔の記憶が戻る場面が有名(→プルースト効果) *「最も長い小説」としてギネスに認定
失われた時を求めて
32
*アイルランドの作家、ジェイムズ・ジョイスの小説 *中年の広告取りレオポルド・ブルームを中心にダブリンのある一日を詳細に描いた *「意識の流れ」という手法を使用
ユリシーズ
33
*エーリッヒ・ケストナーの児童文学小説 *ギムナジウムを舞台に、クリスマスシーズンの学校で起こる大小の事件を、寄宿舎に住まう生徒たちが解決していく物語 *作中で上映される劇がそのままタイトル
飛ぶ教室
34
*イギリスの作家、トールキンのファンタジー小説 *『旅の仲間』、『二つの塔』、『王の帰還』の3巻から構成
指輪物語
35
*レイ・ブラッドベリによる小説 *本を燃やす仕事につくガイ・モンターグを主人公に、本の所持や読書が禁じられた社会での人間模様を描く *タイトルは「紙が自然発火する温度」を意味
華氏451度
36
*ゴールディングによる小説 *南太平洋の無人島に漂着した少年たちが島で対立する様子を描く *表題は聖書に登場する悪魔ベルゼブブを、作中では豚の生首を形容
蠅の王
37
*アイルランドの劇作家、サミュエル・ベケットの戯曲 *ウラディミールとエストラゴンという二人の浮浪者が田舎の一本道である人物を待ち続ける内容
ゴドーを待ちながら
38
*J・D・サリンジャーの長編小説 *高校を退学になった少年ホールデン・コールフィールドがクリスマス前のニューヨークの街をめぐる物語 *原題は『The Catcher in the Rye』
ライ麦畑でつかまえて
39
*ソ連の作家、ボリス・パステルナークの小説 *ロシア革命の混乱に翻弄される主人公の医師と恋人ララの運命を描いた *この作品でパステルナークはノーベル文学賞を受賞したが、ソ連は辞退を迫った
ドクトル・ジバゴ
40
*ドイツの作家、ミヒャエル・エンデによる児童向けファンタジー小説 *少年バスチアンが古本屋で出会った本の中の国に入り込むという内容 *この作品を翻訳した佐藤真理子とエンデは結婚した
はてしない物語
41
*アメリカの文化人類学者、ルース・ベネディクトの著書 *日本の文化を「恥の文化」、西洋の文化を「罪の文化」と定義 *一度も来日せずに執筆
菊と刀
42
*アメリカの生物学者、ジャレド・ダイアモンドによるノンフィクション書籍 *人類が五大陸で異なる発展を遂げた謎に言及 *ニューギニアのフィールドワークがきっかけ *1998年にピューリッツァー賞を受賞
銃・病原菌・鉄
43
*フランスの社会人類学者、クロード・レヴィ=ストロースの著書 *「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」という最終章の一節が有名 *ブラジルでの調査旅行を記録
悲しき熱帯
44
*日本の評論家、小説家 *代表作『小説神髄』、『当世書生気質(とうせいしょせいかたぎ)』 *シェイクスピア全集の翻訳も行った
坪内逍遥(つぼうちしょうよう)
45
*日本の詩人 *代表作『月に吠える』、『青猫』 *「日本近代詩の父」と評される *マンドリンを嗜み、作曲活動もしていた
萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)
46
*日本の詩人 *代表作『在りし日の歌』、『サーカス』、『汚れちまつた悲しみに……』 *ランボーを敬愛し黒い帽子やマントを着用
中原中也
47
*日本の詩人、小説家 *代表作『武蔵野』、『忘れえぬ人々』、『牛肉と馬鈴薯(じゃがいも)』 *佐々城信子と結婚するが、一年ほどで離婚
国木田独歩
48
*日本の時代小説家 *代表作『鬼平犯科帳』、『仕掛人・藤枝梅安』 *美食家や映画評論家の側面もあった
池波正太郎
49
*日本の詩人 *代表作『二十億光年の孤独』 *漫画『ピーナッツ』や絵本『スイミー』の翻訳も手掛けた
谷川俊太郎
50
*日本の小説家 *代表作『重力ピエロ』、『ゴールデンスランバー』 *自身が学生時代を過ごした仙台を舞台にした作品を多く執筆
伊坂幸太郎
51
*日本の小説家 *代表作『ある男』、『マチネの終わりに』 *京都大学在学中に『日蝕』で芥川賞を受賞
平野啓一郎
52
*日本の小説家 *代表作『四畳半神話大系』、『夜は短し歩けよ乙女』、『有頂天家族』、『ペンギン・ハイウェイ』 *大学時代を過ごした京都を舞台にすることが多い
森見登美彦
53
*日本の小説家 *2004年に『夜のピクニック』で、2016年に『蜜蜂と遠雷』で本屋大賞を受賞 *史上初の本屋大賞複数回受賞者 *本名は熊谷奈苗(くまがいななえ)
恩田陸
54
*日本の小説家 *2020年に『流浪の月』で、2023年に『汝、星のごとく』で本屋大賞を受賞
凪良ゆう
55
*日本の詩人 *代表作に詩集『死んでしまう系のぼくらに』や『夜空はいつでも最高密度の青色だ』がある *顔出しは一貫してNG
最果タヒ(さいはてたひ)
56
*日本の小説家 *代表作『元彼の遺言状』、『競争の番人』 *東京大学卒業後、プロ雀士、弁護士を経て専業作家に至る
新川帆立(しんかわほたて)
57
*岐阜県出身の小説家 *代表作『満願』、『黒牢城』、『<古典部>シリーズ』、『<小市民>シリーズ』 *大学生時代はネット小説サイト「汎夢殿」を運営
米澤穂信
58
*日本の小説家 *代表作『地図と拳』、『君のクイズ』 *大学院博士課程在学中に『ユートロニカのこちら側』でデビュー
小川哲(おがわさとし)
59
*徳永直によるプロレタリア小説 *印刷会社の労働争議を中心に、下積み労働者の闘争を描く
太陽のない街
60
*井伏鱒二の小説 *成長しすぎて自分の棲家である岩屋から出られなくなってしまった「ある生き物」の悲嘆をユーモラスに描いた作品
山椒魚
61
*有島武郎(たけお)の小説 *佐々城信子がモデルとされる *雑誌『白樺』の創刊とともに連載開始
或る女
62
*日本の劇作家、行友李風の戯曲 *「春雨じゃ、濡れて行こう」という、主人公が傘を差しかける舞妓に言うセリフが有名
月形半平太
63
*三島由紀夫の小説 *伊勢湾に浮かぶ歌島を舞台に、漁師の青年・新治と少女・初江の純愛を描く *舞台のモデルは三重県の神島
潮騒
64
*津村記久子の小説 *工場に勤める主人公ナガセが自分の年収と同じ金額で世界一周目指すという内容 *第140回芥川賞を受賞
ポトスライムの舟
65
*逢坂冬真のデビュー作 *独ソ戦を背景に、少女セラフィマが一流の狙撃手になることを目指す内容 *第11回アガサ・クリスティー賞を受賞
同志少女よ、敵を撃て
66
*日本の自由律俳句の俳人 *代表句『咳をしても一人』、『こんなよい月を一人で見て寝る』 *本名は秀雄
尾崎放哉(おざきほうさい)
67
*日本の自由律俳句の俳人 *代表句『分け入つても分け入つても青い山』、『まつすぐな道でさみしい』 *本名は正一
種田山頭火
68
*俳句革新運動の代表的人物 *代表句『赤い椿白い椿と落ちにけり』、『蕎麦白き道すがらなり観音寺』 *正岡子規の弟子として高浜虚子と並び称される
河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)
69
*日本生まれ、イギリス国籍の小説家 *代表作『日の名残り』、『私を離さないで』 *2017年ノーベル文学賞受賞
カズオ・イシグロ
70
*ギリシャ三大悲劇詩人の一人 *代表作『縛られたプロメテウス』
アイスキュロス
71
*太宰治の未完の絶筆 *戦後日本を舞台に雑誌編集長の田島周二を巡る複雑な恋愛模様を描く
グッド・バイ
72
*司馬遼太郎の歴史小説 *陸軍旅団長・秋山好古を主人公に明治維新から日露戦争勝利に至るまでの明治日本を描く
坂の上の雲
73
*平安時代後期以降に成立した作者不詳の物語集 *『虫愛づる姫君』や『貝合はせ』などの10編および未完の断片から構成
堤中納言物語
74
*日本の小説家 *医者としての経験をもとに『どくとるマンボウ航海記』や『楡家の人々』を記した
北杜夫(きたもりお)
75
*『運命』や『五重塔』などの理想主義的な作品で知られる作家 *写実主義の尾崎紅葉と並んで一時代を築いた
幸田露伴
76
*わずか2年の活動期間で『虐殺器官』や『ハーモニー』などのSF作品を残した作家
伊藤計劃
77
*アジア人女性として初のノーベル文学賞を受賞した韓国の作家 *代表作『菜食主義者』、『すべての、白いものたちの』
ハン・ガン