問題一覧
1
Instrumental ADLについてあてはまるものはどれか
乗り物移乗
2
診療の基本構造についてあてはまらないものはどれか
介護保険の導入
3
患者背景として診療上重要度が最も低いものはどれか
離婚歴
4
主訴的情報に含まれないものはどれか
身体所見
5
遺伝的疾患を考えたときに家族歴として最も考慮しなくてよいものはどれか
夫
6
若年者で気胸を起こしやすい人の特徴として誤っているものはどれか
肥満
7
肺血栓塞栓症のリスクとなる可能性が最も低いものはどれか
激しい運動
8
43歳女性、肺血栓塞栓症、深部静脈血栓症の既往があり経口抗凝固薬を内服していたが、過多月経のため自己中断していた。1時間前から突然呼吸困難感と胸痛が出現し症状が改善しないため来院した。体温36度、脈拍110回、血圧100/70、呼吸数25回、酸素飽和度91%。心音と呼吸音ともに異常を認めない。胸部に圧痛を認めない。症状の呼吸性変動を認めない。胸部レントゲンで異常を認めない。心電図で洞性頻脈を認めるが他に異常を認めない。この患者の診断に有用性が低い検査はどれか
喀痰培養
9
呼吸困難、呼吸不全について正しいものはどれか
呼吸困難とは「息が苦しい」という主観的な体験である
10
臨床推論を妨げるバイアスの組み合わせとして正しいものはどれか
Anchoring:最初に考えた診断に固執してしまう
11
心拍出量を規定する因子として誤っているものはどれか
体温
12
市中肺炎の原因菌として最も少ないものはどれか
大腸菌
13
以下の患者の動脈血O2含有量として正しいものはどれか。Hb7.6 SaO2:79% PaO2:34.9㎜Hg
8.15
14
鉄欠乏性貧血をきたす原因として不適切なものはどれか
暴飲暴食
15
呼吸整理とコントロール系、駆動系、ガス交換系について不適切なものはどれか
駆動系は呼吸の指令を与える役割を担う
16
急性冠症候群(ACS)の症状として典型的なものはどれか
冷や汗を伴うことがある
17
ACSの診断に有用なSETの項目として誤っているものはどれか
家族歴
18
ACSに対応するの手順として適切なものはどれか
ACS症例における心エコーは合併症の評価等に有用なツールである
19
5killer chest painに含まれないものはどれか
心タンポナーデ
20
急性肺塞栓症に関する記述として適切なものはどれか
抗凝固療法が治療の主軸となる
21
腎臓の機能に関して誤っているものはどれか
ビタミンDを不活化させる
22
次のうち誤っているものはどれか
利尿薬の使用によりFENaは影響を受けない
23
次のうち誤っているものはどれか
尿道カテーテルが留置されていれば腎後性腎不全は起きない
24
次の体液量減少を示唆すない身体所見はどれか
頸動脈怒張
25
次のうち体液量減少を示唆しない身体所見はどれか
起坐呼吸
26
次のうち透析の適応となるのはどれか
すべて
27
次のうち正しいものはどれか
利尿薬により腎機能が悪化しうる
28
臨床推論に必要な学習法として最も不適切なものはどれか
本で読んだ医学知識は臨床推論では役に立たない
29
症例とillness scriptの組み合わせについて誤っているものはどれか
65歳女性 差し込む胸痛、吸気で痛く、臥位でもより痛くなる イルネス:急性心筋梗塞
30
急性心不全を疑う患者に対しての心不全の可能性を最も高める所見はどれか
胸部レントゲンでのバタフライシャドウ
31
鑑別疾患の仮設を立てるときに行うべきこととして最も不適切なものはどれか
経験を積んだら一発診断のみで診断する
32
診断エラーについて誤っているものはどれか
徹底的検討法(VINDICATE-p)は診断エラーになりやすい
33
鑑別疾患を考える際に誤っているものはどれか
臨床推論をしたら仮説検証は必要ない
34
急性心筋梗塞にてステント治療が成功しその後入院した患者が急にショックになった。心原性ショックを考え、心エコー、心電図、採血を行ったが異常なし。それ以外にショックの鑑別が思いつかなかった。最終的にはACTH単独欠損症による 副腎不全であった。初めに鑑別は循環器系の疾患のみを想定し、それ以外の原因は全く考えなかった。こういう診断バイアスを何と呼ぶか
Anchoring bias
35
診断推論について正しいものはどれか
検査をする前に、検査で異常の場合と正常の場合の検査後確率をあらかじめ見積もることが重要である
36
診断推論における仮説演繹法について正しいものはどれか
仮説演繹法とは仮説を立てて仮説の検証を病歴、身体所見、検査の組み合わせで行う診断推論である
37
検査について正しいものはどれか
仮説の否定には感度の高い検査を選ぶ
38
二次性貧血に含まれないものはどれか
溶結性貧血
39
血小板減少症の鑑別として不適切なものはどれか
本態性血小板減少症
40
以下の電解質で異常値を示しているものはどれか
K5.4
41
血算に含まれないものはどれか
プロトロンビン時間
42
尿沈渣で円柱のうち健常者でも見られるものはどれか
硝子円柱
43
BUN10㎎/dl、Cr2㎎/dlのとき最も考えるべき疾患・病態はどれか
低たんぱく食
44
AST/ALT<1の場合に考えるべき疾患はどれか
慢性・急性肝炎
45
汎血球減少症を最も起こしにくいものはどれか
ITP
46
大血球貧血の原因になりやすいものはどれか
ビタミンB12欠乏症
47
網赤血球数が増加するものはどれか
溶血
48
特に基礎疾患のなり若年男性が急性虫垂炎で入院になった。画像上、脳腫形成は認めない。まずは抗菌薬加療を行う方針となった。最も適切な抗菌薬として考えられるものはどれか
セフメタゾール
49
40歳代男性。意識障害のため搬送。発熱、項部硬直があり、中枢神経感染症を疑い入院加療。肺炎球菌、髄膜炎菌による髄膜炎菌による髄膜炎、ヘルペス脳炎などを考慮しセフトリアキソン4g/日+バンコマイシン+アシクロビル開始となった。その後、髄液ヘルペスPCR陰性、血液培養および髄液培養でMSSAが検出された。アシクロビルは終了した。抗菌薬の単剤治療薬の選択として最も適切なものはどれか
セフェピム
50
入院患者の発熱への初期対応として最も適切なものはどれか
バイタルサインの確認
51
薬剤熱の所見として一般的でないものはどれか
熱に対して酸素化が悪い
52
発熱の原因として最も頻度が低いものはどれか
生活習慣病
53
周期性発熱の原因となる疾患として最も適切ではないものはどれか
尿路感染症
54
下気道感染症を示唆する症状として最も適切でないものはどれか
鼻汁
55
不明熱の定義に当てはまらないものはどれか
10日間続く熱で外来を本日初めて受診した
56
発熱の原因検索にあたり最も重要度の低い情報はどれか
経済的状況
57
発熱の原因となる悪性腫瘍としてまれなものはどれか
胃癌
58
発熱患者における敗血症を示唆する所見としてあてはまらないものはどれか
眼瞼腫脹
59
発熱と高体温について発熱のみにあてはまるものはどれか
体温調節中枢のセットポイントが上昇する
60
意識障害について誤っているものはどれか
意識障害患者が瞳孔不同、片麻痺を合併している場合、血糖を測定せずに画像検査を優先する
61
意識状態が悪い患者をみたらまずすべきことはどれか
ABC+OMIを確認する
62
Do Don’tについて誤っているものはどれか
50%ブドウ糖は生理食塩水500mlに溶かして点滴する
63
意識レベルの評価について誤っているものはどれか
GCSの合計点は1点から15点である
64
切迫するDについて正しいものはどれか
瞳孔の左右差は切迫するDに含まれる
65
意識障害の原因と身体所見で結びつかないものはどれか
クモ状血管腫ー腎不全
66
意識消失発作について誤っているものはどれか
意識消失発作とは判断したらAIUEO TIPSにそって鑑別をあげる
67
糖尿病が既往にある80歳男性。昨日より発熱、全身倦怠感を訴え食欲不振となった。今朝から腹痛、頻呼吸が出現し昼過ぎから呼びかけに反応しなくなった。バイタルサインは体温38.5度、血圧140/72、心拍数98回、sPO2:92%(6Lマスク下)呼吸回数22回。痛み刺激で開眼し、疼痛を与えると逃避しようとしている。顔面蒼白、四肢に網状皮斑がみられる。この患者にすべき対応として誤っているものはどれか
最初に頭部CTを撮る
68
一般的にAIUEO TIPSのElectrolytesに含まれないのはどれか
高カリウム血症
69
開眼し名前を呼んでも反応がない。「あーうー」と声を発している。上肢に痛み刺激を加えるとひっこめようとするが開眼しない。この患者のGCSはどれか。
E1V2M4
70
医療面接の目的に当てはまらないものはどれか
採血結果
71
面接の手順で最初に行うことはどれか
ラポール(信頼関係)を構築する
72
アルコールに関するCAGE Questionにあてはまらないものはどれか
集中力がなくなったか
73
面接の最初に患者の話を引き出すうえで最も重要なものはどれか
Open-ended question
74
解釈モデルの具体的な事項として最もあてはまらないものはどれか
症状の最も主要なものはどれか
75
抗菌薬投与中の発熱に対して行うことで誤っているものはどれか
ステロイドの投与を試してみる
76
外科的治療が必要な感染症はどれか
化膿性関節炎
77
感染臓器の推定に役立たないものはどれか
最高体温
78
入院患者の発熱の原因検索のため必ず行うべきものはどれか
デバイスの確認
79
感染症の緊急疾患はどれか
細菌性髄膜炎
80
qSOFAスコアに含まれないものはどれか
発熱(>38.5度)
81
医療関連感染症でないものはどれか
骨盤内炎症症候群(PID)
82
入院患者の発熱の原因として考えにくいものはどれか
カンピロバクター腸炎
83
外来で遭遇する感染症のうちCommon deseaseでないものはどれか
手術部位感染症
84
ドレナージが必要な感染症はどれか
膿胸
85
動悸と呼吸困難感を主訴に救急部に来院した患者の心電図モニター所見。(頻脈でQRS幅は狭く、RR感覚が不整。P派がはっきりせず)最も可能性が高いものはどれか。
心房細動
86
眼前暗黒感と数回の失神を主訴に受診。
心室頻拍
87
徐脈性不整脈について正しいものはどれか
心房までは正常に刺激が伝導されているが心室にうまく届かないものを房室ブロックという
88
心窩部痛を主訴に来院した患者。V1~V4でST上昇を認める。同部で一部異常Q派。
急性前壁中隔梗塞
89
心疾患と心電図の所見について正しいものはどれか
心筋梗塞部位の診断は合併症の予測に重要である
90
心電図の誘導法について誤っているものはどれか
胸部誘導は双極誘導の6つの波形が確認できる
91
心窩部痛を主訴に来院した患者の12誘導心電図を以下に示す。Ⅱ、Ⅲ、aVF、Ⅴ5、V6誘導でST上昇を認める
急性下壁、側壁梗塞
92
眼前暗黒感と数回の失神を主訴に搬送された患者。p派が二個に対してQRSが1つ落ちる。
モービッツⅡ型2度房室ブロック
93
不整脈を判断する順序について最も適切なものはどれか
身体所見ー脈拍数ーQRS幅ーRR間隔ーP派とQRSの関係
94
心電図の判読について誤っているものはどれか
ST上昇はP派の終わりからQRSの最初までの部分を基線として判断する
95
癌ゲノム医療について正しいものはどれか
癌ゲノム医療のエキスパートパネルでは病理学的事項を討議することもあるため、病理医の役割は重要である重要である
96
コオンパニオン診断に相当するものはどれか、正しいものを一つ選べ
浸潤性乳がんにおけるFISH法によるHER2遺伝子増幅の確認
97
迅速病理診断について誤っているものはどれか
迅速組織診断は、切除断端部における悪性腫瘍細胞の有無などについて病理診断を手術中に行うものであり、パラフィン包埋した組織をできる限り素早く処理することが重要である
98
病理診断について正しいものはどれか
がんの診断と治療では、臨床医と病理医、患者との情報連携がきわめて重要である
99
デジタルパソロジーや人工知能などの新しい医療について新しい医療について正しいものはどれか
診断困難な症例について、専門家に意見を聞く場合、ガラス標本そのものを送付するほうが望ましいが、デジタル化した顕微画像でも代替が可能である
100
病院における病理部について誤っているものはどれか
院内に病理部門を設置している施設と外部委託している施設で、病理検査の内容やかかる時間、臨床医とのかかわりはほぼ同じと考えてよい