暗記メーカー
ログイン
生物の多様性と生態系
  • 瀬璃

  • 問題数 52 • 1/8/2024

    記憶度

    完璧

    7

    覚えた

    20

    うろ覚え

    0

    苦手

    0

    未解答

    0

    アカウント登録して、解答結果を保存しよう

    問題一覧

  • 1

    (1)...ある場所に生息する植物の集まり。*(1)は多様な生物の生活の場になるとともに、大気や水質の浄化など(2)の様々な機能を担っている→様々な植生は、植物の(3)だけでなく、動物の(3)も支えている

    植生, 生態系, 多様性

  • 2

    (1)…生物を取り巻く環境を構成する要素。(2)…その生物に影響を与えるほかの生物。(3)…温度、光、大気中の二酸化炭素、土壌中の有機物など。(4)...(2)(3)をあわせて。(5)…(3)が生物に影響を及ぼすこと。(6)…生物が(3)に影響を及ぼすこと。

    環境要因, 生物的環境, 非生物的環境, 環境, 作用, 環境形成作用, 生産者, 消費者

  • 3

    (1)…発達した森林でみられる、上から(2)(3)(4)(5)コケ植物などが生える(6)などからなる構造。*森林は、草原に比べて(7)が占める空間が多く、構造も複雑であるため、森林には、高木、低木、草本など様々な植物が生育。

    階層構造, 高木層, 亜高木層, 低木層, 草本層, 地表層, 植生, 林冠, 林床

  • 4

    森林環境の光環境は(1)だけで決まるものではなく、太陽の方向や天気の影響を受けるため、森林の場所、一日の時刻や(2)により大きく変動する。①高木層の樹木が葉を広げている部分[(3)]に空隙がひらくと下層まで光が届きやすくなる⇒周囲に比べて明るくなる。②冬の(4)の林内は高木が葉を落とす⇒夏に比べて明るくなる

    階層構造, 季節, 林冠, 落葉樹林

  • 5

    (1)…岩石が(2)した砂などに、落葉・落枝や生物の遺体が分解されてできた有機物が混ざり合ってできたもの。※(1)は(2)した岩石を材料として、生物により作られる。※(1)は、植物の成長に必要な水や栄養分を蓄えるとともに、植物体を支える土台になっているため、植物にとって重要な(3)である。

    土壌, 風化, 環境要因

  • 6

    (1)…ある場所の(2)が時間とともに移り変わっていくこと。※(2)の(1)は時間をかけて進行し、そこに生育する植物の種類が変化していく。(1)の進行とともに、そこに生息する動物の種類も変化する。

    遷移, 植生

  • 7

    (1)…噴火直後の溶岩は岩石だけで有機物を含まず、(2)はまだ形成されていない。このような場所から始まる(3)。※(3)の進行とともに(2)や光環境も変化する。※(3)の早い段階の時期に侵入する植物の環境形成作用によって、(2)や光環境も変化する⇒それまで生育できなかった植物が侵入し、(3)が起こる。

    一次遷移, 土壌, 遷移

  • 8

    (1)[(2)]…(3)が形成されていない場所に最初に侵入すうる植物の種。(4)・(5)や一部の植物。※(1)は、貧栄養な場所や乾燥した場所でも生育することができる。※(1)は、種子などの拡散能力が高い。(4)…菌類の菌糸でできている構造に、シアノバクテリアなどの光合成を行う生物が入り込んで共存するもの。

    先駆種, パイオニア種, 土壌, 地衣類, コケ植物

  • 9

    (1)から始まる遷移①(1) ※(2)の枯死体がもとになって腐植がつくられ、(3)の形成が始まる。②(3)の形成 ※(3)が形成され始めると、(3)中の有機物の量が増え、水が保たれやすくなり、栄養分も増えていく。③(4)の侵入 ※(3)ができると、日当たりの良い環境でよく生育する植物[(4)]が見られるようになる。※(4)は日当たりのよい(5)初期にはよく生育できる。④(6)の形成 ※③のような環境で(5)が進むと(4)の性質を持つ(7)が(8)する(6)が形成される。※(8)…量的な割合が高い状態。⑤(9)の形成 ※(6)が形成された結果、(10)が暗くなると、日陰の環境に生育する植物[(11)]が見られるようになる。※発達した(6)の(10)では、(12)が増えてくる。※(7)と(12)が混在した(9)になる。⑥(13)の形成 ※(9)を経て(13)が形成される。※(13)にいたると(14)[(15)]になる。※(14)…全体としては大きな変化が見られない状況。※(16)…(14)に達した森林。

    裸地, 先駆者, 土壌, 陽生植物, 遷移, 陽樹林, 陽樹, 優先, 混交林, 林床, 陰生植物, 陰樹, 陰樹林, 極相, クライマックス, 極相林

  • 10

    ()に当てはまる単語を答えなさい

    裸地, 荒原, 草原, 低木林, 地衣類, コケ植物, ススキ, イタドリ, ヤシャブシ, 陽樹林, 陽樹, 陰樹, 陰樹林, クロマツ, タブノキ, アラカシ

  • 11

    (1)と光合成 地表に届く光の量…(1)の進行を促す環境要因の一つ。※草原の明るい環境では(2)は(3)に比べて葉の(4)が高く成長も早い。※樹木は草本に比べてより高く成長するため、草本は樹木の陰になる⇒草本の植生の次に(5)の植生に遷移することが多い。※(5)ができると、地表に届く光が少なくなるので、(2)の芽生えは生育しにくくなる。※(5)に(3)が侵入した場合(3)の芽生えは生育できる⇒(2)が枯死すると(3)を主とした森林となる。※(2)、(3)の区別は絶対的なものではなく相対的なものである。例)シラカンバはイタヤカエデと比べると(2)的

    遷移, 陽樹, 陰樹, 光合成速度, 陽樹林

  • 12

    (1)…単位時間当たりの植物の二酸化炭素の吸収量。(2)…単位時間当たりの植物の二酸化炭素の放出量。[(1)=(2)+見かけの光合成速度](3)…(2)と(1)がつり合い、見かけ上、二酸化炭素を放出も吸収もしない状態になるときの光の強さ。(4)…光が十分な強さになると、それ以上光を強くしても、(1)が光の強さに関係なく一定になる。この時の光の強さ。(5)…(4)に達し、一定になった時の(1)。※(2)はしかりが強くなると減少するが、上図では、(2)は一定であるものとして示している

    光合成速度, 呼吸速度, 光補償点, 光飽和点, 最大光合成速度

  • 13

    (1)…(2)のところどころにある、台風などによって木が倒れてできた森林のすき間のような場所。※(1)には光が差し込むため、大きな(1)の下は、(3)だけでなく(4)も生育できる。このような場所では部分的に(5)となる。(6)…森林にできた(1)における樹木の入れ替わり。※(2)は、絶えず部分的な破壊と(7)が繰り返されてながら、(1)サイクルの様々な段階がモザイク状に混じり維持されている。 **(8)(9)は下図中

    ギャップ, 極相林, 陰樹, 陽樹, 混交林, ギャップ更新, 再生, 遷移, 陰樹林

  • 14

    (1)…すでに(2)が形成されているような場所から始まる(3)。(2)中に種子や地下茎などが残っているので、(4)に比べて速く進行する。例)山火事や洪水、人為的な伐採が起こった場所など。※植生が大きく破壊された場所では、(5)とは異なり、既に(2)が形成されている。(6)…一年以内に種子から発芽、成長、開花、結実して枯れる草本。植物の栄養分となる(2)中の栄養塩類が多い環境で早く成長する。例)シロザ、外来生物(ブタクサ、オオアレチノギクなど)など。※耕作地跡地での(1)の初期では(6)が繁茂することが多い。

    二次遷移, 土壌, 遷移, 一次遷移, 裸地, 一年草

  • 15

    北極における(1) 高緯度の大地である(2)では、モデル的な(1)とは様子が異なる(1)が見られる⇒陸上で氷河がとけ、新たな大地が露出すると、大半は低温かつ極めて乾燥している(3)になる。そこから(1)が始まる。※(3)では、水分が溜まることのできる地形のくぼみなどに(4)や(5)などが出現⇒これらの植物は、異なる植物種に置きかわることはなく、環境が好適な限り存続する⇒環境が適さなくなると植物は生存できずに枯死し、その場所あるいは別の場所に同様な環境が生じると、何らかの植物が出現する。  モデル的な(1)…植生や(6)が時間とともに発達するという方向性がある。

    遷移, 北極圏, 極砂漠, 地衣類, コケ植物, 土壌

  • 16

    湖沼から始まる(1) (2)…湖沼が、土砂や生物の遺体が堆積することによって浅くなり、陸地になる過程でみられる(1)。(3)…(2)に対して、陸地から始まる(1)。 (2)の過程 ①湖沼における(1)の過程 ※湖沼にどのような植物が生育するかは、水深によって変わる。※湖沼が浅くなるにつれての遷移 (4)(クロモなど)⇒(5)(スイレンなど)⇒(6)(ヨシなど) (4)…植物体がすべて水中に沈んでいる植物。(5)…葉が水面に浮かんでいる植物。(6)…葉や茎の一部が水上に出ている植物。 ②陸地における(1)の過程 ※土砂などの堆積により、陸地になると、スゲ類などの(7)になる⇒さらに地下水位が下がって(8)がやや乾いてくるとハンノキなどの樹木が侵入⇒その後、(3)を同じ過程を経て(9)に達する。

    遷移, 湿性遷移, 乾性遷移, 沈水植物, 浮葉植物, 抽水植物, 草原, 土壌, 極相

  • 17

    (1)…森林や草原などから見てわかる(2)の様子。(3)…(2)を構成する植物とそこに生息する動物や微生物を含むすべての生物のまとまり。※日本のように(4)の多い地域では(5)として(6)が形成されることが多い。※日本の標高が高い山の頂上には、背の高い森林が形成されないこともあるが、世界には標高が低くても、森林が形成されない場所もある。このように、世界や日本における(2)には(7)がある。

    相観, 植生, バイオーム, 降水量, 極相, 陰樹林, 多様性

  • 18

    (1)…(2)を構成する植物のうち、量的な割合が高い種。※(1)は、その(2)の(3)を形作っている。※地球上には、気温や(4)などの違いから様々な環境があり、それぞれの環境に適応した植物で構成された(2)が成立。

    優先種, 植生, 相観, 降水量

  • 19

    陸上の(1) (2)…年降水量が豊富で、年平均気温が‐5℃以上の地域で成立する、樹木を中心とした(3)。(4)…年降水量の(5)比較的乾燥した地域で成立する。イネのなかまなどを中心とした(2)。(6)…年降水量が300㎜に達しない地域、もしくは年平均気温が‐5℃に達しない地域で成立する。厳しい乾燥や低温に耐えられる植物がまばらに生える(3)。※陸上の(1)はその環境における(7)の(3)であり、その(8)から、(2)、(4)、(6)に大別される。

    バイオーム, 森林, 植生, 草原, 少ない, 草原, 極相, 相観

  • 20

    (1)の(2) (3)(4)(5)…一年中高温多湿で季節変動は少ない熱帯・亜熱帯地域で成立。(6)が優占。森林の階層構造が複雑で種類も多い。例)フタバガキ類、ラン類 (7)…熱帯・亜熱帯と年平均気温は同じであるが、雨季と乾季がある季節で成立。雨季に葉を茂らせ、乾季に葉を落とす。(8)が優占。例)チークなど (9)…冬の寒さが穏やかな(10)地域で成立。硬くて光沢のある葉をもつ(6)が優占。例)カシ類、シイ類、(12)など

    森林, バイオーム, 熱帯・亜熱帯雨林, 熱帯雨林, 亜熱帯雨林, 常緑広葉樹, 雨緑樹林, 落葉広葉樹, 照葉樹林, 暖温, タブノキ

  • 21

    (1)…高緯度で、特に冬の寒さが厳しい(2)地域で成立。冬に落葉することで寒さに適応した(3)が優占。例)(4)、(5)、カエデ類など。(6)…冬に雨が多く、夏の乾燥が激しい(7)の地域成立。小形で厚く硬い葉をもち、夏の乾燥に耐える(8)が優占。例)オリーブ、ゲッケイジュなど (9)…年平均気温が0℃前後と寒さの厳しい(10)地域で成立。葉の面積が狭い(11)が優占。構成する樹種が極端に少ない。例)オオシラビソ、(12)、カラマツ

    夏緑樹林, 冷温帯, 落葉広葉樹, ブナ, ミズエラ, 硬葉樹林, 地中海性気候, 常葉広葉樹, 針葉樹林, 亜寒帯, 針葉樹, エゾマツ

  • 22

    (1)の(2) (3)…熱帯・亜熱帯の乾燥地域で成立。乾季は数か月に及ぶ。乾燥に強いイネの仲間が優占し、背丈の低い樹木が点在。例)イネのなかま、アカシアなど (4)…温帯内陸部にある乾燥地機で成立。雨季にはイネのなかまが優占し、樹木はわずかしか見られない。例)イネのなかまなど

    草原, バイオーム, サバンナ, ステップ

  • 23

    (1)の(2) (3)…熱帯・温帯の乾燥地域で成立。年降水量は300㎜を下回る。厳しい乾燥に適応した植物が点在するか、ほとんど見られない。例)サボテン類などの多肉植物 (4)・(5)…年平均気温が-5℃以下を気温が極めて低い寒帯地域で成立。(6)層は栄養分が少なく植物の成長が困難。耐凍性をもつ植物がわずかに生育。例)低木、草本、地衣類、コケ植物など

    荒原, バイオーム, 砂漠, ツンドラ, 高山植生, 永久凍土

  • 24

    (1)…熱帯から亜熱帯地域の海岸や河口の(2)(海水と淡水が混じり合う地域)の沿岸に帯状に分布する森林。特に、波による浸食が少ない場所で発達。※(1)は、綿製は狭いが、魚介類や鳥類・昆虫など多様な植物が生息⇒生物の多様性の維持にとって重要な(3)の一つである。日本の(1)…南西諸島から九州の南端の亜熱帯地域に分布。世界の分布の北限。例)メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギなどの(4)類の樹種などが優占。※日本の(1)の樹高は10m以下がほとんどであるが、東南アジアや太平洋諸島などでは樹高が30~40mの森林もみられる。(4)類…塩分濃度の高い湿地帯の環境に適応。(1)を形成。※(4)類は、土壌塩分濃度が高くても水を吸収できる根をもち、地表にだす呼吸根を呼ばれる根によって水中の酸素不足を補う。※通常の植物は、海水からは吸水できずに枯れてしまう。

    マングローブ, 汽水域, バイオーム, ヒルギ

  • 25

    日本は(1)が十分にあるので、高山や海岸、湿地など一部を除き、(2)の(3)は(4)になる⇒日本の(3)の分布を決めるおもな気候要因は気温である。

    降水量, 極相, バイオーム, 森林

  • 26

    (1)…日本でみられる、南北方向にはっきりした帯状の(2)の分布。※日本では、気温は北方にいくほど低下する。そのため、緯度に応じ、南北方向にはっきりした帯状に分布する(2)がみられる。

    水平分布, バイオーム

  • 27

    日本の(1) (2)…北海道東北部の(3)地域に分布。耐寒性が高い常緑の(2)が生育。例)トドマツ、(4)など (5)…東北地方から北海道南部に分布。冬に葉を落として寒さに耐える落葉の植物が生育。例)(6)(7)(8)など (9)…九州、四国から関東地方にかけて分布。常緑の植物が生育。例)(10)(11)(12)など (13)…沖縄や九州南端までの高温で湿潤な地域に分布。常緑の植物が生育。例)オキナワジイ、イジュ、(14)、(15)、アコウ、(16)

    水平分布, 針葉樹林, 亜寒帯, エゾマツ, 夏緑樹林, ブナ, ミズナラ, トチノキ, 照葉樹林, スタジイ, アラカシ, タブノキ, 亜熱帯雨林, ガジュマル, ヘゴ, ソテツ

  • 28

    (1)…月平均気温が5℃以上の各月について、月平均気温から5℃を引いた値の一年間の合計値。※一般的に植物の生育には、月平均気温で5℃以上が必要とされる。※(1)でみていくと、一定の範囲内に特定の(2)が成立することが知られている。

    暖かさの指数, バイオーム

  • 29

    (1)…気温は標高が100mますごとに0.5~0.6℃低下するため、低地から高地にかけてみられる(2)と同様な(3)の分布。※標高の低い方から順に(4)(5)、(6)、(7)、(8)に分けられる。

    垂直分布, 水平分布, バイオーム, 低地帯, 丘陵帯, 山地帯, 亜高山帯, 高山帯

  • 30

    ※本州中部の太平洋側の(1) (2)…標高2,500m以上。低木が生育。夏になると高山植物の(3)[(4)]がみられる。例)(5)、(6)、(7)、イワギキョウ、シナノキンバイなど (8)…標高約1,500~2,500m。(9)が分布。例)(10)、(11)など

    垂直分布, 高山帯, 草原, お花畑, ハイマツ, コマクサ, ハクサンイチゲ, 高山帯, 針葉樹林, シラビソ, コメツガ

  • 31

    ※本州中部の太平洋側の(1) (2)…標高700~1,500m。(3)が分布。例)(4)、(5)、(6)など (7)(8)…標高700m以下。常緑広葉樹が優占する(9)が分布。例)(10)、(11)、(12)、(13)など (14)…高木がなくなるところの標高の高さ。

    垂直分布, 山地帯, 夏緑樹林, ブナ, ミズエラ, トチノキ, 低地帯, 丘陵帯, 照葉樹林, スタジイ, アラカシ, タブノキ, クスノキ, 森林限界

  • 32

    (1)…ある地域に生息する生物の集団とそれを取り巻く(2)を一体としてとらえたもの。(3)…植物のように(4)から(5)を作る生物。(6)…ほかの生物を食べて栄養分を取りいれる生物。(7)…(6)のうち、生物の死がいや排出物を栄養分として取り入れて無機物にする過程にかかわる生物。※(1)のなかでは、様々な生物がそれぞれ役割を持って存在。

    生態系, 環境, 生産者, 無機物, 有機物, 消費者, 分解者

  • 33

    ①身近な場所でも、異なる(1)には異なる生物種が出現する。⇒地表、河川、海でも同様に、採取する場所が異なれば異なる生物種がみられる。②より大きな空間スケールでの(1)と生物との関係性の変化もみられる。※熱帯雨林では、年降水量が多く、光合成をするための太陽光も潤沢に降り注ぎ、標高が高い地域や高緯度の地域は、低温で夏が短い。⇒異なる気候帯の(2)には、それぞれの気候条件に適応した異なる生物種が生息。

    環境, バイオーム

  • 34

    ちりめんじゃこの中の生物の(1) ちりめんじゃこ…漁の直後には様々な生物が混在している。これを選別してカタクチイワシのみにしたもの。※無選別のちりめんじゃこには、小さなタコやイカ、カニやエビの幼生、魚類の稚魚などが含まれている。⇒日々利用している食材などからも、生物の(1)を実感することができる

    多様性

  • 35

    (1)が高い…生物の多様性の中でも、特に生物の種数が多いことを表現する場合にいう。※熱帯・亜熱帯雨林はほかの(2)と比べて確認されている生物の種数が多く、(1)に富んだ(3)である。※生物の(4)とは、生物の種数が多いことだけを意味するだけではなく、(3)における生命活動の豊かさを総合的に表すものである。※生物の(4)に重要な点は、(3)の中で多様な生物が互いに関わり合いながら生きていることである。

    種多様性, バイオーム, 生態系, 多様性

  • 36

    生物の(1)の3つの視点 生物の(1)には次の3つの視点がある。①(2) ②遺伝子の(1)[種内の(1)] ③(3)の(1) ※(2)は、生物種が何種類いるかをあらわす。※遺伝子の(1)は、同じ種であっても、個体ごとに遺伝情報が異なることで、形質に(1)が生まれることをあらわす⇒遺伝子の(1)が高いことは、環境変動や病気などに対して強い抵抗性を持つことにつながる。※(3)の(1)は、(3)には森林や河川、草原など様々な(3)があることをあらわす。※それぞれの(3)では、様々な生物が様々な関係を持ちながら生活している。

    多様性, 種多様性, 生態系

  • 37

    (1)と日本の(2) 1.(3)…地球上でも特定の地域にしか生息しない生物種。※(3)はその場所にしかいないため、その地域が人間活動により破壊されると、地球上からその種が失われることになる。2.(1)…(3)が多いという希少性にもかかわらず、人間活動による破壊の危機に瀕している地域。環境保護組織であるコンサベーション・インターナショナルが選定。※(1)は具体的には、1,500種以上の(3)()(種子植物・シダ植物)が生息しているが、原生的な植生の7割以上が改変されてしまった地域。※日本も(1)の1つである。3.(1)としての日本 ※日本列島は、南北に長く亜熱帯から亜寒帯までの気候帯に属し、また、島嶼や低地から高山帯までの様々な地域を含んでいる⇒日本列島は、非常に多様な(4)を有する。※日本列島は、大陸から隔離された洋上の列島という環境である⇒このような日本列島の環境は、地理的な独自性を生み、ここにしかない多くの植物種をはぐくんできた。

    生物多様性ホットスポット, 生態系, 固有種, バイオーム

  • 38

    (1)…生物同士の食べる・食べられるという鎖のようにつながった関係。(2)…(1)において、ほかの生物を食べること。(3)…(1)において、ほかの生物に食べられること。※(4)の中では異なる生物種は互いに影響を及ぼしあっている⇒(4)における生物同士のつながりは複雑で、バランスを保って成り立っている。

    食物連鎖, 捕食, 被食, 生態系

  • 39

    (1)…(2)における異なる生物同士の関係性は網のようにつながっている。このような(3)や(4)を介した生物同士の複雑な絡み合い。※(1)の中では、(5)の生物種は必ずしも直接的に(6)を利用しない。⇒しかし、これらの生物種は、(6)を(3)した別の(5)を(3)することなどにより、間接的に(6)を利用している。※(7)における生物の関係は、段階的なものであり、たくさんの生物種によって(1)が形成。(8)…(6)を第一段階をとした(2)の各段階。(9)…(8)を積み上げてこの数量的な関係をあらわしたもの。※ある(7)に着目したとき、そこに生息している生物は、一般に(10)よりも(11)の数量(個体数など)の方が多い。

    食物網, 食物連鎖, 捕食, 被食, 消費者, 生産者, 生態系, 栄養段階, 生態ピラミッド, 捕食者, 被食者, 一次消費者, 二次消費者, 三次消費者

  • 40

    (1)に富む(2)とそうでない(2) ※(3)において、各(4)における生物が1種だった場合⇒特定の種しか、かからない病気が流行したり、特定の住処が破壊されてしまったりする⇒この(2)のなかのある種が(5)⇒(3)が崩壊し(2)のバランスが保たれなくなる可能性がある。※(3)において、各(4)に複数の種がいる場合⇒結果的に(3)に与える影響がある程度抑えられる場合がある。※(2)における(1)の高さは、(2)全体のバランスを保つことにつながる。(5)…地球上から特定の生物がいなくなること。または、ある地域において特定の生物がいなくなること。

    種多様性, 生態系, 食物連鎖, 栄養段階, 絶滅, 生産者, 一次消費者, 二次消費者, 三次消費者

  • 41

    (1)…(2)内で(3)の上位にあってほかの生物の生活に大きな影響を与える生物種。例)ラッコ、ヒトデなど ※ラッコのような生物種は、(2)全体に大きな影響を与える。※(4)の上位にある生物は、下位の生物の個体数の変動に直接かつ間接的に大きくかかわるので、(1)になりやすい。(5)…石造建築物の要石のことで、それがないと全体の構造が崩れてしまうものを指す。(6)…直接的には(7)・(8)の関係がない生物の間でみられる影響。※ヒトデやラッコの事例では、(9)の個体数に対してのみ(1)が直接的に影響を及ぼしている⇒しかし、結果的にはそれらの(9)の個体数が、さらに下位の(9)の個体数に影響を与えていた。

    キーストーン種, 生態系, 食物網, 食物連鎖, キーストーン, 間接効果, 捕食, 被食, 被食者

  • 42

    オオカミの(1) アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園では、(2)であるオオカミが(3)したことで(4)全体に大きな影響が出たため、オオカミの(1)を行った。※大型の(5)も(6)することができる上位の(7)であるオオカミが(3)⇒大型のシカなどが増加⇒植生の変化やその他の哺乳類の生息分布にも影響が出た⇒1995年からカナダのジャスパー国立公園からオオカミを連れてきて、オオカミの(1)を行った⇒大型のシカの個体数が減少したり、分布が確認されなくなっていった。(8)であるアメリカビーバーが再び現れたりした。※(1)は賛否両論ある手法である。(1)されたオオカミが家畜を襲う恐れがあるなどの反対意見も根強く、様々な議論がなされた。※オオカミの(1)によって、失われていた生物間のつながりが再生され、(4)に一定の回復が見られた。

    再導入, キーストーン種, 絶滅, 生態系, 草食動物, 捕食, 捕食者, 生態系エンジニア

  • 43

    (1)…生息場所を改変することなどによって、その場所やそこに生息するほかの生物に影響を与える生物。例)アメリカビーバーなど ※(2)の上位に位置する生物種以外にも、(3)の中で役割が大きい種がいる。※アメリカビーバーが、樹木を根元からかじることで、河川へと押し入れて川をせき止め自然のダムを作る⇒ダム自体がアメリカビーバーの巣をなるだけでなく、川がせき止められることにより、水鳥や水生植物の新たなすみかを生み出す。※アメリカビーバーが樹木を倒すことでダムを作ることにより、様々な種類の環境が生まれる。

    生態系エンジニア, 食物連鎖, 生態系

  • 44

    (1)…物理的な外力によって(2)に変化をもたらす事象。例)山火事、洪水、台風、人間活動が原因となる事象など。※一般に、(2)は、様々な(1)によって常に変動しているが、その変動幅はある範囲内に収まっている。この状態を「(2)はバランスを保っている」と表現する。※(2)は、そこに生息する生物の相互の関わり合いのなかで、バランスを保って存在している。※私たち人間もまた、生物の1つの種であり、(2)の一部である⇒(3)が、(2)に及ぼす影響を考える。

    攪乱, 生態系, 人間活動

  • 45

    (1) ※(1)は生物にとって必要なものであり、(2)の中で(1)は様々な生物により消費される⇒さらには、菌類や細菌などの(3)の働きによって(4)へと変換される。この過程を(5)という。※河川のような水環境で(1)の量が増えすぎる⇒(2)の(5)の過程で(3)により水中の溶存酸素が大量に消費される⇒水中が酸素欠乏状態となる⇒その結果、本来生息していたはずの魚や植物などの水生生物が生息できない環境になってしまうことがある。

    有機物, 食物網, 微生物, 無機物, 無機化

  • 46

    (1)…(2)に影響を与える(3)のうち、(4)によって引き起こされるもの。例)(5)、土地の改変(森林を農地や宅地に転換など)、植生が過剰に被食(家畜の過放牧)、漁業による特定の生物種の(6)、(7)の流入[(8)や原油など]など ※(5)…本来は多く存在しない物質を(2)に過剰に入れてしまう(1)。※陸域では、森林の減少が著しく、年間に330万ヘクタールの森林が地球上から焼失しているといわれている。

    人為的攪乱, 生態系, 攪乱, 人間活動, 汚染, 乱獲, 汚染物質, マイクロプラスチック

  • 47

    1.(1)…環境中に存在する微小なプラスチック粒子。※プラスチックは生物によって分解されづらく、環境や生物体内に残りやすい⇒動物の体内から多くのプラスチック粒子が見つかっている。※(1)が(2)に与える影響については、陸上(2)と海洋(2)の双方で報告されているが、特に海洋における(3)が顕著で、懸念が高まっている。2.(1)の発生 ①普段使用しているプラスチック製品は、長期間紫外線に当てるとぼろぼろに風化する。[(4)]⇒それらがなんらかの要因で川に流れると、やがて海にたどり着く。②(5)(歯磨き粉や洗顔料に含まれる)やプラスチック素材からできた服を洗濯した後の排水に含まれる微細な繊維などは、下水処理場のフィルターを通過するほど小さい⇒使用頻度も高いため、その多くが海へとたどり着いていると考えられる⇒(6)の要因として注目

    マイクロプラスチック, 生態系, 汚染, 光分解, マイクロビーズ, 環境汚染

  • 48

    (1)…自然界で生じる(2)とは関係ない(3)。例)大雨による増水や鉄砲水などによる河川の(4)、台風などの強風時に森林で木々が投げ倒されることなど ※(3)が起こることによって、生物の(5)が維持されていた例がある。 新たにできた(6)では、そのような場所でよく生育する植物がみられる⇒治水事業に伴う護岸工事などの改修なされた河川では(4)が起こりにくくなす⇒河道が移動しなくなるため、(5)がなくなってしまう⇒その結果、(5)でみられる植物種のうち、いくつかの種は(6)のおそれのある種となる。

    自然攪乱, 人間活動, 攪乱, 氾濫, 多様性, 氾濫原

  • 49

    (1)(2)…(3)に備わる、(4)を受けても、元に戻ろうとする性質。※台風などによってできたギャップには、陽樹の芽生えなどが成長する。※(3)内の生物の種数や個体数の変動が起こっても、(1)がはたらくことで、その変動はある範囲内に収まり、(3)のバランスが保たれている。※(4)と再生の繰り返しにより、森林の(3)は維持されている。※(3)の(5)を超える大きな(4)[火山の噴火、(6)の爆発的な増加、人為的な開発など]がおこると、もとの(3)に戻らない場合もある⇒その結果、生物の(7)が減少するなどの事態が生じることがある。

    復元力, レジリエンス, 生態系, 攪乱, 絶滅, 外来生物, 多様性

  • 50

    1.生物種の(1)における人間の影響 現在、生物種の絶滅のおそれが極端に高いことが問題になっている⇒人間の影響がなかった時代の絶滅のおそれに比べて、現在は100~1,000高いを推定されている。※現在の急激な生物の(2)の減少の主な原因は、(3)によるものである。※日本に分布する種子植物とシダ植物の約7,000種のうち、1,786種(26%)が、哺乳類160種のうち、33種(21%)が(1)のおそれがある。※世界的にみると、1600年以降、77種類の哺乳類を130種の鳥類が絶滅したと推定されている。2.(4)…人里近くにあり、人間によって管理・維持された森林や水田なその地域一体。※日本では(4)や(5)が減少し、人里近くに生活していた多くの生物がその生息場所を失った。(例、トキなど)

    絶滅, 多様性, 人間活動, 里山, 湿地

  • 51

    (1)…(2)のおそれがある野生生物の種について、(2)の危険度をまとめたもの。(3)…(1)に掲載された種について生息状況や存続を脅かしている原因を解説した書籍。(2)の危険性が高い順に、絶滅危惧Ⅰ類、絶滅危惧Ⅱ類、準絶滅危惧に区分。※(3)のその他の区分 ①すでに絶滅した種[(2)] ②飼育・栽培下あるいは自然分布区域の外で野生化している種(野生絶滅) ③科学的な情報が十分でない種(情報不足) ④地域的に孤立していて絶滅のおそれのある地域個体の集団 ※(1)や(3)は、環境省のほか都道府県や学術団体なども発行。※国際的な自然保護団体である国際自然保護連合(IUCN)は、毎年、世界規模で(1)を作成。※IUCNの2014年の(1)には、22,000種以上(哺乳類の21%、鳥類の11%を含む)の動植物が(2)のおそれのある種として登録。

    レッドリスト, 絶滅, レッドデータブック

  • 52

    1.(1)の抑制 (1)は、本来自然界に存在する出来事であるが、人間社会にとっては、自然界で生じる破壊的な出来事は、全て害であり、災いであると捉えられがちである⇒そのため多くの国や地域において、(1)は抑制の対象になってきた。※例えば北米では、自然に生じる野火を積極的に消化してきた⇒山火事後の開けた場所でよく見られるような生物は、生息場所が減少。2.(2)(3)…風倒や山火事などの(1)によって倒れたり、枯死したりした樹木を(4)し、搬出する作業。※立ち枯れや倒木などの枯死木が散乱する森林の様子は、荒廃地としてみなされることが多く、片付けが必要と考えられてしまう。※世界中の(5)でも(2)は広く行われている⇒その結果、枯死した木に生息する甲虫や菌類などの(6)が脅かされている。3.(1)と(6) (1)は破壊的な出来事であるが、(6)も観点からみると、(1)は、実は重要な役割を果たしているといえる。※(1)が起きた場所でも時間が経つと、発達した森林よりも豊かな(6)をもつことがある。※(1)の起こった場所は、植生の(7)の出発点である⇒破壊された場所には、やがて異なる種類の生物が出現し、様々な生物に置き換わっていく。

    自然攪乱, サルベージロギング, 救援伐採, 伐採, 自然保護区, 生物多様性, 遷移