問題一覧
1
利尿薬の種類を4つ挙げよ
ループ利尿薬, カリウム保持性利尿薬, チアシド利尿薬, 浸透圧利尿薬
2
ループ利尿薬の薬物名
フロセミド, トラセミド
3
カリウム保持性利尿薬の薬物名
スピロノラクトン, トリアムテレン
4
チアジド系利尿薬の薬物名
ヒドロクロールチアジド, メフルシド
5
浸透圧利尿薬の薬物名
グリセリン, マンニトール, イソソルビド
6
胃底腺の( )細胞から分泌される塩酸は、胃内のpHを1-3にするのに役立つ
壁
7
分泌された塩酸は胃液を強酸性に保つことにより、異常発酵防止作用、殺菌作用を発揮する。また( )細胞から不活発な前駆物質として分泌される( )をペプシンに変換する。ペプシンはタンパク質分解作用を発揮する。
主, ペプシノーゲン
8
胃液は強酸性であることに加えて、タンパク質を分解する酵素( )を含んでいるのに胃が消化されないのは、噴門腺や幽門腺、胃底腺の副細胞から( )が分泌され、胃粘膜を覆っているからである
ペプシン, 粘液
9
消化性潰瘍は、塩酸などの(①)因子と、粘液などの(②)因子とのバランスが崩れて、相対的に(①)因子が有意になったときに発生する
攻撃, 防御
10
潰瘍の治療薬には、( )因子を弱める薬と( )因子を強化する薬がある
攻撃, 防御
11
シメチジンやラニチジンは、ヒスタミンが( )受容体に結合するのを遮断することによって( )分泌を抑制し、潰瘍治療効果を発揮する
H2, 酸
12
オメプラゾールやランソプラゾールは、壁細胞の( )を抑制することによって( )分泌を抑制し、潰瘍治療効果を発揮する。
プロトンポンプ, 酸
13
制酸薬は、過剰に分泌された( )を中和する目的で使われる。二次的に( )現象をもたらす欠点をもっている
酸, リバウンド
14
ヘリコバクター・ピロリ菌は、血液から胃粘膜内に漏出してきた尿素を( )に分解する。それが胃内のpHを( )させ、その結果ガストリン分泌が促進し、潰瘍をもたらす。近年胃癌との関連も指摘されている
アンモニア, 上昇
15
アスピリンを服用すると胃粘膜保護効果のある( )の生合成を阻害するので、胃炎やひどいときには( )になる
プロスタグランジン, 胃潰瘍
16
酸塩は胃底腺の主細胞から分泌される
✗
17
粘液は胃底腺の副細胞や噴門腺、幽門腺から分泌され、胃粘膜の自己消化を防ぐ
○
18
ペプシンは、炭水化物分解酵素である
✗
19
ヒスタミンは、壁細胞に存在するH2受容体に結合して酸分泌を促進する ??
○
20
ガストリンは、壁細胞に存在するG受容体に結合して酸分泌を抑制する
✗
21
アスピリンは服用すると、胃腸障害、ひどいときには胃潰瘍を起こす
○
22
アスピリンはプロスタグランジンの生合成を阻害することによって、潰瘍治療効果を発揮する
✗
23
アセチルコリンは、壁細胞に存在するM3受容体に結合して酸分泌を抑制する
✗
24
H2受容体遮断薬は、ヒスタミンを壁細胞に存在するH2受容体に結合できなくさせ、酸分泌を抑制する
○
25
プロトンポンプ阻害薬は、プロトンポンプを阻害し胃酸分泌を抑制する
○
26
酸塩は、胃内の異常発酵防止作用や殺菌作用をもっている
○
27
アルコールやタバコは攻撃因子とはなりえないので、胃潰瘍を発生させる心配はない
✗
28
ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃粘膜に生息するグラム陰性菌である
○
29
ヘリコバクター・ピロリ菌は尿素をアンモニアに分解する。発生したアンモニアにより胃液は酸性に傾く
✗
30
シメチジンは、H2受容体遮断薬である
○
31
ファモチジンは、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌薬である
✗
32
炭酸水素ナトリウムは、副作用を、引き起こす心配はない
✗
33
ストレスは、自律神経調節のバランスを崩し、特に副交感神経系の過緊張をきたしやすいので、痙攣性便秘を起こす
○
34
硫酸マグネシウムは、浸透圧作用を利用した塩類下剤である
○
35
グリセリン浣腸液は、内服で用いる下剤である
✗
36
アトロピンは、緑内障の悪化、尿閉塞、排尿障害、口渇、便秘なとの副作用を生じやすい。これらの副作用はH2受容体を遮断することによる
✗
37
催吐薬はどれ
アポモルヒネ
38
利胆薬はどれ
デヒドロコール酸
39
次の症状のうち、グリセリンを用いると良いものは?
便秘
40
膵消化酵素の作用を抑制するものはどれか
カモスタット
41
ヒスタミン受容体拮抗薬は?
ファモチジン
42
胃潰瘍の治療薬は?
H₂ヒスタミン受容体遮断薬
43
制吐薬のうち、抗コリン作用を示すのは?
ブチルスコポラミン
44
抗潰瘍薬は?
H₂ヒスタミン受容体拮抗薬
45
止瀉薬は?
ロペラミド
46
嘔吐は脊髄にある嘔吐中枢が刺激されることにより起こる
✗
47
嘔吐中枢近傍には、化学受容器引金帯がある
○
48
乗り物酔いは平行感覚をつかさどる半規管の影響を受ける
○
49
嘔吐により発現する症状は?
脱水, 低カリウム血症
50
制吐薬を5つ挙げよ
ドパミンD₂受容体拮抗薬, 5-HT3受容体拮抗薬, ヒスタミンH₁受容体拮抗薬, ニューロキニンNK₁受容体拮抗薬, フェノチアジン系鎮静薬
51
ドパミンD₂受容体拮抗薬の薬物名は?
メトクロプラミド
52
5-HT3受容体拮抗薬の薬物名は?
グラニセトロン
53
5-HT3受容体拮抗薬は強力制吐作用を有するので、抗腫瘍薬副作用の嘔吐抑制に用いられる
○
54
ヒスタミンH1受容体拮抗薬の薬物名は?
プロメタジン
55
ニューロキニンNK1受容体拮抗薬の薬物名は?
マロピタント
56
フェノチアジン系鎮静薬は?
クロルプロマジン
57
消化性潰瘍を発症させる攻撃因子及び防御因子の例 攻撃因子→防御因子の順で書け
胃酸消化酵素, 粘液粘膜血流
58
胃潰瘍を発症する要因
腫瘍, ストレス, NSAIDs, ステロイド
59
胃酸分泌抑制薬、胃粘膜保護薬を4つ挙げよ
H₂ブロッカー, PPI, プロスタグランジンE製剤, 粘膜保護薬
60
H₂ブロッカーの薬物名は?
シメチジン, ラニチジン, ファモチジン
61
ラニチジンやファモチジンの胃酸分泌抑制効果はシメチジンより劣る
✗
62
プロトンポンプ阻害薬の薬物名
オメプラゾール, ランソプラゾール
63
プロトンは胃の副細胞で作られる
✗
64
粘膜保護薬の作用機序及び薬物名
タンパク質と結合し保護, スクラルファート
65
プラスタグランジンE製剤の作用機序及び薬物名
胃粘膜の血流増加, ミソプロストール
66
胃の機能は、活発に運動して食塊を撹乱する上部と食塊をためる機能を持つ下部にわけられる
✗
67
胃の上部が食塊を受容することによりさらに弛緩することをなんというか
受容弛緩
68
食塊が幽門部に集まると幽門括約筋の収縮が起こる
✗
69
消化管運動機能改善薬を2つ挙げよ
ドパミン受容体拮抗薬, 5-HT4受容体刺激薬
70
消化管運動機能を改善する薬剤をブロキネティクスという
○
71
胃・十二指腸の副交感神経後繊維は①を伝達物質とする神経支配を受けており、①はD2受容体を介して②の遊離を抑制している
ドパミン, アセチルコリン
72
ドパミン受容体拮抗薬の薬物名
ドンペリドン
73
消化管の副交感神経は①を伝達物質とする神経支配もあり①は5-HT4受容体を介して②の遊離を③する
セロトニン, アセチルコリン, 促進
74
止瀉薬を5つ挙げよ
吸着薬, 収れん薬, 生薬成分, 生菌成分, 腸運動抑制
75
吸着薬の薬物名
薬用炭, ケイ酸アルミニウム
76
収れん薬の薬物名
タンニン酸
77
生薬成分の薬物名
ベルベリン
78
ベルベリンは、腸内の有害細菌に対して殺菌作用を持つ
○
79
生菌剤の薬物名
乳酸菌, ビフィズス菌
80
腸運動抑制薬の薬物名
ロペラミド
81
便秘は、腸に閉塞などの器質的生涯が起こる場合の①と、腸管の機能低下・亢進により起こる②にわけられる。 下剤が対象になるのは③である ②、③は同じ
器質性便秘, 機能性便秘
82
下剤を4つ挙げよ
塩類下剤, 膨張性下剤, 刺激性下剤, 潤滑性下剤
83
塩類下剤の薬物名
硫酸マグネシウム, クエン酸マグネシウム
84
膨張性下剤の薬物名
カルメロースナトリウム
85
刺激性下剤の薬物名
ヒマシ油, センノシド
86
潤滑性下剤の薬物名
グリセリン, 流動パラフィン
87
腎臓は腹腔内の最大の臓器である
✗
88
肝機能改善薬を3つ挙げよ
グリチルリチン, グルタチオン, チオプロニン
89
グリチルリチンを含む生薬名および作用
甘草, 抗炎症作用
90
グルタチオンがシステイン残基のSH基に、さまざな物質を結合することをなんというか
グルタチオン抱合
91
肝性脳症の原因は①であり、治療薬は②である
アンモニア, ラクツロース
92
胆道系疾患の治療薬を2つ挙げよ
利胆薬, 胆石溶解薬
93
利胆薬の薬物名
ウルソデオキシコール酸
94
胆石溶解薬の薬物名
UDCA, ケノデオキシコール酸