問題一覧
1
恒常性
網膜像の変化や観視条件の変化にもかかわらず、知覚世界は一定であるという現象のこと。大きさ、色、形、すべてにおいて生じる。
2
三色説
赤緑青に反応する光受容器(錐体)があり、これらの光受容器がどのくらい反応するかに よって知覚される色が異なる。
3
反対色説
網膜に「赤―緑物質」、「黄―青物質」、「白―黒物質」の三種類の物質があり、その物質は光の波長によって、同化と異化という対立的な化学反応を起こすという考え。
4
色順応
ある色を見続けると、視覚系はその色に順応し、その色に対する感度が下がる。その結果、無色の画面を見ると直前に見ていた色の反対色のような色が見える。
5
運動順応
ある一定方向の運動を見続けていると、視覚系はその方向の運動に順応し、その方向の運動に対する感度が下がる。その結果、静止した画面を見ると直前に見ていた運動方向とは反対方向の運動が見える。
6
鋳型照合理論
あらかじめいくつもの鋳型をもっており、その鋳型と入力情報とが照合されるという考え方。
7
特徴分析理論
視覚情報をいくつかの特徴によって構成されたものととらえ、入力された情報は、いくつかの特徴に分けて分析された後、各特徴が統合されるという考え方。
8
早期選択説
入力情報は意味の分析を受ける前に、注意によって選択される。
9
後期選択説
入力情報は意味の分析を受けた後に、注意によって選択される。
10
内発的注意
生体が内発的かつ意識的に注意を定位する注意のこと。
11
外発的注意
新たな刺激の出現に伴って外発的かつ非意識的に定位される注意のこと
12
空間ベースの注意
ある空間位置に注意を向けると、そこに呈示された視覚刺激に対する情報処理が促進される現象のこと。
13
物体ベースの注意
ある物体に注意を向けると、その物体の情報処理が促進される現象のこと。
14
特徴統合理論
物体認知は視野内の刺激が前注意段階で特徴ごとに分析されたあと、それらの特徴が注意段階で結び付けられることによって生じる。
15
視点依存理論
物体は観察者の視点に依存した画像によって表現される
16
視点非依存理論
物体は観察者の視点に依存させず、いくつかの基本的な3次元要素の組み合わせによって表現される。
17
情動2要因論
情動は身体反応とその原因の認知の両方が不可欠であり、身体的な反応を認知し、その原因が認知(評価)された後に情動が生じる
18
根本的帰属エラー(対応バイアス)
状況の影響力に比較して、行為者の内的属性を過大に評価してしまう傾向
19
行為者-観察者バイアスの実験
他者の行動はその人の内的属性に、自分の行動は外的属性に帰属されること
20
セルフ・サービング・バイアス
良い出来事は自分の内的属性に、悪い出来事は自己責任を否定し外的属性に帰属すること
21
ステレオタイプ
社会的カテゴリーや集団に属する人たちに対して、人々がもっている信念のこと
22
内集団バイアス
人は、内集団に対して高い評価与え、好意的な態度や行動をとる傾向があること
23
プロスペクト理論
参照点と呼ばれる現時点の状態からの相対的な変化量で意思決定を行う理論。
24
フレーミング効果
理論的には同値であっても、選択肢の表現の違いが選考に影響する現象。
25
代表可能性ヒューリスティック
ある事象の起こりやすさ(確率)を典型例(ステレオタイプ)と類似している程度によって判定する方略。
26
利用可能性ヒューリスティック
ある出来事が起こる可能性を、その出来事の事例をどれほど簡単に思いつくかで推測すること