問題一覧
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問題1. 誤っているのはどれか。 1. 皮膚の分節状神経支配に一致した知覚障害は神経根に原因がある 2. 手や足の局所に限局した知覚障害は末梢神経由来と考えられる 3. 新たに出現した対麻痺や直腸膀胱障害では脊髄や馬尾の圧迫が考えられる 4. 頸部痛、背部痛、腰痛などで発症する内臓疾患は緊急度・重症度は低いものが多い 5. 筋・骨格系疾患は強い疼痛や歩行困難の為に救急搬送の頻度は比較的高いが、緊急度はおおむね低い
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問題2. 就学前の小児に軽微な外力で生じる肘内障で亜脱臼するものはどれか。 1. 上腕骨小頭 2. 上腕骨頭 3. 肘頭 4. 尺骨頭 5. 橈骨頭
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問題3. 頸椎椎間板ヘルニアについて誤っているのはどれか。 1. 第5~6頸椎間に発症する事が多い 2. 20~50歳代の人に好発する 3. 通常1本の神経根を圧迫する 4. 症状が体幹や下肢に広がる事はない 5. 巧緻運動障害がみられる
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問題4. 腰椎椎間板ヘルニアについて誤っているのはどれか。 1. 下位椎間板に好発する 2. 下肢伸展挙上テストは陰性である 3. 髄核が線維輪を破って脱出する 4. 片側の殿部から下肢に沿って帯状に走る疼痛がある
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問題5. 重症筋無力症について誤っているのはどれか。2つ選べ 1.発症は小児~60歳台までさまざまである 2. Ⅲ型アレルギーの自己免疫疾患である 3.複視や眼瞼下垂、構音障害や嚥下困難などを認める。 4. 起床時に症状が増悪する 5. 15~20%でクリーゼ起こり球麻痺や呼吸筋麻痺をきたす
2, 4
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問題6. 後縦靭帯骨化症について誤っているのはどれか。 1. 50歳以上の男性に多い 2. 外傷を契機に中心脊髄損傷を起こすことがある 3. 頸椎に好発し後頚部痛、上肢の疼痛、筋力低下などで発症する 4. 症状の進行は比較的に急速である 5. 進行すると手指の巧緻運動障害、歩行障害、膀胱直腸障害をきたす
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問題 7. 脊柱管狭窄症について誤っているのはどれか。 1. 症状の一つに休むと症状が軽減し再び歩行が可能となる墜落性跛行がる 2. 脊柱管が狭小化し、神経根、脊髄、馬尾の圧迫症状が生じる症候である 3. 老化変性した椎間板の圧迫、靭帯の骨化、椎間関節の節くれ立ちが原因となる 4. 自転車を漕いでも発症しない 5. 両側や片側の下肢の疼痛、知覚障害、筋力低下をきたす
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問題8. 結晶誘発性関節炎について誤っているのはどれか。 1. 化膿性関節炎との鑑別診断が大事である 2. 痛風関節炎は中年男性の第1中足趾節関節に好発する 3. 偽痛風は高齢者の膝関節に多く、症候は痛風よりも重い 4. 痛風関節炎は突然の激痛で発症し、発赤、腫脹、熱感を伴う 5. 尿酸結晶で生じるのが痛風、ピロリン酸カルシウム結晶によるのが偽痛風
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問題9. 肩腱板損傷について誤っているのはどれか。 1. 肩腱板が運動によるストレスで変性、断裂したものである 2. 腱板損傷は疼痛をあまり伴わない 3. 若年者でも発症する 4. 肩関節が自動的な拳上ができなくなる
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問題10. 変形性関節症について誤っているのはどれか。 1. 変形性脊椎症は脊柱管狭窄症などの原因となる 2. 関節軟骨の進行変性と反応性の骨吸収により変形をきたす 3. 頻度の高い疾患で、高齢者の膝関節、股関節、脊椎に多い 4. 変形性膝関節症は女性に多く、可動域制限、歩行障害を呈する
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問題11. 周期性四肢麻痺について誤っているのはどれか。 1. イオンチャネルの機能的障害により筋細胞の興奮に異常をきたす 2. 突然発作性に四肢および体幹の筋力低下をきたす 3. 前日に運動したり、過食した際に起こりやすい 4. 甲状腺機能亢進症に伴う低カリウム血症が原因となる事が多い 5. 四肢の腱反射の低下と意識障害、知覚障害を認める
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問題12. 慢性関節リウマチについて誤っているのはどれか。2つ選べ 1. 進行しても関節は高度には破壊されない 2. 発熱や体重減少などの全身症状を伴うことがある 3. 20~50歳台の女性に好発する自己免疫疾患の一種である 4. 上下肢の小関節の軟骨に多発性、 左右対称性の慢性炎症を生じる 5. 関節の疼痛、腫脹、可動域制限、朝のこわばりが主な症状である
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問題13.化膿性関節炎について誤っているのはどれか。2つ選べ 1. 関節が破壊されることはない 2. 肺炎、扁桃腺炎、上気道炎等からの血行性二次感染が多い 3. 関節内注射が原因となることがある 4. 関節疾患のなかでは緊急度は高くない 5. 疼痛のため関節をほとんど動かすことができない
1, 4
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問題14.肩関節周囲炎について誤っているのはどれか。 1. 手術になることが多い 2. 50歳台で発症しやすいことから五十肩ともいわれる 3. 高所の物を取る、衣服の脱着、洗髪動作、などが困難となる 4. 疼痛は夜間睡眠時に増悪するのが特徴的である 5. 肩関節を取り巻く組織の退行変性による炎症や癒着を生じる疾患である
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問題15.進行性筋ジストロフィーについて誤っているのはどれか。 1. 進行性に筋力低下と筋委縮をきたす遺伝性疾患である 2. デュシェンヌ型は常染色体劣性遺伝である 3. 歩行開始後、転びやすい、歩くのが遅いといった症状で気づかれる 4. 多くは10歳前後で自力歩行困難となる 5. 最近は人工呼吸により平均30歳頃まで生存可能になった
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問題16. 横紋筋融解症について誤っているのはどれか。2つ選べ。 1. 崩壊した筋細胞から放出された大量のカルシウムは致死性不整脈の原因となる 2. 崩壊した筋細胞から放出された大量もミオグロビンは腎尿細管を傷害し 急性腎不全の原因となる 3. 過激な運動が原因となることがある 4. 局所の熱感・硬結・腫脹を認めるため、疼痛は必ず訴える 5. 黒褐色尿、乏尿を伴うことがある
1, 4
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問題17. 急性腰痛症について誤っているのはどれか。 1. 不用意な前屈や捻転、重量物の拳上に際して起こる急激かつ激しい腰痛発作の総称である 2. 急な体動による筋繊維、筋膜、靭帯の微細な損傷や椎間板の障害、およびその結果生じる炎症によって痛みが発生すると考えられている 3. 腰部の限局した部位に強い痛みがあり、物を拾い上げる動作、洗顔やうがい動作ができなくなる 4. 下肢伸展举上テストは陽性である 5. 発作直後はさほどではなくても、数分ないし数時間後に体動が困難になることもある
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問題18. 誤っているのはどれか。 1. 腰痛をきたす疾患には大動脈疾患や腎疾患が含まれていることがある 2. 肩の痛みをきたす疾患には急性冠症候群が含まれていることがある 3. 全身の筋肉痛で膠原病が原因となることはない 4. 筋・骨格系疾患の運動麻痺は脊髄、馬尾、神経根、末梢神経いずれかが骨や椎間板で圧迫されて生じることが多い
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問題19. 誤っているのはどれか。 1. 急性の筋・骨格系疾患では、1つの関節が痛むのが普通である 2. 関節痛の原因は関節自体の障害によるものと、関節周囲組織の障害によるものがある 3. 炎症性疾患では関節部の皮膚に皮下出血を認める 4. 関節の疼痛に伴って可動域制限や腫脹が認められることが多い
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問題20.誤っているのはどれか。 1. 複数の四肢の運動麻痺や知覚障害を訴える場合には中枢神経系に由来する疾患を考慮する。 2. 腰椎椎間板ヘルニアでは下肢痛よりも腰痛が前面にでることがある 3. 間欠性跛行は下肢の閉塞性動脈硬化症でも見られる 4. 関節内に液体が貯留していると関節部にゴムボールを押すような感触が認められる
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