問題一覧
1
2023年10月10日の東京外国為替市場でのスワップ取引の取引高を答えよ。数値の表示形式は資料のものに従うこと。 (第5回p,2参照)
365億3900万ドル
2
※ 以下の□には2022年4月の取引割合の数値が当てはまる。BIS(2022)を参照し、それぞれ答えよ。 直物取引 □% (単独の)先渡取引 □% 外国為替スワップ取引 □% 通貨スワップ取引 □% オプション取引他 □% (『第4回授業-BIS-Triennial Central Bank Survey - April 2022』を参照)
28.1, 15.5, 50.7, 1.7, 4.1
3
日本投資家がドル債券に投資するとき、どのようなスワップ取引でリスクを回避するか。ドルに注目して答えよ。
直物ドル買い、先物ドル売り
4
日本企業がアメリカで債券を発行してドル資金調達するとき、どのようなスワップ取引でリスクを回避するか。ドルに注目して答えよ。
直物ドル売り、先物ドル買い
5
日本の輸出業者が3ヶ月後にアメリカに輸出した商品の支払いを受けるとき、どのようなスワップ取引でリスクを回避するか。ドルに注目して答えよ。
直物ドル買い、先物ドル売り
6
日本の輸入業者が3ヶ月後にアメリカから輸入品を購入するとき、どのようなスワップ取引でリスクを回避するか。ドルに注目して答えよ。
直物ドル売り、先物ドル買い
7
企業Aは行使価格1ドル=140円のドルのコールオプションと行使価格1ドル=160円のドルのプットオプションをオプション料1ドルあたり5円を支払って買った。 アメリカの投資家から投資を受けた一年後の為替レートが1ドル=150円だった時、どのようなオプション取引をすれば得になるか。
1年後に行使価格1ドル=140円のドルのコールオプションを行使する
8
企業Aは行使価格1ドル=140円のドルのコールオプションと行使価格1ドル=160円のドルのプットオプションをオプション料1ドルあたり5円を支払って買った。 アメリカの投資家から投資を受けた一年後の為替レートが1ドル=135円だった時、どのようなオプション取引をすれば得になるか。
オプションを行使しない
9
ドルのコールオプションの行使価格が円安ドル高の時、オプション価格(プレミアム)は
安くなる
10
為替レートの変動率(ボラティリティ)が高いとき、オプション価格(プレミアム)は
高くなる
11
アメリカ国債の年金利が5%、日本円定期預金の年金利が2%で、現在の為替レートが1ドル=145円、1年後の予想為替レートが1ドル=140円とする。1万円預けて1年後に引き出した際のそれぞれの収益率とどちらが有利かを答えよ。ただし、ドル収益率の計算には外貨建資産の予想収益率の略式を用いること。また、小数点第四位以下を四捨五入すること。 🇺🇸[ ] 🇯🇵[ ] [ア,アメリカ国債 イ,日本円定期預金]が有利
0.016, 0.02, イ
12
日本の金利が0.5%、アメリカの金利が4.5%、将来の予想為替レートが1ドル=140円の時、現在の為替レートを求めよ。小数点以下を四捨五入すること。
146円
13
日本の金利が0.5%、アメリカの金利が4.5%、将来の予想為替レートが1ドル=150円の時、現在の為替レートを求めよ。小数点以下を四捨五入すること。
156円
14
日本の金利が0.5%、アメリカの金利が2.5%、将来の予想為替レートが1ドル=140円の時、現在の為替レートを求めよ。小数点以下を四捨五入すること。
143円
15
日本の金利が1.5%、アメリカの金利が5%、現在の為替レートが1ドル=145円の時、ドルの先物プレミアムを求めよ。小数点第二位以下を四捨五入すること。
-3.5%
16
日本の金利が1.5%、アメリカの金利が5%、現在の為替レートが1ドル=145円の時、先物為替レートを求めよ。小数点以下を四捨五入すること。
140円
17
日本の金利が1.5%、アメリカの金利が5%、現在の為替レートが1ドル=145円の時、先物プレミアムは円とドルのどちらか。
円
18
ある時点での日本の金利が0.5%、アメリカの金利が3.5%、将来の予想為替レートが1ドル=150円とする。現在の為替レートを求めよ。小数点以下は四捨五入すること。
155円
19
ある時点での日本の金利が0.5%、アメリカの金利が3.5%、将来の予想為替レートが1ドル=150円とする。アメリカが金融引き締めを行い金利を5%とした。この時現在の為替レートを求めよ。また、アメリカの政策により“円安・ドル高”と“円高・ドル安”のどちらとなったか答えよ。小数点以下は四捨五入すること。
157円 円安・ドル高
20
ある時点での日本の金利が0.5%、アメリカの金利が3.5%、将来の予想為替レートが1ドル=150円とする。日本が金融引き締めを行い金利を1.5%とした。この時現在の為替レートを求めよ。また、日本の政策により“円安・ドル高”と“円高・ドル安”のどちらとなったか答えよ。小数点以下は四捨五入すること。
153円 円高・ドル安
21
ある時点での日本の金利が0.5%、アメリカの金利が3.5%、将来の予想為替レートが1ドル=150円とする。日本はゼロ金利政策により金利を0%に、アメリカは金融引き締めを行い金利を5%へ引き上げた。この時現在の為替レートを求めよ。また、両国の政策により“円安・ドル高”と“円高・ドル安”のどちらとなったか答えよ。小数点以下は四捨五入すること。
158円 円安・ドル高
22
ある時点での日本の金利が0.5%、アメリカの金利が3.5%、将来の予想為替レートが1ドル=150円とする。日本は金融引き締めを行い金利を1.5%に引き上げ、アメリカは金融緩和政策を行ったことにより金利が2.5%に低下した。この時現在の為替レートを求めよ。また、両国の政策により“円安・ドル高”と“円高・ドル安”のどちらとなったか答えよ。小数点以下は四捨五入すること。
152円 円高・ドル安
23
オーバーシューティング・モデルで、短期と長期との違いは何か。
短期では価格が硬直的で、長期では価格が変化する
24
恒久的な貨幣供給の増加は、一時的な貨幣供給の増加と比べて、何をもたらすか。
為替レートの減価予想をもたらす
25
恒久的な貨幣供給の増加は、短期と長期での金利にどのような影響があるか。
短期では金利が低下するが、長期では金利は変化しない
26
恒常的な貨幣供給の増加は短期の為替レートへどのような影響を与えるか、長期の為替レートと比較して答えよ。
短期の為替レートは、長期の為替レートの減価水準以上に減価する
27
オーバーシューティング・モデルで、為替レートのどのような特徴が説明できるか。
為替レートの変動の激しさを説明できる
28
ある商品がアメリカで20ドル、日本で2300円で売られていた。絶対的購買力平価を求めよ。
115円
29
ある商品がアメリカで20ドル、日本で2300円で売られており、現在の為替レートは1ドル=110円だった。絶対的購買力平価を為替レートの適正水準とすると、円の評価はどうなるか。 円は[ ]されている
過大評価
30
ある商品がアメリカで20ドル、日本で2300円で売られており、現在の為替レートは1ドル=120円だった。絶対的購買力平価を為替レートの適正水準とすると、円の評価はどうなるか。 円は[ ]されている
過小評価
31
ある商品がアメリカで6.3ドルで売られており、現在の為替レートは1ユーロ=1.4ドルだった。この商品はEU加盟国間ではいくらか。(関税などは考えないものとする。)
4.5ユーロ
32
ある商品がアメリカで6.3ドルで売られており、現在の為替レートは1ユーロ=1.4ドルだった。この商品がEU加盟国間で5ユーロで売られていた時、ユーロの評価はどうなるか。 ユーロは[ ]されている
過大評価
33
ある商品がアメリカで6.3ドルで売られており、現在の為替レートは1ユーロ=1.4ドルだった。この商品がEU加盟国間で4ユーロで売られていた時、ユーロの評価はどうなるか。 円は[ ]されている
過小評価
34
日本のインフレ率が-1%、アメリカのインフレ率が3%で、現在の為替レートは1ドル=110円だった。相対的購買力平価を求めよ。また、円安、円高どちらになるか答えよ。小数点以下は四捨五入すること。 [ ]円 [ ]になる
106, 円高
35
日本のインフレ率が3%、アメリカのインフレ率が-1%で、現在の為替レートは1ドル=110円だった。相対的購買力平価を求めよ。また、円安、円高どちらになるか答えよ。小数点以下は四捨五入すること。 [ ]円 [ ]になる
114, 円安
36
ある時点で中国の物価は135、アメリカの物価は320だったが、一定期間後に中国は144.45、アメリカは329.6になった。前の時点での現在の為替レートは1ドル=6元であった。この時、相対的購買力平価を求めよ。また元安、元高のどちらになるか答えよ。 [ ]元 [ ]になる
6.24, 元安
37
ある時点で中国の物価は135、アメリカの物価は310だったが、一定期間後に中国は139.05、アメリカは331.7になった。前の時点での現在の為替レートは1ドル=6元であった。この時、相対的購買力平価を求めよ。また元安、元高のどちらになるか答えよ。 [ ]元 [ ]になる
5.76, 元高
38
日本の商品バスケットの価格が125万円、同じアメリカの商品バスケットの価格が1万ドル、名目為替レートが1ドル=115円とする。実質為替レートはいくらか。また、円は過小評価か過大評価か。小数点第三位以下は四捨五入すること。
0.92, 過大評価
39
日本の商品バスケットの価格が115万円、同じアメリカの商品バスケットの価格が11000ドル、名目為替レートが1ドル=115円とする。実質為替レートはいくらか。また、円は過小評価か過大評価か。小数点第三位以下は四捨五入すること。
1.10, 過小評価
40
日本の商品バスケットの価格が130万円、同じアメリカの商品バスケットの価格が9500ドル、名目為替レートが1ドル=115円とする。実質為替レートはいくらか。また、円は過小評価か過大評価か。小数点第三位以下は四捨五入すること。
0.84, 過大評価
41
日本円の実質為替レートが0.93から1.22へと上昇した。これは実質減価か実質増価か。
実質減価
42
日本円の実質為替レートが0.93から0.87へと低下した。これは実質減価か実質増価か。
実質増価
43
ある時点では日本の商品バスケットの価格が125万円、同じアメリカの商品バスケットの価格が1万ドル、名目為替レートが1ドル=115円だった。その後、その商品バスケットの日本の価格は115万円、アメリカの価格は11000ドル、名目為替レートは1ドル=110円となった。後の時点での実質為替レートはいくらか。また、円は実質減価と実質増価どちらとなったか。小数点第三位以下を四捨五入すること。
1.05, 実質減価
44
ある時点では日本の商品バスケットの価格が125万円、同じアメリカの商品バスケットの価格が1万ドル、名目為替レートが1ドル=125円だった。その後、その商品バスケットの日本の価格は130万円、アメリカの価格は9500ドル、名目為替レートは1ドル=120円となった。後の時点での実質為替レートはいくらか。また、円は実質減価と実質増価どちらとなったか。小数点第三位以下を四捨五入すること。
0.88, 実質増価
45
為替レートを1ドル=150円に固定するためのターゲット介入を行う。1ドル=155円の時、どのような操作をするか。
ドル売り・円買い
46
為替レートを1ドル=150円に固定するためのターゲット介入を行う。円買い介入を行うと国内貨幣供給はどうなるか。
減少する
47
為替レートを1ドル=150円に固定するためのターゲット介入を行う。ドル売り介入を行うとドルの外貨準備はどうなるか。
減少する
48
為替レートが1ドル=155円の時、1ドル=150円に固定するためのターゲット介入を行う。不胎化介入を行う時、どのような操作をするか。
買いオペレーションで貨幣供給を増加させる
49
外国為替市場介入における不胎化介入は、不胎化されていない介入と比べ、為替を操作する効果はどうなるか。理由とともに述べよ。
金利が変化しないため為替操作の効果は小さくなる
50
1991年以降の日本の為替介入データから、日本が最も多く行っているのはどのような介入か。
ドル買い・円売り
51
日本の1997年~2004年の介入は1990年代初めと比べてどのような違いが見られるか。
1997年~2004年は頻度が少ない大規模な介入を、市場に見える形で行うようになった
52
2001年以降の日本の非不胎化介入はどのような効果を狙ったものだったか。
ドル買い円売り介入による金融緩和効果
53
日本の2011年3月の介入にはどのような特徴があったか。
欧州・アメリカによる協調介入があった
54
日本の2011年11月の介入にはどのような特徴があったか。
比較的小規模な介入を何日か継続的に覆面で行った
55
国内均衡の状態で、実質為替レートが増価した場合、均衡を保つためにはどうなれば良いか。
国内総支出が増加する
56
対外均衡の状態で、実質為替レートが増価した場合、均衡を保つためにはどうなれば良いか。
国内総支出が減少する
57
国内均衡線(ll線)の左側ではどのようなことが起こっているか。 [ ]が生じている
過小雇用
58
国際均衡(XX線)の下方ではどのようなことが起こっているか。 [ ]が生じている
過剰な経常赤字
59
同時に成立し得ない3つの政策目標として、「為替レートの安定」の他のあと2つは何か。
金融政策の自律性, 自由な資本移動
60
「為替レートの安定」と「金融政策の自律性」を同時に達成するためにはどのような政策をとる必要があるか。
資本規制
61
カレンシーボード制はどのようにして維持されているか。
国内貨幣供給を外貨準備と等しくする
62
ブレトンウッズ体制の終盤で、アメリカのインフレにより他国にはどのような影響があったか。
各国の物価は上昇した
63
自国の輸出品への需要が増加すると為替レートはどうなるか。
増価する
64
中国の大幅な経常収支黒字なのはなぜか。
中国元が変動為替相場制ではなく、増価しなかったため