問題一覧
1
職場のメンタルヘルス対策の難しさ、並びにテキストの事例1と事例2についての以下の説明の中で、最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.病態は全く異なるのに診断書上同じ診断名の事例1と事例2の対応は同じで良いのかわからない。 2.心の健康問題には多様性および振り幅が大きく、それぞれに適切な対応が求められる。 3.事例1は、いわゆる「従来型うつ」の病態に該当しそうである。 4.事例2は、うつ病またはうつ状態とはいえない。
4
2
職場におけるメンタルヘルスケアが重要視されるようになってきた背景についての以下の説明の 中で、最も正しいものを1つ選びなさい。 1.令和5年版過労死等防止対策白書によると、「仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスがある」と答えた労働者が、ストレッサーで最も多く選択したのは、「対人関係」であった。 2.日本の自殺者数は、2011年以降減少傾向であったが、コロナ禍の影響により2020年から現在までひたすら右肩上がりに増加し、2023年には25,000人を超えた。 3.1991年の「電通事件」が、過労に対する安全配慮義務を求めた最初の事例であり、常軌を逸した長時間労働とうつ病との因果関係が認められ、この訴訟をきっかけとして過労死を理由にした企業への損害賠償請求が繰り返されるようになったといわれている。 4.企業と労働者の紛争に関する相談で、「いじめ・嫌がらせ」に関するものは年々増加しているが、常に最も多い相談は「解雇・退職勧奨」に関するものである。
3
3
アブセンティーズムとプレゼンティーズムについての以下の説明の中で、最も間違っているものを 1つ選びなさい。 1.プレゼンティーズムとは、出社はしているものの、何らかの不調のせいで本来期待されるパフォーマンス(職務遂行能力、生産性)が発揮できていない状態のことである。 2.アブセンティーズムとは、休職はしていないものの、病気や体調不良など何らかの理由で勤怠に問題が発生している(遅刻・早退、欠勤を繰り返す)状態のことである。 3.職場のメンタルヘルス対策は、アブセンティーズムとプレゼンティーズム状態の労働者への対応が重要である。 4.メンタル不調による休職者を氷山に例えると、その予備軍である水中にある氷の部分にあたる、アブセンティーズムの労働者が一番多い。
4
4
「WHOの「Global Burden of Disease(グローバルな疾病負担)」指標によると、心の健康問題に伴う経済損失を考えた場合、うつ病は社会全体の損失ではなくあくまで個人の問題である、ということになる。」 ← の文章が その通りであれば「はい」、間違っていれば「いいえ」を選びなさい。
いいえ
5
メンタルヘルス指針の柱となる4つのケアとは、1.「 」「ラインによるケア(ラインケア)」、「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」、2.「 」である。
セルフケア, 事業場外資源
6
健康経営に関する以下の説明の中から、最も不適切なものを1つ選択しなさい。 1.『企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面にも大きな成果が期待できる』との基盤に立って、健康管理経営的視点から考え戦略的に実践することである。 2.健康経営の発祥国はアメリカである。 3.健康経営についての有名な事例としてジョンソン&ジョンソン社の調査研究データがあるが、それによると投資に対する投資リターンは5倍との報告がなされた。 4.日本版健康経営に「健康経営銘柄」の選定と、「健康経営優良法人の認定制度」がある。 5.健康経営は、日本のこれからのメンタルヘルス対策にとってアクセルの役割を果たすと言える。
3
7
4つのケアについての以下の説明の中で、最も正しいものを1つ選びなさい。 1.セルフケアは、管理監督者が心の健康に関して職場環境などの改善や労働者に対する相談対応を行うこと、つまり上司が部下のメンタルヘルスをケアすることである。 2.事業場内産業保健スタッフ等によるケアは、企業が外部の専門家を活用し、支援を受けることである。従業員にとっても選択肢や利用のしやすさが格段に上がり、メリットが大きい。 3.ラインケアとは、労働者自身がストレスについての基礎知識、予防・対処法などの心の健康を維持増進するための知識を習得し、実行するためのケアを指す。 4.事業場外資源によるケアとは、事業場外の機関および専門家を活用し、その支援を受けることである。代表的なものとして、外部EAPが挙げられる。
4
8
ラザルスとフォルクマン(1984)のストレス認知モデルでは、ストレスの発生過程における個人差として1.「 」とコーピングに着目してモデル化がされている。 Holmes,T.H.&Rahe,R.H.(1967)はライフイベントをストレッサーと想定し、あるイベントが発生してからもう一度元の社会生活を取り戻すまでの時間をエネルギーを求め、2.「 」を開発した。
認知的評価, 社会的再適応評価尺度
9
BSCPに関する以下の説明の中から、最も不適切なものを1つ選択しなさい。 1.30問の質問紙により、簡易的に自分のストレスコーピングの特徴を把握することができる。 2.各質問の選択肢は1点~6点の6件法である。 3.自我防衛機制優位型のレーダーチャートは縦長になっている。 4.欲求不満耐性優位型は何とかして問題解決をしようと試みる。
1
10
自律神経とストレスとの関連についての以下の説明の中で、最も正しいものを1つ選びなさい。 1自律神経には交感神経と副交感神経があり、ストレスを感じると副交感神経が優位になり、活性化する。 2.自律神経はストレスがかかると自ら体の機能をコントロールするのをやめ、ストレスが通り過ぎるのを待つ特徴がある。 3.自律神経は自分の意思とは関係なく体の機能をコントロールしているので、意識的に交感神経と副交感神経のバランスをとることはできない。 4.ストレスがかかり続けると交感神経優位になりアドレナリンが長く出続けることになり、辛くなった身体にはコルチゾールが沢山放出される。その結果、例えば免疫機能を弱め身体を脆弱な状態にしたりする。
4
11
ストレスコーピングの思考面からのアプローチは、ベックの1.「 」を活用した方法とエリスの2.「 」を活用したものが最も用いられる。 ストレスコーピングの感情面からのアプローチは、イメージ法と呼ばれる自分の得意な感覚を用いて気持ちを安定させる方法や、ラザルスがアップリフトと呼んだ3.「 」や趣味などで気分転換をする方法が用いられることが多い。
認知療法, REBT, 気晴らし
12
ストレスコーピングの具体的方法についての以下の説明の中で、最も間違っているものを1つ 選びなさい。 1.ストレスコーピングに認知療法を活用する場合、ポイントとなるのは自分の自動思考の傾向を理解することである。 2.身体面からのアプローチの最も基本的な方法は、リラックスするための呼吸法(できれば腹式呼吸)をマスターすることである。 3.自分の考え方を変えるには、ストレスとなるものから距離を取って他者ならどうアドバイスするかを考えるのがコツになる。 4.ストレスがかかって辛い時に試す気晴らしは、一番つらい時にコッソリ自分一人でリスト化しないと意味がない。
4
13
ストレスコーピングについての以下の説明の中で、最も正しいものを1つ選びなさい。 1.生活習慣は出来る限り規則正しい生活を心がけることが基本である。睡眠時間については、5~6時間(一週間35時間〜42時間)が最適であるとされている。 2.身体と心のリセットは、色々なストレスコーピングを試してみて効かない人の最終手段でのみ有効である。 3.飲酒の習慣は、毎日少しずつ飲んでいる限りは休肝日は全く必要ない。 4.周囲からのソーシャルサポートや、話を聴いてもらう相手の存在は、非常に重要である。
4
14
安全配慮義務は労働契約法上の義務にあたり、企業と個人が契約を結んだ瞬間から事業に課せられる義務となる。具体的には、働く人たちの周囲にある危険を予知する1.「 」と、予知した危険が生じないように事前に対策を講ずる2.「 」とがある。
危険予知義務, 結果回避義務
15
身体面からのストレスコーピングのアプローチであるリラクゼーションについて、以下の説明文より最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.リラックスるするための呼吸法は腹式呼吸であり、横隔膜を動かすことで肺の酸素摂取量が増加し内臓も刺激され、全身が暖かくなって自律神経系がリラックスするホルモンを分泌する。 2.漸進的筋弛緩法は、筋肉をわざと緊張させてから力を抜いて緩めてみることを意識的に様々な体の部位で行い、緊張と弛緩を交互に繰り返すことで最後に全身のリラクゼーションが得られる。 3.ストレッチを行う際は、肩、腰、首の伸びているところを意識しながら呼吸を止めずに行う。 4.快適な睡眠のために、なかなか眠れない時には寝る直前にお酒の力を借りるのも良いアイデアである。
4
16
ラインによるケア(=ラインケア)についての以下の説明で、最も正しいものを1つ選びなさい。 1.部下の限界的労働時間の管理は人事部の管轄であるため、ラインケアとして把握する必要はない。 2.職場がストレス過剰になっている状態におけるラインケアで重要となるのは、働きやすい職場作りである。 3.ライン(=管理職)として、従業員の心の健康問題に伴う職場への影響はさまざまなコストが発生する問題として捉える必要もある。 4.労務管理には、解雇やハラスメントなどのトラブル対応は含まれない。
3
17
ハラスメントには、性的な言動によるセクシャルハラスメント、勉学・教育・研究に関する言動によるアカデミックハラスメント、優越的地位や職務上の地位に基づく言動による1.「 」などがある。 問2.セクシャルハラスメントには、労働条件につき、不利益を受けルタイプの2.「 」と、就業環境が害されるタイプの3.「 」とがある。
パワハラ, 対価型セクシャルハラスメント, 環境型セクシャルハラスメント
18
パワーハラスメントについての以下の説明文より最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.①職場内の優越的な関係に基づいて、②業務の適正な範囲を超えて、③労働者の就業環境が害される(精神的・身体的苦痛を与える)言動、の①から③までの要素のいずれも満たすもの、とされている。 2.上司から部下、といった、上司から部下といった、職場内の優越的関係にある者が下の者に対して行うハラスメントのことを指す。 3.職場のパワーハラスメントには「8つの行為類型」がある。 4.受取る側によっては業務上の必要な指示や注意・指導に不満を感じていても、業務上の適性な範囲で行われている場合にはパワーハラスメントにはあたらない。
3
19
いろいろなハラスメントについての説明文のうち、最も正しいものを1つ選びなさい。 1.マタハラ(マタニティハラスメント)とは、妊娠・出産等を申し出た/した女性労働者に対するハラスメントをいう。 2.パタハラ(パタ二ティハラスメント)とは、育児休業等を申出た・取得した/する男女性労働者に対するハラスメントをいう。 3.ケアハラ(ケアハラスメント)とは、介護休業等を申出た・取得した/する男性労働者に対するハラスメントをいう。 4.マタハラ/パタハラ/ケアハラの企業の防止措置は努力義務である。
1
20
1.「 」とは、生産性低下の客観的事実を指し、ラインケアの際、管理監督者(=上司)が問題を捉えて対応する観点である。それに対して、 2.「 」とは、生産性低下の背景にある症状や病名に関することで、専門スタッフや医師などが判断・診断するものである。 部下のメンタルヘルス不調のサインとして、身体面の変化、3.「 」の変化、精神面の変化が挙げられる。
事例性, 疾病性, 行動面
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仕事の生産性が低下した部下への対応の進め方についての以下の説明文より最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.部下の生産性低下の問題が発生したら、面談の前に上司としてすることは、事実の観察と記録である。 2.部下との対話・面談の際は、原則として目標(=ゴール)を設定する必要がある。 3.社内外の資源である専門スタッフ・専門家の支援は早めに得ておくと良い。 4.生産性低下の問題が解決した部下に対しては、問題が改善・解決した後も念のためずっと観察と記録を続ける必要がある。
4
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部下との対話・面談の仕方についての以下の説明文のうち、最も正しいものを1つ選びなさい。 1.事前に二人で話せる時間(5分程度)とプライバシーが保てる場所とを確保してから部下に声をかける。 2.部下はメンタルヘルスの疾患かもしれないので、問題点は明確化しない方が良い。 3.一方的に話すのではなく、部下の話をよく聴き、話しにくいことを話してくれたことに感謝を伝える。 4.面談はなるべく1回で終わらせる方が望ましい。
3
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企業等において労働者の健康管理などを行う医師を1.「 」と呼び、医療機関において患者の診療を行う医師を各診療科の専門医と呼ぶ。 人事担当者が資格を取得し、メンタルヘルス対策計画に基づく教育研修の企画、相談窓口などの体制作り、職場環境の評価・改善を主に担うのは2.「 」である。
産業医, 衛生管理者
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事業場内産業保健スタッフと事業場外資源についての以下の説明文より最も間違っているものを 1つ選びなさい。 1.看護師国家資格をもっていないと保健師の資格を受験できない。 2.看護師は全て国家資格である。 3.事業場外資源の職務や役割は、それぞれの機関により異なる。 4.企業は必ずしもすべての事業外資源と契約をする必要はない。
2
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職場でみられる心の病についての以下の説明文のうち、最も正しいものを1つ選びなさい。 1.うつ病に伴う身体症状(頭痛、胃潰瘍など)が生じた場合、心身症とも診断される。 2.双極性障害には、軽躁病エピソードと大うつ病エピソードが生じる双極Ⅰ型障害と、躁病エピソードとと大うつ病エピソードが生じる双極Ⅱ型障害とがある。 3.何らかの理由で一度パニック発作が発症するとその後予期不安が起こり、それが長期化するとそのような場面を回避することにより生活範囲が限定される広場恐怖症が生じてくることがある。 4.うつ病の治療には休養・投薬・心理療法が必須である。
3
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EAPとは、1.「 」(日本語で答えること!)の略で、職場の生産性を向上させるために、行動科学の観点から個人や企業に解決策を提供するサービスを指す。また、便宜上同様のサービスを提供する機関・企業をそのように呼ぶ場合もある。 職場に関する惨事のことを(職場の)2.「 」と呼び、ASDやPTSDを引き起こす原因となる場合が多いことからも、早期対応は重要である。
従業員支援プログラム, クライシス
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アルコール依存症についての以下の説明文より最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.治療の難しさの一因として、本人の認識(アルコール依存症の自覚のなさ)が挙げられる。 2.薬物依存症の一種である。 3.うつ病とアルコール依存症を併発している場合は、うつ病の方を先に治療する必要がある。 4.飲酒が自分の意志でコントロールできなくなる症状を精神的依存と呼ぶ。 5.認知症を引き起こす場合がある。
3
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職場でみられる心の病についての以下の説明文のうち、最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.適応障害の治療でうつ病と最も異なる点は、環境調整の重要性とされる。 2.統合失調症は投薬の効果が最もみられる心の病のひとつであり、適切な服薬により社会生活のコントロールが十分可能で、私生活と職業生活を両立させる人も多い。 3.命に関わるようなるような大きな出来事、つまり非日常的な体験の後に多くの人に現れる正常な反応であるASDの症状が1ヶ月を超えて長引く場合、又は1ヶ月以上たって突然発生した場合、PTSDの診断になる可能性がでてくる。 4.躁うつ病(双極性障害)は精神障害の中で最も自殺のリスクが低いと考えられている。
4
29
EAPの相談種別(=相談の種類)には、本人自ら相談を申し込み、問題解決を目指してカウンセラーと定期的に話し合う1.「 」、上司・人事から紹介された社員が、本人の問題解決を目的にカウンセラーと定期的に話し合う2「 」 、上司・人事・産業保健スタッフなどが部下や組織についての問題解決を目的に助言を求める3.「 」とがある。 クリニックとEAPを比較した場合、クリニックは治療が目的であり長期モデルで利用回数は無制限(Clが支払う)となる。それに対して、EAPで受けられるサービスの目的は4.「 」であり5.「 」モデルで規定回数が設定されている(その回数までは無料)場合が殆どである。
自主相談, 紹介相談, マネジメント・コンサルテーション, 問題解決, 短期
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外部EAPについての以下の説明文より最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.EAP専門機関との契約により実施されるEAPを外部EAPという。 2.外部EAPサービスの仕組みの中では、予約は必ず契約したEAPに申し込むが、実際の心理相談はさらに別の専門家が行う場合もある。 3.初回面談は必ず対面で行われる。 4.中断したClから再び相談申込みがあったら普通に受付け、新規相談として開始する。
3
31
パーソナリティ障害についての以下の説明文のうち、最も正しいものを1つ選びなさい。 1.依存性パーソナリティ障害はB群パーソナリティ障害である。 2.自己愛性パーソナリティ障害は対人関係や感情が極端に不安定で衝動性があり、自傷行為やODなどを繰り返すことが多い。 3.統合失調症型パーソナリティ障害はC群パーソナリティ障害である。 4.一般的な疾病やケガのような’完治’はしない。 5.パーソナリティ障害はあくまで性格の問題で疾病性はないため、職場での対応は厳格な態度をもって終始冷静に接することになる。
4
32
ストレスチェック制度が法律として義務化されたのには、以下の主な目的がある。 第1には1.「 」の促進で、ストレスチェックを受けて自分の結果を確認することで、労働者自身のストレスへの気づきを促すことである。 第2には2.「 」で、努力義務ではあるもののストレスチェックの結果を組織単位で集計し、そこから得られたデータをもとにストレスの原因となる職場環境を改善することである。 労働者数が3.「 」名以上の事業場においては、1年以内ごとに1回、ストレスチェックを実施することが法律で義務づけられている。
従業員のセルフケア, 職場環境改善, 50
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ストレスチェックについての以下の説明文より最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.ストレスチェックは、うつ病等の精神疾患の発見を目的としたものではない。 2.ストレスチェックの実施手順には、<実施前の準備フェーズ><実施フェーズ><面接指導対象者への面接指導のフェーズ>に続いて<集団分析フェーズ>がある。 3.ストレスチェックの考え方では、仕事の負担をストレス要因と見立て、仕事の資源をストレスをやわらげる緩衝要因と見立て、それぞれのバランスによりストレス反応であるストレス度が変わってくると想定している。 4.ストレスチェックの調査票は、「職業性ストレス簡易調査票(57項目)」を使用することが法律で定められている。
4
34
ストレスチェックの個人結果についての以下の説明文のうち、最も正しいものを1つ選びなさい。 1.個人結果は実施者より本人以外の関係者にも共有される。 2.結果をもとに一定の基準を満たした受検者は高ストレス者として選定され、ストレスチェック実施者(医師等)が面接指導の必要性を確認する。 3.高ストレス者の選定は、厚生労働省の想定では受検者全体の30%程度であった。 4.ストレスチェックの実施者になれるのは、高ストレス者の面談指導ができる医師のみである。
2
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テレワークとは、「1.「 」(=ICT)を活用した、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」のことを指す。テレワークの区分としては、所属する勤務先から離れて自宅を就業場所とする2.「 」、移動中の交通機関や顧客先、カフェ、ホテル、空港のラウンジなどを就業場所とする3.「 」、本拠地のオフィスから離れた所に設置した共用オフィスで就業する施設利用型の4.「 」が挙げられる。
情報通信技術, 在宅勤務, モバイル勤務, サテライトオフィス勤務
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テレワーク特有のストレスについての以下の説明文より最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.生活の枠組みが崩れる 2.仕事とプライべートが分けられなくなる 3.通勤時間が減った分、労働時間も減り仕事が終わらない 4.コミュニケーションが不足する 5.自分の勘違いや思い込みによる不安が解消されずに蓄積する
3
37
テレワークにおけるメンタルヘルス面でのセルフケアについての以下の説明文より最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.新たな働き方に対応した生活のルーティンを組み立てる 2.on-offの切り替えを意識する 3.意識的にコミュニケーションの場をつくる 4.時々身体活動も実施する(最低1,000歩程度は) 5.身体的健康管理にも気を配る 6.テレワークのための設備と環境を整える
4
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メンタルヘルス不調になり会社を休むことになった場合、いきなり休業(=休職)になるわけでは ない。従業員には、法律により正規/非正規にかかわらず勤務日数(=勤務時間)に応じて1.「 」が付与され、日数は勤続年数により異なる。 この休暇の取得は従業員より申請し上司が承認するが、取得事由は問われない。また多くの企業では、これ以外に本人のケガや病気の時にのみ使える2.「 」がある場合が多い。 これらの休暇を有給休暇と傷病休暇を使い切っでも病気やケガが治らず仕事ができる状態まで直っていないと、最後に3.「 」(=休職)となる。
有給休暇, 傷病休暇, 休業
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職場復帰(=復職)支援についての以下の説明文より最も間違っているものを1つ選びなさい。 1.厚生労働書の手引きによると、職場復帰支援には5つのステップがあり、この方法が奨励されている。 2.メンタル疾患で休業中の従業員が復職を希望する際、まず主治医による「職場復帰可能」と記載された診断書を会社に提出することから始まる。 3.復帰の前には、最終的な職場復帰の決定を決める「復職審査委員会」が開催され、上司(又は当該事業部長)、人事部長、産業保健スタッフ(産業医は必ず出席)が、本人の復職の可否について話し合う。 4.一度会社復職を認めて職場復帰した場合、同じ事由による再休業は認められない。
4
40
復職者受け入れのポイントについての以下の説明文より最も正しいものを1つ選びなさい。 1.復帰後は通常勤務を守らせるために、通院やカウンセリングについても就業時間中(=勤務時間中)には行かないようにさせる。 2.復帰後は特別扱いせず、復帰直後から懇親会にも積極的に誘うようにする。 3.服薬について、なるべく早くやめることを励ます。 4.上司は本人の人事異動や配置換えには特に注意し、事前に産業医に相談する。 5.再発防止のために、休職の原因となったと考えられる過去の原因について本人に何度も確認し自覚させる。
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