群れを作って棲み、縦型の関係をつくる。(上下関係)

ボスとして君臨しようとする意識をうむ。

ボスに従い、群れの中で平和に暮らそうとする。

縄張り(テリトリー)をつくり、他の侵入に警戒する。犬が吠える基本的なもの。(要求吠えは別)

群れや巣、子供などを守り、順位闘争のためにも威嚇や攻撃行動を起こそうとする。

必要とあらば闘う。

獲得した餌や物を横取りされないように守ろうとする。

方向感覚によって巣に戻る。

自己の身を守ろうと相手に対する不信や懐疑性をうむ。

臆病な犬は逃げることを選ぶ。

群れの中で戯れながら、体力、知力、優劣関係がつくられる。この中で順位を上げる者、下げる者がいる。

嗅覚を利用し、獲物をさがし出そうとする。

逃げる獲物を追う。

獲物を守る。

獲物を巣に運ぶ。

内部環境を一定の状態に維持しようとすること。

養分を口から取り込み、飲み込むことで体内に取り入れる。

水分を口から取り込み、飲み込むことで体内に取り入れる。

体内の不消化物を糞として、余分な水分を尿として排出する。

エネルギーの消費を少なくして回復をはかる。

自分自身の肉体の保護や、生理的恒常性維持のために示す。

護身行動の人間の例。

護身行動の犬の例

体表をかく。皮膚や毛についた寄生虫や汚れなどを取り除いたり、かゆみを軽減させる。また、体毛を整えるために体表面を手入れする。

見知らぬ環境やものに遭遇した時に、それがどのような環境でどのようなものかを確認する。

探索行動の例

動物がものを使ったり、体を動かしたりして遊ぶ行動。特に子供の頃によく見られる。

遊戯行動の人間の例。

遊戯行動の犬の例。

各個体が特定の場所、もしくは個体相互間で特定の距離をおいて位置する。

社会空間行動の人間の例

社会空間行動の犬の例。

それぞれの個体同士で、相手がどのような個体か確認し合う。

社会的探査行動の人の例

社会的探査行動の犬の例

個体間の相互干渉が致命的な攻撃行動に発展しないように、お互いの力関係を認識して優劣関係を学習する。

敵対行動の人の例

敵対行動の犬の例

群内の個体間で見られる相互の親和度の認識。

親和行動の人の例

親和行動の犬の例

個体同士で遊ぶ行動。特に幼齢個体でみられる。探査、敵対、親和など、各社会行動を模倣したものが多い。

社会的遊戯行動の人の例

社会的遊戯行動の犬の例

動物が葛藤、欲求不満状態のとき、その場の状況に適応するための行動とは、ほとんど関係の無い行動を示すこと。掻く、噛む、舐める、身ぶるいするなどの身づくろい行動や、あくび、摂食、睡眠などがある。これらの行動は正常な場合でも示すため、一見すると正常な行動との区別がむずかしい。

欲求不満となった行動のひとつが出現するものの、向ける対象が異なる、八つ当たり。

欲求不満の状況で、行動を起こす対象がないのにもかかわらず、行動だけが出現すること。

単純な環境で飼育すると、さまざまな刺激に対しての無関心、あるいは過剰反応を示すことがある。このような環境からの刺激に対して対する異常な反応のこと。

異常反応の人の例

異常反応の犬の例

行動の様子が一定して規則的にくり返される。その行動の中で、普通には見られず、目的、機能だけがはっきりしないもののこと。

常同行動の例

刺激の少ない、限られた環境下での飼育がストレスとなって生じるもの。

餌の種類や与え方を工夫する。

飼育環境の構造や設置物、遊具や床材を工夫する。

動物の視覚、聴覚、嗅覚、その他感覚に刺激を与える。

他の動物との関わり。

複雑な問題解決を必要とし、知性を刺激する。

個体を迫りくる脅威に反応させる動因である。

逃避行動、不動化、強度のストレス行動をもたらすもの。

競争をなくす方向に働く。

仲間との競争をなくす方向に働く。

仲間からの社会的脅威に個体を反応させる働きをもつ。

大胆で勇敢で支配的。相手より優位にたち、すぐにでも戦う気でいる。

気後れして怖がり、臆病。自分を脅かす対象を回避しようとする。