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7章155-193
  • こあ

  • 問題数 40 • 9/10/2024

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    問題一覧

  • 1

    「いかにせん、いかにせん」と[あから目もせず]、つと添ひつつ嘆くよりほかのことなし。

    よそ見もしないで

  • 2

    夜とともに姫君達に[遊び]せさせ参らせて、

    詩歌や管弦

  • 3

    この女の親、少将に[あるじすべき方]のなかりければ、

    ごちそうする手だて

  • 4

    いさましくうれしき[いそぎ]にてあらんだに、それにさはるべきことかは。

    準備

  • 5

    いかがせむとて、[内]にまわりて、御感のうせたるよし奏し給ふ時に、帝、ものものたまはせず。

    宮中

  • 6

    働髪のかからせたまへるなど、絵にかきたるをこそ、かかる事は見しに、[うつつ]にはまだ知らぬを、夢の心地ぞする。

    現実

  • 7

    大事なる人の[愁へ]をも、その衣を着て、知らぬやんごとなき所にも参りて申させければ、必ず成りけり。

    訴訟

  • 8

    数ならぬ人の並びきこゆべき[おぼえ]にもあらぬを、さすがに、立ち出でて、人もめざましと思す事やあらむ。

    寵愛

  • 9

    筆築など優にふきて世[おぼえ]も侍りけるが、所領相論の事ありて叔父を殺してけり。

    評判

  • 10

    大君は、御[かたち]はきよらに、いと気高くて、

    容貌

  • 11

    「一筋に行ひの道に起きて、この人よりは先立ちて、世の[聞こえ]をも取り、位をも上がらん」と思ひて、

    名声

  • 12

    唐士とこの国とは、言異なるものなれど、[月のかげは同じことなるべければ]、人の心も同じことにやあらん。

    月の光は同じはずであろうから

  • 13

    親の御[かげ]にてのみこそは、おのづから過ごし給ひけめ、今は片時も、よも跡とめ給はじと、

    庇護

  • 14

    上は、腰なうおはしまして、彩女が[きは]までも、かたちをかしきをば御覧じすぐさず。

    身分

  • 15

    あやしの恋びきまはしたる中に、人ある[けしき]して、前に異やうなるものさし出だして、食ひ物のはしはし受け集めて置きたるありけり。

    けはい

  • 16

    朝臣[けしきよく]て、「八重の潮路をしのぎて、ここまで来たるは何事」と問はせたまへば、帯びたる剣取り捨てて、おのが舟に投げ入れたり。

    機嫌よく

  • 17

    いと服たげなる御けしきにもてなさせたまひて、ものも仰せられねば、もし聞こし召さぬにやとて、また、[御けしきたまはれど]、うち眠らせたまひて、なほ御いらへなし。

    ご指示をもらおうとしたが

  • 18

    一条院は、[御心ばへ]も、個能もすぐれておはしましけるうへに、しかるべきにや侍りけむ、上達部、殿上人、道々の博士、たけき武士まで、世にありがたき人のみ多く待りけるころになむおはしましける。

    性格

  • 19

    月に心を澄まして雲に入りけむも、[ことわり]とぞおぼえ侍る。

    もっともなこと

  • 20

    はかばかしき領後見のとりたてたる、おはせざりければ、[才]なども深くもえ習ひたまはず。

    学問

  • 21

    朝成の中納言と一条摂取と同じ折の殿上人にて、[品]のほどこそ、一条殿に等しからねと、身の才、人おほえ、やむごとなき人なりければ、

    家柄

  • 22

    あらめ恋路の病なれば、さらにその[験]もなかりけり。

    効果

  • 23

    壬生忠岑、御ともにあり。勧際のもとに、松ともしながらひざまづきもうそこて、[御消息申す]。

    ごあいさつを申し上げる

  • 24

    陽神成大納言の夢に、重家の[消息]とて、「世をそむきなむ」といふことのたまへりけるを、勧営の大臣の御説におはしあひて、「かかる夢こそ見待りつれ」と語り聞こえ給ひければ、

    手紙

  • 25

    兵部卿の宮、右大将などは、[ただ人]にても、こともなき人にこそあめれ。

    常や最族でない出下

  • 26

    かくても[たづき]なきにて明かし暮らす。

    よるべ

  • 27

    脱人・いみじきをこの[ためし]にいひけるを

  • 28

    この男、また、はかなきものの[たより]にて、雲居よりもはるかに見ゆる人ありけり。もの言ひつくべきたよりなかりければ、いかなるたよりして、気色見せむと思ひて、からうして、。たよりをたづねて、もの 言ひ始めてけり。

    機会

  • 29

    この男、また、はかなきもののたよりにて、雲居よりもはるかに見ゆる人ありけり。もの言ひつくべきたよりなかりければ、いかなるたよりして、気色見せむと思ひて、からうして、。[たより]をたづねて、もの言ひ始めてけり。

    縁故

  • 30

    いかなりし[契り]にて、かくもの思ふらん。

    宿縁

  • 31

    その夜、南の風吹きて、浪いと高し。[つとめて]、その家の女の子ども出でて、浮き海松の浪によせられたる拾ひて、家の内に持て来ぬ。

    翌早朝

  • 32

    宗真の法師、この紙のうらに、墨つほの墨してかきてやるは、[手]を見れば小町なりけりとしりてなり。

    歌の筆跡

  • 33

    下野の国に男女すみわたりけり。[としごろ]すみけるほどに、男、妻まうけて心かはりはてて、この家にありけるものどもを、今の妻のがりかきはらひもて運び行く。

    長年にわたって

  • 34

    国この馬[情ある者]にて、馬をは捨てて、先、その大二つをいたくたたきしほどに、狐はからきめをみて逃げつ。

    心の優しい者

  • 35

    大夫公のもとに行きてこそ、わが[ひがこと]を思ふか、人のあしく難じたまふか、ことをば切らめと思ひて、

    間違ったこと

  • 36

    仮の庵も、やや、[ふるさと]となりて、軒に杉葉ふかく、土居にむせり

    なじみの地

  • 37

    「ゆゆしき大事かな」と思へども、[ほど]経べき事ならねば、やがて走り入りぬ。

    時間

  • 38

    「この月はさりとも」と宮人も待ちきこえ、内裏にもさる御[心まうけ]どもあり。

    心づもり

  • 39

    このわたりのうかれめども、あまたまゐりてさぶらふなかに、声おもしろく、[よしあるもの]は侍りや

    品格のあるもの

  • 40

    さて御[わざ]の夜、雪の降りければ、「野辺までに心ひとつは通へども我がみゆきとは知らずやあるらむ」と詠ませ給へりけむも、いとこそめでたけれ。

    葬送