問題一覧
1
9世紀後半にアッバース朝の地方政権として成立した、中央アジア最初のイラン系イスラーム王朝は何か。
サーマーン朝
2
10世紀中頃成立し、10世紀末にサーマーン朝を滅ぼした、中央アジア最初のトルコ系イスラーム王朝は何か。
カラハン朝
3
10世紀後半、サーマーン朝のマムルークがアフガニスタンを中心に建てたイスラーム王朝は何か。
ガズナ朝
4
ガズナ朝最盛期のスルタンで、インドに遠征してヒンドゥー教寺院を略奪・破壊して「偶像破壊者」と呼ばれた人物は誰か。
マフムード
5
12世紀半ばにアフガニスタンで自立後、ガズナ朝を滅ぼし、インド侵入を繰り返してイスラーム教徒の北インドを配の基礎を築いたイスラーム王朝は何か。
ゴール朝
6
奴隷王朝を建てた、ゴール朝のマムルーク出身の武将は誰か。
アイバク
7
アイバクが12世紀末からデリー南方に建てた、インド最古の大モスクにある塔の名前は何か。
クトゥブ・ミナール
8
アフガン系の部族が建てた、デリー=スルタン朝5番目の王朝は何か。
ロディー朝
9
シュリーヴィジャヤを引き継いでマラッカ海峡地域を支配した港市国家連合を、宋代以降の中国では何と呼んだか。
三仏斉
10
15世紀末から20世紀初めまで、スマトラ島北部に存在した港市国家は何か。
アチェ王国
11
16世紀末、マジャバヒト王国にかわってジャワ島東部に成立したイスラーム国家は何か。
マタラム王国
12
ムスリム商人が季節風(モンスーン)を利用してインド洋交易で使用した、三角帆をもつ木造船を何と呼ぶか。
ダウ船
13
15世紀に鄭和の艦隊が訪れた、アフリカ東岸の、現ソマリアの港市はどこか。
モガディシュ
14
アフリカ東岸の港市の1つで、インド洋交易で繁栄し、15世紀に鄭和の艦隊やヴァスコダガマが来航した、現ケニアの港市はどこか。
マリンディ
15
10世紀以降にアラビア半島やインドの文化の影響を受けて、東アフリカ海岸部で開花した文化を何と称するか。
スワヒリ文化
16
アフリカ大陸中央部から南部にかけての住民の言語を何と総称するか。
バントゥー語
17
11~19世紀に、アフリカ南部のザンベジ川流域を支配し、インド洋交易で栄えた黒人王国は何か。
モノモタパ王国
18
ギニア高原より発し、ギニア湾に注ぐ西アフリカーの大河は何か。
ニジェール川
19
13世紀前半~15世紀後半、ニジェール川上流と西アフリカを支配した黒人王国は何か。
マリ王国
20
15世紀後半に、マリ王国にかわってニジェール川流域を支配した黒人王国は何か。
ソンガイ王国
21
11世紀前半に中央アジアからおこり、1055年バグダードに入城したトルコ系スンナ派王朝は何か。
セルジューク朝
22
トゥグリル・べグがバグダード入城後、アッバース朝カリフから授かった、世俗君主を意味する称号は何か。
スルタン
23
セルジューク朝で諸制度を整備するとともに、学芸を奨励したイラン系の宰相は誰か。
ニザーム・アルムルク
24
ビザンツ帝国を破ったマンジケルトの戦いに乗じ、セルジューク朝の一族がアナトリアに建国した王朝は何と呼ばれたか。
ルーム・セルジューク朝
25
セルジューク朝期のイラン系神学者で、のちにスーフィズムの理論化もおこなった人物は誰か。
ガザーリー
26
サーマーン朝およびガズナ朝時代を代表するイラン系詩人は誰か。
フィルドゥーシー
27
ガズナ朝のもと、フィルドゥーシーがイラン建国からササン朝滅亡までを描いた長編叙事詩は何か。
シャー・ナーメ
28
ジャラーリー暦(太陽暦)の制定にも加わった、セルジューク朝期のイラン系詩人・科学者は誰か。
ウマル・ハイヤーム
29
ブワイフ朝で開始され、セルジューク朝時代に西アジアに広まった、軍人や官僚に対し、棒給のかわりに国家所有の分与地の徴税権を与えた制度は何と呼ばれるか。
イクター制
30
セルジューク朝のトルコ人マムルークがアム川下流に成立させ、セルジューク朝からイランを奪ったが、チンギス・カンによって攻略された王朝は何か。
ホラズム・シャー朝
31
サラーフ・アッディーンが建てたイスラーム王朝の名前は何か。
アイユーブ朝
32
サラーフ=アッディーンは、現在のイラン・イラク・シリア・トルコにまたがる地域に居住する民族の出身であるが、その民族名は何か。
クルド人
33
1187年、アイユーブ朝のサラーフ=アッディーン軍にイェルサレムを征服され、1291年に最後の拠点アッコンを奪われて滅亡したキリスト教国は何か。
イェルサレム王国
34
1258年にアッバース朝を滅ぼしたモンゴル人は誰か。
フレグ
35
フレグがタブリーズを都に、イランに樹立したモンゴル政権は何か。
イル・ハン国
36
イルミハン国でイスラーム教を国教とした、第7代の君主は誰か。
ガザン・ハン
37
イル・ハン国の宰相で、ガザン=ハンの命で歴史書を編纂したイラン人政治家・歴史家は誰か。
ラシード・アッディーン
38
イル・ハン国経由で伝来した中国画の影響を受けて、イスラーム世界で発展した絵画は何か。
写本絵画
39
マムルーク朝第5代スルタンで、モンゴル軍の侵入を撃退し、最終的にシリアから十字軍を撃退した人物は誰か。
バイバルス
40
ファーティマ朝がカイロに創設し、のちにスンナ派神学研究の中心となった大学(マドラサ)は何か。
アズハル学院
41
14世紀のチュニス出身の、イスラーム世界を代表する歴史家は誰か。
イブン・ハルドゥーン
42
イブン=ハルドゥーンが著した、都市と遊牧民との関係を中心に歴史の法則性を論じた歴史書は何か。
世界史序説
43
各地へのイスラームの布教に大きく貢献した、聖者と呼ばれる特定のスーフィーを中心に、その崇拝者たちによって組織された教団は何と総称されるか。
神秘主義教団
44
7世紀頃、西アフリカのニジェール川上流に成立したが、11世紀後半にムラービト朝の攻撃を受け衰退した黒人王国は何か。
ガーナ王国
45
西ゴート王国の都であったが、ウマイヤ朝に征服されて以降イスラーム文化の中心都市となり、12世紀からアラビア語文献のラテン語への翻訳が盛んにおこなわれたスペインの都市はどこか。
トレド
46
コルドバ生まれでアリストテレスの著作の注釈で知られる、ラテン名でアヴェロエスと呼ばれる哲学者は誰か。
イブン・ルシュド
47
14世紀のモロッコ出身の大旅行家で、メッカ巡礼を皮切りに、西アジア・インド(トゥグルク朝)・中国(元朝)・イベリア半島・西アフリカ(マリ王国)などをたずねたのは誰か。
イブン・バットゥータ