問題一覧
1
精神症状として面接によって把握されるので、真剣な関心と、受容的態度、客観的観察が面接するにあたっては必要である。
○
2
精神症状は主として面接によって把握されるので、精神疾患患者ではないかとの先入観を常に持ちながら被保険者の状態を観察する必要がある。
×
3
うつ状態では悲しく沈みこんだ表情になる。
○
4
統合失調症では、表情は動きに乏しく、硬く冷たい印象を与えることが多い。
○
5
過度に表情が豊かで落ち着きがなく多弁であるときは、統合失調症を疑う。
×
6
躁状態では元気がなく、動きも緩慢になる。
×
7
認知症の場合に見られる話し方の障害の一つに同じ話を繰り返すことが多い。これを保続という
○
8
躁状態では多弁で声も高く、次から次へと言葉が出てきて、話題があちこちと移動し、ひどい場合は何を話しているか分からなくなる。
○
9
統合失調症では文脈にまとまりがなくなり、さらに支離滅裂になると了解不可能になる。
○
10
うつ状態では、独語、会話の途絶、言語新作などがよく見られる。
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11
「言語新作」とは、自分だけに通じる言葉を勝手に作り出すことをいう。
○
12
面接時、疎通性(ラポール)の有無は重要なポイントになり、これがないときは統合失調症を疑う。
○
13
明らかな精神症状があるのに、自分が病気であるという意識(病識)を持っていないときは、統合失調症を疑う。
○
14
認知症とは、先天性あるいは出生後早期の原因により知能の発達が障害されたものをいう。
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15
知的障害とは、一度正常に発達した知能が脳の広範な病的変化によって持続的に低下した状態をいう。
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16
記憶の過程は、記銘、保持、追想から成り立っている。
○
17
過去の一定期間の事柄が思い出せない状態を健忘という。
○
18
幻視は意識障害に伴って出現することが多い。
○
19
幻聴は主に統合失調症に見られる。
○
20
実際に存在する対象を間違って知覚するのが幻覚である。
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21
実際には存在しない対象を実在するかのように知覚するのが錯覚である。
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22
思考の障害には、思考過程の障害と、思考内容の障害がある。
○
23
自分でもばからしいと思いながらも、ある観念にとらわれて追い払うことができないのが強迫観念である。
○
24
実際にはあり得ないことを確信して間違いを指摘されても絶対に訂正しないのが妄想である。
○
25
自我意識の障害には離人症やさせられ体験などがある。
○
26
自分の行動が他から操られると感じることを、させられ体験という。
○
27
感情の障害の一つである情動失禁は、血管性認知症に特徴的である。
○
28
うつ状態では意欲が減退するために、自発性や行動性が低下する。
○
29
うつ状態では、じっとしていられず、次々と行動に移る行為心拍が出現する
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30
常同症は自分でも無意味でバカげているとわかっているが、行わずに入られない行為で、ある種の神経症で見られる。
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31
強迫行為は型にはまった単純な動作を長時間繰り返すもので、主に統合失調症に見られる。
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32
アルツハイマー型認知症は、脳の萎縮病変によるものであり、多くは進行性である。
○
33
アルツハイマー型認知症は記銘障害ではじまることが多い。
○
34
アルツハイマー型認知症では、古い記憶の障害が起きるが、新しい記憶はかなり末期まで保持される。
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35
アルツハイマー型認知症では、病勢が進むに連れて、次第に時間や場所さらには親しい人の顔さえ分からなくなる。
○
36
血管性認知症では、精神機能が一様に低下する。
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37
てんかんの出現は、特定の民族・地域にかたよっている。
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38
てんかんは脳神経細胞の過剰な放電の結果生じる反復性発作を主徴とする慢性の脳障害である。
○
39
てんかんは症候性てんかんと突発性てんかんに大別されるが、また全般発作と部分発作という分け方もある。
○
40
てんかんの原因となる脳の病変がはっきりしているものを、突発性てんかんという。
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41
てんかんは必ず痙攣発作を伴う。
×
42
てんかんの小発作は痙攣を伴わない。
○
43
てんかんの生命予後で重要なのは、発作が直接原因となる死亡と自殺である。
○
44
病的酩酊では意識障害や見当障害を伴い、あとに健忘を残す。
○
45
一般に酒癖が悪いとか酒乱とか言われる人をアルコール依存症という。
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46
アルコール依存を基盤として生じる精神病状態をアルコール精神病という。
○
47
アルコール精神病では、振戦、せん妄、幻視が症状の中心となる。
○
48
アルコール依存者の死因は、心疾患、脳血管障害、肝障害、事故などである。
○
49
薬物依存は、麻薬、大麻、覚醒剤、睡眠薬などに限られ、頭痛薬や咳止めなどの一般薬は含まれない。
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50
器質的な病変がなく、心理的な原因によって生じる心身の機能障害を心身症という。
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51
神経症の予後は一般に不良で、完全な回復は見込めない。
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52
独立した身体疾患の中で、とくにその発症や経過に心理・社会的因子の関与が認められる一群があり、これらの疾患をまとめて心身症という。
○
53
胃潰瘍、喘息、高血圧などは心身症の一つであることがある。
○
54
思春期の女性に多い神経性食欲不振症は、心身症の一つである。
○
55
統合失調症のうち、緊張型は興奮や昏迷などの意欲・行動障害を主症状とする。
○
56
統合失調症のうち、妄想型では妄想が主症状で他の症状は目立たず人格のまとまりは比較的良い。
○
57
統合失調症は症状、経過などから破瓜型、緊張型、妄想型、単純型に分類されるが、予後については病型による差異はない。
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58
統合失調症は主として青年期に発病し、多くは慢性に経過する。
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59
統合失調症のうち、破瓜型は予後が最も良好である。
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60
統合失調症のうち、緊張型は発病が徐々で、人格荒廃に至る。
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61
統合失調症のうち、妄想型は20歳前後の発症が多い。
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62
統合失調症のうち、単純型は非常に緩徐な経過をとり、精神症状が極めて少ない。
○
63
統合失調症は原因が不明のため、治癒という言葉は使わず、寛解という。
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64
統合失調症の死因で重要なのは自殺で、その危険度はうつ病に匹敵する。
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65
躁うつ病は感情病ともいわれ、周期性の感情障害を主徴とする精神障害である。
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66
躁うつ病は統合失調症と異なり、寛解した後には精神的欠陥を残さない。
○
67
単極性うつ病が躁うつ病の中で最も多く、双極型が最も少ない。
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68
躁うつ病による単極型うつ病の病前性格として、仕事熱心、まじめ、几帳面、責任感などが目立つ特徴である。
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69
躁うつ病によるうつ状態の症状は、夕方にかけてだんだん気分が重くなる傾向にある。
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70
躁状態では自信過剰になり、誇大妄想を抱くこともある。
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71
躁うつ病の死因の約1/4は自殺であると言われる。
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72
躁うつ病では妄想が見られることはない。
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73
躁うつ病によるうつ状態で見られる睡眠障害は入眠障害が特徴的である。
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74
躁うつ病は感情障害を主徴とし、身体症状が見られることはない。
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