問題一覧
1
カテゴリーマネジメントを効果的に実践するためのポイントを2つ挙げなさい。また,カテゴリーマネジメントの問題点を3つ挙げなさい。
①消費者の自宅の棚のストックと同じような感覚で陳列位置を考える。 ②複数品目の購買が促進されるような組み合わせで陳列する。 ③一連の流動的かつ、独自性の高いものを品ぞろえする。 ④独創的な消費者価値を生み出せるような品揃えをする。 ⑤何を誰に販売するのか決定するのと同時に何を販売しないのかを明確にする。 など… 問題点 カテゴリーマネジメントを駆使して効率を高めようとする時にかかるコストがその便益を上回ってしまう可能性が高い。 効率的な店舗運営を実現させるが、そのために顧客重視のプライオリティを低めたり、品揃えをマンネリ化させたりするリスクも伴う。 力のある大規模サプライヤーとの協働が活動の中心となりわ中小の、サプライヤーを圧迫する恐れあり。
2
スケマティックプラノグラムとは何か説明しなさい。また、スケマティックプラノグラムの役割を記述しなさい。
スケマティックプラノグラムとは スペースマネジメントの一環として行われるゴンドラごとの単品ディスプレイ手法 役割 単品の効果的な配置によって、それぞれの売り上げを予測し、その商品カテゴリー全体の売上と利益を最大限にひきあげ、売り場を活性化させる。
3
DCM (Demand Chain Management)において交換される情報およびDCMに適している財を簡潔に述べよ。 また,DCMの目的·ねらいを3つ簡潔に述べよ。
①交換される情報および②適している財 ①小売業とメーカー間の生産および商品流通に関する情報 ②消費財(洗剤や台所用品などの消耗品やカジュアルウェアなど) (2) DCMの目的·ねらい ①売れ残りや欠品の防止 ②在庫および物流コストの引下げ ③メーカーの生産計画への反映
4
流行商品について、 一般的な特性を3点,また,取り扱う場合の留意点を2点、それぞれ列挙しなさい。
一般的な特性 ①顧客の購買は、必ずしも定期的、反復的ではない。 ②多くが非消耗品、非生活必需品で、需要変動に対する価格弾力は高い。 ③同一カテゴリーに含まれる品目が多い 留意点 ①まったく同一の品目で長期にわたる商品計画を樹立するのが難しい場合が多い。 ②プライスゾーン、プライスラインの設定が特に重要である。
5
定番商品について,一般的な特性を3点,また, 取り扱う場合の注意点を2点,それぞれ列挙しなさい。
一般的な特性 ①日用品が主体であるため 顧客の購買はほぼ定期的で反復的。 ②大半は消耗品であり、かつ,生活必需品。よって、需要変動に対する価格弾力性は低い。 ③平均単価が買回品に比べると総じて低い。 注意点 ① ある特定品目(特定メーカーの特定銘柄の特定商品)を取り扱う場合は、長期にわたり継続的に売場に置くことを前提とする。 ②取扱品目のそれぞれについて、常に在庫を切らさないという配慮が必要である。
6
売上総利益の増加要素を4つ挙げなさい。
(1) 売上総利益の増加要素 ①平均販売単価の計画的値上げ ②販売数量の計画的増大化 ③売上値引,売上戻りの抑制 ④ 仕入値引,仕入戻しの合理的増加 ⑥売上原価の計画的値下げ ⑥ 在庫高の合理的抑制 上記の中から 4つ選択のこと、
7
売上総利益率を一定とした場合, 売上高を伸ばせばそれに比例して売上総利益も増大する。売上形成の因子となる。①商圏カバー率,②集客率,③購買率の計算式をそれぞれ示せ。
商圏カバー率=店舗商圏客数÷総商圏人ロ 集客率=来店客数÷店舗商圏客数 購買率=購買客数÷来店客数
8
売上値引と値下げの違いについて説明しなさい。
値下げは、マークダウンのことで、特定の商品やサービスの販売価格を,特定の時点から一律により安い価格に意図的に変更することである。 売上値引は、顧客から販売時点で値引交渉を受け,随時,販売する価格を適宜下げることである。
9
仕入値引と仕入割引の違いについて説明しなさい。
仕入割引は、多くの場合リベートを意味し,通常の仕入業務の外で生ずる。 仕入値引は、仕入先に対し交渉することで仕入価格を引き下げてもらうもので、売上総利益を増加させることにつながる。
10
高商品回転が経営にもたらすメリットを3つ挙げなさい。
①在庫投資効率が向上する。 ②商品の物理的価値の低下(棚卸しなどオペレーションが少なくなるため) ③商品の市場的価値の低下が防げる(季節、流行の変化によって)
11
高商品回転が経営にもたらすデメリットを3つ挙げなさい。
①手持ち資金の過小をしばしば引き起こす ②仕入事務費、仕入出張費などの発注関係費が一般に割高になる。 ③商品の総枠が限られるので、品揃えを強化しにくい。
12
商品カテゴリー別の採算状況を把握するための分析方法を2つ挙げ、公式とともに説明しなさい。
①粗利益貢献度による分析 各部門の売り上げ構成比×粗利益率÷積数合計×100 食品主体の小売業のように、商品回転率が高く在庫負担の少ない業種向き。 ②交差比率貢献度による分析 各部門の売り上げ構成比×交差比率(粗利益率×回転率)÷積数合計×100 買回品主体の小売業のように、回転率が低く、在庫負担の重い業種向け
13
季節変動とは何か簡潔に述べなさい。
月間の販売実績といった時系列資料は、季節·気候,生活習慣,購買習慣,社会的行事の影響などによって、毎年,同じような変動を示す。この月ごとや季節ごとの変動パターンを季節変動と呼ぶ。
14
季節指数の求め方を3つ挙げなさい
①特定年基準法 ②月別平均法 ③連環比率法
15
取り扱いを幅広く少量ずつ必要に応じで仕入れる方法は?
当用仕入
16
過剰な在庫や欠品を起こさずに済むと適切な仕入数を割り出す仕入方法は?
定期仕入
17
流行性、あるいは季節性の強い商品は、シーズン直前に発注しても入手はできるが、早期にまとまった量を発注することによって、一定の仕入枠の確保と仕入価格の両面で極めて有利な条件で取引することができる。これを( )と呼んでいる。
季節割引
18
仕入予算高の計算式は?(年の場合)
売上高予算+期末在庫高予算(売価)-期首在庫高予算(売価)+減価予算(売価) これに(1-予定売価値入率)をかけて、原価還元する。
19
売上総利益を求める計算式は?
売上総利益=純売上高-売上原価
20
純売上高を求める計算式は?(2つ)
純売上高=総売上高-売上戻り高-売上値引, 純売上高=期首在庫高(売価)+純仕入高(売価)-期末在庫高(売価)
21
売上原価を求める計算式は?
売上原価=期首在庫高(原価)+純仕入高(原価)-期末在庫高(原価)
22
純仕入高を求める計算式は?
純仕入高=総仕入高-仕入戻し高-仕入値引高
23
棚卸商品の期末評価を行う方法は(①)と(②)がある
①時価法, ②原価法
24
原価法による評価額と時価のいずれか低い価格をもって、対象棚卸商品の評価額とする方法は?
低価法
25
原価法による棚卸資産の評価法の種類を6つ答えなさい。
個別法 先入先出法 総平均法 移動平均法 最終仕入原価法 売価還元法(=小売棚卸法)
26
帳簿上では把握されていない在庫高の不足のことをなんというか?
減耗(棚卸減耗)
27
年間予定商品回転率が6回転を超えない商品カテゴリーに適用される月初適正在庫高算出方法は?
基準在庫法
28
月初適正在庫高の算出方法を4つ挙げなさい。
①基準在庫法 ②百分率変異法 ③週単位供給法 ④在庫・販売比率法
29
商品回転率が6回転以上の商品カテゴリーに適用される月初適正在庫高の算出方法は?
百分率変異法
30
1週間に1回の商品回転率よりも高い商品カテゴリーの月初適正在庫高の算出方法は?
週単位供給法
31
発注してから次に発注するまでの間に消費される在庫量をなんというか。
サイクル在庫
32
投下した資本がどう効率的に運用され、いかに収益に結びついているかを指す指標をなんというか。
ROI(投下資本利益率)
33
ROIをコントロールする目的はなにか。
投下資本回転率と売上高純利益率の両方を高めるため
34
GMROIの計算式は?
粗利益率×在庫投資回転率
35
ROAの計算式は?
売上高事業利益率×総資産回転率
36
商品回転率の算出方法のうち、売価で求める方程式は?
商品回転率=純売上高÷平均在庫高(売価)
37
商品回転率のうち原価で求める方程式は?
商品回転率=売上原価÷平均在庫高(原価)
38
商品回転率を求めるとき、数量で求める方程式は?
商品回転率=売上数量÷平均在庫数量
39
平均在庫高を求める方程式のうち一般的に使われるものを2つ 方程式
①(期首棚卸高+期末棚卸高)÷2 ②(期首棚卸高+中間棚卸高+期末棚卸高)÷3
40
平均在庫高を求める方程式のうち、季節変動を重視して算出する方法は? 方程式
①[1/2(期首棚卸高+期末棚卸高)+1月から11月までの月末棚卸高)÷12 ②[1/2(期首棚卸高+期末棚卸高)+51週末までの週末棚卸高]÷52
41
ROAの意味は何か
総資本利益率のこと。 企業が持っている資産を利用して、どの程度利益を上げているかを示す指標。
42
月初適正在庫高の算定方法のうち、①基準在庫法、②在庫·販売比率法について、所定の解答欄にそれぞれの方法の内容 を2行程度で記述しなさい。(25点)
①基準在庫法 当該月の売上高予算に安全在庫としての基準在庫を加えて算出する方法。 ②在庫・販売比率法 その月の初めに存在した在庫高をその月の実績売上高で割って在庫・販売比率を求め、その比率を用いて月初の在庫高を算出する。
43
カテゴリーマネジメントの機能において、 目的来店性の強いカテゴリーをなんというか
計画的購買商品群(ディスティネーションカテゴリー)
44
カテゴリーマネジメントの機能において、主要購買者層の日常欲求に応えられる商品提案者として認識してもらえる普遍的カテゴリーをなんというか
必需的購買商品群(ルーティンカテゴリー)
45
カテゴリーマネジメントの機能において、 主要購買者層に対して、特定時期に特定商品の主要提案者として適切に商品を提供できるカテゴリーのことをなんというか。く
時期的購買商品群(オケージョナルカテゴリー)
46
カテゴリーマネジメントの機能において、 一般の消費者に対して、商品回転率が低い商品に関しても気軽に購入できる便利な小売店として認識されるためのカテゴリーはなにか。
補完的購買商品群(コンビニエンスカテゴリー)
47
正味運転資本の計算式は?
正味運転資本=流動資産-流動負債 =(固定負債+自己資本)-固定資産
48
価格弾力性とは、 【 】に対する需要の感度を表す測度のことである。
価格変化
49
単品管理を行う目的を4つ答えよ
①商品構成の計画、検証 ②販売計画や数量計画の立案、促進 ③問題発見と対策の立案、実施 ④正確な発注と的確な在庫管理
50
総売上高に占める割合に基づき、在庫品目を分類する方法はなんというか。
ABC分析
51
物流システムの形態を4つ答えなさい
①一括統合物流 ②窓口問屋制 ③納品代行システム ④共同配送システム
52
総売上高の主要な割合を占める商品を(①)または(②)と呼んで選定。 粗利益率が高く、店舗の柱となるような商品を(③)または(④)などと呼んでいる。
①基幹商品, ②ベストセラー商品, ③重点商品, ④戦略商品
53
それぞれアルファベッドの意味を答えろ。
R 年間発注個数, C 仕入単価, U 1回あたり発注費用(固定費), I 在庫費用率, S 週当たり販売計画数量, RP 発注期間
54
計上予算とは、経常的業務活動の期間予算であり、(①)とも呼ばれる。これには、収益と費用の予算である(②)と(③)の2種類が含まれる。 これに対して、資本予算とは長期予算として(④)計画や各種プロジェクトに関する投資予算である。
①業務予算, ②損益予算, ③資金予算, ④設備投資
55
予算体系の確立について 売上高予算、仕入高予算、在庫高予算、販売費予算などが含まれるものは、(①) 短期および長期資本予算の財務予算の領域が含まれるのは(②)である。
①見積損益計算書, ②見積貸借対照表
56
販売予測の方法について 長期傾向の分析手法を4つ述べなさい。
目安法、両分法、移動平均法、最小自乗法
57
下記空欄を埋めなさい。
上から 目安法 両分法 移動平均法 最小自乗法