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臨床心理学概論 その他
  • ういうい

  • 問題数 100 • 1/18/2025

    記憶度

    完璧

    15

    覚えた

    35

    うろ覚え

    0

    苦手

    0

    未解答

    0

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    問題一覧

  • 1

    母親などの重要な他者の姿やふるまいとの関わりをとおして自我を発見していくことが人間の心の発達の出発点にありますが、生後6ヶ月から18ヶ月の時期に生じるとされる、他者を介して自分の身体や自我を発見するときの、この段階のことをフランスの精神分析家ジャック・ラカンはなんと名付けたでしょうか。

    鏡像段階

  • 2

    私たちが日常経験しているこの世界のリアリティすなわち現実性は、実はコンセンサス・リアリティである、ということを講義で述べました。このコンセンサス・リアリティというのはどういう意味でしょうか。

    ・このリアリティは大勢の人がこれを確かなものと合意することの上に成り立っているということ

  • 3

    乳幼児と母親のやり取りを観察しながら、乳幼児が母親から自立していく3歳ぐらいまでの乳幼児の心理的誕生のプロセスを記述し、まとめたのは誰でしょうか。

    マーガレット・マーラー

  • 4

    地球上に生命が誕生したのは、今からだいたい何億年前のできごとでしょうか。

    38億年前

  • 5

    私たち人類は人類の種類としてどの呼び名で呼ばれる人類でしょうか。

    ホモ・サピエンス

  • 6

    動物行動学者のアドルフ・ポルトマンは20世紀半ばに、人類という種が、子どもを生むとき、他の動物と比較して際立つ特徴があることを指摘しました。それを彼はをなんと呼んだでしょうか。

    生理的早産

  • 7

    人類が地球上の生き物の中心となるような進化を遂げたことにたいして、より大きな影響を与えたと考えられる人類の特徴は何だと考えられるでしょうか。より適切なものを二つ選びましょう。

    言語の使用・道具の使用

  • 8

    「赤ちゃんという単独の存在は存在しない。母子という二人組のシステムがあるだけだ」といったイギリスの児童精神分析家は誰でしょうか。

    D.W.ウィニコット

  • 9

    第一次世界大戦の最中、兵隊の質を均質にするためにスクリーニングとして集団式の知能検査が開発され、皮肉なことですが、それが臨床心理学の必要性を高める要因となりました。さて、この集団式で簡便に行なわれる知能検査のような心理検査のやり方をなんと呼ぶでしょうか。

    ペーパー・ペンシル・テスト

  • 10

    行動主義心理学では、パブロフの古典的条件付けの研究に刺激を受けて、人間の行動をS−R理論によって整理していきます。このS−R理論のSはStimulus、つまり「刺激」ですが、ではRは何でしょうか。

    反応

  • 11

    人間性心理学を提唱したのは誰でしょうか。

    アブラハム・マズロー

  • 12

    大学に心理クリニックを開設し、臨床心理学という言葉を初めて使ったアメリカの心理学者は誰でしょうか。

    L.ウィットマー

  • 13

    20世紀初頭にヨーロッパやアメリカで誕生した新しい心理学の潮流として3つ代表的なものが挙げられていましたが、それらはなんでしょうか。3つとも選んでください。

    精神分析・行動主義心理学・ゲシュタルト心理学

  • 14

    フロイトの精神分析やそこから発展的に分化したアドラー心理学、ユング心理学など、無意識を前提として心の問題を理解し、解決しようとする心理療法を総称してなんと呼ぶでしょうか。

    力動的心理療法

  • 15

    ゲシュタルト心理学のゲシュタルトとはドイツ語の単語をそのままカタカタ表記にしたものですが、日本語ではどんな意味でしょうか。

    形態

  • 16

    アルフレッド・ビネーはフランスの心理学者で、シモンとともに1905年、はじめてある心理検査を作成しました。この心理検査は何を測定する検査でしょうか。

    知能

  • 17

    1949年、臨床心理学を展開する上で必要な姿勢について議論がなされ、アメリカのボルダーで採択された考え方はなんというでしょうか。

    科学者ー実践化モデル

  • 18

    分析心理学の創始者は誰でしょうか。

    カール・グスタフ・ユング

  • 19

    精神分析の創始者は何という名前でしょうか。

    ジグムント・フロイト

  • 20

    サーストンの唱えた知能の多因子説では、知能を「語の流暢性」「数」「空間」「記憶」などいくつの知的因子に分けて理解しようとしたでしょうか。

    7

  • 21

    1939年にアメリカで大人の知能を測定するためのウェクスラー成人知能検査が開発されました。この検査でのIQは、偏差IQ とよばれるIQの算出方法を用いています。 (個人の得点 − 同じ年齢集団の平均得点)÷([15分の1または16分の1]× 同じ年齢集団の得点の〇〇〇〇) + 100 これがその算出方法ですが、この〇〇〇〇には、何という語が入るでしょうか。

    標準偏差

  • 22

    今日の知能検査の最初の形を作ったのは、フランスの心理学者ですが、名前をなんというでしょうか。

    アルフレッド・ビネー

  • 23

    サーストンが唱えた知能の理解の仕方を何と呼ぶでしょうか。

    多因子説

  • 24

    シュテルンが提案したIQ(Intelligence quotient)は、(〇〇÷△△)×100 で表されました。これは二つの年齢の比率で表す方式をとったので「比IQ」と呼ばれています。〇〇と△△はには何が入るでしょう。

    精神年齢・生活年齢

  • 25

    ビネー式知能測定尺度は瞬く間に世界中に広がり、日本でも1930年には鈴木治太郎博士によって鈴木・ビネー知能検査が発表されました。アメリカでは、ターマンがスタンフォード・ビネー知能尺度を早くも1916年に発表し、彼らは測定された知的能力を示す指標をW.シュテルンの提案に従って〇〇で表すことにしています。この、〇〇とは何でしょうか。

    知能指数

  • 26

    1926年に出た非言語性の知能測定尺度で、人物を描かせることから知能を測定しようとする尺度があります。その考案者の名前はなんというでしょうか。

    グッドイナフ

  • 27

    ウェクスラー成人式知能検査はアルファベットで頭文字を並べて何と呼ばれているでしょうか。

    WAIS

  • 28

    知能検査は児童の知的能力を測定することを目的として始められましたが、その後、成人の知的能力を測定しようとする動きも登場します。1939年にアメリカでウェクスラー成人知能検査が開発されました。この検査は何歳以上の人を対象としているでしょうか。

    16歳以上

  • 29

    1920年代に登場した非言語性知能側定尺度は、次のうちどれでしょうか。

    コース立方体検査

  • 30

    第一次世界大戦を契機に、米軍が集団式の知能検査を開発していきました。その検査の方法を何法と呼んだでしょうか。

    質問紙法

  • 31

    ビネー式知能測定尺度は、一人一人に個別に検査を行なう個人面接法をとっていて、3才から13才までの年齢級に分類するようになっています。ある8才の子どもがビネー式知能測定尺度によって知的能力を測定したところと、生活年齢別正答率でいえば、7才に相当する正答率であったとしましょう。そのとき、ビネーはこれを7才の〇〇であると呼びました。〇〇とは何でしょうか。

    精神年齢

  • 32

    知能の一般因子説は知的能力に影響する要因として遺伝性を強調する傾向があるが、モジュール説あるいは多因子説は何を強調する傾向が強いでしょうか。

    親の育て方を強調する

  • 33

    人間の知能を「生活上の新しい問題や状況への一般的な心理的適応力である」と捉えた心理学者は誰でしょうか。

    ウィリアム・シュテルン

  • 34

    京都市の児童院で子どもたちの発達を捉える検査を実践的に作り上げていった発達検査があります。これは何と呼ばれているでしょうか。

    K式発達検査

  • 35

    スピアマンが唱えた知的能力を示す因子で、さまざまな学科の違いにかかわらずすべてに共通して見られる知的能力を何因子と呼んだでしょうか。

    g因子

  • 36

    児童向けのウェクスラー式知能検査はなんと呼ばれているでしょうか。

    WISC

  • 37

    対人的知能・音楽的知能

    音楽的知能・対人的知能

  • 38

    知的障害についての定義は時代や社会状況によって変化します。実際、知的水準の評価は入手することのできるさまざまな臨床所見を活用すべきであって、単一の検査の結果のみで単純に判断してしまわないようにすることが望ましいとされています。一方、そういったことを前提とした上で、大まかに知的障害の水準について知能指数に従った区分が設けられています。軽度の知的障害、中度の知的障害など、4水準に分けて理解されているのはなにか。

    軽度、中度、重度、最重度

  • 39

    今までおしゃれだったおばあちゃんが、最近服装がちぐはぐで、季節に合った服を着ていないことに気づきました。これだけから認知症と即断するわけにはいきませんが、認知症の中核症状の一つが表れている可能性があります。それは何という障害でしょうか。

    理解・判断力の障害

  • 40

    知的障害が生じる原因のうち、外因と考えられるものは次のどれでしょうか。

    胎生期の母胎の風疹

  • 41

    このところ物忘れがひどくなり、認知症を疑われた68歳のAさんは、脳画像検査を行ったところ、海馬を中心に脳の萎縮が見られました。この場合、可能性が高い認知症として、どんなタイプの認知症が疑われるでしょうか。もっとも適切な答えをひとつ選んで下さい。

    アルツハイマー型認知症

  • 42

    DSM-5でいう限局性学習障害は、知的障害の一種でしょうか。

    一種でない

  • 43

    知的発達におおきな遅れはなく、話したり行動することに問題はないものの、黒板の文字をノートに写すことが上手にできないで苦労する人がいます。これはどんな障害があると考えられるでしょうか。

    書字障害

  • 44

    知的障害は認知的機能の優劣のみで捉えるのではなく、地域生活や環境との相互作用に基盤を置いて捉えるようになってきていますが、この方向性は、知能の一般因子説と多因子説(モジュール説)ではどちらの考え方となじみやすいと考えられるでしょうか。

    多因子説

  • 45

    72歳のAさんは最近めっきり老け込んで元気がなくなっていましたが、ある晩、奥さんを起こして「誰か来ている、見てこい」と言い出しました。見に行っても誰もおらず、その時はそのままになりましたが、一週間後、今度は「娘が来ている、食事でも作ってやれ」と言い出します。「来ていませんよ」というと、「何を言っている、さっきここにいたじゃないか」と言い出しました。 こういった症状から相談を受けた医師は認知症を疑いましたが、それはどんなタイプの認知症を疑ったのでしょうか。

    レビー小体型認知症

  • 46

    DSM-5でいう限局性学習障害に含まれないものは次のうちどれか。読字障害・書字障害・構音障害・計算障害

    構音障害

  • 47

    誕生にあたって21番目の染色体の数が健常者よりもひとつ多く三つある染色体異常で、知的障害と心臓の奇形、筋の低緊張など身体の障害を生じやすい疾患をなんと呼ぶでしょうか。

    ダウン症候群

  • 48

    厚生労働省が5年ごとに行なっている知的障害児(者)基礎調査での2005年に用いられた知的障害の定義では、知的機能の障害がどんな時期に現れるものを知的障害とするとされているでしょうか。

    発達期

  • 49

    次の症状のうち高次脳機能障害によって引き起こされると考えられる症状ではないものをひとつ選んで下さい。注意力や集中力の低下・古い記憶が思い出せない・感情や行動の制御が効かなくなる・ものによくぶつかる

    古い記憶が思い出せない

  • 50

    知的障害の程度を見る指標として、知能指数に基づいて一定の値に達しないものを知的障害と区分し、その中で軽度、中度、重度などと分類していますが、この知的障害とされるのは知能指数の数値がいくつ以下のものをいうでしょうか。

    69以下

  • 51

    認知症の中核症状として位置づけられる障害で、自分が今どこにいるのか、今日は何月何日か、目の前にいる人が誰かといったことが分からなくなる障害をなんというでしょうか。適切なものをひとつ選んで下さい。

    見当識障害

  • 52

    知的障害の近年の捉え方は、その人の知的機能の水準からのみ見るのではなく、〇〇との相互作用に基盤をおいた見方をするようになってきています。この、○○には何が入るでしょうか。

    環境

  • 53

    認知症はその前段階である軽度認知障害の患者を含めると、高齢者の人口の大きな割合を占めており、2012年の調査では〇〇歳以上の人口の四分の一が該当すると言われています。○○に当てはまるのはいくつでしょうか。

    65

  • 54

    脳梗塞や脳出血などが原因で、脳の一部が壊死することなどから生じる認知症を何というでしょうか。

    脳血管性認知症

  • 55

    「人は泣くから悲しくなり、殴ったから怒りを感じ、震えるから怖いのだ」というように、感情は、外部刺激をうけて身体の末梢が反応し、その身体反応を意識化することで感情が生まれるという説があります。これは何という説でしょうか。

    ジェームズ-ランゲ説

  • 56

    激しく激昂するとか、パニック状態になるとか、強い感情的な状態に一過性になる時、その状態を引き起こしている感情を「情動」と呼んでいますが、これをこの講義では、英語でいうとなんというでしょうか。

    emotion

  • 57

    虐待は大きな社会的問題ですが、虐待を行なってしまう人たちは、彼らが自身の怒りの感情のコントロールができにくいということに問題があるというよりも、彼ら自身が自己評価が低く、恥や、屈辱感、罪悪感等と関連したある種の不安感や恐怖感から身を守るために怒りに依存しているのではないか、と考えられています。この「ある種の不安感、恐怖感」とは、どんなことに対する不安感、恐怖感でしょうか。

    見捨てられること

  • 58

    大脳辺縁系の一部で、扁桃体からの投射を受け、報酬や快楽に関わる処理に関与する部位をなんというでしょうか。

    側坐核

  • 59

    大脳辺縁系の一部で、行動の価値判断に基づいて自律神経を介した生体の制御を行なう部位をなんと呼ぶでしょうか。

    前頭葉眼窩部

  • 60

    シャクターとシンガーの感情の二要因説で指摘されているように、感情は心拍の上昇や発汗、呼吸などの身体的反応の変化を認知的に評価するところに現れますが、このように、その人が自分の情動的な体験を主観的にどのように経験として感じているか、というところが私たちがふだん感情という言葉で表現しているものに最も近い現象だろうと考えられます。これを、あえて言うと、「主観的感情」ということになりますが、これを英語ではなんというでしょうか。

    feeling

  • 61

    心身症の人に多いといわれていて、自分の感情に気づきにくく、したがってその感情を上手に表現することができない状態は何と呼ばれているでしょうか。

    アレキシサイミア

  • 62

    一過性の心的状態ではなく、長時間持続する感情状態を「気分」といいますが、これは英語ではなんというでしょうか。

    mood

  • 63

    以下に挙げる障害の中で、「気分」の傷害に当るものはどれでしょうか。該当するものは2つあります。

    抑うつ障害・双極性障害

  • 64

    現代の感情理論では、感情は身体反応とその原因の認知の両方があってはじめて体験されると考えている。この理論を何説と呼んでいるでしょうか。

    シャクターとシンガーの感情の二要因説

  • 65

    キャノン-バード説は、例えば悲しみの感情についていえば、悲しいという感情体験を脳神経系の中枢が把握して涙が出てくるというように考える感情理論ですが、彼らはその感情体験の脳神経系の中枢がどこにあると考えたでしょうか。以下の内から正しいものを選んでください

    視床

  • 66

    大脳辺縁系の一部で、自律神経における交感神経活動などに関与し、生体全体を活性化させ、注意の喚起に関わる部分をなんと呼ぶでしょうか。

    帯状回前部

  • 67

    感情の障害のうち、「気分」の障害ではなく、「情動」の障害と分類されるものを以下の障害から三つ選んでください。 双極性障害 不安障害 抑うつ障害 秩序破壊的、衝動制御・素行症 心的外傷およびストレス因関連障害

    不安障害 秩序破壊的、衝動制御・素行症 心的外傷およびストレス因関連障害

  • 68

    大脳辺縁系の一部で、覚醒度の制御と関連の深い自律神経活動の調整をになう重要な部分であり、情動を含むさまざまな本能行動の処理に深く関与する部位をなんと呼ぶでしょうか。

    視床下部

  • 69

    生き物は、身の危険を感じると交感神経活動が一気に活性化し、外敵と必死で戦うモードに入るか、一気に逃げるモードに入ります。この反応のことを生理学者のキャノンはなんと呼んだでしょうか。

    闘争-逃走反応

  • 70

    キャノン-バード説と言われる感情理論は、感情が身心に広がるメカニズムについて、脳で悲しいという感情体験がまず生じ、その体験が身体の末梢に広がって涙が出たり、血圧が上がったりするのだ、という理解をしました。感情の何説と呼んだでしょうか。

    中枢起源説

  • 71

    私たちは日常さまざまな感情体験をしていますが、怒りやいらだち、恥ずかしさなどの感情などを言葉で表現することがうまくできず、ものにあたって破壊したり、人を殴ったりするようなことで感情体験を軽減しようとする場合があります。こういったことなんと呼ぶでしょうか。

    行動化

  • 72

    シャクターとシンガーの感情の二要因説では、感情とは身体反応を知覚し、その原因を説明しようとして行なわれた認知的評価なのだと考えました。この認知的評価をほどこすことをカタカナでなんというでしょうか。

    ラベリング

  • 73

    大脳辺縁系の一部で、生体の覚醒度を高め、危険にさらされるとすぐに回避行動がとれるような状態にすることに関わる部分をなんと呼ぶでしょうか。

    扁桃体

  • 74

    環境と効果的に相互交渉する有機体の生得的な能力で、生理的な欲求や本能的なものから生ずるものではない、と言われる人間の能力のことを何というでしょうか。正しいものを一つ選んでください。

    コンピテンス

  • 75

    欲求の階層説で整理された動機づけの欠乏動機や成長動機にあたるもののうち、生理的動機づけを除いた残りはすべて、安全の欲求にしても、所属と愛情の欲求にしても、また、自己実現欲求にしても、人間社会の中で満たされるものです。生理的動機づけとは異なるものとして、これらを一つにまとめて呼ぶことができます。それは何と呼ぶでしょうか。

    社会的動機づけ

  • 76

    バンデューラが広めた言葉で、自分の行動について自分がきちんとコントロールしているという確信や、自分が外部からの要請にきちんと対応できているという感覚を持てている感じを言い表す言葉はなに。

    自己効力感

  • 77

    うつ病は、脳の病気と考えられています。治療は、脳をしっかりと休めることが必要です。そのためにまず第一に求められる治療法は何でしょうか。

    薬物療法

  • 78

    社会的動機づけの中で、内発的な動機付けと対照的に、罰を受けることを避けようとしたり、賞賛を求めるようとすることなどから行動が動機づけられるものを、なんと呼んでいるでしょうか。

    外発的動機づけ

  • 79

    生理的動機づけの働きがうまく機能しない病理現象として、薬物嗜癖が挙げられますが、薬物嗜癖の状態に陥った時、薬物を断つことによって生じるイライラや不眠、けいれん発作などの精神的・身体的症状を何というでしょうか。

    禁断症状

  • 80

    A. マズローは後年、自己実現欲求を人間の欲求のもっとも高次の段階にあるものとはとらえなくなり、人間は自分を完成させたいという欲求からさらに自分をより大きなものの中に位置づけ、自己の限界を積極的に受け入れていこうとする欲求があると考えるようになりました。それが、のちのトランスパーソナル心理学の誕生につながります。その欲求のことを、なんというでしょうか。

    自己超越欲求

  • 81

    アブラハム・マズローの欲求の階層説に従えば、生理的な欲求が満たされなければ安全の欲求を満たすように動機づけられることはなく、安全の欲求が満たされなければ、所属と愛情の欲求を満たすように動機づけられることもない、と考えられています。では、所属と愛情の欲求が満たされると、どんな欲求を満たすように動機づけられるようになると予測できるでしょうか。

    承認と自尊の欲求

  • 82

    動機づけが働くためには、人間の内部にある要因によって行動が引き起こされるものと、外部からの要因によって行動が引き起こされるものの二種類に分けて考えることができます。その二つをこの順番でいうと、何と何になるでしょうか。以下の選択肢から一つ選んでください。

    動因と誘因

  • 83

    意欲が損なわれる病理現象として、もっとも代表的なものに「うつ病」がありますが、これは通常の意欲喪失と異なり、なかなかやる気が出てこないという抑うつ気分があるだけではなく、あらゆることに興味・喜びが薄れ、消えていく感覚が伴うことが特徴です。この後者の快感が消える感覚を何というでしょうか。

    アンヘドニア

  • 84

    生体内の状態を一定のバランスの良い状態に保つ働きはホメオスタシス(恒常性)と呼ばれますが、人間にこのホメオスタシスを維持するために、ある行動をとらせる働きのことを何と呼んでいるでしょうか。

    生理的動機づけ

  • 85

    アブラハム・マズローの欲求の階層説では、人間に行動を引き起こす動機づけを大きく2種類に分けています。そのうち、欠乏動機と呼ばれるものはなにか。次のうちから選べ。 生理的欲求 自己実現欲求 承認と自尊の欲求 所属と愛情の欲求 自己超越欲求 安全の欲求

    生理的欲求・承認と自尊の欲求・所属と愛情の欲求・安全の欲求

  • 86

    ロゴセラピー(実存分析)は人間の主体的な実存をとらえるために三つの基本仮説を上げています。それは以下のどれでしょうか。三つとも選んでください。 人間の平等性 意志の自由 人生の意味 博愛主義精神 意味への意志

    意志の自由・人生の意味・意味への意志

  • 87

    統合失調症の治療には、薬物療法と同時に、本人や家族の病気への理解を高め、病気と適切に付き合える環境を整えることが重要となります。本人や家族に病気の理解を高めるこの働きかけのことを何と呼ぶでしょうか。

    心理教育

  • 88

    『夜と霧』という著書はその代表作であり、実存主義的アプローチを心理療法にとりいれ、独自の実存分析を展開した心理療法家はだれでしょうか。一人選んでください。

    V.フランクル

  • 89

    人間が行動を起こす原動力を動機づけとよんでいるが、その動機づけとそれを発現させる欲求の在り方を、階層的に整理し、欲求の階層説を唱えた心理学者は誰でしょうか。

    A.マズロー

  • 90

    ボウルビィと愛着の研究をともにしたエインスワーズは、乳幼児の愛着形成について、ストレンジ・シチュエーション法という方法を開発して研究しました。これはどんなことを行なう方法でしょうか。もっとも適切なものを一つ選んでください。 ① 母親がいなくなる体験をしたときや、一人でいるときに知らない大人が近づいてきたとき、乳幼児がどんな反応を示すか観察する。 ② 母親と一緒にいるところに、怖い格好をした大人が近づくことで、乳幼児が母親にどんなふうに助けを求めるかを観察する。 ③ 母親がいなくなる体験をしたとき、その後、また母親が戻ってきたときに、乳幼児がどんな反応を示すか観察する。 ④ 母親がいなくなる体験をしたとき、そこに見知らぬ大人がやってきたとき、また、入れかわりに母親が戻ってきたとき、それぞれに乳幼児がどんな反応を示すか観察する。

    4

  • 91

    二人の人間のそれぞれ異なった別々の心が、それぞれに主観的世界をもち、その二つの主観が相互作用し、影響を及ぼし合うことに焦点をあて、そこから心理療法を捉えようとする精神分析のグループを案と呼ぶでしょうか。

    間主観的アプローチ

  • 92

    マーラーの分離・個体化論で,だんだんと身体イメージが成長発達し自他の区別が生じ始め、母親と他の人との区別もつくようになり、人見知りの反応をするようになる時期をなんと呼ぶでしょうか。生後10ヶ月くらいまでの時期です。

    分化期

  • 93

    マーラーの分離・個体化論で、つかまり立ちができるようになって、また少し歩くことも可能になる1歳前後、母親の元を離れて遊び、また母親の元に戻って安心とエネルギーをもらうということを行なう時期を、なんと呼ぶでしょうか。生後10か月くらいから1歳半ぐらいまでの時期ですね。

    練習期

  • 94

    マスターソン・アプローチでは、パーソナリティ障害の水準に留まっている人は、自我の自立した成長発達に進まずに、対人関係の中で一定の症状に留まってしまうようになっていると考えます。「自己の障害の三連鎖」と呼ばれるものですが、この連鎖のはじまりは、自分を成長させていこう、自立しようとするごく自然な動きから始まります。これを、マスターソンはなんと呼んでいるでしょうか。

    自己の活性化

  • 95

    間主観的アプローチの主唱者の一人ストロロウの以下の文章の〇〇に入る文言を書いてください。「臨床における現象は、それが起こってくる間主観的な脈絡を無視しては理解できない。患者と分析医はともに、〇〇を形成する。このシステムこそが、精神分析的検索の、経験上の領域を構成する。」 一人一人が別々の存在ではなく、人はつねに関わりあい、影響し合いながら存在しているという視点ですね。 ①相手から自立した心理的システム ②たがいに独立して影響し合う心理的システム③それ以上は分解不能な心理的システム

    3

  • 96

    関係性をめぐるさまざまな問題は、現代社会の大きな問題だということができるが、この問題を解決していくために私たちにできることを講義で取り上げてみた。つぎのどれが適切でしょうか。最も適切と思うものを二つ選んで下さい。 他者を自分の分身として関わること 他者と真に他者として関わること 自身の内なる他者と真に関わっていくこと 自身を客観的に対象化すること

    他者と真に他者として関わること・自身の内なる他者と真に関わっていくこと

  • 97

    現象学者フッサールは、自分と他人が違う人間であるという自他の分化のはじまりに、母親のあやす声と自分の声の違いを認識する体験があると考えましたが、その違いは身体の感覚が伴うかどうかだと捉えました。この身体の感覚をフッサールはなんと呼んだでしょうか。

    キネステーゼ

  • 98

    マスターソン・アプローチでは、乳幼児期の他者との関係性の中で自己を確立していく時期の課題を大人になった現在にも抱えていて,上手く扱えていない状態を「自己の障害」が生じている状態と捉えますが、同じ一人の人との良い関係の体験部分と悪い関係の体験部分がうまくつながらずに別々になってしまった状態がその「自己の障害」の典型的な状態だと捉えられています。このとき、自我は、良い体験部分と悪い体験部分をまったく切り離して、心の中でつながらないようにしていると捉えられていますが、この切り離しのメカニズムをなんと読んでいるでしょうか。

    スプリッティング

  • 99

    エインスワーズの愛着のパターンで、アンビバレント型は次のどれでしょうか。 ① 母親がいるときには活発な探索行動を行ない、いなくなると泣き、探索行動は減少。母親が戻ると喜び、活発に探索行動を再開する。 ② 母親にくっついていることが多く、探索行動は少ない。母子分離時に激しく抵抗し、再会時には怒りや反抗的な態度を示す。 ③ 母親に近づきながらも顔を背けるという接近と回避の行動が同時に見られる。不自然でぎこちない動きや怯えた表情をすることがある。 ④ 母親がいなくなっても泣かずに、戻ってきても歓迎もせず、むしろ回避する。 ① ② ③ ④

    2

  • 100

    マーラーの分離・個体化論で、分離・個体化を達成したこどもは、周りの人たちがそれぞれ自分とは別の一貫したまとまりをもつ他者だという認識を持つようになると考えています。そのように、他者が一貫したまとまりをもつ存在であると認識できる状態をマーラーはなんと呼んでいるでしょうか。

    対象恒常性の成立