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発達心理学
  • 田口弓恵

  • 問題数 98 • 4/12/2024

    問題一覧

  • 1

    成熟優位説を唱えたひと

    ゴールトン、ゲゼル

  • 2

    ゴールトンの家系研究はどんなものか

    当時の傑出した人物を選び近親者内に傑出した人物がどれくらいの割合で出現するか調べる。優生学の祖

  • 3

    ゲゼルの成熟優位説はなにか

    双生児の階段登りの実験により、行動の出現機構は遺伝的にあらかじめプログラムされており、そのプログラムにそって展開される。 レジネスという成熟まちの概念を産み出した

  • 4

    環境優位説をとなえたのは誰か

    ワトソン、ロック

  • 5

    ワトソンの行動主義はなにか

    アルバート坊やの実験により、人の行動のほとんどが後から習得されたものであるとした

  • 6

    ジョンロックの連合主義はなにか

    人の心はタブララサという白紙の状態でうまれ、経験によって概念を獲得する。

  • 7

    環境閾値説とはなにか

    ジェンセンによる。環境要因の影響を受ける素質の感受性は特性によって異なる。環境刺激があるレベルを越えて始めて素質が顕在化する

  • 8

    輻輳説とはなにか

    シュルテンによる。遺伝と環境による影響を折衷し、加算的に考え遺伝も環境も規定因であるとする。ルクセンブルガーの図式を参照

  • 9

    相互作用説とはなにか

    サメロフによる。人は環境からの働きかけに受動的に反応しているだけではなく、個人の生物学的制約を受けながらも環境に能動的に働きかけるとした。

  • 10

    行動遺伝学はなにか

    量的形質の表現型の個人差を遺伝、共有環境、非共有環境の3つの要因の加算で説明する。

  • 11

    遺伝係数のもとめかた

    遺伝係数=r1-r2/r1-r2:1 遺伝係数が1に近づくほど相対的に遺伝の影響が大きく、0に近づくほど環境の影響が強い

  • 12

    マーラーの分離個体化理論わけかた

    正常な自閉期、正常な共生期、分離個体化期、個の確立と情緒的な対象恒常性の萌芽期

  • 13

    正常な自閉期とはなにか

    生後4周以内。自己と外界の区別のない生理学的な存在

  • 14

    正常な共生期とはなにか

    生後2か月から5か月ごろ。緊張や飢餓は自分の内側から、その解消は外界からもたらされることを感じる。 まだ母親から分離した個体という経験はしていない。乳児と母親との間に選択的、特異的な応答関係がみられる

  • 15

    分離個体化期における分化期とはなにか

    生後5か月から3歳。無差別的な微笑はなくなり、母親との特異的なアタッチメントが形成される。人見知り不安がある

  • 16

    分離個体化期における練習期はなにか

    9-14か月。母親を安全基地とした探索活動が盛んになるがまだ完全に分離していない

  • 17

    分離個体化期における再接近期とはなにか

    14-24か月。行動範囲が広がり、母親と一体でないことに気づく。かえって母親喪失の危機感を感じ、母親にしがみつく。両化傾向がみられる

  • 18

    個の確率と情緒的な対象恒常性の萌芽期とはなにか

    25-36か月。分離した個体であるという認識を深め、万能感のかわりにより現実的な個としての自己感をもつようになる。言語の獲得が葛藤の解決に役立つ

  • 19

    スピッツの3ヶ月微笑はなにか

    生後3か月になると人を見ると無差別に微笑んだり、身を乗り出す。社会的微笑ともいわれる

  • 20

    スピッツの8か月に不安とはなにか

    生後8か月になると生じる人見知りのこと

  • 21

    対象関係論はだれが唱えた

    クライン、ウィニコット

  • 22

    ウィニコットの対象関係論におけるほどよい母親とはなにか

    乳児は母親が自分の物であり母親のものであるという中間領域で、満足と不満足、破壊と再生、錯覚と脱錯覚を繰り返し体験することが必要であり、そのために必要な母親像

  • 23

    ウィニコットの対象関係論における移行現象はなにか

    母子分離にかかわる乳児の成長過程のこと。過渡現象ともいう

  • 24

    ウィニコットの対象関係論における移行対象とはなにか

    母子分離にかかわる乳児の成長過程における対象のこと。ぬいぐるみやタオルなど母親の代替となるようなお気に入りのもの

  • 25

    クラインの対象関係論の考え方

    内的対象である母親と自己との関わりが、その人自身のパーソナリティや行動に影響を与える

  • 26

    クラインの対象関係論における妄想分裂ポジションとはなにか

    乳児の内的世界では、生の本能と死の本能の葛藤がある。死の本能が優勢のとき、激しい不安や恐怖を感じ、スプリッティングと言う防衛規制を用いて、良い自己と悪い自己に分割する。これにより投影同一化と迫害不安がおこる。

  • 27

    クラインの対象関係論における投影同一化とはなにか

    悪い対象に対してなにも出来ない不安や憎しみを、自分のなかではなく、悪い対象のなかにあるとみなすこと

  • 28

    クラインの対象関係論における迫害不安とはなにか

    悪い対象が自分に対して憎しみを向けていると幻想を抱き、自分を迫害しようとしていると恐怖すること

  • 29

    クラインが注目した原初的防衛機制はなにか

    原初的理想化、スプリッティング、原初的否認、投影的同一視

  • 30

    原初的理想化とはなにか

    外的対象を全て良い対象とみなすこと

  • 31

    クラインの対象関係論における抑うつポジションとはなにか

    スプリッティングされていた部分対象群が統合され、悪い対象と思っていたのが実は良い対象であったことに気づき、罪責感や後悔、修復願望に悩まされる。この過程を通じて、良い自己の支配下でコントロール出来るようになり、現実的な全体対象を確立する

  • 32

    ビオンが提唱した概念は

    コンテイン/コンテイナー

  • 33

    ビオンが言うコンテインとはなにか

    投影同一化を行うときに投げ込まれた受け入れがたい情緒体験のこと

  • 34

    ビオンが言うコンテイナーとはなにか

    投影同一化の際に投げ込まれた情緒体験を受け入れる母親の機能

  • 35

    ビオンが言うコンテイン/コンテイナーのなかで重要とされるのは

    乳児から投げ込まれたコンテインを母親は包み込み、その乳児が受け入れやすい形にしてかえすこと。α機能。

  • 36

    ピアジェの認知発達理論においてシェマとはなにか

    知覚された外界の事物や出来事を取り入れるための認知の枠組み

  • 37

    ピアジェの発生的認識論における同化とはなにか

    新たな対象と既存のシェマにずれがある場合、シェマに合わせて対象を変化させて取り入れること

  • 38

    ピアジェの発生的認識論において、調節とはなにか

    新たな対象と既存のシェマにずれがあり、それが顕著な場合、既存のシェマを修正して新たな状況に適応すること

  • 39

    ピアジェの発生的認識論において、均衡化とはなにか

    同化と調節によって均衡状態を保つ働き。

  • 40

    ピアジェの発達段階順番

    感覚運動期、前操作期、具体的操作期、形式的操作期

  • 41

    感覚運動期とはなにか

    0-2歳。環境からの刺激に対し、初めは生得的な反射による反応が中心だが、やがて感覚と運動を通じて環境とかかわるようになる。対象の永続性が獲得され始める

  • 42

    前操作期とはなにか

    2-6歳。知覚に強く縛られた表象による操作が可能になる。自己中心性を特徴とする

  • 43

    具体的操作期とはなにか

    6-12歳。具体的な事物に対して表象を操作し、論理的に思考することが可能になる。脱中心化。保存課題や三山問題に正しく答えられる。

  • 44

    形式的操作期とはなにか

    12歳以降。現実の事物から離れた表象を操作し、抽象的な推理、論理的思考が可能になる

  • 45

    スキナーは言語行動をオペラント行動ととらえた。そのうち、マンドはなにか

    特定の動機付けのもとで自発される要求行動

  • 46

    スキナーは言語行動をオペラント行動ととらえ、そのうちタクトはなにか

    物、事象や出来事を弁別刺激として自発される報告行動

  • 47

    スキナーが言語行動をオペラント行動としてとらえるとき、何が強化子と想定された?

    言語を共有する仲間集団

  • 48

    チョムスキーは言語獲得装置による言語発達理論を唱えたがどんな理論か

    人の子供は生得的なメカニズムであるLADをもっていて、それは遺伝的にあらかじめプログラムされている。

  • 49

    LADとはなにか

    言語獲得装置。周囲からの言語入力をうけて、その法則性をスムーズに整理できる機能

  • 50

    ウィゴツキーの発達観

    子供自身が積極的に獲得していく活動を発達の原動力とし、分化を体現する大人とのやり取りを通じて子供は精神機能を内面化する

  • 51

    発達の最近接領域とはなにか

    ウィゴツキーによる。一人で解決できる水準と、大人に助けられて解決できる水準の差に当たる領域

  • 52

    前操作期は二つに分けられる

    前概念的思考段階、直感的思考段階

  • 53

    具体的操作期において長さの違う複数の棒を一貫した方法により並べかえるのは

    系列化

  • 54

    具体的操作期において全体aが部分bとc~構成されているとき全体aの要素がbの要素よりも多いことを正しく判断するのは

    分類

  • 55

    INRC群とはなにか

    同一性、否定性、相補性、相関性の四つの操作から思考する。形式的操作期における思考モデル

  • 56

    共同注意の発達順序

    他者と注意を共有→他者の注意をたどる→他者に注意を向けさせる

  • 57

    使用基盤モデルとはなにか

    トマセロによる。チョムスキーの言語獲得の生得性に疑問をもち、ひとは一般的認知能力と他者の意図理解の能力によって言語を習得するとした。

  • 58

    ピンガーはどんなひと

    進化の過程で言語能力を獲得した

  • 59

    ブルーナーはどんなひと

    言語能力を備えた他者との交流や他者からの助けといった言語環境の重要性を指摘し、言語獲得支援システムとよんだ。そのシステムがないとLADも発動しない

  • 60

    共同注意は何ヵ月から発達するの

    9か月

  • 61

    喃語の発生の順番

    生後6か月から重複喃語、12か月ごろに多様喃語

  • 62

    制約説とはなにか

    マークマンによる。子供は語の意味の仮説についてバイアスをもっており、全ての仮説を考慮するわけではないため、短い期間で多くの語彙を獲得できるとする説

  • 63

    制約説において、相互排他ルールとはなにか

    同一のカテゴリーにはひとつの言語ラベルしかつかないとみなす制約

  • 64

    制約説において、対象全体仮説とはなにか

    新しいラベルは対象全体に対するものであり、対象の部分を示すものではないとする制約

  • 65

    気質研究でゆうめいなのは

    トマスとチェスのニューヨーク縦断研究

  • 66

    トマスとチェスのニューヨーク縦断研究において、見いだされた9つの気質カテゴリー

    活動水準、接近回避、周期性、順応性、反応の閾値、反応の強度、気分の質、気の散りやすさ、注意の範囲と持続性

  • 67

    トマスとチェスのニューヨーク縦断研究において、9つの気質から3つのタイプがうまれた

    楽な子、難しい子、出だしの遅い子

  • 68

    楽な子とはなにか

    生物学的機能が規則的で、新しい刺激に接近し、順応性が高く、機嫌が良い

  • 69

    難しい子とはなにか

    生物学的機能が不規則で、新しい刺激に回避的、順応性が低く、不機嫌

  • 70

    出だしの遅い子とはなにか

    生物学的機能が規則的で、新しい刺激に回避的で、順応性が低い、機嫌が良い

  • 71

    トマスとチェスが提唱した適合の良さとはなにか

    子供が適応的に発達するかどうかは子供のもつ気質と環境要因との組み合わせによることを示す概念

  • 72

    トマスとチェスの研究において、気質の連続性はなにか

    1-5歳までは9つの気質特性に連続性がみられるが、乳児期と成人期との間では関連があるとは言えない

  • 73

    アタッチメントとはなにか

    危機的状況に特定の対象に近接することを求め、維持しようとする傾向のこと

  • 74

    アタッチメント発達のプロセス1段階目

    無差別的な社会的応答の段階

  • 75

    アタッチメント発達のプロセス2段階

    差別的な社会性の段階

  • 76

    アタッチメント発達のプロセス3段階め

    明確で持続性をもった愛着の段階

  • 77

    アタッチメント発達のプロセス4段階目

    目標修正的なパートナーシップの段階

  • 78

    アタッチメントの測定法ふたつ

    ストレンシシチュエーション法、アタッチメントQソート法

  • 79

    ストレンジシチュエーション法とはなにか

    ボルヴィの愛着理論に基づき、エインズワースらが行った。子供を新奇な場面において、マイルドなストレスを与え、不安や恐れを喚起し、アタッチメント行動を活性化させる実験的な観察法

  • 80

    アタッチメントQソート法とはなにか

    子供と養育者との日常場面の行動観察からアタッチメントの安定性を算出し、安定か不安定かの一次元でアタッチメントの個人差を捉える

  • 81

    ストレンジシチュエーション法における測定結果の分類のうち、Aタイプの子供はどんなか

    回避型。親との分離に泣かず、再開時には親をさける。

  • 82

    ストレンジシチュエーション法における測定結果の分類のうち、Bタイプの子供はどんなか

    安定型。分離時に多少泣く。再開時には積極的に身体的接触を求め、すぐ落ち着く。ストレンジャーの慰めを受け入れる。

  • 83

    ストレンジシチュエーション法における測定結果の分類のうちCタイプの子供はどんな

    抵抗型、アンビバレント型。分離時に強い不安を示す。再開時には親を強く求めながら怒りを示す。

  • 84

    ストレンジシチュエーション法における測定結果の分類のうちDタイプの子供はどんなか

    養育者といる場面で動きや表情が硬直する。養育者への接近と回避が同時に起こるなど、行動が秩序だっておらず、方向性が定まらない

  • 85

    ストレンジシチュエーション法における測定結果の分類のうちAの養育者はどんなか

    子供に対して拒否的、行動を統制しがち

  • 86

    ストレンジシチュエーション法における測定結果の分類のうちBタイプの養育者はどんなか

    子供の要求や変化に対する敏感性が高い

  • 87

    ストレンジシチュエーション法における測定結果の分類のうちCタイプの養育者はどんなか

    子供の発するシグナルに鈍感。子供への反応に対し一貫性がない

  • 88

    ストレンジシチュエーション法における測定結果の分類のうちDタイプの養育者はどんなか

    養育者自身が虐待を受けていたり、情緒的障害を有することが多い

  • 89

    適切な養育の欠如による対人関係の障害ふたつ

    反応性アタッチメント障害、脱抑制型対人交流障害

  • 90

    反応性アタッチメント障害とはなにか

    養育者に対しアタッチメント行動をほとんど示さない。養育者との交流で陽性の情動表出がなく、恐怖、苛立ちなどの陰性の感情を示す

  • 91

    脱抑制型対人交流障害とはなにか

    見慣れない大人に躊躇いなく近づく、初対面の人への不適切で馴れ馴れしい行動をみせる。

  • 92

    ブリッジスの情動発達モデルはどんなものか

    うまれたばかりの乳児はどのような刺激に対しても未分化な興奮を示す。生後3週間ごろから苦痛や嬉しさかわ現れ、2歳頃までにさらに分化する

  • 93

    ルイスの構成主義とはなにか

    情動が認知的評価によって生じ、三歳くらいまでに認知能力の発達にともなって情動が細かく分化する。

  • 94

    マターナルディプリペーションとはなにか

    ボルヴィによる。母性剥奪ともいう。主要な養育者による愛情のこもった継続的な関わりを欠いた状態。この場合、発達に深刻な遅滞や長期的影響が認められる。

  • 95

    内的作業モデルとはなにか

    ボルヴィによる。アタッチメント対象のイメージを内在化し、それをもとに基本的な対人関係のパターンを形成する

  • 96

    社会的表示規則とはなにか

    魅力のない贈り物をもらってもがっかりした表情を表出しないというルールに則った情動表出の調整のこと。、3-4歳いこうから可能

  • 97

    社会的参照とはなにか

    親の表情や動作に基づいて自らの行動を調整すること。共同注意が前提となっている。1歳ごろにみられる

  • 98

    情動伝染とはなにか

    周囲にいる他者の情動につられて自分も同じ情動を乗じること。生後間もない乳児からみられる