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BLEACH 巻頭詩
  • kdmt

  • 問題数 74 • 5/5/2024

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    問題一覧

  • 1

    1

    我等は 姿無き故に それを畏れ

  • 2

    2

    人が希望を持ちえるのは 死が目に見えぬものであるからだ

  • 3

    3

    もし わたしが雨だったなら それが永遠に交わることのない 空と大地を繋ぎ留めるように 誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか

  • 4

    4

    ぼくたちは ひかれあう 水滴のように 惑星のように ぼくたちは 反発しあう 磁石のように 肌の色のように

  • 5

    5

    剣を握らなければ おまえを守れない 剣を握ったままでは おまえを抱き締められない

  • 6

    6

    そう、我々に運命などない 無知と恐怖にのまれ 足を踏み外したものたちだけが 運命と呼ばれる濁流の中へと 堕ちてゆくのだ

  • 7

    7

    我々は涙を流すべきではない それは心に対する肉体の敗北であり 我々が心というものを 持て余す存在であるということの 証明にほかならないからだ

  • 8

    8

    錆びつけば 二度と突き立てられず 掴み損なえば 我が身を裂く そう 誇りとは 刃に似ている

  • 9

    9

    ああ おれたちは皆 眼をあけたまま 空を飛ぶ夢を見てるんだ

  • 10

    10

    俺達は 手を伸ばす 雲を払い 空を貫き 月と火星は掴めても 真実には まだ届かない

  • 11

    11

    届かぬ牙に 火を灯す あの星を見ずに済むように この吭を裂いてしまわぬように

  • 12

    12

    我々が岩壁の花を美しく思うのは 我々が岩壁に足を止めてしまうからだ 悚れ無き その花のように 空へと踏み出せずにいるからだ

  • 13

    13

    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近づく 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く

  • 14

    14

    軋む軋む 浄罪の塔 光のごとくに 世界を貫く 揺れる揺れる 背骨の塔 堕ちてゆくのは ぼくらか 空か

  • 15

    15

    ぼくは ただ きみに さよならを言う練習をする

  • 16

    16

    降り頻る太陽の鬣が 薄氷に残る足跡を消してゆく 欺かれるを恐れるな 世界は既に欺きの上にある

  • 17

    17

    血のように赤く 骨のように白く 孤独のように赤く 沈黙のように白く 獣の神経のように赤く 神の心臓のように白く 溶け出す憎悪のように赤く いてつく傷歎のように白く 夜を食む影のように赤く 月を射抜く吐息のように 白く輝き 赤く散る

  • 18

    18

    あなたの影は 密やかに 行くあての無い 毒針のように 私の歩みを縫いつける あなたの光は しなやかに 給水塔を打つ 落雷のように 私の命の源を断つ

  • 19

    19

    そう、何ものも わたしの世界を 変えられはしない

  • 20

    20

    美しきを愛に譬ふのは 愛の姿を知らぬ者 醜きを愛に譬ふのは 愛を知ったと驕る者

  • 21

    21

    この世のすべては あなたを追いつめる為にある

  • 22

    22

    我等の世界に意味などなく そこに生きる我等にも 意味などない 無意味な我等は 世界を想う そこに意味は無いと知ることにすら 意味など無いというのに

  • 23

    23

    俺たちは滝の中の魚 俺たちは籠の中の虫 俺たちは波濤の残骸 髑髏の錫杖 力の奔流 それを呑む鯨 俺たちは五本角の雄牛 俺たちは火を吹く怪物 泣き叫ぶ子供 ああ 俺たちは 月光に毒されている

  • 24

    24

    どいつもこいつも、 ぶっ壊れちまえ

  • 25

    25

    我々は皆 生きながらにして死んでいる 終焉は常に 始まりの前から そこに在るのだ 生きることが 何かを知り続けることならば 我々が最後に知るものこそが終焉であり 終焉をついに見出し 完全に知ることこそが 即ち死なのだ 我々は何かを知ろうとしてはならない 死を超越できぬ者は 何ものも知ろうとしてはならないのだ

  • 26

    26

    私の胸に深く突き刺さるその声は 鳴り止まぬ歓声に似ている

  • 27

    27

    私達 一つとして 混じりあうものはない 二つとして 同じ貌をしていない 三つ目の 瞳を持たぬばかりに 四つ目の 方角に希望はない 五つ目は 心臓の場所にある

  • 28

    28

    主よ、我々は 孔雀を見るような目つきで あなたを見る それは期待と、渇仰と 恐怖に似た底知れぬものに 縁取られているのだ

  • 29

    29

    ただ執拗に 飾り立てる 切り落とされると知りながら ただ執拗に 磨き上げる 切り落とされると知りながら 恐ろしいのだ 恐ろしいのだ 切り落とされる その時が 切り落とされた その髪は 死んだあなたに 似てしまう 髪も爪も みな宝物のように 美しく飾り立てるのに なぜ自らの体から切り離されただけで 汚く不気味なものとなってしまうのだろう 答えは 簡単 それらは全て 自らの死した姿に ほかならないからだ

  • 30

    30

    その疵深し、海淵の如し その罪赤し、死して色無し

  • 31

    31

    世界一嫌いだと言ってくれ

  • 32

    32

    王は駆ける 影を振り切り 鎧を鳴らし 骨を蹴散らし 血肉を啜り 軋みを上げる 心を潰し 独り踏み入る 遙か彼方へ

  • 33

    33

    俺達は虫 不揮発性の 悪意の下で 這い回る蠕虫 首をもたげる 月より高く 憐れなお前等が 見えなくなるまで

  • 34

    34

    私に翼をくれるなら 私はあなたのために飛ぼう たとえば この 大地のすべてが 水に沈んでしまうとしても 私に剣をくれるなら 私はあなたのために立ち向かおう たとえば この 空のすべてが あなたを光で射抜くとしても

  • 35

    35

    産まれ堕ちれば、 死んだも同然

  • 36

    36

    信じるのは、まだ早い

  • 37

    37

    人を美しいとは思わないけれど 花を美しいとは思う 人の姿が花に似るのは ただ斬り裂かれて倒れる時だ

  • 38

    38

    恐れることは ただ一つ 恐れを知らぬ 戦士と為ること

  • 39

    39

    愆つは、人 殺すは、魔

  • 40

    40

    心在るが故に妬み 心在るが故に喰らい 心在るが故に奪い 心在るが故に傲り 心在るが故に惰り 心在るが故に怒り 心在るが故に お前のすべてを欲する

  • 41

    41

    失くしたものを 奪い取る 血と肉と骨と あとひとつ

  • 42

    42

    犠牲無き世界など ありはしない 気付かないのか 我々は 血の海に 灰を浮かべた地獄の名を 仮に世界と 呼んでいるのだ

  • 43

    43

    腐敗は我が友 夜は我が僕 鴉にこの身を啄ませながら 楡の館でお前を待つ

  • 44

    44

    人は皆すべからく悪であり 自らを正義であると錯覚する為には 己以外の何者かを 己以上の悪であると 錯覚するより 他にないのだ 確信した正義とは、悪である 正義が正義たり得る為には 常に自らの正義を疑い続けなければならない

  • 45

    45

    伏して生きるな、 立ちて死すべし

  • 46

    46

    不幸を知ることは 怖ろしくはない 怖ろしいのは 過ぎ去った幸福が 戻らぬと知ること

  • 47

    47

    君が明日 蛇となり 人を喰らい 始めるとして 人を喰らったその口で 僕を愛すと 咆えたとして 僕は果して 今日と同じに 君を愛すと 言えるだろうか

  • 48

    48

    人は皆、猿のまがいもの 神は皆、人のまがいもの

  • 49

    49

    僕は、ついてゆけるだろうか 君のいない世界のスピードに

  • 50

    50

    時は常に背後から迫り 唸りを上げて眼前に流れ去る 踏み止まれ 時がお前を 美しい世界へ押し流そうと どれほど牙を剥こうとも 前を見るな お前の希望は 背後に迫る 冥冥たる濁流の中にしかない

  • 51

    51

    あたしの心に 指を入れないで

  • 52

    52

    一緒に数えてくれるかい 君についた 僕の歯型を

  • 53

    53

    僕が こんなにも若く こんなにも未熟であるということが 老いさらばえ 完全無欠である大人達には どうにも許し難いことのようなのだ

  • 54

    54

    変わらぬものは 心だと 言えるのならば それが強さ

  • 55

    55

    一歩踏み出す 二度と戻れぬ 三千世界の 血の海へ

  • 56

    56

    軍勢ゆきゆきて喇叭を吹く 耳鳴り止まず星屑のごとく 軍靴の轟き雷鳴のごとく

  • 57

    57

    散りて二度とは咲かずとも 炎のごとくに散るぞ美し

  • 58

    58

    魂燃え立つ 天の降るとも

  • 59

    59

    戦いこそすべて

  • 60

    60

    罪無きあなたは 太陽のよう 罪深きあなたも 太陽のよう

  • 61

    61

    私が 世界は危険に満ちていると信じ その危険からお前を護りたいと願うのは 私の中にその危険と同質の 衝動があるからにほかならない

  • 62

    62

    己の生に 抗い続ける 己の心に 牙ある限り

  • 63

    63

    生きることと 生かされることに 違いは無い 死ぬことと 殺されることに 違いが無いように

  • 64

    64

    美しさとは、 そこに何もないこと

  • 65

    65

    すきだよ しぬほど

  • 66

    66

    断ち斬るものは 命だけかい

  • 67

    67

    御先 真黒 真逆様

  • 68

    68

    毒々しくって、 眩々するだろ?

  • 69

    69

    銃弾、鉤爪、軍旗、刀剣、 五本指折り お前を待つ

  • 70

    70

    痛みはない その天秤から 目を逸らせぬ事以外に

  • 71

    71

    吾子の手かわいや さまよう手 吾をもとめて 流離うて 寄らば離れる 手をとって 引きて歩もう 沙汰の果て

  • 72

    72

    言葉に姿があったなら 暗闇に立つきみに届きはしないだろう

  • 73

    73

    牙より滴る火は消えず 刃立つ野を焼き払い 友の姿を炙り出す

  • 74

    74

    我等は 姿無くとも 歩みは止めず