問題一覧
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毛細血管は、①と②の間を繋ぐように体内の組織に細かく張り巡らされている細い血管である。毛細血管の薄い血管壁を通して、③と④が血液中から組織へ運び込まれ、それと交換に⑤や⑥が組織から血液中へ取り込まれる。
動脈, 静脈, 酸素, 栄養分, 二酸化炭素, 老廃物
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💮薬が働く仕組み 医薬品の作用には、①と②がある。 【全身作用】 内服した医薬品が①を現わすまでには、消化管からの③→④→作用部位への⑤という過程を経るため、ある程度の⑥である。 ⑦では全身作用を示すものが多い。 ⑧、⑨等のように、適用部位から吸収された有効成分が、いったん⑩に移行してから全身作用を示す⑪もある。
全身作用, 局所作用, 吸収, 代謝, 分布, 時間が必要, 内服薬, 坐剤, 経皮吸収製剤, 循環血液, 外用薬
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全身作用 ①がいったん②中に移行し、③を巡って薬効をもたらすもの ▶内服薬(制酸薬、駆虫薬、膨潤性下刻等の瀉下薬、生菌製剤等を除く) ▶解熱薬等の坐剤 ▶経皮吸収製剤 ▶舌下錠 ▶咀嚼剤 局所作用 (有効成分が循環血液中に移行することなく、)④身体部位において薬効をもたらすもの ▶外皮用薬(経皮吸収製剤等を除く) ▶制酸薬 ▶駆虫薬 ▶膨潤性下劑等の瀉下粢 ▶生菌製剤 ▶浣腸薬 ▶一般用医薬品の点鼻薬 ▶口腔咽喉薬、含嗽薬(がんそうやく) ▶点眼薬
有効成分, 循環血液, 全身, 特定の狭い
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【全身性の副作用と局所的な副作用】 ①にも、②によるものと③によるものとがある。 ④を目的とする医薬品によって⑤の副作用が生じたり、逆に、⑥を目的とする医薬品で⑦な副作用が生じることもある。
副作用, 全身作用, 局所作用, 局所作用⑵, 全身性, 全身作用, 局所的
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有効成分の吸収 ①を目的とする医薬品では、その有効成分が消化管等から②されて、③中に移行することが不可欠である。④を目的とする医薬品では、⑤に有効成分が浸透して作用するものが多い。
全身作用, 吸収, 循環血液, 局所作用, 局所の組織
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消化管吸収 ①のほとんどは、その有効成分が②から吸収されて③中に移行し、④を現す。全身作用を目的としない内服薬の場合、有効成分はそのまま糞便中に排泄されることとなるが、中には消化管内を通過する間に⑤されてしまうため、循環血液中に移行した有効成分によって副作用を生じることがある。
内服薬, 消化管, 循環血液, 全身作用, 結果的に吸収
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【有効成分の溶出】 固形剤(錠剤、カプセル剤等)の場合、消化管内で崩換して有効成分が溶け出してから吸収されるが、①で②するものが大部分である(③を除く)。 薬の作用を④させるため、有効成分がゆっくりと溶出するように作られている内服薬(⑤)もある。
胃, 溶出, 腸溶性製剤, 持続, 徐放性製剤
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【有効成分の吸収】 有効成分は主に①で②される。 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品成分を取り込むのではなく、濃度の高い方から低い方へ③していく現象である。 有効成分の④や⑤は、消化管内容物や他の医薬品の作用によって⑥。また、有効成分によっては消化管の⑦を起こすものもあるため、⑧と⑨との関係が、各医薬品の⑩に定められている。
小腸, 吸収, 受動的に拡散, 吸収量, 吸収速度, 影響を受ける, 粘膜に障害, 食事の時間, 服用時期, 用法
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💮内服以外の用法における粘膜からの吸収 内服以外の用法で使用される医薬品には、①から有効成分を②させて、③を現れさせることを目的とするものがある。 【坐剤】 ④は、⑤から挿入することにより、⑥内で⑦させ、薄い⑧内壁の⑨から有効成分を⑩させるものである。
適用部位, 吸収, 全身作用, 坐剤, 肛門, 直腸, 溶解, 直腸⑵, 粘膜, 吸収⑵
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【舌下館と咀嚼剤】 抗地心症薬のニトログリセリン(①、スプレー)、禁煙補助薬のニコチン(②)は、口に含むため内服と混同されやすいが、③の粘膜から④されて⑤を発現する。 口腔の粘膜下を通っている⑥は、⑦を経由せずに心臓に至る。そのため、⑧から循環血液中に入った有効成分は、初めに⑨全身に分布する。なお、坐剤の場合と同様、⑩があるときは使用を避けるべきである。
舌下錠, 咀嚼剤, 口腔, 吸収, 全身作用, 静脈血, 肝臓, 口腔⑵, 肝臓に代謝を受けることなく, 粘膜に障害
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【点鼻藥】 一般用医薬品の①は、②を目的としたものではなく、鼻腔粘膜への③を目的としている。 しかし、④粘膜の下には毛細血管が⑤なため、有効成分は循環血液中に⑥、また、初めに⑦で⑧全身に分布するため、⑨を生じることがある。
点鼻薬, 全身作用, 局所作用, 鼻腔, 豊富, 移行しやすく, 肝臓, 代謝を受けることなく, 全身性の副作用
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【点眼薬】 ①は、②の結膜に適用するものである。 その有効成分は③を通って④から吸収されることがあるため、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがある。場合によっては、点眼する際に⑤の⑥の部分を⑦、鼻に流れ込むのを防ぐ必要がある。 アレルギー反応は⑧の抗原でも生じるため、点眼薬であってもショック(アナフィラキシー)等の⑨の副作用を生じることがある。
点眼薬, 眼, 鼻涙管, 鼻粘膜, 目頭, 鼻涙管⑵, 押さえ, 微量, アレルギー性
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【含嗽薬(がんそうやく)】 ①(うがい薬)は、②の粘膜に適用するものである。 しかしながら、唾液や粘液によって有効成分の多くは③へ流れてしまうため、④からの吸収が原因となって全身的な副作用が起こることは⑤。 ただし、合嗽薬(うがい楽)等であってもショック(アナフィラキシー)等の⑥の副作用を生じることがある。
含嗽薬, 咽頭, 食道, 咽頭⑵, 少ない, アレルギー性
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💮皮膚吸収 ①に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、適用部位への②を目的とするものがほとんどである。 有効成分が皮膚の③で作用するもの(例:殺菌消毒薬)もあるが、有効成分が皮膚から④して体内の組織で作用する医薬品の場合、浸透する有効成分の量は、⑤、⑥やその程度によって影響を受ける。
皮膚, 局所的な効果, 表面, 浸透, 皮膚の状態, 傷の有無
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有効成分の代謝と排泄 有効成分は、体内を確認するうちに徐々に①を受けて、分解したり、他の物質が結合するなどして構造が変化した結果、不活性化したり、代謝的活性化したり、体外へ排泄されやすい②に変化したりする。有効成分は、未変化体のままで、あるいは代謝物として、以下のような経路で③をされる。 ▶(④から)⑤へ ※【参考】水溶性の物質は尿中に移行しやすい ▶(⑥から)⑦へ ※【参考】非水溶性の物質は胆汁中に移行しやすい ▶(⑧から)⑨へ ▶⑩へ ※有効成分の消失経路としての意義は小さい ▶⑪へ ※有効成分の消失経路としての意義は小さい。ただし、乳児への副作用の点では軽視できない
代謝, 水溶性の物質, 排泄, 腎臓, 尿, 肝臓, 胆汁, 肺, 呼気, 汗, 母乳
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💮消化管で吸収されてから循環血液中に入るまでの間に起こる代謝 有効成分が①の毛細血管から②中へ移行すると、その血液は循環血液に③に④という血管を経由して⑤を通過する。そのため、有効成分は、まず、⑥に存在する⑦の働きにより⑧を受けることになる。 このように、全身循環に移行する有効成分の量が、消化管で吸収されたいよりも、肝臓で代謝を受けた分だけ⑨なることを、⑩という。 なお、⑪などの消化管粘膜や⑫にも、かなり⑬があることが最近の研究により明らかにされている。
消化管, 血液, 入る前, 門脈, 肝臓, 肝臓⑵, 酵素, 代謝, 少なく, 肝初回通過効果, 小腸, 腎臓, 強い代謝活性
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循環血液中に移行した有効成分の代謝と排泄 循環血液中に移行した行効成分は、主として①の②によって代謝を受ける。しかしながら、有効成分の多くは、③と④かつ⑤に結合して⑥を形成しており、そのような複合体を形成している有効成分の分子は、⑦による⑧を受けず、また⑨によって⑩されることもない。
肝細胞, 薬物代謝酵素, 血漿タンパク質, 速やか, 可逆的, 複合体, 薬物代謝酵素⑵, 代謝, トランスポーター, 代謝⑵
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【腎機能が低下した人】 循環血液中の有効成分の多くは、未変化体又は代謝物の形で、①から②中に排泄されるが、③が④した人では、尿中への排泄が⑤、有効成分の血中濃度が⑥ため、効き目が⑦に現れたり、副作用を⑧なる。
腎臓, 尿, 腎機能, 低下, 遅れ, 下がりにくい, 過剰, 生じやすく
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薬の体内での働き 循環血液中に移行した有効成分は、血流に乗って全身の組織・器官に運ばれて作用す る。多くの場合、標的となる細胞に存在する①、②、③などの④と結合し、その機能を変化させることで⑤や⑥を発現する。 そのため、医薬品が効果を発揮するためには、有効成分が作用対象である器官や組織の⑦あるいは⑧を(細胞質)中に、⑨で分布する必要がある。 これらの度に強く関連するのが、有効成分の⑩である。 一度に大量の医売品を摂取したり、十分な間隔をあけずに追加摂取しても、⑪がある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなる。⑫となり、有害な作用(副作用、毒性)は現れやすくなる。
受容体, 酵素, トランスポーター, タンパク質, 薬効, 副作用, 細胞外液, 細胞内液, 一定以上の濃度, 血中濃度, 血中濃度⑵, 薬効は頭打ち
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💮【血中濃度】 医薬品を摂取した場合、有効成分が①されるにつれてその血中濃度は②し、③(閾値)を超えたときに、生体の反応としての④が発現する。 ある時点で⑤に達し、その後は⑥していく。これは、ある程度の時間が経過すると、⑦、⑧の速度が⑨・⑩の速度を上回るようになるためである。
吸収, 上昇, 最小有効濃度, 薬効, 最高血中濃度, 低下, 代謝, 排泄, 吸収⑵, 分布
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💮剤形ごとの適切な使用方法 有効分の性状は様々であり、それぞれに特徴がある。医薬品がどのような形状で使用されるかは、その医薬品の使用目的と有効成分の性状とに合わせて決められる。 そうした医薬品の形状のことを①という。
剤形
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錠剤(内服) ①は、一定の形状に成収された固形製剤であり、内服用医業品の剤形として最も広く用いられている。服用するときは、適切な量の水(又はぬるま湯)とともに飲み込まなければならない。なお、胃や腸で崩壊し、有効成分が溶出することが薬効発現の前提となっている。 ▶②させずに服用できる ▶③や④を口中で⑤服用できる ▶⑥、⑦の場合、⑧ことがある ▶⑨で服用すると喉や食道に⑩、喉や食道の⑪ ▶原則、⑫服用してはならない ▶⑬の場合、厳に⑭服用してはならない
錠剤(内服), 飛散, 苦味, 刺激性, 感じることなく, 高齢者, 乳幼児, 飲み込みにくい, 水なし, 張り付き, 粘膜を痛める, 噛み砕いて, 腸溶錠, 噛み砕いて⑵
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口腔用錠剤 口腔内崩壊錠▶①で速やかに溶ける ▶②で服用できる ▶③が制限されている人でも問題ない ▶④、⑤であっても⑥ チュアブル錠▶口の中で舐めたり⑦たりして服用する ▶⑧で服用できる トローチ/ドロップ▶薬効を期待する部位が⑨や⑩であるものが多い ▶⑪、口の中で⑫除々に溶かして使用する
唾液, 水なし, 水分摂取, 高齢者, 乳幼児, 飲み込みやすい, 噛み砕い, 水なし⑵, 口の中, 喉, 飲み込まず, 舐めて
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散剤・顆粒剤 錠剤のように固形状に開めず、①にしたものを②。③にしたものを④という。 ▶⑤ことが困難な人では、錠剤よりも⑥。 ※歯(入れ歯を含む)の間に挟まったり、苦味や渋味を強く感じることがある。 ▶⑦を防ぐため、あらかじめ少量の水(又はぬるま湯)を口に含んだ上で服用したり、何回かに分けて少しずつ服用するとよい。 ▶口中に残ったときには、さらに水などを口に含み、口腔内を⑧して飲み込むとよい。 ▶⑨の粒の表面が⑩されているものがあるので⑪
粉末状, 散剤, 小さな粒状, 顆粒剤, 錠剤を飲み込む, 服用しやすい, 飛散, すすぐように, 顆粒剤⑵, コーティング, 噛み砕かない
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💮経口液剤・シロップ剤 ①は②の③の剤形である。白糖等の④を内服用の薬液に混ぜたるのを⑤という。既に有効成分が液中に溶けたり分散しているため、服用後、比較的⑥消化管から⑦される。
経口薬剤, 内服用, 液状, 糖類, シロップ剤, 速やかに, 吸収
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カプセル剤 ①は、②内に③や④、⑤等を充填した剤形である。 ▶カプセルの原材料として広く用いられている⑥は、⑦などのタンパク質を主成分としているため、⑧に対して⑨を持つ人は使用を避ける ▶⑩で服用すると、⑪が喉や食道に⑫ことがあるため、必ず適切な量の水(又はぬるま湯)で服用する
カプセル剤, カプセル, 散剤, 顆粒剤, 液剤, ゼラチン, ブタ, ゼラチン⑵, アレルギー, 水なし, ゼラチン⑶, 張り付く
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💮外用局所に適用する剤形 それぞれの別形の特性が適用局所における薬効や副作用に影響する。 軟膏剤/クリーム剤 ・有効成分が適用部位に① ・適用部位を②には③を用いることが多い ・患部が④場合、患部を水で⑤場合には⑥を用いることが多い 外用液剤 ・外用の液状製剤で、軟育剤やクリーム剤に比べて患部が⑦ ・適用部位に直接的な⑧を与えることがある
とどまりやすい, 水から遮断したい, 軟膏剤, 乾燥している, 水で洗い流したい, クリーム剤, 乾きやすい, 刺激感
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医薬品は、十分注意して①された場合でも、②ことがある。 一般に、③は発生頻度が④、医薬品の販売等に従事する専門家にとっても遭遇する機会は極めてまれである。しかし、副作用の早期発見・早期対応のためは、医薬品の販売等に従事する専門家が副作用の症状に関する十分な知識を身に付けることが重要である。 医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等に対し、一般用医薬品による副作用と疑われる症状について医療機関の⑤する際に、その一般用医薬品の⑥等を見せて説明するなどの対応をすることが望ましい。一般用医薬品による副作用は⑦のほか、⑧な医薬品の⑨や医薬品服用時の⑩等が原因の場合があり、医薬品を使用する時の状況に応じて適切な指導を行うことが重要である。
適正に使用, 副作用を生じる, 重篤な作用, 低く, 受診を勧奨, 添付文書, 長期連用, 不適切, 併用, アルコール飲用
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【重篤副作用疾患別対応マニュアル】 厚生労働省では「重篤副作用総合対策事業」の一環として、関係学会の専門家の協力を得て、「重篤副作用疾患別対応マニュアル+」を作成し、公表している。 本マニュアルが対象とする重篤副作用疾患の中には、①によって発生する副作用も合まれているので、医薬品の販売等に従する専門家は、購入者等への積極的な情報提供や相談対応に、本マニュアルを積極的に活用することが望ましい。
一般医薬品
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全身的に現れる副作用 ショック(アナフィラキシー) ①は、生体異物に対する②のアレルギー反応の一種である。医薬品の場合、③その医楽品によって蕁麻疹等の④を起こしたことがある人で起きる可能性が⑤。 一日発症すると病態は⑥することが多く、適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難を生じ、⑦をたどることがある。 発症後の進行が⑧(通常、⑨に急変する)ことが特徴である。直ちに救急救命処置が可能な医療機関を受診する必要がある。何よりも医薬品の使用者本人及びその家族等の冷静沈着な対応が非常に重要である。
ショック(アナフィラキシー), 即時型, 以前に, アレルギー, 高い, 急速に悪化, 致命的な転帰, 非常に速やかな, 2時間以内
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皮膚粘膜眼症候群 ①は、最初に報告をした二人の医師の名前にちなんで、②(③)とも呼ばれる。 発生数度は、人口100万人当たり④と報告されている。発症機序の⑤であり、また、発症の可能性がある医業品の⑥ため、発症の予測は⑦である。 主な症状 ▶38°C以上の⑧ ▶発疹・発赤、火傷様の水疱等の⑨が比較的⑩のうちに全身の⑪、⑫、⑬、⑭等の⑮に現れる
皮膚粘膜眼症候群, スティーブン・ジョンソン症候群, SJS, 年間1~6人, 詳細は不明, 種類も多い, 極めて困難, 高熱, 激しい症状, 短時間, 皮膚, 口, 眼, 粘膜
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中毒性表皮壞死融解症 ①(②)は、最初に報告をした医師の名前にちなんで③とも呼ばれる④と関連のある病態と考えられており、①の症例の多くは、④の⑤とみられる。 発生頻度は、人口100万人当たり年間⑥と報告されている。発症数所の⑦であり発症の予測は⑧である。 主な症状 ▶38°C以上の⑨ ▶⑩の皮膚に発赤 ▶⑪に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん▶口唇の発赤・びらん ▶眼の充血
中毒性表皮壊死融解症, TEN, ライエル症候群, 皮膚粘膜眼症候群, 進展型, 年間0.4~1.2人, 詳細は不明, 困難, 高熱, 広範囲, 全身の10%以上
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💮【皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症に共通する事項】 ①と②は、いずれも発生は③であるとはいえ、一旦発症すると多臓器障害の合併症等により④をたどることがある。また、皮膚症状が軽快した後も⑤や⑥等に障害が残ったりする。 次のような症状が⑦したり、又は⑧したりする場合には、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、直ちに皮備科の専門医を受診する必要がある。 ・38°C以上の⑨ ・⑩の充血、目やに(眼分泌物)、まぶたの腫れ、目が開けづらい ・⑪の違和感、口唇や陰部のただれ ・排尿・排便時の痛み ・喉の痛み ・⑫の皮膚の発赤
皮膚粘膜眼症候群, 中毒性表皮壊死融解症, 非常にまれ, 致命的な転帰, 眼, 呼吸器, 持続, 急激に悪化, 高熱, 目, 口唇, 広範囲
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💮肝機能障害 医薬品により生じる①では、②のものと③のものに大別される。④の場合、⑤がなく、健康診断等の血液検査を(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多い。 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医業品の使用を中止し、医師の診察を受けることが重要である。漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けると、⑥(肝臓の不可逆的な病変)を生じ、⑦に至ることもある。 主な症状 ▶全身の⑧ ▶⑨ ▶発熱 ▶発疹 ▶皮膚の掻痒感(そうようかん) ▶吐きけ
肝機能障害, 中毒性, アレルギー性, 軽度の肝障害, 自覚症状, 肝不全, 死, 倦怠感, 黄疸
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💮偽アルドステロン症 ①は、②からの③分泌が④にもかかわらず、体内に塩分(⑤)と⑥が貯留し、体から⑦が失われることによって生じる病態である。 ⑧な人や⑨で生じやすく、原因医製品の⑩に初めて発症する場合もある。また、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の⑪によって起きることがある。 初期症状に不審を感じつつも⑫させてしまう例が多い。 偽アルドステロン症と疑われる症状に気づいたら、直ちに原因と考えられる医薬品の使用を中止し、速やかに医師の診療を受けることが重要である。
偽アルデストロン症, 副腎皮質, アルドステロン, 増加していない, ナトリウム, 水, カリウム, 小柄, 高齢者, 長期服用後, 相互作用, 重症化
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💮抵抗力の低下 医薬品の使用が原因で血液中の①(白血球の一つ)が②し、細菌やウイルスの感染に対する③なることがある。④や⑤などが、のような⑥をもたらすことが知られている。 初期においては、⑦等の症状と見分けることが⑧ため、原因医薬品の使用を漫然と継続して悪化させる場合がある。進行すると⑨を繰り返し、⑩となることもある。
好中球, 減少, 抵抗力が弱く, ステロイド性抗炎症薬, 抗癌薬, 易感染性, かぜ, 難しい, 重症の細菌感染, 致命的
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出血傾向 医薬品の使用が原因で血液中の①が②することがある。③等の重篤な病態への進行を予防するため、何らかの症状に気づいたときは、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止して、早期に医師の診療を受ける必要がある。 主な症状 ▶④ ▶歯ぐきからの⑤ ▶手足の青あざ(紫斑しはん) ▶口腔粘膜の血腫等の⑥ ▶経血が止まりにくい(⑦)
血小板, 減少, 脳内出血, 鼻血, 出血, 内出血, 月経過多
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精神神経系に現れる副作用 精神神経障害 医薬品の副作用によって①が影響を受けることがある。 精神神経症状のうち、②は比較的軽視されがちであるが、乗物や危険な機械類の③に眠気を生じると④につながる可能性が高いので、眼気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、作業に従事しないよう十分に注意する。
中枢神経系, 眠気, 運転操作中, 重大な事故
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💮無菌性髓膜炎 ①とは、髄膜炎のうち、②に③、④が検出されないものをいう。大部分は⑤が原因と考えられているが、マイコプラズマ感染症やライム病、医薬品の副作用等によって生じることもある。 医発品の副作用が原料の場合、⑥、⑦、⑧等の基礎疾患がある人で発症リスクが⑨。
無菌性髄膜炎, 髄液, 細菌, 真菌, ウイルス, 全身性エリテマトーデス, 混合性結合組織病, 関節リウマチ, 高い
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その他の精神神経系の副作用 ①や②に作用する医薬品により、③や④、⑤、⑥等が生じることがある。また、医薬品を⑦したり、過量服用するなどの⑧によって、⑨や⑩等を生じることがある。 医薬品の販売に従事する専門家は、医薬品の使用状況にも留意する必要がある。
心臓, 血管, 頭痛, めまい, 浮動感, 不安定感, 長期連用, 不適切な使用, 倦怠感, 虚脱感
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体の局所に現れる副作用 消化器系の副作用 消化性潰瘍 ①は、医薬品の副作用により②や③の④が傷害され、その一部が⑤を⑥欠損する状態である。 ⑦場合もあり、貧血症状(動悸、息切れ等)の検査時や突然の⑧・⑨によって発見されることもある。 重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。 主な症状 ▶⑩ ▶食欲低下 ▶⑪ ▶吐きけ ▶胃痛 ▶空腹時にみぞおちが痛くなる ▶消化管出血により糞便が⑫なる
消化性潰瘍, 胃, 十二指腸, 粘膜組織, 粘膜筋板, 超えて, 自覚症状が乏しい, 吐血, 下血, 胃のもたれ, 胸焼け, 黒く
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💮イレウス様症状 ①(腸閉塞様症状)は、腸管自体は閉塞していなくても、医薬品の作用によって②が③し、腸内容物の通過が妨げられると生じる。 腹痛などのために水分や食物の摂取が抑制され、④がない場合でも、⑤なることがある。悪化すると、腸内容物の逆流による⑥が原因で、⑦となったり、腸内細菌の⑧によって全身状態の衰弱が進行する可能性がある。
イレウス様症状, 腸管運動, 麻痺, 嘔吐がない, 脱水状態, 嘔吐, 脱水症状, 異常増殖
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(順不同) その他消化器系の副作用 ①に対する医薬品によって、②・③、食欲不振、腹部(胃部)不快感、腹部(胃部)膨満感、腹痛、④、口腔内の荒れ・刺激感等を生じることがある。 医薬品によっては、⑤副作用として、⑥、⑦、軟便、⑧等が現れる事がある。また、⑨や⑩の使用によって現れる⑪の症状に、肛門部の⑫などの刺激、異物の挿入による⑬、排便直後の⑭などがある。 添付文書などには、それらの症状が継続したり、症状に増強が見られた場合にはその医薬品の使用を中止して、専門家相談するよう記載されている。
消化器, 吐き気, 嘔吐, 口内炎, 一過性の軽い, 口渇, 便秘, 下痢, 浣腸剤, 坐剤, 一過性, 熱感, 不快感, 立ちくらみ
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間質性肺炎 ①を発症すると、肺胞と毛細血管の間の②が低下して血液に酸素を十分取り込むことができず、体内は③状態となる。 一般的に、医薬品の使用開始から④程度で起きることが多い。 間質性肺炎 ⑤▶間質が炎症を起こしたもの 通常の肺炎▶⑥又は⑦が細菌に感染して炎症を生じたもの 初期には登坂等の運動時に⑧を感じるが、病態が進行すると平地歩行や家事等の軽労作時にも意識されるようになる。⑨。
間質性肺炎, ガス交換率, 低酸素, 1~2週間, 間質性肺炎⑵, 気管支, 肺胞, 息切れ, 必ずしも発熱は伴わない
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喘息 ①は、原因となる医薬品の使用後短時間(②)のうちに症状が現れる。 内服薬のほか、③や④でも誘発されることがある。 合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。軽症例は⑤ていどで回復するが、重症例は⑥持続し、窒息による⑦から⑧に至る危険もある。重症の場合には、直ちに救急措置が可能な可能な医療機関を受診しなければならない。
喘息, 1時間以内, 坐薬, 外用薬, 半日, 24時間以上, 意識消失, 死
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循環器系の副作用 鬱血性心不全 ①は、全身が必要とする量の血液を心臓から込り出すことができなくなり、②に血液が③して、種々の症状を示す疾患である。 症状が現れた場合は、①の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。④の既往がある人は、⑤による心不全を⑥。 主な症状 ▶⑦ ▶疲れやすい ▶⑧ ▶⑨ ▶咳 ▶⑩
鬱血性心不全, 肺, 貯留, 心不全, 薬剤, 起こしやすい, 息切れ, 足のむくみ, 急な体重の増加, ピンク色の痰
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腎障害 医楽品の使用が原因となって、①を生じることがある。 症状が現れたときは、原因と考えられる医発品の使用を中止して、速やかに医師の診療を受ける必要がある。 主な症状 ▶② ▶ほとんど尿が出ない、逆に③ ▶④ ▶倦怠感 ▶発疹 ▶吐きけ・嘔吐 ▶発熱 ▶尿が濁る・赤みを帯びる(⑤)
腎障害, 尿量の減少, 一時的に尿が増える, むくみ, 血尿
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排尿困難・尿閉 ①の機能を②する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の③の収縮が④され、⑤、尿が少ししか出ない、⑥がある等の症状を生じることがある。進行すると、尿意があるのに尿が出なくなったり、下腹部が膨満して激しい痛みを感じるようになる。 医薬品による⑦、⑧の症状は、⑨等の基礎疾患がない人でも現れることがある。また、⑩に限らず⑪でも出れる。初期段階で適切な対応が図られるよう、⑫等の兆候に留意することが重要であり、症状がられたときには、原因と考えられる医薬品の使用を中止する。多くの場合、使用を中止することにより症状は速やかに改善するが、医療機関における処置を必要とする場合もある。
副交感神経系, 抑制, 排尿筋, 抑制⑵, 尿が出にくい, 残尿感, 排尿困難, 尿閉, 前立腺肥大, 男性, 女性, 尿勢の低下
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(順不同)膀胱炎様症状 ①では、②(尿の回数増加)、排尿時の③、④等の症状が現れる。症状が現れたときは、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。
膀胱炎様症状, 頻尿, 疼痛, 残尿感
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感覚器系の副作用 眼圧上昇 ①が排出されにくくなると、②して視覚障害を生じることがある。 ③のある成分が配合された医薬品によって、④(急性緑内発作)することがあり、特に⑤がある人では厳正な注意が必要である。 ⑥を長時間放置すると、⑦が損傷して⑧な⑨(視野欠損、失明)に至るおそれがあるので、逆やかに限科専門医の診療を受ける必要がある。 主な症状 ▶⑩ ▶眼の充血 ▶⑪ ▶頭痛 ▶吐き気・嘔吐
眼房水, 眼圧が上昇, 抗コリン作用, 眼圧が上昇⑵, 緑内障, 高眼圧, 視神経, 不可逆的, 視覚障害, 眼痛, 急激な視力低下
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その他感覚器系の副作用 医薬品によっては、①(瞳の散大)による②や③なども副作用が現れることがある。重大な事故に繋がる恐れがあるので、散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、作業を避けなければならない。
散瞳(さんどう), 異常なまぶしさ, 目のかすみ
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💮かぶれ症状 化学物質や金属等に皮膚が反応して、一般に「①」と呼ばれる症状が現れることがあるが、外用薬の副作用で生じることもある。 主な症状 ▶③を伴う発疹・発赤 ▶腫れ ▶刺激感 ▶水疱・ただれ等の④症状 ▶色素沈着 ▶白斑
かぶれ, 強いかゆみ, 激しい炎症
53
【光線過敏症】 ①は、太陽光線(②)に曝されて初めて、かぶれ症状が生じるものをう。医薬品が③、全身へ広がって④することがある。貼付の場合は、⑤でも発症することがある。 症状が見れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に⑥し、⑦(白い生地や薄手の服は紫外線を透過すそれがあるので不可)して速やかに医師の診療を受ける必要がある。
光線過敏症, 紫外線, 触れた部分だけでなく, 重篤化, 剥がした後, 患部を洗浄, 遮光
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💮薬疹 ①は、②によって引き起こされる③の一種で、④・⑤等の⑥を生じるものをいう。 医薬品の使用後⑦で起きることが多いが、⑧に現れることもある。 ⑨で起きる可能性があり、同じ医楽品でも生じる⑩は人によって⑪で、紅斑(こうはん)、丘疹(きゅうしん)のほか、水疱(すいほう)を生じることもある。⑫は強い痒みを伴うが、それ以外は痒みがないか、たとえあったとしてもわずかなことが多い。
薬疹, 医薬品, アレルギー反応, 発疹, 発赤, 皮膚症状, 1~2週間, 長期使用後, あらゆる医薬品, 発疹の型, 様々, 蕁麻疹
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💮薬疹 皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔粘膜に異常が見られることもある。特に、①を作って②や③に受常が現れた場合は、急に④や⑤の重篤な病態へ進行することがあるので、厳重な注意が必要である。 【薬疹に注意するケース】 薬疹は、⑥のひと、⑦を起こしたことがある人で生じやすい。 以前に薬疹を経験したことがない人であっても、⑧や⑨が誘因となって生じることがある。 ⑩に発疹・発赤等が現れた場合は、⑪を考慮し、重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止する。
発熱, 眼, 口腔粘膜, 皮膚粘膜眼症候群, 中毒性表皮壊死融解症, アレルギー体質, 以前に薬疹, 暴飲暴食, 肉体疲労, 医薬品の使用後, 薬疹の可能性
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💮【局所作用】 ②は、医薬品の適用部位が作用部位である場合が多いため、反応は比較的⑫に現れる。 ⑬では、適用部位に対する⑭を目的としていることが多い。 ⑮や⑯等のように、有効成分が消化管内で作用するため、⑱を示す⑲もある。
局所作用, 速やか, 外用薬, 局所的な効果, 膨潤性下剤, 生菌製剤, 局所性作用, 内服薬
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💮【坐剤】 直腸の粘膜下には⑪が豊富に分布して通っており、有効成分は⑫循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が⑬に現れる。また、⑭の粘膜下を通っている⑮は、⑯を経由せずに心臓に到る。そのため、⑰から血液循環中に入った有効成分は、初めに⑱で⑲全身に分布する。 生剤では、適用部位の粘膜に局所的な副作用(刺激等)を生じることがあり、そのよ ぅな副作用を回避するため、また、有効成分の急激な吸収による全身性の副作用を回避するため、⑳があるときは使用を避けるべきである。
静脈, 容易に, 速やか, 直腸, 静脈血, 肝臓, 直腸⑵, 肝臓⑵, 代謝をうけることなく, 粘膜に障害
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💮皮膚吸収 通常、①表面から②中へ移行する量は、比較的③。 しかしなから、血抜中に移行した有効成分は、④で⑤血流に乗って全身に分布するため、⑥(適用部位の面積)や⑦、⑧などによっては、⑨が現れることがある。また、⑩の副作用は、⑪にも現れることがある。
皮膚, 循環血液, 少ない, 肝臓, 代謝を受ける前に, 使用量, 使用回数, 使用頻度, 全身作用, アレルギー性, 適用部位以外
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💮【肝機能が低下した人】 ⑬が⑭した人では、医薬品を⑮する能力が⑯ため、⑰に到達する有効成分の量がより⑱なり、効き目が⑲に現れたり、副作用を⑳なる。
肝機能, 低下, 代謝, 低い, 全身循環, 多く, 過剰, 生じやすく
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💮循環血液中に移行した有効成分の代謝と排泄 このように①や②が制限されるため、血中濃度の低下は③に起こる。 また、④の過程においても、⑤との複合体形成は重要な感味を持つ。 複合体は⑥で⑦ため、有効成分が良く循環血液中にとどまることとなり、作用が⑧する原因となる。
代謝, 分布, 徐々, 排泄, 血漿タンパク質, 腎臓, 濾過されない, 持続
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💮【血中濃度】 ⑬を目的とする医薬品の多くは、使用後の一定期間、有効成分の血中濃度が⑭と⑮(⑯)の間の範囲に維持されるよう、⑰及び⑱が定められている。
全身作用, 無効域, 危険域, 中毒域, 使用量, 使用間隔