問題一覧
1
細胞はmRNAに存在する( )変異を検出することはできない。
ミスセンス
2
タンパク質の脂質修飾には、脂肪酸アシル化として( )化とN-ミリストイル化、ファルネシル基 やゲラニルゲラニル基が結合する( )化、GPI化がある。
パルミトイル, プレニル
3
tRNAに正確に対応するアミノ酸を結合するために、( )機能をもつアミノアシルtRNAシンテターゼもある。
校正
4
ペプチド鎖の合成中間体は( )である。
ペプチジルtRNA
5
真核生物のリボソームは( )Sの大サブユニットと( )Sの小サブユニットからなり、全体としては( )Sになる。
60, 40, 80
6
Sec-tRNASecは( )•GTPとは結合せず、特殊な延長因子である( )•GTPと結合し、下流に特別な配列をてばUGAで翻訳が終結せずにA部位にSec-tRNASecが入る。
EF-Tu, SelB
7
P部位と(E部位, A部位)のtRNAの(5'末端, アンチコドン, 3'末端)どうしは非常に近接している。
A部位, 3'末端
8
リボソームにはtRNAが結合する領域として、( )部位(略称不可)、ペプチジル部位、出口部位の三つがある。
アミノアシル
9
大腸菌のリボソーム大サブユニットには(5S, 5.8S, 13S, 16S)rRNAと(16S, 18S, 23S, 28S)rRNAが含まれる。
5S, 23S
10
真核細胞において、リボソームが終止コドンに到達し、翻訳を停止した時にmRNA上にEJCが残っていると、EJCと翻訳終結因子eRF3が、( )タンパク質1, 2, 3をリボソームに呼び寄せる。これらのタンパク質がリボソームに結合すると、まず( )が活性され、その後5’→3’エキソヌクレアーゼ(Xrn1)によりmRNAは5’末端から速やかに分解される。
Upf, 脱キャップ酵素
11
トレオニルtRNAシンテターゼの反応を段階別に化学式で表すと、 1:( ) + ATP → ( ) + ピロリン酸(PPi) 2:( ) + tRNAThr → ( )-tRNAThr + ( ) となる。
Thr, Thr-AMP, Thr-AMP, Thr, AMP
12
Aという場所での変異による表現系の変化を、Bという別の場所で新たに生じた変異が元に戻すことを( )変異という。
サプレッサー
13
真核生物において43S開始前複合体は、複数の開始因子、(fMet-tRNAfMet, fMet-tRNAifMet, Met-tRNAMet, Met-tRNAiMet)とリボソーム(30S, 40S, 50S, 60S)サブユニットから構成されている。
Met-tRNAi Met, 40S
14
ヒトのグルタチオンペルオキシダーゼは( )(アミノ酸名, 略号不可)を含んでいる。
セレノシステイン
15
標準遺伝暗号において、開始コドンは( )であり、このコドンがオープンリーディングフレームの途中に出てきた場合は( )(略称不可)に対応する。
AUG, メチオニン
16
大腸菌では、( )の3'末端がmRNA上のシャイン・ダルガーノ配列と( )することにより翻訳開始部位が決められている。
16S rRNA, 塩基対合
17
真核細胞では、何らかの原因により本来の終止コドンより上流に出現した終止コドンを含むmRNAを分解・除去する機構として( )(NMD)が存在する。
Nonsense-mediated mRNA decay
18
転移RNAの3'末端の3塩基の配列は必ず( )である。
5'-CCA-3'
19
アンチコドンのGGGはコドンのCCCならびに( )と塩基対を形成することができる。
CCU
20
真正細菌は終止コドンのないmRNAからの翻訳を終結させるために( )を利用しており、①がまずリボソームの( )(略号不可)部位に入り、その後翻訳が再開、①に存在する終止コドンで翻訳が終結する。
tmRNA, アミノアシル
21
大腸菌のリボソームの( )は70Sであり、( )Sの大サブユニットと( )Sの小サブユニットからなる。
沈降定数, 50, 30
22
真核生物においてコドンのないmRNAが翻訳されるとC末端に( )(略号不可) が連続した異常なタンパク質がつくられるが、この異常タンパク質は( )化されて( )により分解される。
リシン, ユビキチン, プロテアソーム
23
古細菌において開始tRNAに結合しているアミノ酸は( )である。
メチオニン
24
真核細胞のmRNAは細胞質に輸送された直後にはエキソンとエキソンの連結部分に( )(EJC) が結合している。
エキソン接合部複合体
25
tRNAにおいて、( )の3残基とそれに続く2残基は( )により構造が安定化している。
アンチコドン, 積み重ね
26
真核細胞において終止コドンのなくなったmRNAはNSDと呼ばれる機構を介して3'末端から( )により分解される。
エキソソーム複合体
27
多くの生物では、細胞質にはアミノ酸の種類と同じ数の( )種の(tRNA, アミノアシルtRNA合成酵素, アミノ酸- tRNA合成酵素)が存在する。
20, アミノアシルtRNA合成酵素
28
グラム陽性菌や古細菌等は(グルタミン, グルタミン酸, システイン)シンテターゼを持っておらず、(グルタミン, グルタミン酸, システイン)シンテターゼが(tRNAGlu, tRNAGln, tRNACys, Glu-tRNA, Gln-tRNA, Cys-tRNA, Gln-tRNAGln, Glu-tRNAGlu, Cys-tRNAGlu)に( )(アミノ酸名)を結合させ、その後、別の酵素が( )(アミノ酸名)に変換してtRNAGlu, tRNAGln, tRNACys, Glu-tRNA, Gln-tRNA, Cys-tRNA, Gln-tRNAGln, Glu-tRNAGlu, Cys-tRNAGlu)をつくる。
グルタミニル, グルタミル, tRNA Gln, グルタミン酸, グルタミン, Gln-tRNA Gln
29
テトラサイクリンはリボソーム小サブユニットのA部位に結合し、( )の結合を阻害することにより、(原核生物, 真核生物)の翻訳を阻害する。
アミノアシルtRNA
30
リボクヌクレオシドの略号でIは( )を表し( )の誘導体であり、その塩基部分は( )である。
イノシン, アデノシン, ヒポキサンチン
31
アンバー(UAG)サプレッサーには、セリンサプレッサーがあり、これは、セリンに対応するtRNAのうちアンチコドンの配列がCGAであったものが( )に変化したものである。
CUA
32
アンチコドン UUUはコドンのAAAならびに( )と塩基対を形成することができる。
AAG
33
リボヌクレオシドの略号でΨは( )を表し、Dは( )で表す。
シュードウリジン, ジヒドロウリジン
34
1個あるいは数個の塩基の挿入や欠失によって( )が変わる変異を( )変異という。
読み枠, フレームシフト
35
遺伝暗号には次の三つの法則がある。 1. コドンは( )から( )の方向に読まれる。 2. コドン間にはすき間も( )もない。 3. mRNAは( )によって定められる決まった( )に従って( )される。
5'末端, 3'末端, 重なり, 開始コドン, 読み枠, 翻訳
36
一本のmRNAにペプチド鎖を合成途中のリボソームが多数結合したものを( )という。
ポリソーム
37
真核生物mRNAの5’末端には(2'-メチルアデニン, 7-メチルグアニン, 2'-メチルアデノシン, 7-メチルグアノシン)が三リン酸を介して結合している。
7-メチルグアノシン
38
変化した塩基配列を元に戻す第2の変異のことを( )変異という。
復帰
39
コドンの( )を説明する( )仮説とは、コドンの( )とアンチコドンの( )の間の塩基対は,( )塩基対が許される場合があるという説である。
縮退, ゆらぎ, 3文字目, 1文字目, 非Watson-Crick
40
真正細菌の翻訳終結過程において、ポリペプチド鎖が遊離したのち、A部位には(AMP, ADP, ATP, GMP, GDP, GTP)を結合した( )が入ってくる。
GDP, RF-3
41
標準遺伝暗号において、終止コドンはUGA, UAG,( )である。
UAA
42
コドンの塩基が変化してもアミノ酸は変化しない様な変異を( )変異という。
サイレント
43
抗生物質( )はその構造がチロシルtRNAに似ており、リボソームの(A部位, P部位, E部位)に入り、ペプチド合成を途中で停止させる。
ピューロマイシン, A部位
44
ヒトなどの動物において、( )では標準遺伝暗号と違う暗号が用いられている。
ミトコンドリア
45
真正細菌の翻訳終結過程において、RF-3がリボソームから遊離すると、(A部位, P部位, E部位)に( )が結合し、次いで( )・(AMP, ADP, ATP, GMP, GDP, GTP}複合体が結合する。
A部位, RRF, EF-G, GTP
46
真核細胞においてmRNA前駆体のスプライシングが異常となりイントロンが成熟mRNAに含まれると、イントロン内の( )終止コドンにより翻訳が本来の終止コドンよりも前で終結する。
インフレーム
47
真核生物の mRNA の 5'キャップには eIF4E と( )が結合し、さらに eIF4A と eIF4B が結合すると eIF4A の( )活性により開始コドンより前に存在す る二本鎖部分が一本鎖に開裂する。
elF4G, ヘリカーゼ
48
タンパク質の折りたたみ(フォールディング)を助ける分子のことを総称して( )という。
シャペロン
49
リボソームは( )を中心にタンパク質が結合した構造になっている。
rRNA
50
タンパク質の翻訳後修飾として、タンパク質が共有結合する( )化やSUMO化がある。
ユビキチン
51
原核生物のポリペプチド鎖の合成は( )から始まる。
N-ホルミルメチオニン
52
tRNAの5'末端と3'末端側は塩基対をつくって受容ステムとよばれ、5'側からはそれに続いて( )、( )、( )、( )があり、二次元では( )構造と表される。tRNAは三次元では( )構造をとる。
Dアーム, アンチコドンアーム, 可変ループ, Tアーム, クローバー葉型, L字型
53
真核生物では、mRNAに終止コドンが無くなった場合には、( )(NSD)とよばれる機構がはたらく。
non-stop decay
54
大腸菌では、リボソームのペプチド鎖排出トンネルの出口付近に( )が結合し、最初に出てくるペプチド鎖を認識して( )性の配列をシールドすることで,誤った折れたたみや( )を防いでいる。
トリガー因子, 疏水, 凝集
55
ポリペプチド鎖中のあるアミノ酸が別のアミノ酸に変わるような変異を( )変異という。
ミスセンス
56
真核細胞では、mRNAの5’キャップに結合した開始因子が(ポリA配列, ポリA結合タンパク質)にも結合することにより、mRNAを環状にする。
ポリA結合タンパク質
57
古細菌の成熟mRNAノ5’末端はキャップ構造を(とっている, とっていない)。
とっていない
58
RF-1/2はリボソームの( )部位で、共通して終止コドン( )を認識するとともに、RF-1はUAGをRF-2はUGAを認識する。
アミノアシル, UAA
59
( )変異とは( )遺伝子に変異が入ることにより、ナンセンス変異により生じた( )を特定のアミノ酸に翻訳できるようになる変異のことである。
ナンセンスサプレッサー, tRNA, 終始コドン
60
真核生物において43S開始前複合体は、複数の開始因子を結合したmRNA複合体と結合して( )開始前複合体を形成し、mRNA上を5'から3'方向へスキャンして( )を見つけ出す。
48S, 開始コドン
61
真正細菌の翻訳終結過程の最後では、①( )が結合GTPを加水分解すると②( )がP部位 に移動し,P 部位と E 部位にいた tRNA が遊離する。そして、最後に①, ②と( ) が放出される。
EF-G, RRF, mRNA
62
( )変異では、あるアミノ酸に対応するコドンが( )に変化することにより通常より短いペプチド鎖がつくられる。
ナンセンス, 終始コドン
63
終結因子RF-1/2は( ) tRNA からアミノアシル tRNA ではなく( )に( )基を転移させる。
ペプチジル, 水, ペプチジル
64
ナンセンスサプレッサー変異では、もともと変異が入っていない構造遺伝子の産物の一部も通常より( )ポリペプチドになる。
長い
65
リボソームの(小サブユニット, 大サブユニット)は主に触媒反応に関与する。
大サブユニット