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家畜の生体機構
  • あかり

  • 問題数 57 • 12/5/2024

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    問題一覧

  • 1

    遺伝情報であるゲノムDNAを保有し、3種類のRNAの合成の場となる。核の構成は、核膜、核小体、染色質(クロマチン)、核質からなる。

  • 2

    細胞膜

    脂質二分子層からなり、細胞内部を外部から区画して保護する。

  • 3

    ミトコンドリア

    ATPを産生するが、最近では、カルシウム貯蔵、アポトーシスにも深く関与することが指摘されている。

  • 4

    小胞体

    外表面にリボソームが付着している粗面小胞体と付着していない粗面小胞体がある。粗面小胞体ではタンパク質翻訳が行われ、滑面小胞体ではリン脂質の合成が行われている。

  • 5

    ゴルジ体

    粗面小胞体から送られてきたタンパク質をシス面で受け取り、タンパク質を修飾・分別して、トランス面で、分泌顆粒、分泌小胞の形成を行う。

  • 6

    リソソーム

    加水分解酵素を含み、細胞の外から取り込んだ異物の分解処理や、細胞自身の老廃物を消化する作用をもつ。

  • 7

    リボソーム

    細胞質内に散在する遊離型リボソームと粗面小胞体の表面に付着する付着型リボソームがある。タンパク質合成を行っている。

  • 8

    細胞骨格

    細胞の形の保持に役立つほか、細胞小器官の配置、細胞内の物質輸送、分泌、吸収、細胞増殖、細胞間相互作用などに関与する。

  • 9

    神経細胞の機能

    神経には軸索が髄鞘に覆われている有髄神経と、髄鞘に覆われていない無髄神経がある。髄鞘はシュワン細胞が軸索に巻き付いて出来たもので、ミエリンという電気的抵抗性の高い脂質に富み、軸索を周囲から絶縁している。

  • 10

    末梢神経による調節

    体性神経系と自律神経系がある。体性神経は運動神経と感覚神経からなり、骨格筋の随意運動および感覚の受容を行い中枢神経系と連絡している。自律神経は交感神経と副交感神経からなり、内臓諸器官を二重に拮抗的に支配している。

  • 11

    脳幹における調節機構

    脳幹は動物が生命を維持するための自律的な中枢機構であり、また、終脳からの遠心性神経や感覚神経の通路あるいは中継点となっている。

  • 12

    延髄・橋

    各部位間の伝導路であると共に、呼吸運動、血液循環、消化器官、眼の運動など、生命の維持に重要な自律神経が存在する。

  • 13

    中脳

    体位を正常に保つための姿勢反射における中枢が存在する。

  • 14

    小脳における調節機構

    平衡機能の調節や姿勢反射の調節、随意運動による推尺調節などを行う。

  • 15

    大脳皮質における調節機構

    大脳皮質は新皮質と辺縁系に分けられる。辺縁系は視床下部と協調して自律性反応、摂食行動、性行動、情動行動および生体リズムの発現に関与している。新皮質は各細胞群の部位に特有の機能を営んでいる。

  • 16

    体液の構成

    体液とは体内の液体成分の総称であり、細胞内液と細胞外液に大別される。細胞内液は体重の約40%を占める。細胞外液は体重の約5%の血漿と15%の間質液で占められている。

  • 17

    体液系による生理機能の調節

    体液系調節機構の中で主要な役割を果たす化学物質がホルモンである。ホルモンは内分泌器官から分泌され、血流によって全身に運ばれることでその標的器官に到達し、調節作用を発揮する物質として定義される。

  • 18

    ホルモン作用の発現機序

    ホルモンの受容体には、水溶性ホルモンが作用する細胞膜上受容体と脂溶性ホルモンが作用する細胞膜受容体または核内受容体である。

  • 19

    下垂体と下垂体ホルモン

    下垂体は前葉、後葉からなり、その中間に中葉がある。前葉からは成長ホルモン、プロラクチン、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンが分泌され、後葉からはバソプレシンとオキシトシンが分泌される。

  • 20

    成長ホルモン

    ペプチドホルモンで、タンパク質同化作用、抗インスリン作用、脂肪分解促進作用がある。

  • 21

    副腎皮質ホルモン(ACTH)

    ペプチドホルモンで、前駆体であるPOMC(プロオピオメラノコルチン)からのタンパク質切断により産生される。副腎に作用して、糖質コルチコイドを分泌させる。副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンによってACTH分泌が促進される。

  • 22

    甲状腺刺激ホルモン(TSH)

    甲状腺に作用してサイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(T3)の分泌を促す。TSH分泌は甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンによって促進され、T4の負のフィードバックによって抑制される。

  • 23

    オキシトシン

    ペプチドホルモンで、子宮平滑筋収縮、乳腺筋上皮細胞収縮、乳汁排出の作用がある。抗利尿作用ももつ。

  • 24

    甲状腺

    各組織の代謝水準を維持してそれぞれの機能を最適にする役割を担う。細胞の酸素消費量の調節や熱産生の調節に重要である。

  • 25

    サイロキシン(T3)、トリヨードサイロニン(T4)

    細胞の酸素消費量を増加させ基礎代謝を亢進することにより、熱産生を増加させる。また、GHと共に正常な成長と骨格の成熟に必須である。

  • 26

    カルシトニン

    ペプチドホルモンで、骨吸収に対する抑制作用や血中カルシウム濃度を低下させる作用を持つ。

  • 27

    膵臓

    外分泌機能では膵液を分泌し、内分泌機能では4種類の細胞から構成される膵島が担っている。β細胞がインスリンを、α細胞がグルカゴンを、D細胞がソマトスタチンを、F細胞が膵ポリペプチドを分泌する。

  • 28

    インスリン

    糖、脂肪、タンパク質代謝経路の多くの段階に作用し、主な作用部位は肝臓、脂肪、骨格筋である。

  • 29

    グルカゴン

    ペプチドホルモンであり、肝臓でグリコーゲン合成を減少させ、グリコーゲン分解を増加させることと、アミノ酸からの糖新生を促進する。

  • 30

    膵ソマトスタチンと膵ポリペプチド

    膵ソマトスタチンはインスリン、グルカゴンの分泌をともに抑制性に調節する。膵ポリペプチドは腸管の運動性や胃内容の排出を増加させる作用をもつ。

  • 31

    副腎

    皮質と髄質からなる。皮質は外側から球状帯、束状帯、網状帯の3層からなる。球状帯は電解質コルチコイドを、束状帯と網状帯は主に糖質コルチコイドを、髄質はアドレナリンとノルアドレナリンを分泌する。

  • 32

    糖質コルチコイド

    機能は代謝調節であり、タンパク質分解、肝臓でのグリコーゲン生成と糖新生を促進する。

  • 33

    電解質コルチコイド

    電解質バランスと血圧の恒常性維持を行い、腎臓遠位尿細管におけるナトリウムの保持とカルシウム分泌促進を担う。

  • 34

    アドレナリンとノルアドレナリン

    肝臓に作用してグリコーゲン分解と糖新生を促進する。脂肪分解作用、心臓機能刺激作用、熱産生増大作用などがある。

  • 35

    赤血球

    主成分はヘモグロビンであり、ヘモグロビンは酸素と結合して、オキシヘモグロビンとなり、末梢毛細血管を通過する間に組織に酸素を与え、ヘモグロビンに復帰する。

  • 36

    白血球

    顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)と無顆粒球(リンパ球、単球)に分類され、食作用、アメーバ運動、抗体産生などを行っている。

  • 37

    血小板

    巨核細胞由来で、止血作用を持つ。血管壁に損傷を受けると、血小板の粘着・凝集が起こり、血小板血栓が生じると同時に、血小板からセロトニンが遊離し、血管が収縮する。

  • 38

    血漿

    淡黄色を帯びた透明な液体である。血漿タンパク質はアルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンに大別される。

  • 39

    リンパ系

    主要な機能は、血管系から漏出した間質液をもう一度血管系に戻すことと、コレステロールなどの脂肪分を運搬すること、免疫系の細胞を産生することである。

  • 40

    ネフロン

    腎単位で、腎臓にある長く湾曲した管状構造物。血液のろ過を行う腎小体とそれに続く尿細管からなる。

  • 41

    糸球体

    ボーマン嚢中に陥入した毛細血管のことで、輸入細動脈から糸球体へ流入した血液はろ過され、輸出細動脈から出ていく。

  • 42

    近位尿細管

    尿細管のうち糸球体から近い方の部分で遠位尿細管につながる。ここではすべての糖と60%以上の水分、電解質が再吸収される。

  • 43

    ヘンレ係蹄

    腎臓の尿細管のうち、近位尿細管と遠位尿細管の間で大きなループを形成している構造物。

  • 44

    遠位尿細管

    尿細管のひとつで、糸球体から遠い部分で集合管に結合する。ナトリウムイオンと水分の再吸収を行い、恒常性に重要な働きをする。

  • 45

    脂肪交雑

    霜降りあるいはさしとよばれ、筋肉の筋束を形成する結合組織間ならびに筋束内に形成される脂肪組織を意味する。

  • 46

    Double-muscle

    ヨーロッパ在来種のウシを中心に遺伝的突然変異と考えられるMSTNの機能が欠損した、骨格筋の異常発達である。

  • 47

    PSE(pale soft exudative)肉

    肉食が淡く、やわらかく、液汁が出やすい肉のことで、むれ肉やふけ肉とよばれ、ストレスに対する感受性が高いブタで発生が多い異常肉である。

  • 48

    DFD(dark firm dry)肉

    肉色が暗く、かたく、乾いた肉のことで、ウシで発生しやすい異常肉である。

  • 49

    白筋症

    横紋筋においてビタミンEあるいは微量要求元素であるセレンの欠乏が原因で、細胞膜の破壊により筋変性が生じる疾患である。

  • 50

    卵管子宮部

    鳥類の生殖器官の一部で、卵殻が形成される場所。卵管子宮部でカルシウムが沈着して硬い卵殻が作られ、色素が付着されて最終的な卵の形が完成する。

  • 51

    鶏の排卵

    卵胞が成熟すると、最大卵胞のスチグマが破れ、卵子が排出される。

  • 52

    卵胞閉鎖

    卵胞が正常な発育を停止して退行する現象のこと。急速成長期の黄色卵胞の閉鎖は、ストレスや換羽などで産卵を停止する時に生じる。

  • 53

    放卵

    子宮部で卵殻の形成が完了すると、卵は膣部を通って総排泄口から放卵される。放卵は子宮筋の収縮と子宮ー膣括約筋の弛緩によっておこる。

  • 54

    スチグマ

    排卵のときに破れて卵細胞を排出する部分である。黄色卵胞では卵胞膜の血管が明確に観察することができるが、血管が毛細血管となっており明確に血管を観察できない帯状の部分。

  • 55

    日長時間と産卵

    産卵機能は春から夏にかけての日長時間が次第に長くなる長日条件下では活発になり、秋にかけての短日条件下では低下する。産卵期のニワトリには照明を施し、明るい時間が16時間のほぼ一定になるように保つ。

  • 56

    就巣

    鳥類は産卵の後に受精卵を温める抱卵と雛を育てる育雛を行う。これを合わせて就巣行動という。

  • 57

    強制換羽

    ニワトリは短日になったりストレスを受けたりすると産卵を停止して羽毛が脱落する。