問題一覧
1
次の文は、音響インピーダンスについて述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
音響インピーダンスは、密度と音速の積である。
2
図1の鋼製の試験体を、探触子2Z20Nを用いて垂直探傷した。図2は、図1の探触子位置で現れた探傷図形を示したものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。 ただし、測定範囲は250mmとし、探傷部分にきずはない。
c
3
次の文は、近距離音場について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
垂直探傷において、きずがⅩ0より近い距離にある場合、Ⅹ0より遠い距離にある同じ条件のきずエコー高さより低いことがある。
4
次の文は、圧延鋼材の超音波横波における音響異方性の測定について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
試験体の圧延方向と圧延方向に直角な方向の音響異方性を測定するために、横波垂直探触子と横波専用の接触媒質を用いる。
5
次の文は、探傷面の粗さと超音波の伝達について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
探傷面が粗い場合、ギャップ水浸法を適用すると直接接触法よりもエコー高さが安定する。
6
次の文は、超音波探傷に利用される波の種類について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
溶接部の内部きずの探傷には、横波がよく用いられる。
7
次の文は、溶接部の超音波探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
開先面の融合不良は、直射法で検出が困難であっても、一回反射法で検出できる場合がある。
8
次の文は、各種超音波探傷法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
一般の斜角探傷法ではきずの傾きや形状の影響を強く受けるが、TOFD法による探傷ではそれらの影響を受けにくい。
9
次の文は、鋼板の垂直探傷における探傷感度の調整方法について述べたものである。〔1〕、〔2〕に適す る数値を解答群からそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。
〔1〕b, 〔2〕b
10
次の文は、溶接部の斜角探傷における妨害エコーについて述べたものである。正しいものを一つ選び、 記号で答えよ。
溶接部の探傷では、探傷データから反射源の位置を算出し、溶接部の開先形状と寸法を考慮して、 きずエコーか妨害エコーかの判断をする。
11
次の文は、溶接部の斜角探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
面状の割れに対する超音波の入射角度が変わると、エコー高さは著しく変化する。
12
次の文は、超音波探触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
可変角探触子で入射角を変えると、試験体中に縦波を斜めに伝搬させることができる。
13
次の文は、広帯域探触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
広帯域探触子は、周波数帯域の広い装置を使用した方がよい。
14
次の文は、斜角探触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
斜角探触子の接触面が磨耗した場合は、薄いアクリル樹脂板を貼り付けて、再使用することができる。
15
次の文は、二振動子垂直探触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
送信用振動子と、受信用振動子との音響結合を遮断するために設置されているものを音響隔離面という。
16
次の文は、接触媒質について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
標準試験片のような平滑な材料では、接触媒質にマシン油、グリセリン、水を適用した場合、接触媒質の種類によるエコー高さはあまり変わらない。
17
次の文は、超音波斜角探傷におけるRB-41Aの人工きずを加工及び使用するときの注意点を挙げたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
人工きずの長さは、振動子の幅より十分に大きくすること。
18
次の文は、NDT手順書について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
NDT手順書は、レベル3技術者により作成されたものでなければならない。
19
次の文は、NDT手順書について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
NDT手順書は、使用前に顧客に提出し、承認を得てから使用するのが一般的である。
20
次の文は、図に示すような柱-梁の十字継手の斜角探傷について述べたものである〔1〕~〔3〕には 適切な語句を、〔4〕及び〔5〕には適切な数値をそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。 縦部材右側の裏当て金付きレ形溶接部をA面で、ビードに接近する位置から1スキップ点まで探触子 5Z10×10A70(STB 屈折角70.0 度)を用いて超音波探傷し、表に示す結果を得た。ただし、探触子溶接 部距離Yは柱表面からの距離とする。
[1]:b, [2]:c, [3]:a, [4]:d, [5]:d
21
次の文は、図1に示す裏当て金付きT継手溶接部の斜角探傷について述べたものである。〔1〕及び〔2〕に適切な数値をそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。
[1]:c, [2]:c
22
次の文は、ある金属材料の垂直探傷について述べたものである。〔1〕に適するものを一つ選び、記号で答えよ。 垂直探触子5Z20Nを使用し、STB-A1(音速5900m/s)によって測定範囲を100mmに調整して、長さ70.0mm のある材料を超音波探傷したら、ビーム路程89.0mmの位置に第1回底面エコーが現れた。この材料の 材質は〔1〕である。ただし、( )内の数値は各材料中の縦波音速である。
黄銅(4640m/s)
23
次の文は、ある金属材料の垂直探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。 垂直探触子5Z20Nを使用し、STB-A1(音速5900m/s)によって測定範囲を100mmに調整して、長 さ80.0mmのある材料を超音波探傷したら、ビーム路程75.5mmの位置に第1回底面エコーが現れた。 この材料の材質は何であるか。該当するものを一つ選び、記号で答えよ。 ただし、( )内の数値は各材料中の縦波音速である。
アルミニウム(6260m/s)
24
次の文は、溶接部の超音波探傷試験において林状エコーが多く現れた場合の対応について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
周波数の低い探触子又は、広帯域探触子を用いて、再探傷を実施した。
25
次の文は、溶接部の超音波探傷試験における妨害エコーについて述べたものである。正しいものを 一つ選び、記号で答えよ。
溶接部の探傷では、探傷データから反射源の位置を算出し、溶接部の断面形状、寸法を考慮して、 きずエコーか妨害エコーかの判断をする。
26
次の文は、JIS Z 3060に規定する試験報告書に必要な記録項目を示したものである。正しいも のを一つ選び、記号で答えよ。
試験年月日、試験技術者名、試験技術者の資格
27
次の文は、JIS G 0587による超音波探傷試験報告書について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
超音波探傷試験報告書は、事前に受渡当事者間で取り決めた場合には、その内容に従って作成すれば よい。
28
次の文は、JIS Z 2305に基づく超音波探傷試験技術者レベル2の役割の内容について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
NDTを実施し、監督する。
29
次の文は、曲率のある管材(エルボ部)の厚さ測定の内外周探傷ピッチについて述べたものである。 正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
エルボ部内周部は外周部より探傷ピッチを大きくする。