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いけせい後期期末(内海-復習課題)
  • ミナガワナオキ

  • 問題数 27 • 12/4/2023

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    問題一覧

  • 1

    「自然免疫」の説明として最も適切なものを選べ。

    各個体に共通してあらかじめ備えられた防御系で、過去の感染経験に関わらず活性化する。

  • 2

    炎症の特徴として間違っているものは次のうちどれか。

    マクロファージの不活性化

  • 3

    普段から組織に局在し、異物の貧食を担う細胞はどれか。

    マクロファージ

  • 4

    血中の白血球として最も多く存在し、炎症を検知すると炎症組織に集まり、異物の貪食を活発に行う細胞はどれか。

    好中球

  • 5

    貪食を行うとともに、獲得免疫の活性化に重要な細胞はどれか。

    樹状細胞

  • 6

    活性化する上でヘルパーT細胞が必須な細胞はどれか。

    B細胞

  • 7

    抗体を産生する細胞はどれか。

    B細胞

  • 8

    抗原提示を受け、抗体産生を行う細胞や貧食を行う細胞を活性化する機能を担う細胞はどれか。

    ヘルパーT細胞

  • 9

    免疫細胞間の情報伝達に使われる化学物質の総称はどれか。

    サイトカイン

  • 10

    自然免疫系で認識される、病原体群に共通の分子パターンの総称はどれか。

    PAMPs

  • 11

    B細胞とキラーT細胞の比較で適切なものを選べ。

    B細胞は病原体を認識する抗体を分泌し、キラーT細胞は病原体に感染した宿主細胞を殺傷する。

  • 12

    免疫系が、非常に多様な抗原(病原体)に対し、それぞれに特異的な抗体を生産できるのはなぜか?最も適切な説明を選べ。

    多様なB細胞がそれぞれ特定の抗体のみを表面に持ち、抗原に結合できる抗体を持つB細胞のみが活性化し増殖するため。

  • 13

    液性免疫において、病原体が樹状細胞に貪食されてから、病原体が特異的に殺傷されるまでの過程を簡潔に文章で説明せよ。

    樹状細胞が病原体を貧食すると、樹状細胞が抗原提示を行う。すると、抗原提示された抗原に結合できるT細胞のみが活性化、増殖する。さらに、活性化ヘルパーT細胞が結合できる抗原を提示しているB細胞のみが活性化、増殖する。最終的に、B細胞が抗体を産生し病原体が殺傷される。

  • 14

    細胞性免疫において、病原体が樹状細胞に貪食されてから、病原体が特異的に殺傷されるまでの過程を簡潔に文章で説明せよ。

    樹状細胞が病原体を貧食し、抗原提示する。その病原体に合致するナイーブキラーT細胞が活性化、増殖する。 ほぼすべての細胞は自身の中にあるペプチドを抗原として提示していて、 樹状細胞が提示するものと細胞が提示するものが合致していると、 活性化キラーT細胞がその細胞に結合し感染した細胞ごと殺傷する。

  • 15

    免疫学者のS博士はB細胞とT細胞が免疫反応に重要な役割を担っていると聞き、B細胞とT細胞のみを集めて培養し、その中に病原体を投入するという実験を行った。ところが、B細胞もT細胞も活性化せず免疫応答は生じなかった。その理由を簡単に説明せよ。

    樹状細胞がT細胞を活性化し、T細胞がB細胞を活性化する。この実験では樹状細胞が入っていないため、免疫応答は生じない。

  • 16

    本学部学生が入学時に受ける、過去の感染経験やワクチン接種による感染抵抗性に関する検査はどれか。

    抗体検査

  • 17

    一般に、ジフテリアなどの病原体を接種した場合に比べ、 無毒化したその毒素のみを接種すると、誘導される免疫反応が 弱く、免疫記憶が不十分である。その理由として最も適切なのはどれか。

    毒素に病原体に共通のパターンが含まれず、自然免疫が活性化せず、適応免疫が誘導されないため。

  • 18

    ヒトのほぼ全ての細胞が持つ細胞内由来のペプチドを細胞膜上で提示するタンパク質複合体はなにか。

    クラスⅠ MHC(HLA)

  • 19

    T細胞への成熟が行われる器官

    胸腺

  • 20

    B細胞とT細胞の抗原を認識する方法における本質的な違いは次のうちどれか。

    T細胞はMHC分子と結合したタンパク質の分解産物を認識する。

  • 21

    画像の血球の名称を語群から選べ。

    リンパ球

  • 22

    次の画像は適応免疫系の流れを表す模式図である。図のAにあたるものの名称を語群から選べ。

    MHC クラスⅠ

  • 23

    次の画像は適応免疫系の流れを表す模式図である。図のBにあたるものの名称を語群から選べ。

    TCR

  • 24

    次の画像は適応免疫系の流れを表す模式図である。図のCにあたる免疫系の最も適切な名称を語群から選べ。

    液性免疫

  • 25

    自己免疫寛容は免疫系が正常に機能する上で必須の性質である。自然免疫系と適応免疫系が自分自身を攻撃しない仕組みをついて、その違いを比較しながら簡潔に説明せよ。

    自然免疫系では病原体の似通った部分を認識する仕組みである。 一方で、適応免疫系では莫大な組み合わせで抗原受容体を作り、予め自身と反応してしまったものを取り除く仕組みになっている。

  • 26

    マウスから実験的に胸腺を取り除くと、免疫系が自らの体を攻撃する自己免疫疾患に似た症状が現れた。「負の選択」という言葉を用いて、この結果が生じた理由を簡潔に説明せよ。

    胸腺では自己抗原に反応するT細胞はアポトーシスする負の選択をする。胸腺を取り除いてしまったため、負の選択ができず免疫系が自らの体を攻撃した。

  • 27

    マウスに細菌 x を接種し、それに反応したマクロファージと B 細胞をそれぞれ一細胞ずつ取り出し培養した。その後、免疫反応に必要なものを加え、これらのマクロファージのクローン集団と B 細胞のクローン集団に細菌 x や別種の細菌 y、真菌の一種 z を混ぜた。その結果、元々の細菌 x に対してはマクロファージも B 細胞も免疫反応を示したが、それ以外についてはマクロファージと B細胞の一方でのみ免疫反応が生じた。 細菌 x 以外にも免疫反応を示したのはマクロファージと B 細胞のどちらであるかを答え、その理由を簡潔に説明せよ。

    細菌x以外にも反応したのはマクロファージである。マクロファージは自然免疫においてPRRsを持ち、様々な抗原の貧食を行う。 一方、B細胞は獲得免疫において特定の抗原に対応する抗体を産生するため、 B細胞は細菌xに特異的な抗体を産出していると考えられるから。