問題一覧
1
【⭐️】フロイトS.Freud.Sという現実原則に従って機能し、防衛規制を働かせるのはどれか
自我
2
Aくんは野球部の練習を無断で休み、翌日監督に厳しく叱られた。帰宅後Aくんは夕食時に『おかずがまずい』と母親に大声で文句を言っている。 Aくんの反応はどれか
置き換え
3
地域精神保健活動における二次予防はどれか。
会社の健康診断でうつ傾向があると判定された人に面接を行う
4
精神保健活動における二次予防に該当するのはどれか
学校を長期間欠席している児童への家庭訪問
5
精神保健における一次予防はどれか
ストレスとその対処法に関する知識の啓発活動を行う
6
Aさんは職場の上司に不満をぶつけたいと考えているが、それができないの で、不満をぶつけやすい対象である後輩を叱責している。Aさんの防衛機制で正しい のはどれか。
置き換え
7
Aさんは、特定の相手に対して「とても尊敬しています」と過度に行為を示すこ ともあれば「あなたは最低だ。嫌い」と嫌悪感を同時に訴えることもある。Aさんに現れ ている現象はどれか。
アンビバレンス《両価性》
8
【⭐️】がんの告知を受けた患者の態度と防衛機制の組み合わせで正しいのはど れか。
通院日に来院せず、家でゲームをしていたと話すー逃避
9
難病患者が自分の病気について学ぶことで不安を解消しようとする防衛機制はどれか。
知性化
10
自我の防衛機制としての「転換・置き換え」はどれか。
学校でいじめられた子どもが帰宅して飼い犬をけとばした。
11
食事制限を守れない患者が「食べ過ぎたのは友人が食事に誘ったからだ」 と考える防衛機制はどれか。
合理化
12
【⭐️】飲酒したい欲求を抑圧した人が、酩酊状態の人の行動を必要以上に非難 する防衛機制はどれか。
反動形成
13
日本における平成19年の自殺者の原因・動機(警察庁の自殺に関する概 要調査による)で最も多いのはどれか
健康問題
14
警察庁の「平成24年(2012年)中における自殺の状況」の自殺者の原因・ 動機のうち最も多いのはどれか
健康問題
15
自殺対策基本法で都道府県に義務付けられているのはどれか
自殺対策計画の策定
16
自殺対策基本法(2006年施行)に基づいて自殺総合対策大綱がつくられ た。自殺対策について正しいのはどれか。
自殺者の遺族への事後対応の取り組みも含む。
17
災害派遣精神医療チーム〈DPAT〉で正しいのはどれか
被災地域の精神科医療機関と連携する
18
災害派遣医療チーム〈DMAT〉の活動で最も適切なのはどれ
被災地域内の傷病者の搬送を行う
19
【⭐️】「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の平成7年(1995年)改正 で充実が図られたのはどれか。
精神障害者の福祉
20
52歳の男性。会社員。9年前にアルコール依存症のために入院し、3か月 のアルコール依存症リハビリテーションプログラムを受け退院した。退院後は自助グ ループに参加しながら順調に断酒を続けていたが、最近の半年間は参加していな かった。5日前から連続飲酒を始め、やめることができずに家族に付き添われて精神 科病院に受診した。患者は、医師の説得に応じて2度目の入院をした。 入院形態はどれか。
任意入院
21
52歳の男性。会社員。9年前にアルコール依存症のために入院し、3か月 のアルコール依存症リハビリテーションプログラムを受け退院した。退院後は自助グ ループに参加しながら順調に断酒を続けていたが、最近の半年間は参加していな かった。5日前から連続飲酒を始め、やめることができずに家族に付き添われて精神 科病院に受診した。患者は、医師の説得に応じて2度目の入院をした。 入院直後から粗大な全身の震え、不眠、多量発汗がみられた。眼振はなかった。 前回の入院時には、入院3日に「壁中に虫がはい回っている」と訴え落ち着かない状 況があった。今後の状態で最も予測されるのはどれか。
振戦せん妄
22
52歳の男性。会社員。9年前にアルコール依存症のために入院し、3か月 のアルコール依存症リハビリテーションプログラムを受け退院した。退院後は自助グ ループに参加しながら順調に断酒を続けていたが、最近の半年間は参加していな かった。5日前から連続飲酒を始め、やめることができずに家族に付き添われて精神 科病院に受診した。患者は、医師の説得に応じて2度目の入院をした。 入院10日、患者は自信なさそうに「9年間もやめれたのに、どうしたんだろう。これ からどうやってお酒をやめていけばいいのだろう」と看護師に相談した。この時の対 応で適切なのはどれか。
「強い断酒の意志を持つとうまくいきます」
23
【⭐️】19歳の男性。大学生。両親と兄の4人家族。1か月前から自室で独語をし ながら片脚跳びをしている。母親に注意されると「『これをやめたら人生ゲームに乗り 遅れる。やめたらおまえの負けだ』という声が聞こえてくる」と言い、夜間も頻繁に行っ ていた。母親が早く寝るように言うと、殴りかかろうとしたこともあった。次第に、食事 や睡眠がとれなくなり、父親と兄に伴われ精神科病院を受診した。父親と精神保健指 定医とに説得され入院の勧めに応じた。 入院形態はどれか。
任意入院
24
19歳の男性。大学生。両親と兄の4人家族。1か月前から自室で独語をし ながら片脚跳びをしている。母親に注意されると「『これをやめたら人生ゲームに乗り 遅れる。やめたらおまえの負けだ』という声が聞こえてくる」と言い、夜間も頻繁に行っ ていた。母親が早く寝るように言うと、殴りかかろうとしたこともあった。次第に、食事 や睡眠がとれなくなり、父親と兄に伴われ精神科病院を受診した。父親と精神保健指 定医とに説得され入院の勧めに応じた。 患者は看護師に「声が聞こえてくると、どうしても片脚跳びをやってしまう」と訴えて いる。対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
「声が聞こえるのですね。つらいですね」, 「体が心配です。できるだけ休んで下さい」
25
19歳の男性。大学生。両親と兄の4人家族。1か月前から自室で独語をし ながら片脚跳びをしている。母親に注意されると「『これをやめたら人生ゲームに乗り 遅れる。やめたらおまえの負けだ』という声が聞こえてくる」と言い、夜間も頻繁に行っ ていた。母親が早く寝るように言うと、殴りかかろうとしたこともあった。次第に、食事 や睡眠がとれなくなり、父親と兄に伴われ精神科病院を受診した。父親と精神保健指 定医とに説得され入院の勧めに応じた。 消灯後自室(個室)で片脚跳びを続けている患者に声をかけたところ、突然怒りだ し、なだめようとするがゴミ箱を蹴るなどの攻撃性がエスカレートしてきた。対応で適 切なのはどれか。
複数の看護師が病室に出向いて話を聞く
26
【⭐️】精神保健及び精神障害者福祉に関する法律が規定する行動制限で、看護師の判断で行うことができるのはどれか。
ケア時、隔離時の一時的中断
27
Aさん(25歳、男性)は、未婚で両親と3人で暮らしている。大学卒業後に就 職し、仕事も順調であった。4か月前、仕事のミスがあったことをきっかけに気分が落 ち込み、食欲のない状態が1か月ほど続いたが、通勤は何とか続けていた。Aさんは、2か月前からフッミンを訴えるようになり、先月からは、高額なマンションや車の購 入契約をしたり、貯金の全額を宝くじの購入に費やしてしまうなどの行為がみられる ようになった。Aさんは、心配した両親に付き添われて精神科病院に受診した。 1Aさんは、診察室では多弁であった。また、ささいなことで怒り出し、自分は病気で はないと治療を受けることを拒否した。Aさんは躁うつ病〈双極性感情障害〉と診断さ れ、両親の同意があり、そのまま入院した。 Aさんの入院形態はどれか。
医療保護入院
28
Aさん(25歳、男性)は、未婚で両親と3人で暮らしている。大学卒業後に就 職し、仕事も順調であった。4か月前、仕事のミスがあったことをきっかけに気分が落 ち込み、食欲のない状態が1か月ほど続いたが、通勤は何とか続けていた。Aさんは、2か月前から不眠を訴えるようになり、先月からは、高額なマンションや車の購 入契約をしたり、貯金の全額を宝くじの購入に費やしてしまうなどの行為がみられる ようになった。Aさんは、心配した両親に付き添われて精神科病院に受診した。 1Aさんは、診察室では多弁であった。また、ささいなことで怒り出し、自分は病気で はないと治療を受けることを拒否した。Aさんは躁うつ病〈双極性感情障害〉と診断さ れ、両親の同意があり、そのまま入院した。 入院1週間が経過した。Aさんは職場のことが気になると言って、連日頻繁に会社 に電話している。看護師が面接をしたところ、今後への強い焦りの訴えが聞かれた。 看護師の対応で最も適切なのはどれか。
治療の見通しについてAさんと再確認する。
29
Aさん(25歳、男性)は、未婚で両親と3人で暮らしている。大学卒業後に就 職し、仕事も順調であった。4か月前、仕事のミスがあったことをきっかけに気分が落 ち込み、食欲のない状態が1か月ほど続いたが、通勤は何とか続けていた。Aさん は、2か月前から不眠を訴えるようになり、先月からは、高額なマンションや車の購 入契約をしたり、貯金の全額を宝くじの購入に費やしてしまうなどの行為がみられる ようになった。Aさんは、心配した両親に付き添われて精神科病院に受診した。 入院して1か月が経過したAさんは、服薬による治療で多弁や用怒性などの症状 が改善し、落ち着いて過ごせるようになった。Aさんは治療を継続する必要性につい ても理解している。看護師が家族への退院指導を行うことになった。Aさんの家族へ の指導で最も適切なのはどれか。
症状が悪化する兆候を見逃さないようにしましょう」
30
Aさん(40歳、女性)は統合失調症で入院歴があり、退院後は共同生活援 助(グループホーム)を利用していた。1週間前から同じグループホームに住む女性と 口論したり、夜中にグループホームから飛び出したりするようになったため、職員に付 き添われて精神科病院に受診した。診察時は、Aさんは意味不明な言葉を発し、時々 興奮したように大声で叫んだ。また、診察室から飛び出したり、衣服を脱いだりする行 為も観察された。 入院を開始するために必要な情報で優先度が高いのはどれか。
保護者の有無
31
Aさん(40歳、女性)は統合失調症で入院歴があり、退院後は共同生活援 助(グループホーム)を利用していた。1週間前から同じグループホームに住む女性と 口論したり、夜中にグループホームから飛び出したりするようになったため、職員に付 き添われて精神科病院に受診した。診察時は、Aさんは意味不明な言葉を発し、時々 興奮したように大声で叫んだ。また、診察室から飛び出したり、衣服を脱いだりする行 為も観察された。 診察の結果、Aさんは入院することになり、外来看護師に付き添われて閉鎖病棟に 来た。病棟の入り口でドアを開けた看護師が優先的に行うのはどれか。
他の病棟スタッフに協力を要請する。
32
Aさん(40歳、女性)は統合失調症で入院歴があり、退院後は共同生活援 助(グループホーム)を利用していた。1週間前から同じグループホームに住む女性と 口論したり、夜中にグループホームから飛び出したりするようになったため、職員に付 き添われて精神科病院に受診した。診察時は、Aさんは意味不明な言葉を発し、時々 興奮したように大声で叫んだ。また、診察室から飛び出したり、衣服を脱いだりする行 為も観察された。 入院後2週、症状が安定して、意思の疎通も良好となり、興奮もみられなくなった。 入院後1か月にはADLもほぼ自立していた。入院後1か月のAさんへの看護で適切 なのはどれか。2つ選べ。
入居していたグループホームと連絡を取る。, 服薬の自己管理を開始するためのアセスメントを行う
33
精神科病院に入院中の患者の法的処遇について正しいのはどれか
患者は退院を請求できる
34
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく入院形態ではないの はどれか。
勧告入院
35
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に関する法律により、病院の 管理者が精神科病院に入院中の者に対して制限できるのはどれか。2つ選べ。
任意入院患者の開放処遇, 信書の中の異物の受け渡し
36
【⭐️】精神保健法から精神保健及び精神障害者の福祉に関する法律への改正で 行われたのはどれか
精神障害者保健福祉手帳制度の創設
37
精神科病院で行動制限を受ける患者への対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
原則として2名以上のスタッフで対応する。, 行動制限の理由を患者に説明する。
38
【⭐️】精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に定められている隔離について正しいのはどれか。
開始した日時とその理由を診療録に記載する。
39
医療保護入院で正しいのはどれか
患者の家族等の同意で入院させることができる
40
精神保健指定医について正しいのはどれか。
精神科病院入院患者の行動制限にかかわる医学的判定を行う。
41
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に規定された入院形態で、精神保健指定医2名以上により、精神障害者であり、かつ、医療及び保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると診察の結果が一致した場合に適用されるのはどれか。
措置入院
42
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉において、精神科病院で隔離中の患者に対し、治療上で必要な場合に制限できるのはどれか
家族との面会
43
精神疾患患者の家族の感情表出〈expressed emotion:EE〉について正しいのはどれか
統合失調症の再発に関連がある
44
嗜癖と家族について適切なのはどれか二つ選べ
嗜癖の問題を抱えている人および家族は、その現実を否認する傾向がある, 家族全体をアセスメントし支援する
45
母親がAさん(27歳、統合失調症)に対して「親に甘えてはいけない」と言い ながら、過度にAさんの世話をすることで、Aさんが混乱していた。この親子関係を示 すのはどれか。
二重拘束(ダブルバインド)
46
母親がAさん(27歳、統合失調症)に対して「親に甘えてはいけない」と言い ながら、過度にAさんの世話をすることで、Aさんが混乱していた。 Aさんは、特定の相手に対して「とても尊敬しています」と過度に好意を示す こともあれば「あなたは最低だ。嫌い」と嫌悪感を同時に訴えることもある。Aさんに現 れている現象はどれか。
アンビバレンス《両価性》
47
患者の父親は、飲酒と暴力とで家族に苦労をかけ亡くなった。その父親に面影が似ている担当看護師に対して不自然なほど拒否的で攻撃的になっている。 患者に見られるのはどれか
陰性転移
48
【⭐️】Aさんの母親は過干渉で、Aさんが反論すると激しい口調でいつまでもAさんを批判し続けるため、Aさんは母親との関係に悩んできた。その母親と同年代で体格が似ている担当看護師に対し、Aさんは常に反抗的な態度をとり、強い拒絶を示している。 Aさんにみられるのはどれか。
陰性転移
49
リラクセーション法はどれか。2つ選べ。
自己訓練法, 漸進的筋弛緩法
50
集団精神法の効果が最も期待できるのはどれか。
薬物依存症
51
断酒会について正しいのはどれか
共通の悩みを持つメンバーで構成される
52
現在の日本の精神医療について正しいのはどれか
各都道府県及び政令指定都市に精神保健福祉センターが設置されている。
53
【⭐️】精神医療審査会で審査を行うのはどれか。
入院患者からの退院請求
54
平成16年(2004年)に示された精神保健医療福祉の改革ビジョンについて正しいのはどれか。
入院医療中心から地域生活中心への移行を目標としている。
55
【⭐️】精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で、平成25年(2013年)に改正された内容はどれか。
保護者制度の廃止
56
精神保健医療福祉に関する法律について正しいのはどれか。2つ選べ。
自殺対策基本法に基づき自殺総合対策大綱が策定されている。, 犯罪被害者等基本法は犯罪被害者等の権利利益の保護を図ることを目標としている。
57
精神保健指定医を指定するのはどれか。
厚生労働大臣
58
【⭐️】心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関す る法律の目的はどれか。
社会復帰の促進
59
精神科病院の閉鎖病棟に入院中の患者宛てに厚みのある封筒が届いた。差出人は記載されていなかった。 当日の看護師の対応で適切なのはどれか。
患者による開封に立ち会う
60
【⭐️】精神科病棟における身体拘束時の看護で正しいのはどれか。2つ選べ。
拘束の理由を説明する。, 早期の解除を目指すための看護計画を立てる。
61
【⭐️】精神科病棟の入院中の患者に制限してはならない連絡先はどれか。
法務局
62
【⭐️】2人以上の精神保健指定医による診察結果の一致が要件となる入院形態 はどれか。
措置入院
63
精神障害者保健福祉手帳について正しいのはどれか。2つ選べ
交付を受けた者は、住民税の控除が受けられる。, 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で規定されている。
64
Aさん(40歳、男性)は、5年前につとめていた会社が倒産し再就職ができず、うつ病になった。その後、治療を受けて回復してきたため、一般企業への再就職を希望している。 Aさんが就労を目指して利用できる社会資源はどれか。
就労移行支援
65
【⭐️】53歳の男性。統合失調症で入院した。退院後、ホームヘルプ(居宅介護)の利用を希望している。 事前に必要なのはどれか。
障害支援区分認定
66
精神保健福祉センターの役割はどれか
市町村への精神保健業務の技術指導
67
法律と交付される手帳の組合せで正しいのはどれか。
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 ― 精神障害者保健福祉手帳
68
障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(障害 者虐待防止法)について正しいのはどれか。
指定医療機関の管理者は、障害者虐待を行った養護者と障害者との面会を制限 することができる。
69
精神障害者保健福祉手帳で正しいのはどれか
取得すると住民税の控除対象となる。
70
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者 総合支援法〉に基づき、精神障害者に適用されるのはどれか。
自立支援医療(精神通院医療)
71
【⭐️】現在の日本の精神医療で正しいのはどれか。
人口当たりの精神病床数は経済協力開発機構〈OECD〉加盟国の中では最も多 い
72
平成16年(2004年)に示された精神保健医療福祉の改革ビジョンの内容で 正しいのはどれか。
地域生活支援の強化
73
「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関 する法律」に定められている重大な他害行為はどれか。
殺人
74
20歳の男性。両親は5年前に事故で他界し、73歳の祖母との2人暮らし。元来内気で友人も少ない。1年前から「心臓がとける」、「動くと心臓が変形して止まりそう」と言い、大学を中退し家に引きこもっている。家では1日中パソコンに向かい昼夜逆転となり、祖母が注意をするが聞き入れない。他県に住んでいた親戚がこのような状況に気付き、本人を連れて精神科病院を受診し、統合失調症と診断され任意入院となった。 退院に際し、患者が健康管理について心配しているため訪問看護を利用することとなった。祖母は入院前は患者の世話や家事を行なっていたが、最近は変形性膝関節症のため患者の部屋がある2階の行き来や掃除が負担になっている。 訪問看護以外で適切社会資源はどれか 2つ選べ
精神科デイケア, ホームヘルプサービス
75
Aさん(47歳、男性)は、統合失調症で20年間精神科病院に入院している。父親はすでに亡くなっており、80歳になる母親は病気がちのため、面会は年に1回程度である。Aさんは看護師の声かけに応じて、月に1回の病棟レクリエーションや週に2回の作業療法に参加している。それ以外の時間はほとんど病室のベッド上で寝て過ごしている。発病以来、薬物療法を続けており、時々飲み忘れることはあるが、ほぼ自己管理できている。病状は安定していることから、退院の話が出るようになった。 Aさんは、これまで1人暮らしの経験はなく、自宅への退院を希望している。母親は電話で、「帰ってくるのはいいけれど、自分も体がつらくて、息子の世話までできない。日中、息子が出掛ける場所があるとよいのですが」と話している。 Aさんに勧める社会資源として適しているのはどれか。2つ選べ。
精神科デイケア, ホームヘルプサービス
76
【⭐️】50歳の女性。うつ病で入退院を繰り返している。これまで単身生活をしてい た。症状は改善したが、1人でいる不安や寂しさが強く、退院に踏み切れない。適切 な退院先はどれか。
グループホーム
77
生活保護法で扶助として定められていないのはどれか。
授 産
78
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律により、病院の管理者が精神科病院に入院中の者に対して制限できるのはどれか。2つ選べ。
任意入院患者の開放処遇, 信書の中の異物の受け渡し
79
精神科病院に医療保護入院をしている患者から退院請求があった。入院継続の適否について判定するのはどれか。
精神医療審査会
80
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉に基づいて、障害者が利用できるサービスはどれか。
共同生活援助〈グループホーム〉
81
セルフヘルプグループで適切なのはどれか
治癒・回復者はメンバーに含まれる