問題一覧
1
MRIの造影剤には、 ○T1回復を( a: 早め/遅らせ )、T1強調画像で( b: 高信号/低信号 )に描出させる陽性造影剤 ○T2減衰を( c: 早め/遅らせ )、T2強調画像で( d: 高信号/低信号 )に描出させる陰性造影剤 の2つがある。
早め, 高信号, 早め, 低信号
2
MRIの陽性造影剤としてはGd=ガドリニウムやクエン酸鉄アンモニウム、マンガンなどが用いられる。 これらは全て( a: 常/反/強 )磁性体として作用する。 この作用により、磁場の変動が起こりT1時間が( b: 延長/短縮 )する事により、T1強調画像で信号が強くなる。
常, 短縮
3
陽性造影剤( Gd, クエン酸鉄アンモニウム, Mn ) の中で、全身に用いられるものは( a ) 消化管に用いられるものは( b )である。しかしそのうち、( c )は近年では陽性造影剤としてではなく、陰性造影剤として用いられる機会が多い。
Gd, クエン酸鉄アンモニウム, Mn, クエン酸鉄アンモニウム
4
Gd-DTPAは、肝特異性がある。
❌
5
ガドリニウムは重金属であり、毒性が( a: 強い/弱い )。 この毒性を弱める為に、Gdにキレートを付与しているが、このキレートには直鎖型と( b: 環状/六角形 )型の2つがある。 比較すると、( b )型のキレートの方がGdの毒性をより強く弱める効果があるとして現在では( b )型の方がよく使用される。
強い, 環状
6
Gd-EOB-DTPAは、肝特異性がある。
⭕️
7
Gd-DTPAは陽性造影剤だが、高濃度になると効果が反転し陰性造影剤となる。
⭕️
8
正常な血液脳関門(BBB)を有する脳組織では、Gd-DTPAは通過不可能だが、腫瘍などでBBBが破綻した脳組織ではGd-DTPAが通過し、高信号を呈する。
⭕️
9
陽性造影剤は、T1強調画像で( a: 高/低 )信号を示す。しかし、T1強調画像で( a )信号を示すものは他にも( b: 脂肪/水 )があり、造影剤と( b )が混雑する箇所ではコントラストが付きにくいという問題がある。 これを解消するために、( c: 選択的/非選択的 )( d: 脂肪/水 )抑制パルスをかけたT1強調画像を撮影する。
高, 脂肪, 選択的, 脂肪
10
( a: 静注/経口 )造影剤として用いられる、クエン酸鉄アンモニウムやマンガンは、T2強調画像で( b: 高/低 )信号を呈する陰性造影剤である。
経口, 低
11
陰性造影剤として使用されるクエン酸鉄アンモニウムやマンガンは、T2短縮効果だけではなく、実はT1短縮効果もある。
⭕️
12
陰性造影剤として用いれる酸化鉄は( a: 反/強 )磁性体であり、磁場を激しく乱す。 この酸化鉄を用いた造影剤が、SPIOである。
強
13
SPIOは、( a: 肝特異性/非特異性 )の( b: 陽性/陰性 )造影剤であり、( c: 経口/静脈 )投与する事で肝臓の( d: Kupffer/アシアロ )細胞に貪食される。 正常な肝臓にはある( d )だが、肝臓ガンなどの腫瘍細胞には存在しない為、鑑別が可能となる。 また、腎排泄( e: は一切行われない/が主の排泄経路である )ため、腎機能が悪い患者( f: にも使用できる。/には禁忌である。 )
肝特異性, 陰性, 静脈, Kupffer, は一切行われない, にも使用できる。
14
Gd-EOB-DTPAは、( a: 肝特異性/非特異性 )の陽性造影剤であり、肝臓の( b: シネ撮影/ダイナミック撮影 )に用いられる。 投与後15〜20分程度経つと( c: 正常/異常 )肝細胞に取り込まれる為、一回の撮影で( d: 血管/血流 )評価と質的評価が可能である。 排泄は、( e )と( f )である。
肝特異性, ダイナミック撮影, 正常, 血流, 胆道, 腎
15
マクロ環型イオン性Gd造影剤はどれか
マグネスコープ
16
マクロ環型非イオン性Gd造影剤はどれか。2つ選ぶ。
プロハンス, ガドビスト
17
CTにおけるヨード造影剤は、イオン性と非イオン性を比較した時、( a )の方が副作用が発生する頻度が大幅に低い。
非イオン性
18
ヨード造影剤では、非イオン性と比べてイオン性造影剤は、副作用発生確率が( a: 高い/低い )。 その原因は( b: 原子番号/浸透圧 )の違いである。 ( b )は分子量に比例しており、非イオン性はイオン性に比べて( b )が約半分となっている。
高い, 浸透圧
19
ヨード造影剤の禁忌は?2つ選ぶ。
ヨードまたはヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者, 重篤な甲状腺疾患のある患者
20
CTで主に使われるヨード造影剤は、急性副作用の頻度が約( a )%である。 反対にMRIで主に使われるGd造影剤は、急性副作用の頻度が約( b )%である。
15, 0.1
21
320列CTで行う非造影検査の被曝量を1とすると、64列CTでは被曝量が( a )%程度上昇する。
86
22
MRIの造影剤は、小児に対して使用できない。
❌
23
超磁性体酸化鉄コロイドは、肝臓の細網内皮系に取り込まれる。
⭕️
24
Gd系造影剤の濃度と信号強度は( a: 一致する/一致しない )。
一致しない
25
SPIOはT2強調画像、もしくはT2*強調画像で評価する。
⭕️
26
Gd系の禁忌は( a: 造影剤過敏症を持つ患者/鉄過敏症の患者。) 原則禁忌は( b: 気管支喘息/鉄過敏症 )や( c: 肝臓・腎臓機能障害/ヘマトクリット値低下 )患者である。
造影剤過敏症を持つ患者, 気管支喘息, 肝臓・腎機能障害
27
MRI造影剤は全て( a: 常/反 )磁性体である。 ( a )磁性体は、外部磁場がない時は磁性を持たず、磁場を印加するとその方向に弱く磁性を持つ。 MRI造影剤を代表する( a )磁性体でるGdイオンやMnイオンは、( b: スピン-格子/双極子-双極子 )相互作用を利用してT1( c: 延長/短縮 )効果を得る事で陽性効果をもたらしている。
常, 双極子-双極子, 短縮
28
双極子-双極子相互作用=DDIは、2つの双極子間の距離の( a: 2/6 )乗に反比例し、磁気モーメントの( b: 2/6 )乗に比例する。
6, 2
29
ガドリニウム造影剤の投与量は基本的に、体重(kg)×0.2mlで計算される。 例えば、体重65kgの人に対しては、わずか13mlの投与量で済む。
⭕️
30
細胞外液性ガドリニウム造影剤は、投与後2時間までに( a: 30/60 )%が、6時間後までに( b: 50/80 )%が( c: 糞便/尿 )中に排泄される。 24時間後には平均90〜99%が排泄される。
60, 80, 尿
31
Gd造影剤は、日本人医師らによって2014年、小脳の( a: 虫部/歯状核 )に沈着していることがわかった。 また、研究を進めるうちに、( b: 尾状核/淡蒼球 )や( c: 下垂体/視床 )にも沈着する事があると判明した。 また、この沈着は環状型Gdよりも線状型Gdでの発生頻度が高い事が判明した。
歯状核, 淡蒼球, 視床
32
Gd-DTPAは、T1短縮効果とT2*短縮効果をもつ。 SPIOはT2*短縮効果のみをもつ。
⭕️
33
「重篤な( a: 腎/肝 )機能障害のある患者」は、Gd-DTPAでは( b: 原則禁忌/慎重投与 )として扱われていたがGd-EOB-DTPAでは( c: 原則禁忌/慎重投与 )として扱われる。 これは、Gd-DTPAが( d: 尿中/胆汁・糞便 )排泄である事、そしてGd-EOB-DTPAが( e: 尿中/胆汁・糞便 )排泄である事が理由である。
腎, 原則禁忌, 慎重投与, 尿中, 胆汁・糞便
34
消化管穿孔のある患者に経口消化管造影剤ホースデル内用液を投与した。
❌
35
水溶性ヨード造影剤のうち、ダイマー型とモノマー型を比較すると、( a: ダイマー/モノマー )型のほうが粘稠度が高い。
ダイマー
36
水溶性ヨード造影剤使用前は、ヨードテストを実施する。
❌
37
乳幼児に対してのGd造影剤の制限は( a: ある/ない )。 しかし、乳幼児は成人に比べて生物学的半減期が( b: 長い/短い )ことに留意する。
ない, 長い
38
Gd造影剤の重篤な合併症にアナフィラキシー様ショックがある。
⭕️
39
ガドリニウム造影剤による腎性全身性線維症<NSF>では、透析中の患者に影響は無い。
❌
40
腎性全身性線維症<NSF>は、Gd造影剤投与後( a: すぐ/2〜3ヶ月後 )に皮膚疾患が初期症状として現れ、進行すると臓器の繊維化が見られ( b: るが死に至る事はない。/、死に至る事もある。 ) 皮膚疾患は体幹と四肢に( c: びまん性に/左右対称に )出現する。
2〜3ヶ月後, 、死に至る事もある。, 左右対称に