問題一覧
1
機微 きび
表面からはとらえにくい微妙な事情やおもむき
2
否応なし いやおうなし
承知も不承知も無い様子 有無を言わせない様子
3
歯牙にもかけない しがにもかけない
無視して問題にしない
4
拍車をかける はくしゃをかける
物事の進行に一段と力を加える
5
軌を一にする きをいつにする
考え方ややり方を同じにする
6
紆余曲折 うよきょくせつ
込み入った事情があって、物事が複雑な経過を辿ること
7
諸刃の剣 もろはのつるぎ
一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるもののたとえ
8
人口に膾炙する じんこうにかいしゃする
世間の人々の話題・評判となって広く知れ渡る
9
醍醐味 だいごみ
物事の本当の面白さ 最高の味わい
10
以心伝心 いしんでんしん
思うことが言葉によらず、互いの心から心に伝わること
11
轍を踏む てつをふむ
先例を繰り返す また、前の人の陥ったのと同じ失敗を後の人がする
12
横槍を入れる よこやりをいれる
人の話や仕事に第三者が横から口を出して妨げる
13
手薬煉引く てぐすねひく
すっかり用意して待ち構える 準備を整えて機会を待つ
14
胸襟を開く きょうきんをひらく
心中を隠すことなく打ち明ける
15
腹蔵ない ふくぞうない
心の中に隠さない 思っているまま
16
あながち(~打消)
一概に 必ずしも(断定しきれない気持ちを表す)
17
あまつさえ
そのうえに おまけに(多く、悪い事柄が重なる時に用いる)
18
徒に いたずらに
無駄に 意味もなく
19
強か したたか
強くて、容易には屈しないさま また、世慣れていて手ごわい様
20
遮二無二 しゃにむに
他のことは考えないで強引に物事をする様 がむしゃらに
21
おためごかし
いかにも人のためにするように見せかけて、実は自分の利を図ること
22
矯めつ眇めつ ためつすがめつ
色々な方面からよく見る様
23
夙に つとに
ずっと以前から 早くから 朝早く 早朝に
24
ないがしろにする
あってもないもののようにあなどり軽んじる
25
なかんずく
数ある物事の中でもとりわけ 特に
26
のっぴきならない
引くことも避けることも出来ない どうにもならない
27
鼻白む はなじろむ
気後れした顔をする おじける 興ざめた顔をする
28
悖る もとる
道理に背く 反する
29
衒い てらい
ひけらかすこと
30
~のきらいがある
好ましくない傾向 懸念がある
31
こととする
もっぱらその事に打ち込む 専らとする 仕事とする
32
快哉を叫ぶ かいさいをさけぶ
心から愉快だと思う 痛快がる
33
肩を落とす かたをおとす
肩の力が抜けるほど落胆して、うなだれる
34
すげなくする
愛想なくする そっけなくする
35
鯱張る しゃちほこばる
鯱のように、いかめかしく構える 緊張して体をこわばらせる かたくなる
36
とりとめのない
締まりやまとまりがない
37
うろ覚え
ぼんやりと覚えていること 不確かな記憶
38
覚束無い おぼつかない
物事が上手くいくかどうか疑問であるさま はっきりしない あやふやなさま
39
託つ かこつ
愚痴を言う 嘆く 他のせいにする
40
さめざめと
涙を流しながら静かに泣き続ける様
41
御鉢が回る おはちがまわる
順番が回ってくる
42
くさくさ
心が晴れなくて憂鬱なさま
43
忸怩たる思い じくじ
反省して、深く恥じ入る様
44
押し頂く おしいただく
うやうやしく頭を下げ、与えられた物を上方に捧げ持つ
45
面映ゆい おもはゆい
照れくさく感じる 恥ずかしい
46
甲斐甲斐しい かいがいしい
骨身を惜しまずに、きびきびと立ち働く様
47
難詰 なんきつ
欠点を挙げて厳しく非難すること 問いただして責めること
48
肺腑を衝く はいふをつく
心に深い感銘を与える
49
曲がりなりにも
完全ではないが、どうにかこうにか
50
身につまされる
他人の不幸などが、他人事でなく感じられる
51
意に介する いにかいする
気にかける 気にする
52
皆目(~打消) かいもく
まったく
53
逡巡 しゅんじゅん
決心がつかなくてグズグズと躊躇うこと しりごみすること
54
捨て鉢
自信や希望をなくして、やけになること やけくそ 自暴自棄
55
酣(闌) たけなわ
物事の勢いが最も盛んであること その盛りの時はまた、少し盛りを過ぎた様
56
板に付く
経験を積んで、動作・態度・服装などがいかにもそれに似合ったものになる
57
器量 きりょう
地位・役割などに相応しい才能や人徳 顔立ち
58
賽は投げられた さいはなげられた
事がここに至った以上は、もはや断行するしかないということ