問題一覧
1
DAMNIT V分類のDは__、Aは__、Mは__、Nは__・__、Iは__・__・__、Tは__・__、Vは__である。
D:変性(疾患)Degenerative A:奇形Anomaly M:代謝性Metabolic N:腫瘍性Neoplastic、栄養性Nutrical I:感染Infectious/炎症性Inflammatory、特発性Ideopathic T:外傷性Traumatic、中毒性Toxic V:血管性Vascular
2
神経変性疾患について不適切な文章を選べ。
主に雑種に多い
3
神経軸索ジストロフィーの好発種を選べ。
パピヨン
4
脊髄小脳変性症、小脳皮質アビオトロフィーの好発種を選べ。
パピヨン
5
アレキサンダー病の好発種を全て選べ。
フレンチブル, トイ・プードル, バーニーズ
6
白質/灰白質の海綿状変性の好発種を選べ。
日本猫
7
変性性脊髄症の好発種を全て選べ。
ウェルシュ・コーギー, ジャーマンシェパード, ワイヤーフォックステリア, パグ
8
筋ジストロフィーの好発種を全て選べ。
日本猫, ラブラドール・レトリーバー, ロット・ワイラー, メインクーン, シャム
9
遺伝性感覚ニューロパチーの好発種を選べ。
ボーダーコリー
10
水頭症とは、__の産生、循環、吸収のバランスに不均衡を生じ、__または__に過剰に__が貯留した状態である。
脳脊髄液(CSF)、脳室、くも膜下腔、CSF
11
外水頭症は__に過剰にCSFが貯留した状態である。
くも膜下腔
12
内水頭症は__に過剰にCSFが貯留した状態である。
脳室経路内
13
先天性水頭症は__に多く、__で少ない。 多くは原因不明であり、その場合は__水頭症と呼ばれる。
犬、猫 特発性(交通性)
14
後天性水頭症の原因となるものを全て選べ。
外傷, 猫伝染性腹膜炎, 脳室内出血, 腫瘍
15
先天性水頭症の特徴に当てはまるものを全て選べ。
トイ犬種に多い, ドーム状頭蓋, 腹外方斜視(落葉現象), 発達遅延
16
先天性水頭症の神経徴候ではないものを選べ。
企図振戦
17
水頭症の画像検査では、超音波画像検査で__の有無を確認する。
脳室拡大
18
水頭症の治療に用いられる薬物を全て選べ。
プレドニゾロン, フロセミド, イソソルビド, オメプラゾール
19
水頭症の外科療法を選べ。
脳室腹腔シャント術
20
小脳低形成について正しい文章を全て選べ。
企図振戦が見られる, 生後3〜4週齢に徴候が現れる, 非進行性である, 治療法はない
21
猫の小脳低形成は__の周産期感染による。
パルボウイルス
22
セロイドリポフスチン症について正しい文章を全て選べ。
全身臓器にリポピグメントが蓄積する, 報告犬種は主にボーダーコリーがある, 治療は不可である
23
ラフォラ病について正しい文章を全て選べ。
進行性難治性ミオクロニー発作を呈する, 発作時/発作予防に遮眼やサングラスを用いる
24
脳腫瘍について正しい文章を全て選べ。
発生した解剖学的位置に応じた神経徴候が見られる, 中年から老齢で多い
25
髄膜腫について正しい文章を全て選べ。
髄膜くも膜絨毛から発生する, 造影MRIで髄膜に沿う線状の増強効果dural tail signが見られる, 犬、猫で最も報告の多い脳腫瘍である
26
ネオスポラ症について正しい文章を全て選べ。
犬の感染経路は牛の生肉、胎盤、胎児、遺体等の採食である, 血液検査ではCK、ASTの上昇が見られる, 治療にはクリンダマイシンが用いられる
27
中枢神経性犬ジステンパー感染症について正しい文章を全て選べ。
ネコ科は感染するが発症しない, 生前臨床診断は難しいことが多く、病理組織学的検査が必要である, 老齢犬ではまれである, ワクチン未接種犬や若齢犬では予後は悪い
28
FIPについて正しい文章を全て選べ。
非滲出型FIPの30%がN-FIPである, N-FIPは特異的な神経症状はなく、腹部や眼にも病変が見られる, N-FIPは若い猫に多い
29
壊死性脳炎について正しい文章を全て選べ。
犬種毎の特徴的病変部位に一致した神経徴候が見られる, 画像検査にはMRIが有益で、特徴的な部位での多発性壊死巣所見が見られる
30
壊死性髄膜脳炎または類似の壊死性脳炎が報告されている犬種を全て選べ。
チワワ, ペキニーズ, シーズー, パピヨン, ブリュッセル・グリフォン, コトン・デ・テュレアール, パグ
31
壊死性白質脳炎が報告されている犬種を全て選べ。
チワワ, ヨークシャー・テリア, フレンチブル
32
肉芽腫性髄膜脊髄脳炎について正しい文章を全て選べ。
3つの臨床病型があり、それぞれ播種型、局在型、眼型である, テリア系、小型、中年のメスに多い, 画像検査はNME、NLEとの鑑別に有用である
33
GME播種型で見られるMRI所見を全て選べ。
白質優位の、複数の、境界不明瞭なT2強調やFLAIR画像における高信号領域
34
GME/NEの治療について正しい文章を全て選べ。
免疫抑制療法±抗てんかん薬±鎮痛剤が一般的である, 免疫抑制療法ではプレドニゾロンと併用してシタラビンなどが用いられる, 初期治療には良く反応するが再発は一般的で、ほとんどが一生涯に渡る治療を必要とする, 頸髄病変のGMEで疼痛管理が重要になることが多い
35
特発性振戦症候群について正しい文章を全て選べ。
5歳以下の小型の犬に多い, 全身性あるいは頭部の持続性の振戦や小脳症状が見られる, CSF検査では軽度の炎症像か異常なしが多い, 免疫抑制療法にはプレドニゾロンやミコフェノール酸モフェチルなどが用いられる
36
ステロイド反応性髄膜炎-動脈炎SRMAについて正しい文章を全て選べ。
代表的犬種はビーグル、ボクサー、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、ボーダーコリーである, 原因は免疫介在性と考えられている, 傍脊柱の疼痛や発熱、沈鬱が主な臨床徴候である, 初期に治療を開始すれば予後は良好である
37
てんかん発作は「__の突然の電気的活動異常が原因となって起こる一時的な__」、てんかんは「反復性にてんかん発作が生じる脳の__」である。
大脳/症状/慢性疾患
38
てんかん発作は3段階からなることが多く、①__→発作→②__→その後正常に戻る。
前駆症、前兆/発作後症状
39
てんかん発作型のうち全般発作に当てはまるものを全て選べ。
強直発作, 間代発作, 強直間代発作, ミオクロニー発作, 脱力発作, 欠神発作
40
てんかん発作の原因ではないものを全て選べ。
中毒, 代謝性疾患
41
特発性てんかん臨床診断について正しい文章を全て選べ。
Tier Ⅰ(信頼レベル1)の診断である, 3. 発作間欠期における身体検査と神経学的検査に特記すべき異常なし, 4. MDB(血液検査+尿検査)に特記すべき異常なし
42
構造的てんかんと反応性発作の診断で行われる検査のうちTier2レベルに該当するものを全て選べ。
血液一般検査, 尿検査, 血液総胆汁酸検査
43
てんかん重積状態について正しい文章を全て選べ。
一つの発作が十分に延長するか、もしくは個々の発作は短いが、その間正常に戻ることなく頻繁に反復するてんかん発作の状態, Emergency状態である, 5〜10分以上継続する場合は速やかに治療を開始するべきである
44
抗てんかん発作薬について正しい文章を全て選べ。
ファーストラインから一剤を選んで治療をスタートする, ASM維持療法で使われる, フェニトイン、ジアゼパムは犬では使用されない
45
脳脊髄液は、脳や頸髄病変を疑う場合は__から、それより尾部の病変を疑う場合は__により採取する。
大槽/腰椎穿刺
46
CSF採取は__麻酔下で挿管、モニターは__できれば__、__・__・__の最低3人ができるだけ(開放・閉鎖)空間で行う。
全身/心電計/ETCO2/保定者/術者/麻酔者/閉鎖
47
大槽穿刺の穿刺位置は__と__である。
外後頭隆起/環椎翼
48
CSF検査項目のうち一般検査に含まれるものを全て選べ。
細胞数, 細胞診, 蛋白量
49
特発性三叉神経炎/特発性三叉神経麻痺について正しい文章を全て選べ。
ホルネル症候群が併発することがある, 病態は両側性である, 特異的な治療は必要なく、採食補助もしくは無治療にて多くは2、3週間以内に治癒する
50
特発性の末梢性顔面神経麻痺について正しい文章を全て選べ。
顔面神経のみの障害である, 猫より犬での発症が多く、好発種はコッカースパニエル、ウェルシュ・コーギー、ボクサーなどがある, 数週から数ヶ月で自然に回復することが多い
51
中耳・内耳炎による末梢性顔面神経麻痺には__による診断が有効である。
MRI
52
ホルネル症候群における臨床徴候を全て選べ。
縮瞳, 眼瞼裂狭小化, 第3眼瞼突出, 眼球陥凹
53
多発性神経根神経炎について正しい文章を全て選べ。
犬で最も多い末梢神経疾患の一つとされる, 人のギランバレー症候群に相当すると考えられる, 後肢から始まる急速進行性の四肢麻痺が特徴である, 成犬に多い
54
外傷性ニューロパチーのうち、左は__で__や__によるものであり、浮腫や部分的__が起きる。原因を取り除けば1〜2週間で改善傾向が見られるが、__時は倍近くかかることもある。 中央は__で断裂部では__変性が起きている。手術は必要なく、__の再成長を待つ(__/日)。 右は__で同じく__変性が起きている。こちらは手術が必要で、__、__、__が行われる。
ニューラプラキシア/虚血/圧迫/脱髄/脱髄 軸索断裂/ワーラー/軸索/1mm 神経断裂/ワーラー/神経上膜縫合術/神経周膜縫合術/神経上膜周膜縫合術
55
咀嚼筋筋炎について正しい文章を全て選べ。
あらゆる犬種に起こりうる疾患で、特に大型犬に多い, 主徴は開口困難、食欲低下でその他に顔面疼痛、眼の異常などがある, 病期初期ではCKの上昇が見られる, 免疫抑制療法、理学療法、食事補助が主な治療法である
56
特発性多発性筋炎について正しい文章を全て選べ。
局所型は外眼筋、喉頭などに起こる, 血清CKの上昇が見られる, 特異抗体は見つかっておらず原因不明である
57
後天性重症筋無力症について正しい文章を全て選べ。
発症年齢はニ峰性である, 猫より犬での発症が多い, 全身型では四肢の筋力低下、易疲労性が主な臨床徴候である, 獣医療域ではエドロホニウム(テンシロン)テスト、血中抗AChR抗体測定で診断することが多い, 犬では巨大食道症の管理が重要である