問題一覧
1
2017 大きな地震が発生した場合、二次災害にはどのようなものがあるのか、二つ答えよ。
火災、土砂くずれ、地割れ、津波のうち二つ
2
2017 中学生期には、どのような時に交通事故が最も多く発生しているか答えなさい。
自転車乗用中
3
2017 「お薬手帳」の概要と効果について、簡潔に説明しなさい。
概要…これまでに処方された薬の名前や量、飲み方などを記録するもの。 効果…提示することで薬の副作用や飲み合わせを確認できる。
4
2017 呼吸器が発育・発達すると、呼吸数は減少する理由を簡潔に説明せよ。
肺胞の数が増え、肺全体が大きくなることで肺活量が増大し、1回の呼吸量が増えるから。
5
2017 AEDについて説明せよ。
心室細動を起こした心臓に対して、電気ショックを与え、正常な動きに戻す機器である。
6
2018 「中学生の時期には、持久力を高める運動が適している」と言われているが、それはどうしてか、呼吸器および循環器の視点から簡潔に答えよ。
中学生の時期には、呼吸器および循環器が発育・発達し、肺活量が増えたり心拍数が減ったりなど、体に酸素を取り入れる能力が高くなることから、持久力を高める運動が適している。
7
2018 SNSによる性犯罪の被害を防ぐためにどのような指導が必要か、簡潔に答えよ。
学校全体として、出会い系サイトにアクセスしたり、直接会うことがないように指導する。
8
2018 『地震から命を守る合言葉「落ちてこない・①・移動してこない場所」』の①に当てはまる適切な言葉を答えよ。
倒れてこない
9
2018 心停止に関わる救命のために重要だとされる「救命の連鎖」とは何か、簡潔に答えよ。
傷病者の命を救い社会復帰に導くために必要な一連の行いのこと。
10
2018 HIVの感染経路を二つ答えよ。
性的接触による感染 血液による感染 母子感染のうち二つ
11
2018 HIV感染を予防するための有効な予防法を二つ答えよ。
コンドームを正しく使うこと 他人の血液に触れないこと
12
2013年 医薬品にある主作用と副作用について、それぞれ答えなさい。
主作用…本来の利用目的にあった好ましい働き 副作用…本来の目的から外れた好ましくない働き
13
2013年 人間の体重の半分以上は水分で、生命を維持するために水はなくてはならないものである。生命の維持のための役割を二つ答えなさい。
・栄養素や酸素を運搬する ・老廃物を体外に排泄する
14
2014年 中学生の食生活において、今日的課題を一つ挙げ、その課題を解決するために、どのような指導をするか答えなさい。
・偏食 ・養護教諭との連携による保健指導などを行う。
15
2015年 応急手当について RICE手当のEについて説明せよ。
患部を心臓より高い位置に挙上する。
16
2015年 保健・医療機関の利用と医薬品の使い方について、指導すべき内容をそれぞれ一つずつ答えなさい。
保健・医療機関の利用…地域には、人々の健康の保持増進や疾病予防の役割を担っている機関があること。 医薬品の使い方…医薬品には、主作用と副作用があること。医薬品には、使用回数、使用時間、使用量などの使用法があり、正しく使用する必要があること
17
2016年 空気中の一酸化炭素について、濃度の基準が決められている理由を答えなさい。
少しでも吸引すると、一酸化炭素中毒を起こし人体に有害であるため。
18
2016年 タバコの煙の中に含まれる有害物質が体に及ぼす急性影響にはどんなものがるのか?
・毛細血管の収縮 ・心臓への負担
19
2016年 未成年の喫煙が法律で禁止されている理由を答えよ。
成人に比べて依存症になりやすく、喫煙開始年齢が早いほど、がんになりやすいから。
20
2017年 飲料水について、人間が1日に必要とする水の量は約何リットルか?
約2〜2.5ℓ
21
2017年 地球温暖化が環境や健康に及ぼす影響について、「気温の上昇」以外に二つ答えなさい。
健康…熱中症の増加 環境…赤潮の発生
22
2014年 バディシステムを簡単に説明せよ。
2人組でペアを組み、互いの安全を確かめさせる方法
23
2019 人が快適に能率よく活動するのに最も適した温度の範囲を何と言うのか答えなさい。
至適範囲
24
2019 人の暑さや寒さの感じ方に関係のある三つの条件を答えなさい。
気温、湿度、気流
25
2019 環境が変化した時に体の諸器管を働かせてその変化に対応しようとする能力をなんというのか。
適応能力
26
2019 学校における熱中症予防のための指導のポイントを三つ答えなさい。
帽子の着用、薄着、こまめな水分補給、休憩、健康観察などから三つ
27
2023 地震災害による傷害の防止について、「中学校学習指導要領 29年 告示 保健体育」では、どのようなことを理解できるようにすると示されているか、二つ答えよ。
・日頃から災害時の安全の確保に備える ・緊急地震速報を含む災害情報を正確に把握する ・周囲の状況を的確に判断する から二つ
28
2012年 熱中症について、救急車が到着するまでの間に、水分補給以外でどのような応急手当を行うのか、具体的に答えよ。
首や脇の下、足などに濡れたタオルなどで冷やす
29
2014年 感染性胃腸炎を疑われる生徒が、教室で嘔吐したときの措置について具体的に答えなさい。
マスクや手袋を着用する。措置の終了後には、丁寧に手洗いをする。
30
保健分野の構成内容を4つ全て答えよ。
健康な生活と疾病の予防、心身の機能の発達と心の健康、傷害の防止、健康と環境
31
自然災害による傷害の防止について、「中学校学習指導要領 解説 保健体育編」では、どのようなことを理解できるようにすると示されているのか、二つ答えよ。
・日頃から災害時の安全の確保に備える ・緊急地震速報を含む災害情報を正確に把握する ・周囲の状況を的確に把握する
32
保健分野 目標 (1)個人生活における健康・①について理解するとともに,基本的な技能を身に付けるようにする。 (2)健康についての②の課題を発見し,よりよい解決に向けて思考し判断するとともに,他者に伝える力を養う。 (3)生涯を通じて心身の健康の保持増進を目指し,明るく豊かな生活を営む態度を養う。
1、安全 2、自他
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保健分野 内容 (1)健康な生活と疾病の予防 (1)健康な生活と疾病の予防について,課題を発見し,その解決を目指した活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 ア 健康な生活と疾病の予防について理解を深めること。 (ア)健康は,主体と環境の相互作用の下に成り立っていること。また,疾病は,主体の要因と①の要因が関わり合って発生すること。 (イ)健康の保持増進には,年齢,生活環境等に応じた運動,食事,休養及び睡眠の調和のとれた生活を続ける必要があること。 (ウ)生活習慣病などは,運動不足,食事の量や質の偏り,休養や睡眠の 不足などの生活習慣の乱れが主な要因となって起こること。また,生活習慣病の多くは,適切な運動,食事,休養及び睡眠の調和のとれた生活を実践することによって予防できること。 (エ)喫煙,飲酒,薬物乱用などの行為は,心身に様々な影響を与え,健康を損なう原因となること。また,これらの行為には,個人の心理状態や人間関係,社会環境が影響することから,それぞれの要因に適切に対処する必要があること。 (オ)感染症は,病原体が主な要因となって発生すること。また,感染症の多くは,発生源をなくすこと,感染経路を遮断すること,主体の②を高めることによって予防できること。 (カ)健康の保持増進や疾病の予防のためには,個人や社会の取組が重要であり,保健・③を有効に利用することが必要であること。また,医薬品は,正しく使用すること。 イ 健康な生活と疾病の予防について,課題を発見し,その解決に向けて思考し判断するとともに,それらを表現すること。
1、環境 2、抵抗力 3、医療機関
34
保健分野 知識 (ア)健康の成り立ちと疾病の発生要因 健康は,主体と①を良好な状態に保つことにより成り立っていること,ま た,健康が阻害された状態の一つが②であることを理解できるようにする。 また,疾病は,主体の要因と環境の要因とが相互に関わりながら発生することを理解できるようにする。 その際,主体の要因には,年齢,性,免疫,遺伝などの素因と,生後に獲得された運動,食事,休養及び睡眠を含む生活上の様々な習慣や行動などがあることを理解できるようにする。環境の要因には,温度,湿度や③などの物理的・化学的環境,ウイルスや細菌などの生物学的環境及び人間関係や保健・医療機関などの④環境などがあることを理解できるようにする。
1、環境 2、疾病 3、有害化学物質 4、社会的
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保健分野 内容 (イ)生活習慣と健康 ア 運動と健康 運動には,身体の①の機能を刺激し,その発達を促すとともに,②が図られるなど,精神的にもよい効果があることを理解できるようにする。また,健康を保持増進するためには,年齢や生活環境等に応じて運動を続けることが必要であることを理解できるようにする。
1、各器官 2、気分転換
36
保健分野 内容 (イ)生活習慣と健康 イ 食生活と健康 ①には,健康な身体をつくるとともに,運動などによって消費された②を補給する役割があることを理解できるようにする。また,健 康を保持増進するためには,毎日適切な時間に食事をすること,年齢や運動量等に応じて③のバランスや食事の量などに配慮することが必要で あることを理解できるようにする。
1、食事 2、エネルギー 3、栄養素
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保健分野 内容 (イ) 生活習慣と健康 ウ 休養及び睡眠と健康 休養及び睡眠は,心身の疲労を回復するために必要であること,健康を保持増進するためには,年齢や生活環境等に応じて休養及び睡眠をとる必要があることを理解できるようにする。 その際,①の運動,学習,作業などは,疲労をもたらし,その徴候は心身の状態の変化として現れること,これらは運動や学習などの量と質によって,また環境条件や個人によって現れ方に違いがあることについて取り上げ,適切な休養及び睡眠によって疲労を蓄積させないようにすることが大切であることに触れるようにする。 なお,必要に応じて,コンピュータや②などを長時間使用することによる疲労の現れ方や休憩の取り方など健康との関わりについても取り上げることにも配慮するものとする。
1、長時間 2、情報ネットワーク
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保健分野 内容 (イ) 生活習慣と健康 エ 調和のとれた生活 心身の健康は①と深く関わっており,健康を保持増進するためには,年齢,生活環境等に応じた適切な運動,食事,休養及び睡眠の調和のとれた生活を続けることが必要であることを理解できるようにする
1、生活習慣
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保健分野 内容 (ウ)生活習慣病などの予防 ア 生活習慣病の予防 生活習慣病は,日常の生活習慣が要因となって起こる疾病であり,適切な対策を講ずることにより予防できることを,例えば,心臓病,脳血管疾患,①などを適宜取り上げ理解できるようにする。 その際,運動不足,食事の量や質の偏り,休養や睡眠の不足,喫煙,過度の飲酒などの不適切な生活行動を若い年代から続けることによって,やせや肥満などを引き起こしたり,また,心臓や脳などの血管で②が引き起こされたりすることや,歯肉に炎症等が起きたり歯を支える組織が損傷したりすることなど,様々な生活習慣病のリスクが高まることを理解できるようにする。 生活習慣病を予防するには,適度な③を定期的に行うこと,毎日の食事における量や頻度,栄養素のバランスを整えること,喫煙や過度の飲酒をしないこと,④の衛生を保つことなどの生活習慣を身に付けることが有効であることを理解できるようにする。
1、歯周病 2、動脈硬化 3、運動 4、口腔
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保健分野 内容 (イ) 生活習慣病などの予防 イ がんの予防 がんは,①な細胞であるがん細胞が②する疾病であり,その要因には不適切な生活習慣をはじめ様々なものがあることを理解できるようにす る。 また,がんの予防には,生活習慣病の予防と同様に,適切な生活習慣を身に付けることなどが有効であることを理解できるようにする。
1、異常 2、増殖
41
保健分野 内容 (エ)喫煙,飲酒,薬物乱用と健康 ア 喫煙と健康 喫煙については,たばこの煙の中にはニコチン,タール及び一酸化炭素などの有害物質が含まれていること,それらの作用により,①の収縮,心臓への負担,運動能力の低下など様々な②が現れること,また,常習的な喫煙により,がんや心臓病など様々な疾病を起こしやすくなることを理解できるようにする。特に,③の喫煙については,身体に大きな影響を及ぼし,ニコチンの作用などにより④になりやすいことを理解できるようにする。
1、毛細血管 2、急性影響 3、未成年者 4、依存症
42
保健分野 内容 イ 飲酒と健康 飲酒については,酒の主成分のエチルアルコールが①の働きを低下させ,思考力,②,運動機能を低下させたり,事故などを起こしたりすること,急激に大量の飲酒をすると急性中毒を起こし意識障害や死に至ることもあることを理解できるようにする。また,常習的な飲酒により, ③病や脳の疾病など様々な疾病を起こしやすくなることを理解できるよ うにする。特に,未成年者の飲酒については,身体に大きな影響を及ぼし, エチルアルコールの作用などにより依存症になりやすいことを理解できる ようにする。
1、中枢神経 2、自制力 3、肝臓
43
保健分野 内容 ウ 薬物乱用と健康 薬物乱用については,①や大麻を取り上げ,摂取によって幻覚を伴った激しい急性の錯乱状態や急死などを引き起こすこと,薬物の連用によ り依存症状が現れ,中断すると精神や身体に苦痛を感じるようになるなど 様々な障害が起きることを理解できるようにする。 また,薬物乱用は,個人の心身の健全な発育や②を阻害するだけでなく,社会への適応能力や責任感の発達を妨げるため,暴力,非行,犯 罪など家庭・学校・地域社会にも深刻な影響を及ぼすこともあることを理解できるようにする。 喫煙,飲酒,薬物乱用などの行為は,好奇心,なげやりな気持ち,過度のストレスなどの心理状態,断りにくい人間関係,宣伝・広告や入手し易さなどの社会環境によって助長されること,それらに適切に対処する必要があることを理解できるようにする。また,体育分野との関連を図る観点から,フェアなプレイに反する③の健康への影響についても触れるようにする。
1、覚醒剤 2、人格の形成 3、ドーピング
44
保健分野 内容 (オ)感染症の予防 ア 感染症の予防 感染症は,病原体が環境を通じて主体へ感染することで起こる疾病であり,適切な対策を講ずることにより感染のリスクを軽減することができることを,例えば,結核,コレラ,ノロウイルスによる感染性胃腸炎,麻疹,風疹などを適宜取り上げ理解できるようにする。 病原体には,細菌やウイルスなどの微生物があるが,温度,湿度などの①環境,住居,人口密度,交通などの社会環境,また,主体の抵抗力や 栄養状態などの条件が相互に複雑に関係する中で,病原体が身体に侵入し,感染症が発病することを理解できるようにする。その際,病原体の種類によって②が異なることにも触れるものとする。 感染症を予防するには,消毒や殺菌等により発生源をなくすこと,周囲の環境を衛生的に保つことにより感染経路を遮断すること,栄養状態を良好にしたり,予防接種の実施により③を付けたりするなど身体の④を高めることが有効であることを理解できるようにする。また,感染症にかかった場合は,疾病から回復することはもちろん,周囲に感染を広げないためにも,できるだけ早く適切な治療を受けることが重要であることを理解できるようにする。
1、自然 2、感染経路 3、免疫 4、抵抗力
45
保健分野 内容 (オ)感染症の予防 エイズ及び性感染症の予防 エイズ及び性感染症の増加傾向と①の感染が社会問題になっている ことから,それらの疾病概念や感染経路について理解できるようにする。ま た,感染のリスクを軽減する効果的な予防方法を身に付ける必要があるこ とを理解できるようにする。例えば,エイズの病原体はヒト免疫不全ウイ ルス(HIV)であり,その主な感染経路は②であることから,感染 を予防するには性的接触をしないこと,コンドームを使うことなどが有効 であることにも触れるようにする。 なお,指導に当たっては,発達の段階を踏まえること,学校全体で共通理解を図ること,保護者の理解を得ることなどに配慮することが大切である。
1、青少年 2、性的接触
46
保健分野 内容 (カ)個人の健康を守る社会の取組 健康の保持増進や疾病の予防には,健康的な生活行動など個人が行う取組とともに,社会の取組が有効であることを理解できるようにする。社会の取組としては,地域には保健所,保健センターなどがあり,個人の取組として各機関が持つ機能を有効に利用する必要があることを理解できるようにする。その際,住民の健康診断や①などを適宜取り上げ,健康増進や疾病予防についての地域の②についても理解できるようにする。 また,心身の状態が不調である場合は,できるだけ早く医療機関で受診することが重要であることを理解できるようにする。さらに,③には,主作用と副作用があること及び,使用回数,使用時間,④などの使用法があり,正しく使用する必要があることについて理解できるようにする。
1、健康相談 2、保健活動 3、医薬品 4、使用量
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保健分野 (2)心身の機能の発達と心の健康 (2)心身の機能の発達と心の健康について,課題を発見し,その解決を目指した活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 ア 心身の機能の発達と心の健康について理解を深めるとともに,ストレスへの対処をすること。 (ア)身体には,多くの器官が発育し,それに伴い,様々な機能が発達する時期があること。また,発育・発達の時期やその程度には①があること。 (イ)②には,内分泌の働きによって生殖に関わる機能が成熟するこ と。また,成熟に伴う変化に対応した適切な行動が必要となること。 (ウ)知的機能,情意機能,社会性などの精神機能は,生活経験などの影 響を受けて発達すること。また,思春期においては,自己の認識が深まり,自己形成がなされること。 (エ)精神と身体は,相互に影響を与え,関わっていること。欲求やストレスは,心身に影響を与えることがあること。また,心の健康を保つには,欲求やストレスに適切に対処する必要があること。 イ 心身の機能の発達と心の健康について,課題を発見し,その解決に向けて思考し判断するとともに,それらを表現すること。
1、個人差 2、思春期
48
保健分野 (ア)身体機能の発達 身体の発育・発達には,骨や筋肉,肺や心臓などの器官が急速に発育し,呼吸器系,①系などの機能が発達する時期があること,また,その時期や程度には,人によって違いがあることを理解できるようにする。
1、循環器
49
保健分野 (イ)生殖に関わる機能の成熟 思春期には,下垂体から分泌される①の働きにより生殖器の発育とともに生殖機能が発達し,男子では射精,女子では②が見られ,妊娠が可能となることを理解できるようにする。また,身体的な成熟に伴う性的な発達に対応し,個人差はあるものの,性衝動が生じたり,異性への関心などが高まったりすることなどから,異性の③,性情報への対処など性に関する適切な態度や行動の選択が必要となることを理解できるようにする。 なお,指導に当たっては,発達の段階を踏まえること,学校全体で④を図ること,保護者の理解を得ることなどに配慮することが大切である。
1、性腺刺激ホルモン 2、月経 3、尊重 4、共通理解
50
保健分野 (ウ)精神機能の発達と自己形成 ア 知的機能,情意機能,社会性の発達 心は,知的機能,情意機能,社会性等の精神機能の総体として捉えられ,それらは生活経験や学習などの影響を受けながら,①の発達とともに発達することを理解できるようにする。 その際,知的機能については認知,記憶,言語,判断など,情意機能については感情や意思などがあり,それらは人や社会との様々な関わりなどの生活経験や学習などにより発達することを理解できるようにする。また,社会性については,家族関係や友人関係などを取り上げ,それらへの依存の状態は,生活経験や学習などの影響を受けながら変化し,自立しようとする傾向が強くなることを理解できるようにする。 イ 自己形成 自己形成については,思春期になると,自己を客観的に見つめたり,他人の立場や考え方を理解できるようになったりするとともに,物の考え方 や興味・関心を広げ,次第に自己を認識し自分なりの価値観をもてるよう になるなど自己の形成がなされることを理解できるようにする。 その際,自己は,様々な経験から学び,悩んだり,②を繰り返したりしながら社会性の発達とともに確立していくことにも触れるようにする。
1、脳 2、試行錯誤
51
保健分野 (エ)欲求やストレスへの対処と心の健康 ア 精神と身体の関わり 精神と身体には,密接な関係があり,互いに様々な影響を与え合っていることを理解できるようにする。また,心の状態が体にあらわれたり,体の状態が心にあらわれたりするのは,①などの働きによることを理解できるようにする。例えば,人前に出て緊張したときに②が速くなったり口が渇いたりすること,身体に痛みがあるときに③できなかったりすることなどを適宜取り上げる。
1、神経 2、脈拍 3、集中
52
保健分野 イ 欲求やストレスとその対処 心の健康を保つには,適切な生活習慣を身に付けるとともに,欲求やストレスに適切に対処することが必要であることを理解できるようにする. 欲求には,生理的な欲求と①,社会的な欲求があること,また,精神的な安定を図るには,日常生活に充実感をもてたり,欲求の実現に向けて取り組んだり,欲求が満たされないときに自分や周囲の状況からよりよい方法を見付けたりすることなどがあることを理解できるようにする。 ここでいうストレスとは,外界からの様々な刺激により心身に負担がかかった状態であることを意味し,ストレスの影響は原因そのものの大きさ とそれを受け止める人の心や身体の状態によって異なること,個人にとって適度なストレスは,精神発達上必要なものであることを理解できるようにする。 その際,過度なストレスは,心身の健康や生命に深刻な影響を与える場合があることに触れるようにする。ストレスへの対処にはストレスの原因となる事柄に対処すること,ストレスの原因についての受け止め方を見直すこと,友達や家族,教員,医師などの専門家などに話を聞いてもらったり,相談したりすること,②の方法を身に付けること,規則正しい生活をすることなどいろいろな方法があり,それらの中からストレスの原因,自分や周囲の状況に応じた対処の仕方を選ぶことが大切であることを理解できるようにする。 また,③の方法等を取り上げ,ストレスによる心身の負担を軽くするような対処の方法ができるようにする。
1、心理的 2、コミュニケーション 3、リラクセーション
53
未成年の喫煙は、どのような影響を及ぼすことを理解させることとしているのか。
未成年者の喫煙については、身体に大きな影響を及ぼし、ニコチンの作用などにより、依存症になりやすいこと。
54
エイズ及び性感染症の予防の指導において、どのようなことに配慮か。
・発達の段階を踏まえること。 ・学校全体で共通理解を図ること。 ・保護者の理解を得ること。
55
生殖に関わる機能の成熟について、指導にあたって、どのような点を配慮すべきか。
・発達の段階を踏まえる ・学校全体で共通理解を図る ・保護者の理解を得ること
56
精神と身体の関わりにおいて、精神と身体が密接な関係があることとしての例示を答えよ。
人前に出て緊張した時に脈拍が速くなったり、口が渇いたりすること。
57
欲求やストレスとその対処の中で、ストレスはどのような状態のこととしているのか。
外界からのさまざまな刺激により心身に負担がかかった状態
58
(3)傷害の防止について,課題を発見し,その解決を目指した活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。 ア 傷害の防止について理解を深めるとともに,応急手当をすること。 (ア)交通事故や①などによる傷害は,人的要因や環境要因などが関わって発生すること。 (イ)交通事故などによる傷害の多くは,安全な行動,環境の改善によって防止できること。 (ウ)自然災害による傷害は,災害発生時だけでなく,②によっても生じること。また,自然災害による傷害の多くは,災害に備えておくこと,安全に避難することによって防止できること。 (エ)応急手当を適切に行うことによって,傷害の悪化を防止することができること。また,③などを行うこと。 イ 傷害の防止について,危険の予測やその回避の方法を考え,それらを表現すること。
1、自然災害 2、二次災害 3、心肺蘇生法
59
(ア)交通事故や自然災害などによる傷害の発生要因 交通事故や自然災害などによる傷害は,人的要因,環境要因及びそれらの相互の関わりによって発生すること,人的要因としては,人間の心身の状態や行動の仕方について,環境要因としては,生活環境における施設・設備の状態や①などについて理解できるようにする。 なお,学校の状況に応じて,運動による傷害の発生要因について適宜取り上げることにも配慮するものとする。
1、気象条件
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(イ)交通事故などによる傷害の防止 交通事故などによる傷害を防止するためには,人的要因や環境要因に関わる危険を予測し,それぞれの要因に対して適切な対策を行うことが必要であることを理解できるようにする。人的要因に対しては,心身の状態や周囲の状況を把握し,判断して,安全に行動すること,環境要因に対しては,環境を安全にするために,道路などの交通環境などの整備,改善をすることがあることなどについて理解できるようにする。また,交通事故を防止するためには,自転車や自動車の①を知り,②を守り,車両,道路,気象条件などの周囲の状況に応じ,安全に行動することが必要であることを理解できるようにする。 その際,自転車事故を起こすことによる③についても触れるように する。 なお,必要に応じて,通学路を含む地域社会で発生する犯罪が原因となる 傷害とその防止について取り上げることにも配慮するものとする。
1、特性 2、交通法規 ③、加害責任
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(ウ)自然災害による傷害の防止 自然災害による傷害は,例えば,地震が発生した場合に家屋の倒壊や家具 の落下,転倒などによる危険が原因となって生じること,また,地震に伴って発生する,津波,土砂崩れ,地割れ,火災などの①によっても生じることを理解できるようにする。 自然災害による傷害の防止には,日頃から災害時の安全の確保に備えてお くこと,緊急地震速報を含む災害情報を正確に把握すること,地震などが発生した時や発生した後,周囲の状況を的確に判断し,自他の安全を確保する ために冷静かつ迅速に行動する必要があることを理解できるようにする。 また,地域の実情に応じて,気象災害や②などについても触れるよ うにする。
1、二次災害 2、火山災害
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(エ)応急手当の意義と実際 ア 応急手当の意義 傷害が発生した際に,その場に居合わせた人が行う応急手当としては,傷害を受けた人の反応の確認等状況の把握と同時に,周囲の人への連絡,傷 害の状態に応じた手当が基本であり,迅速かつ適切な手当は傷害の悪化を防止できることを理解できるようにする。その際,応急手当の方法とて,止血や患部の①や固定を取り上げ,理解できるようにする。 また,②に陥った人に遭遇したときの応急手当としては,気道確保,人工呼吸,胸骨圧迫,AED(③)使用の心肺蘇生法を取り上げ,理解できるようにする。 その際,必要に応じて医師や医療機関などへの連絡を行うことについても触れるようにする。 イ 応急手当の実際 胸骨圧迫,AED(自動体外式除細動器)使用などの心肺蘇生法,包帯法 や止血法としての④などを取り上げ,実習を通して応急手当がで きるようにする。
1、保護 2、心肺停止 3、自動体外式除細動器 4、直接圧迫法
63
(4)健康と環境について,課題を発見し,その解決を目指した活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。 ア 健康と環境について理解を深めること。 (ア) 身体には,環境に対してある程度まで①があること。身体の①を超えた環境は,健康に影響を及ぼすことがあること。また,快適で能率のよい生活を送るための温度,湿度や明るさには一定の範囲があること。 (イ) 飲料水や空気は,健康と密接な関わりがあること。また,飲料水や空気を衛生的に保つには,基準に適合するよう管理する必要があること。 (ウ) 人間の生活によって生じた②は,環境の保全に十分配慮し,環境を汚染しないように衛生的に③する必要があること。 イ 健康と環境に関する情報から課題を発見し,その解決に向けて思考し判断するとともに,それらを表現すること。
1、適応能力 2、廃棄物 3、処理
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(ア)身体の環境に対する適応能力・至適範囲 ア 気温の変化に対する適応能力とその限界 気温の変化に対する体温調節の機能を例として取り上げ,身体には,環境の変化に対応した①があり,一定の範囲内で環境の変化に適応する能力があることを理解できるようにする。また,屋内外での②や山や海での遭難などによる③などを取り上げ,体温を一定に保つ身体の適応能力には限界があること,その限界を超えると健康に重大な影響が見られることから,気象情報の適切な利用が有効であることを理解できるようにする。
1、調節機能 2、熱中症 3、低体温症
65
(イ)飲料水や空気の衛生的管理 ア 飲料水の衛生的管理 水は,人間の生命の維持や健康な生活と密接な関わりがあり重要な役割を果たしていること,飲料水の水質については一定の基準が設けられており,水道施設を設けて衛生的な水を確保していることを理解できるようにするとともに,飲料水としての適否は①な方法によって検査し,管理されていることを理解できるようにする。
1、科学的
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イ 空気の衛生的管理 室内の二酸化炭素は,人体の呼吸作用や物質の燃焼により増加すること, そのため,室内の空気が①きているという指標となること,定期的な 換気は室内の二酸化炭素の濃度を衛生的に管理できることを理解できるよ うにする。 また,空気中の②は,主に物質の不完全燃焼によって発生し,吸入すると一酸化炭素中毒を容易に起こし,人体に有害であることを理解できるようにするとともに,そのために基準が決められていることにも触れ るようにする。 なお,必要に応じてア ,イの内容と関連させて,③と健康についても触れるように配慮するものとする。
1、汚れて 2、一酸化炭素 3、放射線
67
ウ 生活に伴う廃棄物の衛生的管理 人間の生活に伴って生じた①やごみなどの廃棄物は,その種類に即して 自然環境を汚染しないように衛生的に処理されなければならないことを理解 できるようにする。その際,ごみの減量や②などの個人の取組が,自然環境の汚染を防ぎ,廃棄物の衛生的管理につながることにも触れるようにする。 また,災害による衛生環境の悪化を取り上げ,公共機関の情報を活用した個人の取組が,自他の健康のための衛生的管理につながることにも適宜触れる ようにする。
1、し尿 2、分別
68
内容の取り扱い ・「健康な生活と疾病の予防」の感染症の予防については、後天性免疫不全症候群(エイズ)及び①についても取り扱うものとする。 ・「心身の機能の発達と心の健康」の身体機能の発達については、呼吸器、②を中心に取り扱うものとする。 ・「心身の機能の発達と心の健康」の欲求やストレスへの対処と心の健康については、体育分野の内容の「A体つくり運動」の③の指導との関連を図って指導するものとする。 ・「傷害の防止」の応急手当については、包帯法、④など傷害時の応急手当も取り扱い、実習を行うものとする。また、効果的な指導を行うため、⑤など体育分野の内容との関連を図るものとする。
1、性感染症 2、循環器 3、体ほぐしの運動 4、止血法 5、水泳
69
セルフメディケーションについて説明せよ。
自分自身の健康に責任を持ち、軽度の身体の不調は自分で手当すること
70
セカンドオピニオンについて説明せよ。
満足のいく説明を得られなかったり、疑問点を解消されない場合に、別の医療関係者の意見を聞くこと
71
インフォームド・コンセントについて説明せよ。
医師から患者に対して積極的に必要な情報を提供して、患者の同意を得た上で治療を当たること
72
ロールプレイングの指導で注意しなければならない点を1つ書きなさい。
生徒の発言に対し、否定的ではなく、肯定的なコメントを与えるようにする。
73
ロールプレイングとは、どのような指導法か、簡単に説明しなさい。
役割を与えて演じさせ、それを通じて問題点や解決方法を考えさせる指導法
74
平成29年告示 中学校学習指導要領 保健分野 目標 (1)個人生活における①について理解するとともに、②な技能を身に付けるようにする。 (2)健康についての自他の課題を発見し、よりよい解決に向けて思考し、③するとともに、他者に伝える力を養う。 (3)④を通じて心身の健康の保持増進を目指し、明るく豊かな生活を営む⑤を養う。
1、健康・安全 2、基本的 3、判断 4、生涯 5、態度
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健康と環境 (ア)身体の環境に対する①・② (イ)③や空気の衛生的管理 (ウ)生活に伴う④の衛生的処理
1、適応能力 2、至適範囲 3、飲料水 4、廃棄物
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傷害の防止 (ア)交通事故や①などによる傷害の発生要因 (イ)②などによる傷害の防止 (ウ)自然災害による傷害の防止 (エ)③
1、自然災害 2、交通事故 3、応急手当
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心身の機能の発達と心の健康 (ア)身体機能の発達 (イ)①に関わる機能の成熟 (ウ)精神機能の発達と② (エ)欲求や③への対処と心の健康
1、生殖 2、自己形成 3、ストレス
78
健康な生活と疾病の予防 (ア)健康の成り立ちと疾病の発生要因 (イ)①と健康 (ウ)生活習慣病などの予防 (エ)喫煙、飲酒、②と健康 (オ)③の予防 (カ)個人の健康を守る社会の取り組み
1、生活習慣 2、薬物乱用 3、感染症
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平成29年告示 中学校学習指導要領総則 「学校における体育・健康に関する指導」の内容 学校における体育・健康に関する指導を、生徒の発達の段階を考慮して、学校の①を通じて適切に行うことにより、②で安全な生活と豊かなスポーツライフの実現を目指した教育の充実を図ること。特に、学校における食育の推進並びに③の向上に関する指導、安全に関する指導及び心身の④の時間はもとより、各教科、道徳科及び総合的な学習の時間などにおいてもそれぞれの特質に応じて適切に行うよう努めること。 また、それらの指導を通して、家庭や地域社会との連携を図りながら、⑤において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し、生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎が培われるよう配慮すること。
1、教育活動全体 2、健康 3、体力 4、特別活動 5、日常生活
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学習指導要領保健体育 [保健分野]目標 (1) ①における健康・安全について理解するとともに、基本的な技能を身に付けるようにする。 (2) 健康についての自他の課題を発見し、より良い解決に向けて②し判断するとともに、③に伝える力を養う。 (3)生涯を通じて④の保持増進を目指し、⑤な生活を営む態度を養う。
1、個人生活 2、思考 3、他者 4、心身の健康 5、明るく豊か
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保健 目標 「傷害の防止」 (2)心身の機能の発達と心の健康について、課題を発見し、その解決を目指した活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。 (ウ)知的機能、情意機能、社会性などの精神機能は、①などの影響を受けて発達すること。また、思春期においては、②が深まり、自己形成がなされること。
1、生活経験 2、自己の認識
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保健分野 (ア) 交通事故や自然災害などによる傷害は、①要因や環境要因などが関わって発生すること。 (イ)交通事故による傷害の多くは、②、環境の改善によって防止できること (ウ)自然災害などによる傷害は、災害発生時だけでなく、③によっても生じること。また、自然災害による傷害の多くは、災害に備えておくこと、安全に④することによって防止できること。 (エ)応急手当を適切に行うことによって、傷害の悪化を防止することができること。また、⑤などを行うこと。
1、人的 2、安全な行動 3、二次災害 4、避難 5、心肺蘇生法
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暑さ指数(WBGT)は、人体と外気との熱のやり取りに着目し、気温、①、日射、②、風の要素をもとに算出する指標として、特に労働や運動時の熱中症予防に用いられています。 暑さ指数の算出式は、[0.7×③温度+0.2×④温度+0.1×⑤温度]となります。
1、湿度 2、輻射 3、湿球 4、黒球 5、乾球
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自然災害による傷害の防止について、地域のハザードマップを確認することで、生徒が自然災害への必要性について、考えられるようにしたい。ハザードマップにおいて、周囲の環境のどのようなことを確認することが大切か、具体的に答えなさい。
土砂崩れの恐れのある場所
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熱中症について 軽症に分類される①には、「立ちくらみ」の症状が、同様に軽症の②には、「筋肉の腓返り」の症状が見られる。どちらも意識は清明である。
1、熱失神. 2、熱痙攣
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(ウ) ①、②、③などの精神機能は、生活経験などの影響を受けて発達すること。また、思春期においては、自己の認識が深まり、自己形成がなされること。
1、知的機能 2、情意機能 3、社会性
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がんについて 我が国では、がん対策の一層の充実を図るため、がん対策に関し、基本理念等を定めた①法に基づく、②によって総合的かつ、計画的に推進している。
1、がん対策基本法 2、がん対策推進基本計画
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どのような性別の人が恋愛の対象になるのかを、「性的指向」という。 自分の性をどのように認識しているかを「性自認」という。 これらの英語表記の略称をアルファベットでなんというのか答えよ。
SOGI