問題一覧
1
脊髄損傷患者(第5頸髄節まで機能残存)が 可能な動作はどれか。2つ選べ。
肩関節外転, 前腕回外
2
脊髄損傷で自律神経過反射を認める損傷部位の 下限の髄節はどれか
T6
3
脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。 2つ選べ。
高血圧, 顔面紅潮
4
36歳の男性。交通事故による外傷性脳損傷のため 3日前に入院した。病室訪問時、呼びかけても閉眼しており、 大きな声で呼びかけたが開眼せず、体を揺さぶって初めて 開眼したがすぐに閉眼してしまう。 JCS〈Japan coma scale〉で評価した意識レベルはどれか
Ⅱ-20
5
外傷性脳損傷後に見られやすい症状はどれか。
全般性注意障害
6
頭部CTを示す。 所見として考えられるのはどれか。
硬膜外血腫
7
認知症をきたす疾患で脳外科的手術によって 認知機能が改善する可能性があるのはどれか。 2つ選べ。
慢性硬膜下血腫, 正常圧水頭症
8
66歳の女性。右利き。階段から転落。 転落直後は意識消失していたが、数分後に意識回復。 しばらくの間、意識は清明であったが、 1時間後に手足の麻痺が出現し、 再び意識が低下して昏睡になった。 救急搬送時の頭部CTを示す。最も考えられるのはどれか。
急性硬膜下血腫
9
頭部外傷によるびまん性軸索損傷で 誤っているのはどれか
認知障害の回復は良好である
10
局所性脳損傷と比べた場合のびまん性軸索損傷 の特徴として正しいのはどれか。
脳幹部の症状が出現しやすい
11
45歳の男性。会社の事務職として働いていたが、 自転車運転中に自動車にはねられ、びまん性軸索損傷 を受傷した。身体機能に問題がなかったため、 1か月後に以前と同じ部署である庶務に復職した。 仕事を依頼されたことや仕事の方法は覚えているが、 何から手を付ければ良いのか優先順位が付けられず、 周囲の同僚から仕事を促されてしまう状況である。 考えられるのはどれか。
遂行機能障害
12
外傷性内頚動脈海綿静脈洞瘻の症状として 典型的ではないものはどれか
意識障害
13
頭部外傷後の患者の写真である。何を示唆する徴候か
頭蓋底骨折
14
35歳の男性。急性心筋梗塞で入院中。合併症はなく、 現在、室内で2分程度ゆっくり歩くことを許可されている。 この時期の患者の活動で適切でないのはどれか。
水中で柔軟体操
15
60歳の女性。体重50kg。急性心筋梗塞発症後、 回復期に心肺運動負荷試験を施行した。 最高酸素摂取量は毎分890mLであった。 この患者の代謝当量はどれか。
約5METs
16
70歳の男性。身長170cm、体重60kg。陳旧性心筋梗塞 による慢性心不全、NYHA(New York Heart Association, 1964) のclass Ⅱ。医師の指示によって在宅での心臓リハビリ テーションを行っている。自宅での生活指導で 正しいのはどれか。
安静時に息切れがある日は運動を休む
17
心筋梗塞のリハビリテーションの効果で 誤っているのはどれか。
安静時心拍数の上昇
18
急性心筋梗塞後の運動療法の効果 として正しいのはどれか。
急性期心臓死の減少
19
心筋梗塞の再発危険因子として 誤っているのはどれか。
高HDLコレステロール血症
20
急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。
心電図上、異常Q波が最も早期の変化である
21
47歳の男性。心筋梗塞で入院中。 重篤な合併症はない。退院後のホームエクササイズ として最大心拍数の70%の運動が指示されている。 運動時の目標心拍数(拍/分)として適切なのはどれか。
120
22
心筋梗塞後の包括的リハビリテーションの効果 として正しいのはどれか。2つ選べ。
最大酸素摂取量の増加, 安静時血圧の低下
23
心不全のない急性心筋梗塞患者の 退院後運動指導として適切なのはどれか。
週3日以上の有酸素運動
24
腎不全における透析療法について正しいのはどれか。 2つ選べ
透析対象者数は年々増加傾向にある。, 透析導入の原因疾患は糖尿病性腎症が最も多い。
25
尿毒症で正しいのはどれか
代謝性アシドーシスを示す。
26
慢性腎不全による血液透析患者の病態で適切 でないのはどれか。
多血症
27
血液透析中の慢性腎臓病〈CKD〉の生活指導で 適切なのはどれか。
有酸素運動を行う
28
運動時の生体反応で正しいのはどれか。
冠血流は増加する
29
筋と呼吸運動の組合せで正しいのはどれか
横隔膜―吸気
30
65歳の男性。胸骨正中切開による縦隔腫瘍摘出術後3日。 左上下葉区の痰の貯留が多い。この時期の理学療法 で適切でないのはどれか。2つ選べ。
胸郭可動域運動, 体幹の回旋運動
31
肺音聴診で正しいのはどれか。2つ選べ。
胸郭摩擦音が聴取されれば異常である, . 痰貯留部では粗い断続性ラ音が聴取できる
32
呼吸器疾患の理学療法の目的で正しいのはどれか。 2つ選べ。
腹式呼吸の促通, 全身のリラクセーション
33
肺音で正しいのはどれか。
気管呼吸音は吸気より呼気の方が大きい。
34
Parkinson病のすくみ足への対処法で誤っている のはどれか。
目標物を注視させて歩かせる
35
60歳の男性。Parkinson病。3年前に右手の振戦で発症し、 2年前から左足と左手の振戦を認めている。 最近、前かがみが強くなり、腹部が締めつけられるような 感覚を生じることがある。独歩は可能。事務仕事を継続 している。外来時の指導で適切なのはどれか。
肩甲帯と体幹を大きく動かす運動
36
50歳の男性。Parkinson病。4年前から右足のふるえが出現し、 抗Parkinson病薬を服用している。ADLは自立し、家事を行う ことはできているが、作業に時間がかかるようになった。 最近、下り坂の途中で足を止めることができず、前方へ転倒 するようになったという。自宅でバランス練習を行うことになった。 練習方法として適切なのはどれか。
2
37
75歳の女性。Parkinson病。Hoehn&Yahrの 重症度分類ステージⅣ。歩行時に小刻み歩行、 突進現象、すくみ足が出現する。 歩行練習として適切なのはどれか。
広いところで歩く
38
筋萎縮性側索硬化症患者で安静臥位時のPaO2が 60Torrであった。呼吸理学療法で適切なのはどれか。
頸部筋リラクセーション
39
筋萎縮性側索硬化症患者の球症状に対するプログラム として適切でないのはどれか。
舌筋の抵抗運動
40
Duchenne(デュシェンヌ)型筋ジストロフィーで 早期から短縮を起こしやすい筋はどれか。2つ選べ。
腸腰筋, 大腿筋膜張筋
41
神経・筋変性疾患のリハビリテーションで 誤っているのはどれか。2
筋萎縮性側索硬化症の車椅子利用者では 褥瘡の発生に注意する
42
Duchenne型筋ジストロフイーの呼吸障害について 正しいのはどれか。
動脈血二酸化炭素分圧が上昇する。
43
伝い歩きが可能なレベルの脊髄小脳変性症患者で 姿勢バランスを崩す危険性が高いのはどれか
タンデム肢位
44
ユニバーサルデザインについて正しい物を2つ選べ
使用法の自由度が高い, 建造物にも適用される
45
ノーマライゼイションの歴史に関して4
知的障害者に可能な限りノーマルに近い生活を創造」とい う理念からはじまる, ニルス・エリック・バンク-ミケルセンが提唱した, 経済水準とそれを得る権利は含まれない, 現代の福祉の基本概念や脱施設運動につながる
46
CFについて
参加とは生活場面への関わりのことである
47
ADLというよりIADLに含まれる
家事, 洗濯
48
IADLの評価法で正しい4
Lawton(ロートン)の尺度, 老研式活動能力指標, ICF ステージング, JST版活動能力指標
49
護保険法における特定疾病
多系統萎縮症
50
介護保険制度で正しい
介護支援専門員は介護サービス計画を作成する。
51
身体的フレイルの特徴2
動作が緩慢になる, 疲労感が増す
52
廃用症候群の特徴
二次性サルコペニアを認める
53
廃用症候群に含まれる4
筋萎縮, 拘縮, 褥瘡, 骨粗鬆
54
骨粗鬆症の成因4
慢性腎不全, 閉経, 過度のアルコール摂取, 副腎皮質ホルモンの投与
55
廃用症候群によって低下する4
筋力, 肺活量, 身体活動性, 胃腸管運動
56
サルコペニアの構成要素4
加齢, 筋力低下, 筋量低下, 運動機能低下
57
固縮と痙縮について
痙縮 ― 腱反射亢進を伴うことが多い, 固縮 ― 錐体外路徴候, 固縮 ― 速く動かそうと、ゆっくり動かそうと抵抗は変わら
58
筋収縮に関して3
等尺性筋収縮は血圧を上昇させやすい。, 遠心性筋収縮は筋ダメージをうけやすい。, 等尺性筋収縮では求心性筋収縮より大きな力が出る
59
正しい組み合わせ4
運動失調 - 酩酊歩行, Parkinson病 - すくみ足歩行, 脳卒中麻痺 - 尖足歩行, 両下肢痙性麻痺 - はさみ脚歩行
60
正しい組み合わせ4
開脚歩行 - 小脳性, 中殿筋障害 - トレンデレンブルグ徴候, 痙性対麻痺 - はさみ脚歩行, 鶏歩 - 両側腓骨神経麻痺
61
神経線維について
Aγ線維は筋紡錘の錘内筋線維を支配する
62
自原抑制について
効果器は同名筋である
63
錐体路性麻痺の特徴3
慢性進行性の障害の場合は徐々に痙性になる, 指の分離の障害がおきる, 梗塞慢性期の麻痺側の下肢は外旋位をとる
64
運動単位について
正常では1つの筋線維につき1個の神経筋接合部が存在
65
りたたみナイフ現象に関する感覚神経線維
Ib
66
ボツリヌス菌毒素製剤の作用機序
神経終末部でのアセチルコリン分泌抑制
67
正常の摂食・嚥下の過程4
食塊は舌によって硬口蓋に押し付けられる, 舌が後ろに引き下がり食塊を咽頭に送り込む, 喉頭が前上方に挙上する, 輪状咽頭筋部を通り食塊が食道に移動する
68
咽頭部の表在感覚を支配2
舌咽神経, 迷走神経
69
排尿に関して
排尿に関する副交感神経はS2~S4にある
70
低活動性膀胱を呈する疾患
馬尾損傷
71
排便機構について
胃結腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する。
72
褥瘡発生の要因について4
貧血, 浮腫, 筋萎縮, 末梢神経障害
73
椎骨脳底動脈系梗塞で最も生じやすい
嚥下障害
74
脳卒中片麻痺急性期のポジショニングで正しい
肘関節―伸展位
75
脊髄損傷
前脊髄症候群では筋萎縮を認める
76
脊髄損傷患者にみられる自律神経過反射
第5胸髄よりも高位の損傷に発生する
77
脊椎損傷の感覚障害
前脊髄動脈症候群では位置覚が障害される
78
ASIA機能障害尺度でL4のkey muscle
前脛骨筋
79
30分後にベルが鳴ったら訓練を終了して下さ い」という課題を遂行
展望記憶
80
前大脳動脈閉塞で最も生じやすい
強制把握
81
頭部外傷について3
頭部CTでは骨条件での撮影が大事である, 頭皮下血腫はいわゆる“たんこぶ”である, 頭部外傷による出血では凝固機能に注意する
82
頭部外傷について正しい組み合わせ3
耳出血 ― 中頭蓋底骨折, 外傷性内頚動脈海綿動静脈瘻孔 ― 前頭蓋底骨折, 嗅神経障害 ― 前頭蓋底骨折