問題一覧
1
腎血流量は心拍出量の約何分の1?
1/4〜5
2
正しいものを選びなさい。
GFRは糸球体濾過量を表す
3
正常人の単位時間におけるGFR値を選びなさい(ml)
100〜125
4
健常人でも尿中に常時排泄されているのはどれか。
K+
5
ヘンレの係蹄につい正しいものを選びなさい。
ヘンレの係蹄では糸球体で濾過されたK+の15〜20%が再吸収される
6
正しいものを選びなさい。
近位尿細管では尿酸やアンモニアが排泄される
7
ADH(抗利尿ホルモン)について正しいものを選びなさい。
尿量を減らす
8
レニンーアンギオテンシンーアルドステロン系について正しいものを選びなさい。
アルドステロンの作用によりレニン分泌が抑制される
9
レニンーアンギオテンシンーアルドステロン系について間違っているものを選びなさい。
レニンを分泌する傍糸球体細胞は糸球体に存在する
10
間違っているものを選びなさい。
排尿反射中枢は延髄にある
11
顕微鏡的血尿といえるのは、どういう時?
尿赤血球が顕微鏡1視野に5個以上の時
12
健常者でも認められる円柱はどれか?
硝子円柱
13
蛋白尿について誤っているのはどれか。
原因は尿細管の再吸収障害
14
尿潜血反応が陽性の時、尿中に存在するのはどれか。
ヘモグロビン
15
膿尿と呼ばれるのはどういう時か?
顕微鏡1視野に白血球が5個以上
16
頻尿の機序と疾患の組み合わせで間違ているものを選べ
膀胱容量の器質的減少肥大症---前立腺
17
浮腫の原因となるのはどれか。
ネフローゼ症候群による浮腫圧の上昇---血漿膠質浸透圧の上昇
18
全身性浮腫で起こる変化はどれか。
眼球突出
19
腎仙痛に特徴的なのはどれか。
背部叩打痛
20
蛋白尿について誤っているのはどれか。
原因は尿細管の再吸収障害である
21
浮腫の原因となるのはどれか。
リンパ還流の不全
22
浮腫とその発生機序との組合せで誤っているのはどれか。
ネフローゼ症候群による浮腫---血漿浸透圧の上昇
23
続発性糸球体疾患に分類されるのはどれか a. 急速進行性糸球体腎炎 b. IgA腎症 c. 糖尿病性腎症 d. アミロイド腎症 e. 膜性糸球体腎炎
c.d
24
ネフローゼ症候群について誤ってるのは
特発性巣状糸球体硬化症は中高年に多く、難治、進行性である
25
ネフローゼ症候群の検査初見の特徴はどれか a. 凝固因子の増加がある b. 免疫グロブリンの増加がある。 c. LDLコレステロールの低下がある。 d.高度の血尿がある。 e.高度の蛋白尿がある。
a,e
26
ネフローゼ症候群の初見として正しいのは a. 血糖値が170mg/dL以上である。 b. 尿タンパクが3.5g/日以上である。 c. 血清アルブミン値が3g/dL以下である。 d. 血清コレステロール値が220mg/dL以下である。 e. 血中ヘモグロビン値が7g/dL以下である。
b.c
27
ネフローゼ症候群の診断に必須なのはどれか a. 尿量≦500mL/日 b. 尿蛋白≧3.5g/日 c. 血清総蛋白≦6.0g/dL d. 血清カリウム≧6mEq/L e. 糸球体濾過値≦60mL/分/1.73㎡
b.c
28
副腎皮質ステロイド薬の長期投与による有害作用はどれか
骨粗鬆症
29
ECUM(体外限外濾過)で除去できるのはどれか a. 低分子蛋白 b. 小分子物質 c. 中分子物質 d. ナトリウム e. 水分
d.e
30
溶血性尿毒症症候群HUSについて誤ってるのは
血小板増加、溶血性貧血、急性腎機能障害が三主徴である
31
急性糸球体腎炎について誤ってるのは
血尿、蛋白尿、乏尿が急速に発症するが、ネフローゼ症候群と違い浮腫を呈することはない
32
急性糸球体腎炎で誤ってるのは
病原菌はB群β溶連菌が約80%を占める
33
急性糸球体腎炎について誤ってるのは
治療には副腎皮質ステロイドを使用する
34
急速進行性糸球体腎炎RPGNについて誤ってるのは
血漿交換療法の適応はない
35
慢性糸球体腎炎CGNについて誤ってるのは
急性糸球体腎炎から慢性化するものも多い
36
IgA腎症について誤ってるのは
ほとんどの患者に透析治療が必要になる
37
糖尿病腎症について誤ってるのは
尿中微量アルブミン量30〜299mg/gCrは顕性腎症期に相当する
38
正しい組み合わせはどれか a. 尿路結石 ーーーーー 血尿 b. 尿管狭窄 ーーーーー 水腎症 c. 腎盂腫瘍 ーーーーー アルカリ尿 d. 神経因性膀胱 ーーーーー 無尿 e. 前立腺肥大 ーーーーー 残尿
a.b.e
39
腎盂腎炎で誤ってるのは a. 尿は混濁する。 b. 血行感染が多い。 c. 原因菌はグラム陽性球菌が多い。 d. 発熱と腰痛を伴う。 e. 合併症に腎周囲膿瘍がある。
b.c
40
腎盂腎炎で正しいのは a. 両腎性である。 b. 初尿を用いて細菌培養を行う。 c. 肋骨脊柱角の叩打痛が特徴である。 d. 原因菌は大腸菌が多い。 e. 抗生剤の点滴投与が有効である。
c.d.e
41
尿路感染症のリスク因子ではないのは
利尿剤投与
42
尿路の通過障害を起こす疾患はどれか a. 尿管結石 b. 膀胱癌 c. 腎細胞癌 d. 腎静脈血栓症 e. 前立腺肥大症
a,b.e
43
尿路結石症について正しいのは? a. 30~50歳代の男性に多い。 b. 我が国における罹病率は増加傾向にある。 c. 左尿管に多い。 d. 結石は単純X線写真で描出されない。 e. 無機成分としてシュウ酸カルシウムの頻度が高い。
a.b.e
44
尿路結石のうち単純X線写真で描出されないのは a. 尿酸結石 b. キサンチン結石 c. リン酸カルシウム結石 d. シュウ酸カルシウム結石 e. リン酸マグネシウム・アンモニウム結石
a.b
45
体外衝撃波破砕術の適応は a. 腎実質内結石 b. 腎盂結石 c. 尿管結石 d. 膀胱結石 e. 尿道結石
b.c
46
前立腺癌について正しいのは a. 骨への転移は稀である。 b. 血清PSA値が上昇する。 c. ロボット支援前立腺摘除手術が普及してきた。 d. 内分泌療法は無効である。 e. α交感神経遮断薬が有効である。
b.c
47
水腎症の原因で正しいのは a. 前立腺癌 b. 神経因性膀胱 c. 陰囊水腫 d. ループス腎炎 e. 腎アミロイドーシス
a.b
48
尿毒症患者でみられるのは a.等張尿 b.心電図のT波増高 c.血清クレアチニン上昇 d.血清カリウム低下 e.代謝性アルカローシス
a.b.c
49
慢性腎不全患者の血清中で上昇しないのは
HCO3濃度
50
a.血清K 5mEq/L b.血清HCO3 12mEq/L c.血清クレアチニン 8mg/dL d.BUN 100mg/dL e.動脈血pH 7.35
b.c.d
51
腎前性急性腎不全の原因はどれか a.膀胱腫瘍 b.出血 c.脱水 d.腎毒性抗菌薬 e.両側尿管閉塞
b.c
52
腎後性急性腎不全の原因はどれか a.膀胱腫瘍 b.出血 c.脱水 d.腎毒性抗菌薬 e.両側尿管閉塞
a.e
53
慢性腎不全について正しいのは
透析合併症として二次性副甲状腺機能亢進症がある
54
慢性腎不全によって起こるのは a. 低血圧 b. 低リン血症 c. 低カリウム血症 d. 低カルシウム血症 e. 代謝性アシドーシス
d.e
55
慢性腎不全で低下するのは a. 赤血球の産生 b. アルブミンの合成 c. 血液の浸透圧 d. 動脈血の酸素分圧 e. 活性型ビタミンD
a.e
56
慢性腎臓病の説明で正しいのは
病気の進行とともに心血管疾患のリスクも高くなる
57
慢性腎臓病の重症度を規定する因子はどれか a. 基礎疾患 b. 推算糸球体濾過量 c. 蛋白尿 d. 尿量 e. 血圧
a,b.c
58
慢性透析療法の開始基準に含まれるのは a.腎性貧血 b.副甲状腺機能亢進 c.尿閉 d.体液貯留 e.血清クレアチニン値上昇
a.d.e
59
血液透析について正しいのは
透析液イオン化カルシウム濃度は正常〜高値に設定する
60
現在、透析導入患者の原疾患で最も多いのは
糖尿病腎症
61
血液浄化に用いられる原理はどれか a. 蒸留 b. 透析 c. 濾過 d. 吸着 e. 吸収
b.c.d
62
人工血管による内シャントの合併症は a.感染 b.血栓性閉塞 c.仮性動脈瘤 d.解離性動脈瘤 e.アレルギー性血管炎
a.b.c
63
透析合併症とそれに対する治療との組み合わせで正しいのは a. 手根管症候群――――手根管開放術 b. 異所性石灰化――――活性型ビタミンD増量 c. 心膜炎―――――――非ステロイド系抗炎症薬投与 d. 貧血――――――――エリスロポエチン投与 e. 上部消化管出血―――内視鏡的クリップ法
a.d.e
64
血液透析と比べて腹膜透析の利点はどれか a. 循環系への影響が少ない。 b. 不均衡症状を起こしにくい。 c. 抗凝固薬を必要としない。 d. 感染を起こしにくい。 e. 小分子物質を除去できる。
a.b.c
65
維持期の持続的携帯型腹膜透析(CAPD)で正しいのは
血液透析よりも食事制限は少ない
66
腎移植後の合併症で誤ってるのは
移植片対宿主病(GVHD)