問題一覧
1
基本健康診査の結果を表に示す 受診者における疾病Aの有病率はどれか 1.1.5% 2.2.5% 3.10.0% 4.16.7%
2
2
次の計算式で求めれられるのはどれか。 くある期間のある疾病の新規発症者数) ➗く同一期間の対象集団の観察人年) 1.催患率 2.有病率 3.受療率 4. 累積宿患率
1
3
ある高齢者施設の入所者に感染症が集団発生した。 その結果を表に示す。 致命率はどれか。 1. 4% 2.10% 3. 33% 4.40%
2
4
令和3年(2021年)の日本における各年代と年代別死第1位の組合せで正しいのはどれか。 1.20歳代一自殺 2.30歳代一悪性新生物く腫瘍 〉 3.40歳代ー心疾患 4.50歳代一脳血管疾患 5.60歳代 一肺炎
1
5
自殺はどれか 1.A 2.B 3.C 4.D 5.E
5
6
アスベスト曝露の肺がん確患に対する寄与危険割合の算出のために十分な情報を持つ指標はどれか。 1. アスベスト曝露群の肺がんの罹患率 2.アスベスト非寝露群の肺がんの罹患率 3. アスベスト曝露の肺がん確患に対する相対危険 4. アスベスト曝露の肺がん確患に対する寄与危険 5. 全人口に対するアスベスト曝露を受けた者の割合
3
7
分母として人ロデータが得られない場合に、疾病の罹患や死亡などの全発生数を分母に用いて、ある疾病や年齢区分での発生が占める割合を示す指標はどれか。 1. 相対危険 2. 相対頻度 3. 人口寄与危険 4.人口寄与危険割合
2
8
計算するときに人年法を用いるのはどれか。2つ選べ。 1. 死亡率 2. 有病率 3. 被患率 4. 有訴率 5. 罹患率比
1, 5
9
肥満の既往の有無と大腸癌との関連を検証するための疫学研究を行うこととした。A病院において大腸癌と診断された患者 100人を登録した。また、同院で人間ドックを受検し大腸癌が無いことを確認できた 100人を選定し登録することとした。次に、これらの対象者の肥満の既往を確認することとした。この研究デザインはどれか。 1. 介入研究 2.横断研究 3.症例対照研究 4.生態学的研究 5. コホート研究
3
10
疫学研究における因果関係の判断条件で正しいのはどれか。 1.異なった状況にある異なった集団についても、繰り返し同じ関連がみられることを、関連の強固性という。 2.とくに原因と考えられるものが増加したときに結果も増加を示す関係を、関連の整合性という。 3.1つの原因が1つの効果(疾病)だけをもたらすことを、関連の特異性という。 4.原因が結果よりも先におこることを、関連の普遍性・一致性という。
3
11
「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」が適用されるものはどれか。 1.市民対象のイベントで希望者に「手指の細菌検査」を実施し、採取された微生物の性・年齢階級別保有頻度について氏名・住所等を含まない連結不可能匿名化データを用いて集計し、市の広報に掲載する。 2.保健師が、保健事業により得た健診データを利用して住民のADLに影響を与える生活要因について仮説をたてて検討し、管内の疾病の実態として学会で公表する。 3.特定健康診査の採血時に、ある疾患に関連している可能性がある伝子の検査を、同意が得られた市民に対し追加して行う。 4.ある医療機関において、退院した患者も含めた患者の炎を行い、医療機関の年報で報告する。
2
12
分母として人口データが得られない場合に、疾病の罹患や死亡などの全発生数を分母に用いて、ある疾病や年齢区分での発生が占める割合を示す指標はどれか。 1. 相対危険 2.相対頻度 3. 累積攻擊率 4. 人口寄与危険 5.人口寄与危険割合
2
13
問5 人口10万人の市において、ある一定期間の結核患者の発生頻度を表現する指標として適切なのはどれか。 1. 罹患率 2.有病率 3.被患率 4.受療率 5.相対頻度
1
14
A市のある一時点におけるC型肝炎を有している人の割合を示す指標はどれか。 1. 罹患率 2. 被患率 3.有病率 4. 寄与危険 5.相対頻度
3
15
危険因子に曝露した群の罹患リスクの、曝露していない群の罹患リスクに対する比はどれか。 1.罹患率 2.有病率 3.致命率 4.寄与危険 5.相対危険
5
16
人口(集団)寄与危険割合を直接計算するのに必要な情報はどれか。 1. 全死亡数 2. 累積罹患数 3.平均有病期間 4. 対象集団の疾病頻度
4
17
人口3万人の町の保健師は地区によって高脂血症の罹患率が大きく異なっていることに気付いた。罹患率に関連する要因について仮説を立てて換証するために行う調査方法で適切なのはどれか。 1.フォーカス・グループインタビュー 2.半構造化面接法 3.質問紙調査 4.事例分析
3
18
人口3万人の町において、先行文献が十分に存在し、要因が明らかになっている健康課題について、町民の状況を全数把握する方法として適切なのはどれか。 1. フォーカス・グループインタビュー 2. 半構造化面接法 3.エスノグラフィ 4.質問紙調査 5.事例分析
4
19
生態学的研究によって、世界各国の1人当たりの食塩摂取量と高血圧症有病率との関連の程度を評価するために計算するのはどれか。 1.寄与危険 2.変動係数 3.相対危険 4.相対頻度 5.相関係数
5
20
因果関係を推測することができる研究デザインはどれか。2つ選べ。 1.横断研究 2.記述疫学 3.生態学的調査 4.コホート研究 5.症例対照研究
4, 5
21
ある地域において循環器疾患の発生要因を検討するため、40歳以上の男女50,000人を対象に現在の生活習慣および肥満度、血圧、血清脂質などの健康状態の調査を実施した。その後、この初回調査から10年間の対象者の循環器疾患による死亡の有無を評価し、初回調査時点での生活習慣および健康状態との関連を検討した。このような調査のデザインはどれか。 1.地域介入 2.横断研究 3.コホート研究 4.無作為割付臨床試験
3
22
耐糖能異常の頻度の地域比較調査を行ったところ、A地区では空腹時血糖で評価し、B地区では随時血糖で評価していたことが明らかになった。 疫学調査法におけるこのような問題点はどれか。 1. 交絡 2.偶然誤差 3.選択の偏り(バイアス) 4.情報の偏り(バイアス)
4
23
症例対照研究における交絡因子の制御方法はどれか。 1.無作為化 2.マッチング 3.単変量解析 4.ブラインド法 5. 対象者数の増加
2
24
飲酒が肺がんの危険因子になっているかどうか症例対照調査を実施したところ、「飲酒習慣がある」が「飲酒習慣がない」に比べ、2.5倍のリスクがあることが示された。しかし、飲酒と肺がんの関係を「喫煙習慣がある」と「喫煙習慣がない」で分けて分析しなおしたところ、いずれの群も「飲酒習慣がない」に比較して、「飲酒習慣がある」のオッズ比は1.0になった。 この事例における喫煙の影響を取り除くために研究企画段階で実施するのが可能な対処方法はどれか。2つ選べ。 1. 層化 2.制限 3.脱落 4.多変量解析 5.マッチング
2, 5
25
症例対照研究で計算が可能な指標はどれか。 1.受療率 2.オッズ比 3.寄与危険 4.推計患者数 5.5年生存率
2
26
症例対照研究で正しいのはどれか。 1.寄与危険の近似値を推定できる。 2.研究対象とする疾病が治癒した者を対照群とする。 3.症例群と対照群の過去の要因曝露状況を比較する。 4.症例群と対照群を追跡調査して死亡率を比較する。 5.症例群に試験薬、対照群に偽薬(プラセボ)を投与する。
3
27
コホート研究と比較した症例対照研究の特徴で正しいのはどれか。 1.研究期間が長い。 2.相対危険が直接計算できる。 3.まれな疾病の研究に適している。 4.事象の発生順序が明らかである。 5.情報の偏り(バイアス)が少ない。
3
28
症例対照研究の特徴で正しいのはどれか。 1. 多くの参加者が必要なため、まれな疾患への適用が困難である。 2.過去の記憶または既存資料に頼るため信頼性は落ちる。 3.正確な相対危険、寄与危険が算出可能である。 4.観察期間が長期となる。
2
29
系統誤差の原因はどれか。 1.マッチング 2.高い追跡率 3.低い抽出率 4.無作為化(割付) 5.検者間の測定差
5
30
マッチングで正しいのはどれか。 1.後向き調査では用いない。 2.層化解析の一種である。 3.交絡因子の制御法である。 4.年齢の影響は調整できない。
3
31
疾病のスクリーニングの要件で正しいのはどれか。 1.疾病の自然史が不明でも対象になる。 2.無症状の期間が無い疾病が対象となる。 3.治療方法が確立していなくても対象となる。 4.検査方法が、対象者より検者に受け入れやすい。 5.スクリーニング陽性者の確定診断の手技が確立している。
5
32
疾病の罹患群や非躍息群のスクリーニングの要件で正しいのはどれか。2つ選べ。 1.検査方法が対象者よりも測定者にとって受け入れやすい。 2.確定診断の手法が確立していない疾病も対象となる。 3.治療法が確立していない疾病も対象となる。 4.疾病予防対策の効率の向上が期待される。 5.測定者による結果の変動が少ない。
4, 5
33
検査で陽性と判定された人のうち実際に疾病を有している人の割合を示す指標はどれか。 1.特異性 2.敏感度 3.有効度 4.偽陽性率 5.陽性反応的中度
5
34
同じ集団における同一のスクリーニング検査で、基準値を変えて感度を上げた場合に上昇するのはどれか。 1.特異性 2.偽陽性率 3.偽陰性率 4.陰性者数
2
35
陽性反応的中度が上昇する理由で適切なのはどれか。 1.疾患の治療法が進歩した。 2.疾患の有病率が上昇した。 3.検査を受けた人数が増加した。 4.検査の感度は変わらず特異度が低下した。
2
36
法律に基づく全国の疾病登録があるのはどれか。 1.がん 2.糖尿病 3.脳卒中 4.慢性腎臓病 5.マイコプラズマ感染症
1
37
がん登録等の推進に関する法律(がん登録推進法)で正しいのはどれか。2つ選べ。 1.がん診療連携拠点病院を2次医療圏に整備する。 2.がん登録届出の際は患者の同意が必要である。 3.がんの罹患に関する情報のデータベース化は国が行う。 4.全国がん登録データベースは一般に公開されている。 5.病院には罹患情報の届出義務がある。
3, 5
38
健康日本21(第二次)で生活習慣病のリスクを高める1日の飲酒量の定義はどれか。ただし、日本酒換算で、日本酒1合は純エタノール20g 相当とする。 1.男性1合以上、女性0.5合以上 2.男性2合以上、女性 1合以上 3.男性2合以上、女性1.5合以上 4.男性3合以上、女性1.5合以上 5.男性3合以上、女性2合以上
2
39
平成30年(2018年)国民健康・栄養調査における 20歳以上の男女別の「現在習慣的に喫煙している者の割合」 で正しいのはどれか。 1.男性 39.0%女性 28.1% 2.男性 39.0% 女性 18.1% 3.男性 29.0% 女性 18.1% 4.男性 29.0% 女性8.1% 5.男性 19.0% 女性8.1%
4
40
成人男性の部位別にみた悪性新生物の年齢調整死亡率の推移のグラフを示す。 Aの一次予防として正しいのはどれか。 1.肥満予防 2.滅塩の推獎 3.野菜の摂取 4.受動喫煙防止 5.節度のある飲酒
4
41
がんと危険因子の組合せで正しいのはどれか。 1.胃がん一高塩分食 2.肺がんー運動不足 3.乳がんーヘリコバクター・ピロリ 4.肝臓がんーヒトパピローマウイルス
1
42
大腸がんの危険因子はどれか。 1.肥満 2.熱い飲食物 3.アフラトキシン 4.ヘリコバクター・ピロリ
1
43
平成28年(2016年)の国民健康・栄養調査の糖尿病に関する統計で正しいのはどれか。 1.糖尿病が強く疑われる者は約1,000万人である。 2.40歳以上で糖尿病が強く疑われる者の割合は、男性よりも女性が高い。 3.糖尿病が強く疑われる者のうち、糖尿病治療を受けている者の割合は40%以下である。 4.30歳以上で糖尿病が強く疑われる者の割合は、女性では年齢に関係なく一定である。
1
44
平成 29年(2017 年)の患者調査に基づく全国の傷病小分類別の年齢階級別外来受療率のグラフで2型糖尿病を示すのはどれか。
3
45
平成25年(2013年)6月末における精神疾患を有する者の入院者数が最も多い入院形態はどれか。 1.措置入院 2.任意入院 3.医療保護入院 4.緊急措置入院
2
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次の文を読み【問51-問1】、【問51-問2】、【問51-問3】に答えよ。 運動習慣の死亡率に対する影響の調査のために1万人を対象とした 10 年間のコホート研究を行った。本研究では、年齢、食習慣および経済状況など参加者の基礎的背景も併せて調査した。脱落者を除いた結果を表に示す。 運動習慣があることに対して、運動習慣がないことの疾患Aによる死亡に関する1万人対の寄与危険はどれか。 1.0.4 2.0.7 3.1.4 4.10 5.40
4
47
次の文を読み【問51-問1】、【問51-問2】、【問51-問3】に答えよ。 運動習慣の死亡率に対する影響の調査のために1万人を対象とした 10年間のコホート研究を行った。本研究では、年齢、食習慣および経済状況など参加者の基礎的背景も併せて調査した。脱落者を除いた結果を表に示す。 運動習慣と死亡との関連が最も強いのはどれか。 1.疾患A 2.疾患B 3.疾患C 4.その他の疾患
2
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次の文を読み【問51-問1】、【問51-問2】、【問51-問3】に答えよ。 運動習慣の死亡率に対する影響の調査のために1万人を対象とした 10年間のコホート研究を行った。本研究では、年齢、食習慣および経済状況など参加者の基礎的背景も併せて調査した。脱落者を除いた結果を表に示す。 参加者の基礎的等景を補正しても、「運動習慣あり」の方が死亡率は有意に低かった。しかし、この結果からは「運動すれば長生きできる」という結論を導くことはできない。 その理由はどれか。 1.介入研究ではない。 2.情報バイアスがある。 3.二重盲検がされていない。 4.平的余命で比較していない。
1