問題一覧
1
オーケストラスコアなどで、1つのパートを2つ以上のグループに分けて別々の声部を担当させるための指示。
ディヴィジ
2
楽曲で主題などを支持する部分。
提示部
3
テトラコルドともいう。4つの弦という意味で、両端の音を隔たりが完全4度をなす4音音階。
テトラコード
4
男声の高い声域を指す。
テノール
5
強弱法。ダイナミクスともいう。
デュナーミク
6
音の上下関係を置き換えること。
転回
7
曲の途中で調性が変わること。
転調
8
フレーズの途中などで一時的に別の調に入り込むこと。
一時的転調
9
曲の途中で調を転じ、そのまま転じた調を確保するもの。
本格的転調
10
曲の速さ。
テンポ
11
モチーフ。メロディを構成する最小単位。
動機
12
「全部」の意味。演奏している全ての奏者が同時に奏すること。ソロの対義語。
トゥッティ
13
古典派以降の複合三部形式で、主要部分にはさまれる中間部分のこと。
トリオ
14
「震える」の意味。同音あるいは複数の音を極めて細く反復する奏法。
トレモロ
15
スタッカート程には切らないが、各音の間に若干の切れ目を持たせる奏法。
ノン・レガート
16
ヴァイオリン属やハープ、ギター等弦楽器の特殊奏法による音。
ハーモニック
17
基音を鳴らしたとき、同時に発生する整数倍の振動数を持つ首のこと。
倍音
18
ビート。拍子を作る単位。一定の時間的間隔をもって数えられるもので、小節の中での拍の位置によりアクセントの強弱 (すなわち強/弱拍)が生まれ、その組合せにより各種の「拍子」が作られる。
拍
19
男声の声種のうち、最も低い音域のもの。
バス
20
踏してB.G.M.(ピー・ジー・エム)。背景音楽。
バックグラウンドミュージック
21
経過句。独立した楽想を成さない、経過的な音行群のこと。
パッセージ
22
口を閉じて募音で歌うこと。
ハミング
23
男声の声種で、テノールとバスの中間にあたる。
バリトン
24
全音階的音階に含まれる14種の音程以外のすべての音程をいう。
半音階的音程
25
ゼクヴェンツ、シークエンス。1つの短い楽句を同じ音型のまま異なった音高で何度か繰り返すこと。
反復進行
26
ヴァイオリンなどの弦楽器で、弓で弾く代りに指で弦をはじく発法。
ピチカート
27
半音より狭い音程のこと。全音を何等分するかにより、三分音、四分音、六分音などと呼ばれる。
微分音
28
一定数の拍がまとまって音楽の時間的な単位となり、リズムの骨格となるもの。強拍と弱拍が一定の周期で現れ、第1拍に心理的アクセントが置かれる。
拍子
29
2拍子系=各小節が「強-弱」のように感じられる指子。
単純拍子
30
同種の単純拍子をいくつか合わせて作った拍子。
複合拍子
31
特殊拍子ともいう。異なる単純拍子を組み合わせてできた拍子。
混合拍子
32
題や説明文によって表された文学・絵画・劇などの内容を、音で描写する音楽。
標題音楽
33
裏声。仮声(かせい)ともいう。
ファルセット
34
臨時に拍の進行を停止させ、音や休符を延長する記号。
フェルマータ
35
拍子のもつ拍数を満たしていない小節。アウフタクトで始まる曲の最初と最後の小節 に見られる。
不完全小節
36
不協和音程やそれを含む和音(不協和和音=長三和音や短三和音以外の三和音・四和 音)を指すが、聴く者の主観によって左右される。
不協和音
37
応用形式の1つで、三部形式を複雑化したもの。
複合三部形式
38
ダブルバー。譜表に垂直に引かれた、同じ太さの2本線のこと。拍子・調が変わるときや、楽曲の段落などに用いられる。
複縦線
39
旋律を、楽想の自然なまとまり (フレーズ)に何切ること。旋律の意味を明確にすることで、楽曲の解釈につながる。
フレージング
40
楽句。旋律の音楽的な段落で、ひとまとまりとなる部分をいう。
フレーズ
41
息つぎ、または息つぎする場所を指示する記号のこと。Vや,で示す。
ブレス
42
多声音楽の1つで、同じ旋律を多くの人が同時に演奏するとき、即興的な装飾などで音程やリズムにずれが生じる状態。民俗音楽に多く見られる。
ヘテロフォニー
43
ギリシャ語で 1.5 ないし2:3を意味する。
ヘミオラ
44
「美しい歌」の意味。18世紀イタリアで成立した歌唱法で、華麗で美しい声によるもの。
ベル・カント
45
アレンジ。一般的にはある楽曲を他の演奏形態に適するように書き換えること。
編曲
46
(1) 混合拍子のこと。 (2) 1小節または数小節ごとに拍子が変化すること。
変拍子
47
運弓法。弦楽器の運弓法。
ボーイング
48
ペダル音、オルゲルプンクトともいう。バス(高声部のこともある)の音が同じ音を長く続けて動かないもの。
保続音
49
音の垂直的な重ね方に重点を置いた音楽。
ホモフォニー
50
2声部以上で、旋律の独立的な横の流れに重点を置いた音楽。
ポリフォニー
51
対比性の強いリズム(異なる拍子やリズム)が、同時に用いられること。
ポリリズム
52
各音を柔らかく切る、スタッカートとレガートの中間の奏法。
ポルタート
53
ある音から次の音に移行するとき、滑らせるように音を運ぶこと。
ポルタメント
54
1音1音をはっきり、奏すること。marc. と略記。
マルカート
55
ギター奏法で、消音すること。
ミュート
56
アトナリティ。調性や中心音がはっきりしない音楽の状態をいう。
無調性
57
接続曲。(よく知られた)曲やメロディをつなぎ合わせ、1曲にしたもの。
メドレー
58
ラルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの編成による五重奏。
木管五重奏
59
ポリフォニー、ホモフォニーの対話で、単旋律の音楽形態を指す。
モノフォニー
60
普通の声と裏声をひんぱんに交替させる特殊な発声法。
ヨーデル
61
機準音(standand pich (英))ともいう。音楽で用いる音の高さを国際的に一致させるために定めた、特定の振動数の音。
440ヘルツ
62
示導動機。指導動機、主導動機ともいう。ワーグナーの楽劇に見られる作曲技法の1つ。
ライトモティーフ
63
歌謡形式、唱歌形式。形式で最も単純なものを指す。
リート形式
64
音楽の流れを構成する秩序ある運動。
リズム
65
曲の途中で音の高さを一時的に変える記号。
臨時記号
66
複数の声部で、同じ旋律を等間隔で順次に模倣しながら歌い続け、歌い終わった声部 は最初に戻り、これを何度も繰り返すもの。
輪唱
67
音の間に切れ目を感じさせないように、滑らかに奏すること。スラーによって示されることも多い。
レガート
68
古典派において重要な器楽形式。主題が副楽想をはさんで何度も回帰する構成をとる。
ロンドン形式