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司法・犯罪心理学
  • O P

  • 問題数 140 • 6/29/2024

    問題一覧

  • 1

    現象や事象などがそれに従って生起し、進展する決まり。社会秩序を維持するために、その社会の構成員の行為の基準として存在している規範の体系。裁判において適応され、国家の強制力を伴う。集団生活において、その秩序を維持するために必要とされる規範。

  • 2

    道徳・法律などの社会規範に反する行為。

  • 3

    罪や過ちに対するこらしめ。仕置き。

  • 4

    他から強制・妨害などを受けないで、行動や選択を自発的に決定しうる意志。

    自由意志

  • 5

    哲学で、一切の事象、特に自由と考えられている人間の意志やそれに基づく行為は、なんらかの原因によってあらかじめ全面的に決定されているとする説。

    決定論

  • 6

    行為者に対する責任非難ができない場合には、刑罰を科すべきではないとする法則。刑法上の「責任」とは、犯罪行為についてそれを行った者を避難しうること。法的な「非難」は、他の適法行為をすることができたのに違法行為をした場合に生じる。

    責任主義

  • 7

    それを禁じ、それをすると刑罰が与えられるとする法律を破る行為。

    犯罪行為

  • 8

    いかなる行為が犯罪とされ、これに対していかなる刑罰が科されるかが、あらかじめ法律によって定められていなければならないという近代刑法の原則。

    罪刑法定主義

  • 9

    ある行為が刑法上の犯罪の構成要件に該当するかどうかを判断する概念

    構成要件妥当性

  • 10

    違法性が除外される事情(違法性阻却事由)がないこと。

    違法性

  • 11

    通常であれば違法である行為が違法にならないような特別の事情。

    違法性阻却事由

  • 12

    その行為を行った者を非難できること。

    有責性

  • 13

    行為の内容は犯罪行為と同じだが、行為者に責任がない場合。心神喪失者や14歳未満の者による行為。

    触法行為

  • 14

    20歳未満(少年法が改定され、18歳未満となった、18・19歳は「特定少年」と呼ばれる。)の少年が行う犯罪や触法、および犯罪や触法を行うおそれのある状態。

    ぐ犯少年

  • 15

    ①保護者の正当な監督に服しない性癖のあること。 ②正当な理由なく家庭に寄り付かないこと。 ③犯罪性のある人もしくは不道徳な人と交際し、又はいかがわしい場所に出入りすること。 ④自己又は他人の徳性を害する性癖のあること。 ①から④のようなことが当てはまる状態をなんという?

    ぐ犯

  • 16

    他人に迷惑をかける行為。

    迷惑行為

  • 17

    法律違反に限らず、社会の規範から逸脱した行為。

    逸脱行為

  • 18

    社会的規範が失われ、社会が乱れて無統制になった状態。社会学者デュルケムが用い始めた語。

    アノミー

  • 19

    社会の構成員が共通して持っている追求すべき正当な目標。

    文化的目標

  • 20

    目標を達成するために社会的に広く認められた手段。

    制度的手段

  • 21

    文化的目標を追求するよう社会から要請されても、制度的手段が平等に配分されていないために緊張状態が生まれ、それが犯罪の原因となる。

    アノミー理論

  • 22

    逸脱行動は、親密な集団内でのコミュニケーションを通じて、学習によって獲得される。逸脱的な集団に属していれば、その中でのやり取りを通じて、個人は逸脱的な感覚や思考様式を身につける。

    分化的接触理論

  • 23

    周囲から「犯罪者」「逸脱者」というラベルを貼られることが犯罪の原因となるという理論。

    ラベリング理論

  • 24

    恥辱。汚名。負の印。名折れ。烙印。

    スティグマ

  • 25

    心臓の動きの促進、血管の収縮、胃腸の働きの抑制、瞳孔の散大などの作用がある。

    交感神経系

  • 26

    交感神経系と拮抗的に働き、心臓に対しては抑制、胃腸に対しては促進の作用をする。

    副交感神経系

  • 27

    人間や動物の行動を支えている色々な機能を受け持つ中枢が大脳の特定の部分にそれぞれ存在しているという考え方。

    機能局在論

  • 28

    脳は様々な領域同士が結びつき、巨大なネットワークを構成しているという考え方。

    ネットワーク論

  • 29

    道徳感情、意思決定、責任感における1つ以上の部位(=ネットワーク、神経回路)における構造的・機能的な障害のために反社会的な行動が発生する。

    神経道徳理論

  • 30

    (一卵性および二卵生)双生児や養子や兄弟などを対象に、遺伝と環境の相対的な影響力を検討する研究方法。

    行動遺伝学的研究

  • 31

    DNAの塩基配列の違いを意味する遺伝子多型(遺伝子の個体差で、出現頻度が1%以上のもの)と、行動や病気などとの関連を検討する研究。

    遺伝子研究

  • 32

    利己性や希薄な感情を代表とする対人的・感情的側面(一次性サイコパシー)と衝動性のような行動的側面(二次性サイコパシー)を持つ特性。

    サイコパシー

  • 33

    サイコパシー、マキャベリズム、ナルシシズムの総称。

    ダークトライアド

  • 34

    表面的には非常に魅力的だが、他者への共感性が低く、良心の呵責を感じにくく、冷淡で利己的である一方、衝動的で反社会的であり、欲求をかなえるために嘘をついたり人を操ったりする人。

    サイコパス

  • 35

    社会の規範を破り、他人を欺いたり権利を侵害したりすることに罪悪感を持たない障害。

    反社会性パーソナリティ障害

  • 36

    知能の程度を示す指数。知能検査で測定した知能年齢(精神年齢)を暦年齢(実際の年齢)で除し、それに100を乗じたもの。

    IQ

  • 37

    知能検査によって確かめられる知的機能の欠陥が発達期(概ね18歳まで)に生じる。有病率は一般人口の約1%。

    知的障害

  • 38

    人格は5つの要素の組み合わせで構成されるとする、ゴールドバーグが提唱した特性論。

    ビッグファイブ

  • 39

    歪んだ認知によって、実際にはない敵意を感じ取ってしまっている状態、ある人が他人の曖昧な行動について、それを好意的ではなく敵対的と解釈するバイアス。

    敵意的帰属バイアス

  • 40

    親友や仲間からのコミュニケーションによる強化が非行・問題行動傾向を助長させ、さらには適切な社会的スキルを学ぶ機会を減少させる。

    逸脱性のトレーニング理論

  • 41

    窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ゴミが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論。軽犯罪を取り締まることで、犯罪全般を抑止できるとする。

    割れ窓理論

  • 42

    犯行現場の状況、犯行の手段、被害者等に関する情報や資料を、統計データや心理学的手法等を用い、また情報分析支援システム等を活用して分析・評価することにより、反抗の連続性の推定、犯人の年齢層、生活様式、職業、前歴、移住値等の推定や次回の犯行の予測を行うもの。

    犯罪者プロファイリング

  • 43

    犯行の連続性(同一犯による犯行か否か)の推定をすること。

    事件リンク分析

  • 44

    犯人属性(年齢層、生活様式、職業、前歴など)の推定

    犯人像推定

  • 45

    犯人の活動拠点の推定、次回以降の犯行の発生エリア等の予測

    地理的プロファイリング

  • 46

    不同意性交、性的殺人、連続殺人、放火などの凶悪事件が主な対象のプロファイリング方法。

    FBI方式

  • 47

    犯行形態を何種類かのカテゴリーに分類し,それぞれのカテゴリーの犯人の典型的な属性を記したリストを基に推測を行なっていくプロファイリング方法。

    FBI方式

  • 48

    犯人が取った行動と行動の間の相関や行動と属性の相関を多次元尺度構成法などを使用してマッピングし,そのマップを利用して分析を行なっていくプロファイリング方式。

    リバプール方式

  • 49

    プロファイリングの視点は、大きくわけて3つある。同一犯による異なる事件間の犯行行動(時間帯、場所、対象、移動手段、準備運動など)には一貫性があることを、「行動の○○」という。

    一貫性

  • 50

    プロファイリングの視点は、大きくわけて3つある。類似した犯行行動をする犯罪者たちは、類似した属性を持つ、これを「行動の○○」という。

    相同性

  • 51

    プロファイリングの視点は、大きくわけて3つある。犯罪は合目的であり、犯罪者は目標達成のために、合理的な意思決定を行う、このことを「行動の○○」という。

    合理性

  • 52

    同一犯によるものと考えられる連続事件について、犯行の地理的な情報から、移住地や勤務先などの活動拠点、犯行時に利用する移動手段や経路、将来の犯行エリアを推定する手法。

    地理的プロファイリング

  • 53

    人間の活動空間は、移住・雇用・商業娯楽といった主な活動場所(ノード)とそれらを結ぶ道路網(パス)で示すことが可能であり、犯罪はこれらの場所および近傍で発生する。

    犯罪パターン理論

  • 54

    主な幾何学図形による推定。犯行地点の内、最も離れている2点間を結ぶ線を直径とする円内に、犯罪者の活動拠点が含まれているとする仮説。

    サークル仮説

  • 55

    主な幾何学図形による推定。各犯行地点との距離総和が最小となる地点(最小距離中心)を中心とし、同中心と犯行地の平均距離を半径とした円内に、犯罪者の活動拠点が含まれているとするモデル。

    疑惑領域モデル

  • 56

    特定の事件に関する記憶(認識)の有無を調べることが目的、事件に関する項目(裁決項目)とその項目と概念的に同じ範疇にある事件とは無関連な複数の項目(非採決項目)を質問形式で尋ね、各質問に対する生理反応の違い(弁別的反応の有無)から、非検査者が特定の事件に関する記憶(認識)を有しているか否かを推定する。

    隠匿情報検査

  • 57

    犯罪の事実を示す項目(裁決項目)と、事実とは異なるが裁決項目と同じカテゴリの項目(非裁決項目)とをランダムに呈示し、それぞれの項目に対する反応の違いから、被検査者が事件に関する知識を有しているかどうかを検討する方法。

    隠匿情報検査

  • 58

    検査をする前に事件の状況を調査し,あらかじめ,犯人ならば知っているはずだが,犯人でなければ知らない犯行に関する項目を探し出し,被検査者が,その項目を他の項目の中から識別できるかどうかを生理学的指標を手がかりに探っていく方法。事前情報がある場合に使われる。

    裁決質問法

  • 59

    皮膚電気活動や呼吸、心拍などを同時に測定し、その結果をもとに、特に犯罪捜査などの事情聴取の過程で、特定の事実について知っているか否かを鑑別する手がかりとする検査。

    ポリグラフ検査

  • 60

    人間は知覚した情報の保持先として「感覚記憶 短期記憶 長期記憶」という3つの貯蔵庫と順に進むプロセスがあり、最終的には長期記憶へと記憶していくことを表した理論。

    マルチストアモデル

  • 61

    覚醒レベルと学習のパフォーマンスとの間に見られる逆U字型の関係。ストレスと知覚や記憶のパフォーマンスとの間にも成立することが分かっている。

    ヤーキース=ドットソンの法則

  • 62

    凶器が存在する事件では、凶器以外の事件に関する記憶成績が下がる。

    凶器注目効果

  • 63

    同じ事柄を再び覚えるのに要した時間や回数の短縮率。

    エビングハウスの忘却曲線

  • 64

    事件発生時から目撃者が事情聴取を受けるまでの期間が長くなればなるほど、出来事の詳細は忘れられる。

    忘却

  • 65

    目撃した出来事の後に誤誘導するような事後の情報に目撃者がさらされると、目撃者の記憶が汚染され、記憶の正確性が減少する可能性が高くなる。

    事後情報効果

  • 66

    同じ出来事を目的した人同士が話し合うことによって、他の目撃者から得られた情報を自身の記憶の中に取り込み、個々人の記憶の報告が似てくる。

    記憶の同調

  • 67

    質問方法の分類についての問題である。「〜について話してください。」「〜について説明してください。」といった質問をなんという?

    自由再生質問

  • 68

    質問方法の分類についての問題である。「誰ですか」「いつですか」「どこですか」といった質問をなんという?

    焦点化質問

  • 69

    質問方法の分類についての問題である。「犯人の車の色は、黒でしたか?白でしたか?それとも別の色でしたか?」といった質問をなんという?

    選択式質問

  • 70

    質問方法の分類についての問題である。「犯人は男性でしたか」といった質問をなんという?

    はい・いいえ質問

  • 71

    質問方法の分類についての問題である。「犯人の服の色は黒色でしたよね」といった質問をなんという?

    誘導質問

  • 72

    虚偽検出の手がかりとして被疑者の不安を高める方法。虚偽自白に導くリスクが高い。

    リードテクニック

  • 73

    被疑者に敬意を持つ、ラポールを構築・維持し、オープン質問を利用し、誘導質問をさけるためのきまり。

    PEACEモデル

  • 74

    自身が行っていない犯罪について、(部分的または完全に)警察に罪を認めたり、自らの責任を取る供述をしたりすること。

    虚偽自白

  • 75

    他者の行動が示唆する内容を受容したり、それに基づいて、行動したりする傾向。

    被誘導性

  • 76

    被誘導性の二側面の一つ。誘導的な質問に従ってしまう傾向。

    服従

  • 77

    被誘導性の二側面の一つ。批判や否定的フィードバックによって回答を変える傾向。

    変更

  • 78

    人をある立場から評価して、それに対応した取り扱いをすること。また、その取り扱い方。

    処遇

  • 79

    犯罪者処遇において、刑務所等の矯正施設において、犯罪者に対してなされる教育。

    矯正教育

  • 80

    犯罪者処遇において、犯罪者の社会復帰を促進するために社会内で行われる公共的な活動一般。

    更生教育

  • 81

    欠点、悪習などを正常な状態に戻すこと。刑務所・少年院などに収容されている人たちの改善更生のための処遇を行うこと。

    矯正

  • 82

    自由刑(自由の剥奪を内容とする刑)を執行すること。

    行刑

  • 83

    (a)再犯リスクの高さに応じ、(b)再犯を誘発する要因に焦点を当て、(c)犯罪者に適 合するように実施することを重視する犯罪者処遇のモデル。

    RNRモデル

  • 84

    RNRモデルにおいて、処遇の密度を犯罪者の犯罪リスクに合わせる原則。

    リスク原則

  • 85

    RNRモデルにおいて、処遇は、適切に評価した犯罪誘発要因を目標に定めて行う原則。

    ニード原則

  • 86

    RNRモデルにおいて、処遇方法は、犯罪者の学習効果を最大限にするものであるとする原則。

    応答性原則

  • 87

    再犯リスク管理よりも、犯罪者本人が得ようとした基本財を、社会的に受容され、本人も満足できる形で実現させるために、長所を生かし、必要なスキルを身につけさせることに重点を置いた処遇を行うこと。

    GLモデル

  • 88

    刑務所、少年刑務所、拘置所を合わせて「○○○○」という。

    刑事施設

  • 89

    刑務所・少年刑務所・拘置所・少年院・少年鑑別所・婦人補導院のこと。

    矯正施設

  • 90

    受刑者の処遇は,刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律において,その者の資質及び環境に応じ,その自覚に訴え,改善 更生の意欲の喚起及び社会生活に適応する能力の育成を図ることを旨として行うものと規定されています。この受刑者処遇の原則を達成するため,受刑者には,作業,改善指導及び教科指導の3つの柱で構成される○○○○が行われます。

    矯正処遇

  • 91

    刑務○○は,受刑者に規則正しい勤労生活を行わせることにより,その心身の健康を維持し,勤労意欲を養成し,規律ある生活態度及び共同生活における自己の役割・責任を自覚させるとともに,職業的知識及び技能を付与することにより,その社会復帰を促進することを目的としている。

    作業

  • 92

    ○○○○は,受刑者に犯罪の責任を自覚させ,社会生活に適応するのに必要な知識や生活態度を習得させるために必要な指導を行う。

    改善指導

  • 93

    受刑者の中には,義務教育を修了していない者あるいは修了していても学力が不十分である者も少なくありません。そこで,社会生活の基礎となる学力を欠くことにより改善更生や円滑な社会復帰に支障があると認められる受刑者に対しては,小学校又は中学校の教科の内容に準ずる指導を行っています。また,学力の向上を図ることが円滑な社会復帰に特に資すると認められる受刑者に対しては,その学力に応じて,高等学校又は大学で行う教育の内容に準ずる指導を行うことができます。

    教科指導

  • 94

    ○○○は、法令に違反し、裁判の結果、刑罰に服することとなった受刑者を収監し就職訓練などの処遇を行う刑事施設である。

    刑務所

  • 95

    16歳以上20歳未満の少年で、懲役または禁錮の言い渡しを受けた者を収容し矯正するための刑務所。

    少年刑務所

  • 96

    刑事施設の一種で刑事被告人,引致状により留置した者および死刑の言渡しを受けた者を拘禁する場所。

    拘置所

  • 97

    ○○○は、家庭裁判所から保護処分として送致された少年に対し、その健全な育成を図ることを目的として、矯正教育や社会復帰支援等を行う法務省所管の施設です。

    少年院

  • 98

    ○○○○○は、①家庭裁判所等の求めに応じ、鑑別を行うこと、②観護の措置の決定が執られて収容している者等に対して、観護処遇を行うこと、③地域社会における非行及び犯罪の防止に関する援助を行うことを目的とする、法務省所管の施設。

    少年鑑別所

  • 99

    ○○○○○とは、売春防止法第17条に基づく補導処分がなされた満20歳以上の女子を収容し、これを更生させるために補導を行う施設であり、法務省の設置する矯正施設の一つであった。

    婦人補導院

  • 100

    刑事施設等での施設内処遇と対比し、社会において犯罪者や非行少年の改善更生や再犯防止に取り組む処遇。

    社会内処遇