問題一覧
1
犯人の活動拠点の推定、次回以降の犯行の発生エリア等の予測
地理的プロファイリング
2
実際には発生頻度が低い殺人や誘拐などの発生頻度を過大に推定し、実際には発生頻度が高い窃盗や空き巣の発生頻度を過小に推定することをなんという?
犯罪リスク認知におけるバイアス
3
死別の急性期に見られる強い悲嘆反応が長期的に持続し、社会生活や精神健康等重要な障害を期している状態。
持続性複雑死別障害
4
(一卵性および二卵生)双生児や養子や兄弟などを対象に、遺伝と環境の相対的な影響力を検討する研究方法。
行動遺伝学的研究
5
少年やその保護者と面接し、非行の経験、家庭環境、生育史について調査する。心理検査を実施したり、学校の先生から話を聞いたり、少年宅を訪問したりなどもして、どうして非行に至ったのかという非行メカニズムを解明し、再非行防止のための処遇意見を付した少年調査票を裁判官に提出する人。
家庭裁判所調査官
6
○○○は、家庭裁判所から保護処分として送致された少年に対し、その健全な育成を図ることを目的として、矯正教育や社会復帰支援等を行う法務省所管の施設です。
少年院
7
RNRモデルにおいて、処遇の密度を犯罪者の犯罪リスクに合わせる原則。
リスク原則
8
実際の犯罪水準や知覚された犯罪不安を減少させるために企画された対策すべてをなんという?
犯罪予防
9
人をある立場から評価して、それに対応した取り扱いをすること。また、その取り扱い方。
処遇
10
悲嘆が慢性化・長期化して、その影響が身体症状として現れ、日常生活に支障をきたすことをなんという?
外傷性悲嘆
11
罪や過ちに対するこらしめ。仕置き。
罰
12
恥辱。汚名。負の印。名折れ。烙印。
スティグマ
13
質問方法の分類についての問題である。「犯人の車の色は、黒でしたか?白でしたか?それとも別の色でしたか?」といった質問をなんという?
選択式質問
14
社会的規範が失われ、社会が乱れて無統制になった状態。社会学者デュルケムが用い始めた語。
アノミー
15
特定の事件に関する記憶(認識)の有無を調べることが目的、事件に関する項目(裁決項目)とその項目と概念的に同じ範疇にある事件とは無関連な複数の項目(非採決項目)を質問形式で尋ね、各質問に対する生理反応の違い(弁別的反応の有無)から、非検査者が特定の事件に関する記憶(認識)を有しているか否かを推定する。
隠匿情報検査
16
事件発生時から目撃者が事情聴取を受けるまでの期間が長くなればなるほど、出来事の詳細は忘れられる。
忘却
17
自身が行っていない犯罪について、(部分的または完全に)警察に罪を認めたり、自らの責任を取る供述をしたりすること。
虚偽自白
18
凶器が存在する事件では、凶器以外の事件に関する記憶成績が下がる。
凶器注目効果
19
犯罪や犯罪を連想するようなシンボルへの恐れや不安などの感情的な反応。
犯罪不安
20
PTSDの症状で、トラウマとなる体験が蘇る、フラッシュバックすることをなんという?
侵入症状
21
知能検査によって確かめられる知的機能の欠陥が発達期(概ね18歳まで)に生じる。有病率は一般人口の約1%。
知的障害
22
少年法により定められる、家庭裁判所の審判に付すべき「非行のある少年」。20歳未満の者(性別は不問)をいい、講学上、犯罪少年、触法少年および虞犯(ぐはん)少年に区別される。
非行少年
23
犯罪の被害に遭う確率や程度に対する主観的な見積もり(認知的な判断)。
犯罪リスク認知
24
現象や事象などがそれに従って生起し、進展する決まり。社会秩序を維持するために、その社会の構成員の行為の基準として存在している規範の体系。裁判において適応され、国家の強制力を伴う。集団生活において、その秩序を維持するために必要とされる規範。
法
25
いかなる行為が犯罪とされ、これに対していかなる刑罰が科されるかが、あらかじめ法律によって定められていなければならないという近代刑法の原則。
罪刑法定主義
26
犯行企画者、標的、場所、が時空間的に同時に存在し、それぞれを適切に統制・監督する主体(行動規制者、監視者、管理者)も適切に機能しない場合に犯罪が起きる(可能性が高くなる)ことをなんという?
犯罪の三角形モデル
27
人間や動物の行動を支えている色々な機能を受け持つ中枢が大脳の特定の部分にそれぞれ存在しているという考え方。
機能局在論
28
動機づけられた犯行企画者、格好の標的、有能な監視者の不在、という3つの条件が時空間的に同時に存在する場合に犯罪が起きる(可能性が高くなる)。
日常活動理論
29
質問方法の分類についての問題である。「犯人の服の色は黒色でしたよね」といった質問をなんという?
誘導質問
30
受刑者の処遇は,刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律において,その者の資質及び環境に応じ,その自覚に訴え,改善 更生の意欲の喚起及び社会生活に適応する能力の育成を図ることを旨として行うものと規定されています。この受刑者処遇の原則を達成するため,受刑者には,作業,改善指導及び教科指導の3つの柱で構成される○○○○が行われます。
矯正処遇
31
地域性・民間性をもつボランティアで、保護観察を行う人。
保護司
32
それを禁じ、それをすると刑罰が与えられるとする法律を破る行為。
犯罪行為
33
基礎体力の向上。
体育指導
34
違法性が除外される事情(違法性阻却事由)がないこと。
違法性
35
心理学・教育学・社会学等の専門的知識をもつ国家公務員で、保護観察を行う人。
保護観察官
36
審判の処分決定後に、その後の処遇経過を踏まえた課題の分析、今後の処遇方針の策定に資することを目的とした鑑別。
処遇鑑別
37
ある行為が刑法上の犯罪の構成要件に該当するかどうかを判断する概念
構成要件妥当性
38
プロファイリングの視点は、大きくわけて3つある。同一犯による異なる事件間の犯行行動(時間帯、場所、対象、移動手段、準備運動など)には一貫性があることを、「行動の○○」という。
一貫性
39
犯人が取った行動と行動の間の相関や行動と属性の相関を多次元尺度構成法などを使用してマッピングし,そのマップを利用して分析を行なっていくプロファイリング方式。
リバプール方式
40
その行為を行った者を非難できること。
有責性
41
犯行現場の状況、犯行の手段、被害者等に関する情報や資料を、統計データや心理学的手法等を用い、また情報分析支援システム等を活用して分析・評価することにより、反抗の連続性の推定、犯人の年齢層、生活様式、職業、前歴、移住値等の推定や次回の犯行の予測を行うもの。
犯罪者プロファイリング
42
同じ出来事を目的した人同士が話し合うことによって、他の目撃者から得られた情報を自身の記憶の中に取り込み、個々人の記憶の報告が似てくる。
記憶の同調
43
道徳・法律などの社会規範に反する行為。
罪
44
逸脱行動は、親密な集団内でのコミュニケーションを通じて、学習によって獲得される。逸脱的な集団に属していれば、その中でのやり取りを通じて、個人は逸脱的な感覚や思考様式を身につける。
分化的接触理論
45
○○○○○とは、売春防止法第17条に基づく補導処分がなされた満20歳以上の女子を収容し、これを更生させるために補導を行う施設であり、法務省の設置する矯正施設の一つであった。
婦人補導院
46
社会の構成員が共通して持っている追求すべき正当な目標。
文化的目標
47
他から強制・妨害などを受けないで、行動や選択を自発的に決定しうる意志。
自由意志
48
不同意性交、性的殺人、連続殺人、放火などの凶悪事件が主な対象のプロファイリング方法。
FBI方式
49
○○○は、法令に違反し、裁判の結果、刑罰に服することとなった受刑者を収監し就職訓練などの処遇を行う刑事施設である。
刑務所
50
周囲から「犯罪者」「逸脱者」というラベルを貼られることが犯罪の原因となるという理論。
ラベリング理論
51
DNAの塩基配列の違いを意味する遺伝子多型(遺伝子の個体差で、出現頻度が1%以上のもの)と、行動や病気などとの関連を検討する研究。
遺伝子研究
52
○○○○とは、犯罪をした人または非行のある少年が、社会の中で更生するように、保護観察官及び保護司による指導と支援を行うものである。
保護観察
53
被誘導性の二側面の一つ。誘導的な質問に従ってしまう傾向。
服従
54
自由刑(自由の剥奪を内容とする刑)を執行すること。
行刑
55
質問方法の分類についての問題である。「犯人は男性でしたか」といった質問をなんという?
はい・いいえ質問
56
犯行の連続性(同一犯による犯行か否か)の推定をすること。
事件リンク分析
57
主な幾何学図形による推定。犯行地点の内、最も離れている2点間を結ぶ線を直径とする円内に、犯罪者の活動拠点が含まれているとする仮説。
サークル仮説
58
20歳未満(少年法が改定され、18歳未満となった、18・19歳は「特定少年」と呼ばれる。)の少年が行う犯罪や触法、および犯罪や触法を行うおそれのある状態。
ぐ犯少年
59
哲学で、一切の事象、特に自由と考えられている人間の意志やそれに基づく行為は、なんらかの原因によってあらかじめ全面的に決定されているとする説。
決定論
60
親友や仲間からのコミュニケーションによる強化が非行・問題行動傾向を助長させ、さらには適切な社会的スキルを学ぶ機会を減少させる。
逸脱性のトレーニング理論
61
歪んだ認知によって、実際にはない敵意を感じ取ってしまっている状態、ある人が他人の曖昧な行動について、それを好意的ではなく敵対的と解釈するバイアス。
敵意的帰属バイアス
62
○○○○○は、①家庭裁判所等の求めに応じ、鑑別を行うこと、②観護の措置の決定が執られて収容している者等に対して、観護処遇を行うこと、③地域社会における非行及び犯罪の防止に関する援助を行うことを目的とする、法務省所管の施設。
少年鑑別所
63
勤労意欲の喚起、職業上有用な知識・技能の取得。
職業指導
64
16歳以上20歳未満の少年で、懲役または禁錮の言い渡しを受けた者を収容し矯正するための刑務所。
少年刑務所
65
サイコパシー、マキャベリズム、ナルシシズムの総称。
ダークトライアド
66
同じ事柄を再び覚えるのに要した時間や回数の短縮率。
エビングハウスの忘却曲線
67
表面的には非常に魅力的だが、他者への共感性が低く、良心の呵責を感じにくく、冷淡で利己的である一方、衝動的で反社会的であり、欲求をかなえるために嘘をついたり人を操ったりする人。
サイコパス
68
他者の行動が示唆する内容を受容したり、それに基づいて、行動したりする傾向。
被誘導性
69
脳は様々な領域同士が結びつき、巨大なネットワークを構成しているという考え方。
ネットワーク論
70
社会貢献活動、野外活動、音楽の実施。
特別活動指導
71
他人に迷惑をかける行為。
迷惑行為
72
利己性や希薄な感情を代表とする対人的・感情的側面(一次性サイコパシー)と衝動性のような行動的側面(二次性サイコパシー)を持つ特性。
サイコパシー
73
家庭裁判所から保護処分として送致された少年に対し、その健全な育成を図ることを目的として矯正教育、社会復帰支援等を行う施設。
少年院
74
プロファイリングの視点は、大きくわけて3つある。類似した犯行行動をする犯罪者たちは、類似した属性を持つ、これを「行動の○○」という。
相同性
75
犯罪をした者等の自立及び社会復帰に協力することを目的として、犯罪をした者等を雇用し、又は雇用しようとする民間の事業主の方々。
協力雇用主
76
社会の成員によって承認され、かつ実現される倫理的諸価値ないし規範の総体。その原理は、主観的内面的規範原理として、主体のうちに現れる自然的本能、自己保存の欲求、名誉欲、権力欲、所有欲の利己的、本能的欲求と正義、真理、愛、信頼、平等、国益などの普遍的ないし社会的諸価値の対立あるいは現実と理想の相克を調整し、社会的成員にふさわしい行為を選択するようにしむける。
道徳
77
14歳以上の犯罪行為をした少年
犯罪少年
78
犯罪被害の影響を受けた結果、生活に支障をきたしたり、社会復帰出来ない状況に陥ること。
三次被害
79
刑務所、少年刑務所、拘置所を合わせて「○○○○」という。
刑事施設
80
通常であれば違法である行為が違法にならないような特別の事情。
違法性阻却事由
81
RNRモデルにおいて、処遇は、適切に評価した犯罪誘発要因を目標に定めて行う原則。
ニード原則
82
被害の影響において、休職や休学、収入の減少、医療・裁判関係費用の出費、刑事司法やメディアなどから受ける精神的な負担や苦痛。
二次被害
83
犯行形態を何種類かのカテゴリーに分類し,それぞれのカテゴリーの犯人の典型的な属性を記したリストを基に推測を行なっていくプロファイリング方法。
FBI方式
84
非行少年の再非行を防止することを目的として、少年が本当に非行を犯したかどうかを確認の上、非行の内容や少年の抱える問題性に応じた再非行防止のための適切な処分を選択するための手続き。
少年審判
85
14歳未満で刑罰法令に触れる行為をした少年。
触法少年
86
社会の規範を破り、他人を欺いたり権利を侵害したりすることに罪悪感を持たない障害。
反社会性パーソナリティ障害
87
目標を達成するために社会的に広く認められた手段。
制度的手段
88
基礎学力の向上、義務教育、高校卒業程度認定試験受験指導。
教科指導
89
善良な社会人として自立した生活を営むための知識、生活程度の取得を指導すること。
生活指導
90
RNRモデルにおいて、処遇方法は、犯罪者の学習効果を最大限にするものであるとする原則。
応答性原則
91
犯罪者処遇において、刑務所等の矯正施設において、犯罪者に対してなされる教育。
矯正教育
92
法律違反に限らず、社会の規範から逸脱した行為。
逸脱行為
93
少年にどのような処遇等、処分を行うことが再非行を防止する上で最も適切であるかを検討し、審判を行うか否か、審判を行った場合にはその処分をどうするかなどについて決定する場所。
家庭裁判所
94
行為の内容は犯罪行為と同じだが、行為者に責任がない場合。心神喪失者や14歳未満の者による行為。
触法行為
95
検査をする前に事件の状況を調査し,あらかじめ,犯人ならば知っているはずだが,犯人でなければ知らない犯行に関する項目を探し出し,被検査者が,その項目を他の項目の中から識別できるかどうかを生理学的指標を手がかりに探っていく方法。事前情報がある場合に使われる。
裁決質問法
96
覚醒レベルと学習のパフォーマンスとの間に見られる逆U字型の関係。ストレスと知覚や記憶のパフォーマンスとの間にも成立することが分かっている。
ヤーキース=ドットソンの法則
97
交感神経系と拮抗的に働き、心臓に対しては抑制、胃腸に対しては促進の作用をする。
副交感神経系
98
受刑者の中には,義務教育を修了していない者あるいは修了していても学力が不十分である者も少なくありません。そこで,社会生活の基礎となる学力を欠くことにより改善更生や円滑な社会復帰に支障があると認められる受刑者に対しては,小学校又は中学校の教科の内容に準ずる指導を行っています。また,学力の向上を図ることが円滑な社会復帰に特に資すると認められる受刑者に対しては,その学力に応じて,高等学校又は大学で行う教育の内容に準ずる指導を行うことができます。
教科指導
99
質問方法の分類についての問題である。「誰ですか」「いつですか」「どこですか」といった質問をなんという?
焦点化質問
100
目撃した出来事の後に誤誘導するような事後の情報に目撃者がさらされると、目撃者の記憶が汚染され、記憶の正確性が減少する可能性が高くなる。
事後情報効果