問題一覧
1
胎児循環では生後の血行と異なる以下の経路がある。 ①肺呼吸が行われていないために、肺動脈の血液はほとんど(1)を通って(2)に流れ込む。肺に行く血液は10%足らずである。(3)と(4)からの酸素に乏しい血液は、(5)からの少量の血液と混ざり、(6)に入る。肺動脈と大動脈を結ぶ(7)は、頭部と上肢に血液を送る動脈((8)、(9)、(10))の分岐部位よりも(11)に開口する。この位置関係の意味は、酸素に富む血液を上肢と頭部に送るためである。
動脈管, 大動脈弓, 上大静脈, 冠状静脈洞, 下大静脈, 右心房, 動脈管, 腕頭動脈, 左総頚動脈, 左鎖骨下動脈, 遠位
2
心房中隔に(1)という穴が開いていて、(2)から右心房に戻ってきた酸素に富む血液はここを通って(3)に入る。(3)から(4)を通り(5)を経て、(6)からは上肢と頭部に血液を送る血管が分岐する。それゆえ頭部と上肢には酸素に富む血液が送られる。
卵円孔, 下大静脈, 左心房, 左心室, 上行大動脈, 大動脈弓
3
(1)上皮…(2)、血管、リンパ管の内腔を覆う
単層扁平, 心臓
4
(1)上皮…(2)や消化管の表面を覆う (3)上皮…(4)や吸収を行う
単層立方, 腺, 単層円柱, 分泌
5
(1)上皮…(2)の管腔を覆う
多列円柱, 気道
6
(1)上皮…(2)、口腔、咽頭の大部分を覆う。(3)や裂け目を防ぐ。 (4)上皮…生殖器官に見られる
重層扁平, 皮膚, 摩滅
7
(1)上皮…(2) 膨張と収縮する部位 (3)上皮 (4)…(5)が内部に陥凹した袋状のものから生じる。体腔や皮膚の表面に開口している管を持つ。汗腺、乳腺、膵管などがある。 (6)…発生の途中で(7)を失う。血管により運搬される。甲状腺、下垂体、副腎などがある。
移行, 膀胱, 腺, 外分泌腺, 上皮組織, 内分泌腺, 導管
8
(1)(血液を含む)は体の支持と結合に働いている。 (2)…組織と組織を結合したり、すきまを埋める。(3)や弾力のある(4)が主体である。この組織の中には多量の脂肪が含まれる。 (5)…(6)を主体としている。線維の配列が密で、そのため強靭な組織である。(7)や(8)を構成している。また(8)として皮膚の上皮層を保持している。
結合組織, 疎性結合組織, 膠原線維, 弾性線維, 緻密結合組織, 膠原線維, 靭帯, 腱
9
軟骨組織 軟骨は膠質の基質からなり、そこには(1)と(2)が埋まっている。 (3)…関節軟骨、肋軟骨、鼻の軟骨、気管の軟骨などがある (4)…耳介の軟骨、喉頭蓋の軟骨がある (5)…恥骨結合、椎間円板などがある
膠原線維, 軟骨細胞, 硝子軟骨, 弾性軟骨, 線維軟骨
10
骨組織 骨を作っている硬い組織である。細胞間質は豊富な(1)のほかに(2)を多量に含んでいる。
膠原線維, 炭酸カルシウム
11
血液 血液は液性細胞間物質の中に細胞および細胞質の破片を浮遊させている組織である。液性の細胞間物質は(1)で、(1)から凝血因子が除かれた液性成分が(2)である。 (3)(8μm、酸素および炭酸ガスの運搬、寿命は(4)日、脾臓、肝臓などで破壊される。男(5)万、女(6)万) (7)(核や細胞小器官を持つ、1mm3につき(8))
血漿, 血清, 赤血球, 120, 500, 450, 白血球, 5000-9000
12
(1)…リンパ節、胸腺、脾臓、骨髄から作られる。(2)に関与している (3)…細菌を貪食する能力をもち、(4)にあたる (5)…細菌を補足し(6)する。 (7)…(8)の際に増殖する。 好塩基球 (9)(直径2-4μm、1mm3につき20-40万、止血機構に主な役割をはたす) (10)(全血総量の55%を占める)
リンパ球, 免疫, 単球, 生体の防御, 好中球, 殺菌, 好酸球, アレルギー反応, 血小板, 血漿
13
筋組織 筋組織は構造と機能の上から骨格筋、心筋、および平滑筋の3種類に区分されている。 骨格筋お心筋には(1)がみられるが平滑筋にはない。骨格筋は(2)であるが、心筋と平滑筋は(3)である。
横紋, 随意筋, 不随意筋
14
(1)…細長い円柱状で(2)を有している細胞である。通常、(3)や(4)に付着し、骨と共同して運動を起こす。 (5)…この細胞には横紋がみられる。1-2個の核は線維の中央に存在する。心筋線維どうしは(6)と呼ばれる細胞間結合装置で連結されている。 (7)…横紋を持たない。核は筋繊維の中央に一個認められる。平滑筋線維は(8)や(9)、(10)にみられる。
骨格筋, 多数の核, 骨, 腱, 心筋, 介在板, 平滑筋, 血管壁, 呼吸器, 消化器
15
神経組織 (1)、(2)とそれらから伸びだしている(3)とを作っている組織である。神経細胞は(4)という特別な機能をもつ細胞である。神経細胞は2種類の突起を持っている。興奮を細胞体の方へ伝えるのが(5)で、興奮を細胞体から遠くへ伝えるものが(6)である。ひとつの神経細胞を(7)という。神経細胞の突起は(8)という鞘に包まれている。神経細胞の突起は(9)と呼ばれる。(9)はある間隔ごとにくびれており、ここを(10)という。(8)をもつものを(11)、もたないものを(12)とよぶ。中枢神経の神経組織には神経細胞と突起だけではなく、それを支持する(13)と呼ばれる細胞がある。
脳, 脊髄, 末梢神経, 興奮の伝達, 樹状突起, 神経突起, ニューロン, 髄鞘, 軸索, ランヴィエの絞輪, 有髄線維, 無髄線維, 神経膠細胞
16
心臓血管系は二つの主な部分に分けられる。 ポンプとして働く心臓と血液を循環させる血管からなる循環器系 (1)(小循環)右側のポンプ、(2)(大循環)左側のポンプ
肺循環, 体循環
17
心臓は、およそ円錐形をした中空の筋性器官である。心臓は長さおよそ(1)cmで、その人の握りこぶし大の大きさである。心重量は女性で約(2)gの重さがあって、そして男性は女性よりも重く約(3)gである。
10, 225, 310
18
心臓は肺の間の(1)内にあり、(2)内に位置している。心臓は右側より少し左側に斜めに扁位し、(3)は上方に、(4)は下方に存在する。(4)は、(5)の正中線の左約9cmのところに位置する。すなわち、乳頭のやや下方で正中線の近くに位置する。(3)は(6)の高さに達する。
縦隔, 胸腔, 心底, 心尖, 第5肋間隙の高さ, 第2肋骨
19
(1)は左右の(2)(左右の肺)に挟まれた空所で、前方を(3)、後方を(4)、側方を(5)、下方を(6)によって境されている。(1)は上部、前部、中部、後部の4つの部位に分かれている。心臓はそのうちの(7)にある。
縦隔, 胸膜腔, 胸骨, 脊椎, 胸膜, 横隔膜, 中部
20
心臓は(1)、(2)、(3)の3層の組織から構成される。
心膜, 心筋層, 心内膜
21
心膜 外側の(1)は上方で大血管の外膜に連続しており、また下方では(2)に結合している。その弾力のない線維性の性質は心臓の過度の拡張を防いでいる。 漿膜の外層、(3)は(1)を裏打ちしている。(3)に連続する内層の(4)[(5)]は心筋と密着している。密閉された腔を形成する二重の膜と同じような配置は、肺を包んでいる(6)でもみることができる。
線維性心膜, 横隔膜, 壁側心膜, 臓側心膜, 心外膜, 胸膜
22
漿膜は(1)からなる。漿膜は心臓が拍動するとき、(2)と(3)の間の滑らかな動きを可能にするために両者の間隙に漿液を分泌する。(2)と(3)の間の(4)はただ潜在的な間隙にすぎない。健康時では2つの漿膜性心膜の間に漿液の薄い膜が密着させているにすぎない。
扁平上皮細胞, 臓側心膜, 壁側心膜, 心膜腔
23
(1)は心臓にだけにみられる特殊化した心筋組織で構成されている。心筋は(2)ではないが骨格筋のように(3)が顕微鏡で観察される。心筋は(4)において最も厚く、(5)に向かって薄くなる。これは血液を押し出すために、それぞれの部屋の仕事量を反映している。心筋は(6)で最も厚い。
心筋層, 随意筋, 横紋, 心尖, 心底, 左心室
24
(1)は心筋と弁膜の裏打ちを形成する。それは心臓内の血液の滑らかな流れを与えるため薄く、滑らかできらきら輝く膜である。(1)は(2)からなり、血管の裏打ちをする内皮に連続する。
心内膜, 扁平上皮細胞
25
心臓への血液供給 心臓は、大動脈弁の直ぐ遠位の(1)から分岐する(2)によって動脈血が供給されている。心臓は体重との比率は小さな割合であるけれども、(2)は心臓から押し出される血液の約(3)%を受けている。大部分の静脈血は、右心房に開口する(4)を形成するために合流する数本の小静脈の中に集められる。残りは、小さい静脈経路を通って心臓の部屋の中に直接流入する。
上行大動脈, 冠状動脈, 5, 冠状静脈洞
26
心臓の内腔 右心系と左神経は(1)によって上方の部屋の心房と下の部屋の心室とに分けられる。(1)は、わずかな(2)によって補強された(3)の二重のヒダニよって形成されている。(4)は3つの弁尖と(5)は2枚の弁尖を持っている。(1)は(6)と呼ばれる索状物によって上方の心房内への反転を防止しており、(6)は弁尖の下面から(7)と呼ばれる心内膜で覆われた心筋層の小さな突起まで広がっている。
房室弁, 線維組織, 心内膜, 三尖弁, 僧帽弁, 腱索, 乳頭筋
27
この特殊心筋細胞の小さい塊[(1)]は、上大静脈開口部に近い(2)壁内にある。通常は神経筋細胞の他のグループよりも早い刺激が起こるので、心臓の歩調取りである。
洞房結節, 右心房
28
(1)の神経筋組織の小さな塊は、房室弁の近くで(2)の壁の中に位置している。通常、(1)は心房筋を伝わってきた刺激によって刺激される。しかしながら、同様に(1)は収縮を起こす刺激を始めることができるが、(3)より遅い速度である。
房室結節, 心房中隔, 洞房結節
29
(1)は(2)から始まる特殊心筋線維の塊である。(1)は心房と心室を分ける線維輪を横切り、次に(3)の上端で(4)と(5)に分かれる。心室筋の中で(4)と(5)は(6)と呼ばれる細い線維に分かれる。(1.4.5.6)は(1)から心室の収縮の波が始まる心筋の心尖まで電気的刺激を伝える。次に(7)と(8)内に血液を押し出すように、刺激は上方と外側へと広がる。
房室束, 房室結節, 心室中隔, 右脚, 左脚, プルキンエ線維, 肺動脈, 大動脈
30
(1)は左心室の上部から始まり、短く上方に走ったのち左後方に弓状に曲がる。次に、(2)のすぐ左側の胸腔を通り、心臓の後ろを下行する。(3)の高さにおいて、(1)は(4)の後部を貫き、次に(5)の高さまで腹腔内を下行する。そしてこの高さで右左の(6)に分かれる。
大動脈, 胸椎, 第12胸椎, 横隔膜, 第4腰椎, 総腸骨動脈
31
(1)は約5cmの長さで、胸骨の後方に位置する。(2)は、その唯一の枝であり、それらは(3)の高さのすぐ上方の大動脈から起こる。
上行大動脈, 右・左の冠状動脈, 大動脈弁
32
(1)は上行大動脈の続きである。それは(2)の後ろで始まり、(3)の前方で上方、後方に、そして左方に走行する。次いで(1)は(3)の左側を下方へ走り、(4)に連続している。以下の3本の枝が上面からでる。 1.(5):約4〜5cmの長さで、斜め上方に、そして右後方に走行する。右胸鎖関節の高さで(6)と(7)に分かれる。 2.(8) 3.(9)
大動脈弓, 胸骨柄, 気管, 下行大動脈, 腕頭動脈, 右総頚動脈, 右鎖骨下動脈, 左総頚動脈, 左鎖骨下動脈
33
頭部と頚部への血液循環 頭部と頚部を供給している対の動脈は左右の(1)、左右の(2)である。(3)は腕頭動脈の枝である。(4)は大動脈弓から直接起こる。それらは頚部の両側面を上方に走り、それぞれの側に同じように分布している。(1)は(5)と呼ばれる筋膜に包まれている。(1)は甲状軟骨上縁の高さで(6)と(7)の2本に分岐する。(7)は脳の大部分を供給する(8)の主要な枝である。(7)は同じく眼、前頭部および鼻に分布する枝を持っている。(7)は頭蓋底に向かって上行して、そして側頭骨の頚動脈孔を通過する。
総頚動脈, 椎骨動脈, 右総頚動脈, 左総頚動脈, 頚動脈鞘, 外頚動脈, 内頚動脈, 大脳動脈輪
34
脳の大部分は(1)あるいは(2)と呼ばれる動脈の装置によって栄養されている。以下に示す4本の動脈がその形成に預かっている。 左右2本の(3)と左右2本の(4)である。(4)は鎖骨下動脈から起こって、頚椎の横突起の横突孔を通って上方に走り、大後頭孔を通り頭蓋腔に入り、次に(5)を形成するために合流する。(1.2)の配列は、一本の分布している動脈が損傷を受けたり、そして頭頸部の激しい動きの間にも、脳全体が十分な血液供給を受けるようにするためのものである。
大脳動脈輪, ウィリス動脈輪, 内頚動脈, 椎骨動脈, 脳底動脈
35
前方、(1)から起こる2本の(2)は、前交通動脈によって交通する。後方、2本の椎骨動脈は合流して(3)を形成する。短い距離を進んだ後、(3)は分岐して左右の(4)に分かれて、それぞれの(4)は後交通動脈によって(1)と合流して動脈輪は完成する。 この動脈輪から、(2)は脳の前部を供給するために前方に走り、(5)は脳の両側を供給するために外方に走行して、(4)は脳の後部を供給する。(3)の枝は脳幹部を供給する。
内頚動脈, 前大脳動脈, 脳底動脈, 後大脳動脈, 中大脳動脈
36
(1):右(1)は(2)から起こり、左(1)は(3)から起こる。左右とも少し弓状をなして鎖骨の後ろを走り、腋窩に入る前に第1肋骨上を通過して、(4)に移行する。
鎖骨下動脈, 腕頭動脈, 大動脈弓, 腋窩動脈
37
腋窩に入る前に、それぞれの(1)は二つの枝を分岐する。 脳を供給するために上方に走る(2)と前胸壁と胸腔内の多くの組織を供給する(3)である。
鎖骨下動脈, 椎骨動脈, 内胸動脈
38
(1)は鎖骨下動脈の続きで、腋窩中に位置する。最初の部分は深部に存在するが、つづいて(2)となるためにさらに表層を走る。
腋窩動脈, 上腕動脈
39
(1)は腋窩動脈の続きで、上腕の内側面を下行し、肘の前を通過して肘関節の下約1cmに達すると、そこで(2)と(3)に分かれる。
上腕動脈, 橈骨動脈, 尺骨動脈
40
(1)は手首まで前腕の橈骨側あるいは外側面を下行する。手首のすぐ上で(1)は表層に位置して、橈骨の前面で(1)を触れることができる。そこでは(1)の拍動が触知できる。第1中手骨と第2中手骨の間を通り抜けて手掌に入る。 (2)は、手首を越えるまで前腕の尺骨側あるいは内側面を下行し、手の中に入る。 (3)(4)と呼ばれる(1)と(2)の間の吻合があり、ここから手と指の組織を供給するために、(5)と(6)が起こっている。
橈骨動脈, 尺骨動脈, 浅掌動脈弓, 深掌動脈弓, 掌側中手動脈, 固有掌側指動脈
41
大動脈のこの部位の(1)は大動脈弓に続きで、第4胸椎の高さに始まる。それは胸椎の椎体の前面を下方へ、(2)の高さまで下行し、(3)の後方を通って(4)となる。
胸大動脈, 第12胸椎, 横隔膜, 腹大動脈
42
(1)は胸大動脈の続きである。大動脈は(2)の高さで横隔膜の後方を通過して腹腔に入った後に名称が変わる。(1)は(3)の高さまで椎体の前面を下行して、右と左の(4)に分かれる。
腹大動脈, 第12胸椎, 第4腰椎骨, 総腸骨動脈
43
無対の枝 (1)は約1.25cmの長さで短くて太い動脈である。それは(2)の直下から起こって、以下の3つの枝に分かれる。 (3):胃を供給する。(4):膵臓と脾を供給する。 (5):肝臓・胆嚢および胃、十二指腸、膵臓の一部を供給する。 (6)は(1)と腎動脈の間で(7)から分岐する。これは小腸の全体と大腸の近位の半分を供給する。 (8)は左右の(9)分岐部の約4cm上の大動脈から起こる。これは大腸の遠位半分と直腸の一部を供給する。
腹腔動脈, 横隔膜, 左胃動脈, 脾動脈, 肝動脈, 上腸間膜動脈, 腹大動脈, 下腸間膜動脈, 総腸骨動脈
44
左右の(1)は(2)が第4腰椎の高さにおいて分かれて形成される。それぞれが仙腸関節の前で分岐する。
総腸骨動脈, 腹大動脈
45
(1)は骨盤腔の中の臓器を供給する。女性では、最も大きな枝の1つが生殖器官への主な動脈血供給を提供する(2)である。
内腸骨動脈, 子宮動脈
46
(1)は斜め下方走行して、鼡径靱帯の後ろを通過して大腿に入り、(2)となる。 次に、(2)は内側に走り、やがて大腿の内側面を回って膝窩にはいり(3)となる。
外腸骨動脈, 大腿動脈, 膝窩動脈
47
(1)は膝の後面の膝窩を通過する。膝窩内で、膝関節を含むこの領域の組織を供給する。膝窩の下縁で、膝窩動脈は(2)と(3)に分かれる
膝窩動脈, 前脛骨動脈, 後脛骨動脈
48
(1)は脛骨と腓骨の間を前方に通過して、そして下腿の前面でその組織を供給する。(1)は脛骨に沿って位置し、足関節の前を走って(2)として続いている。
前脛骨動脈, 足背動脈
49
(1)は(2)の続きであって、足背を通って足背部の組織に動脈血を供給する。(1)は、第1中足骨と第2中足骨の間を通過して足底に入り(3)を形成して終わる。
足背動脈, 前脛骨動脈, 足底動脈弓
50
(1)は下腿の後面の内側を下方に走行する。この動脈の起始の近くで、下腿の外側面を供給する(2)と呼ばれる大きい枝を分岐する。下部では、(2)が表層に出て、足底に達するまで足関節の内側を通過して、(3)に続いている。
後脛骨動脈, 腓骨動脈, 足底動脈
51
胎児心臓の左右のシャントは(1)である 胎児循環のバイパスは(2)と(3)である 胎児と胎盤との連結血管は(4)と(5)である
卵円孔, 動脈管, 静脈管, 臍静脈, 臍動脈
52
受精より数えて(1)日頃には(2)という心臓や血管を形成する細胞集団が形成される。その後、心臓のもととなる(3)が形成される。この頃早くも不規則ながら(4)が始まる。 初めはまっすぐな管であった心臓原基は次第に右方に折れ曲がり(dループ)いくつかの局所的な膨らみができる。これらの膨らみが将来、心房や心室へと変化して、心房や心室の間の中隔が形成され、心臓が4つの腔に分かれてくるのは、発生(5)日の間。このとき、胎児はまだ16〜17mm程度の大きさである。
21, 造血管細胞集団, 心内膜筒, 心拍動, 27〜37
53
胎盤から血液を運ぶ一本の(1)は臍帯を通って肝臓の下面で(2)に合流する。肝臓の機能は必要ないので、この血液は(3)を通って(4)に入る。胎生初期に(5)が消失するので、以後胎盤からの動脈血を運ぶ無対の(1)は、もと(6)側の(1)である。
臍静脈, 門脈, 静脈管, 下大静脈, 右臍静脈, 左
54
胎児の(1)からは、一対の(2)が出て、臍帯を通って胎盤に達する。胎盤は胎児にとって腎臓、肺、消化管の役目をしている。(3)を流れる血液の大部分は(4)に入り、胎盤に戻る。残りの血液は下半身を循環する。
内腸骨動脈, 臍動脈, 下行大動脈, 臍動脈
55
胎盤循環の停止と呼吸の開始により左右の(1)が逆転し、(2)が閉鎖する。臍動脈、臍静脈および静脈管、動脈管は生後徐々に閉鎖し、索状物に置き換わる
心房圧, 卵円孔
56
出生時には胎盤からの血液循環が停止することによって、(1)と(2)内の血圧が急激に低下する。
下大静脈, 右心房
57
(1)は(2)となって、臍から肝門の間にあって、門脈の左枝に付着する。 (3)は(4)となって、門脈左枝から下大静脈に付着している。
臍静脈, 肝円索, 静脈管, 静脈管索
58
(1)の大部分は(2)となるが、近位部は血管として残り、上膀胱動脈となる。
臍動脈, 臍動脈索
59
(1)は出生時に機能的に閉鎖するが、解剖学的には約1年間かけて徐々に閉鎖する。最終的に一次中隔の組織増殖と二次中隔の左縁との癒着によって閉鎖され、一次中隔は(2)の底となり、二次中隔の下縁は(3)と呼ばれるヒダを形成する。
卵円孔, 卵円窩, 卵円窩縁
60
(1)は出生時に強く収縮して機能的に閉鎖し、左肺動脈から(2)の遠位部にわたる(3)となる。生後2-3ヶ月かけて、解剖学的に閉鎖される。
動脈管, 大動脈弓, 動脈管索
61
細胞のレベルで行われるガス交換を(1)、肺で行われるガス交換は(2)という
内呼吸, 外呼吸
62
(1)は外気と肺との間の空気の出入路として働き、空気の清浄化、空気の温度と湿度の調節を行う他、一部分は(2)としての機能をもち、発声にも関与する。(1)は(3)によって、ほぼ左右対対称的な、同大な腔に分けられている。
鼻腔, 嗅覚器, 鼻中隔
63
鼻腔は前方の鼻前庭と狭義の鼻腔とに分けられる。鼻前庭への入り口が(1)である。鼻前庭を除いた狭義の鼻腔の内面は、血管に富む厚い粘膜に覆われ、外側壁からは上・中・下の3個の(2)が内腔に向かって突出している。(2)の下側にそれぞれ(3)が縦走している。(3)は後方で合して(4)となり後鼻孔から(5)にぬける。
外鼻孔, 鼻甲介, 鼻道, 鼻咽道, 咽頭
64
鼻腔の上部の一部粘膜には、嗅覚をつかさどる(1)が配列している嗅部がある。鼻腔を囲む骨壁内には鼻腔に通じる内腔が4個あり、(2)とよばれる。4個の(2)とは(3)、(4)、(5)および(6)である。
嗅細胞, 副鼻腔, 前頭洞, 篩骨洞, 蝶形骨洞, 上顎洞
65
(1) 消化管の一部であるが、気道の一部にも、なっている部分で、(2)(3)の後方にあって、まっすぐ下方は(4)につながり、下前方は喉頭にも通じる。(1)腔は鼻部(5)、口部(6)および喉頭部(7)の3部に区分されるが、長さ約12cmで、多少前後に圧平された円筒形状である。
咽頭, 鼻腔, 口腔, 食道, 上咽頭, 中咽頭, 下咽頭
66
食道に移行する部分の前方には喉頭の入口があり、喉頭の前壁から出ている(1)という蓋によって、この入口はふさがれている。食物を飲み込むような嚥下運動がおこるときは、(1)が喉頭を閉じるように働く。
喉頭蓋
67
(1) 呼吸器官の気道となると同時に(2)としての役割を持つ重要な器官。部位は前脛部の正中線で舌骨の下部から始まり、(3)の高さにわたっている、長さ約5センチメートルの管状構造の器官である。管壁は6種類の(1)軟骨(1個の(4)、(5)、(6)と、一対の(7)、小角軟骨、楔状軟骨)と、これらを結合する靭帯や喉頭筋が付着して構成され、内部には喉頭腔が存在する。
喉頭, 発声器官, 第4〜第6頸椎, 甲状軟骨, 輪状軟骨, 喉蓋軟骨, 披裂軟骨
68
喉頭軟骨のうちでは、(1)が最大で、喉頭の前壁と側壁の大部分を構成している。(1)の下方には(2)があり、これも皮下に触れる。(2)は気管の上端にあたる。
甲状軟骨, 輪状軟骨
69
喉頭の中央には発声器である2条のヒダからなる(1)が存在する。上方にあるのが(2)、下方が(3)である。 (3)の粘膜は(4)と粘膜固有層からできている。(3)の先端には、緻密な弾性線維からなる(5)が存在する。(3)の中には骨格筋性の(6)がある。 喉頭の下方の上皮は(7)となっている。
声帯, 室ヒダ, 声帯ヒダ, 重層扁平上皮, 声帯靭帯, 声帯筋, 多列線毛円柱上皮
70
頸部の前面にある甲状軟骨の後方が(1)で、これに続いて下方へ向かってほとんど垂直に下降する管状の気道が(2)である。(2)は(3)の高さで、甲状軟骨の下縁にある(4)の下縁から始まる。長さは約(5)cmであり、太さは約2.5cmである。気管の上方の部分は頸部にあり、短い下方の部分は胸腔内に延びて(6)の高さで左右の(7)に分かれる。
喉頭, 気管, 第6頚椎, 輪状軟骨, 10, 第4〜第6胸椎, 気管支
71
気管の壁には16〜20個の(1)[(2)]があり、後方が開いた位置で上下に一定間隔で配列している。これは、外気圧によって気道がつぶれ、閉鎖されるのを防ぐ役割を果たしている。左右の気管支に分かれる部分を(3)という。(4)の気管支は反対側に比べて傾斜が急で、短く、太い。異物を誤って飲み込んだ場合の多くは(4)側の気管支に入る。
気管軟骨, 硝子軟骨, 気管分岐部, 右
72
左右の気管支は斜外下方に向かって(1)まで下降し、(1)部で細かく分岐して肺内に入り、(2)となる。(2)はさらに分岐して(3)となり、各(3)の枝が分布する範囲が一つの肺区域となる。(3)はさらに分岐して細かくなり、直径が1メートル以下になると(4)となる。(4)は、さらに(5)となり、最終的には(6)となって、肺胞の入口である(7)に開く。
肺門, 葉気管支, 区域気管支, 細気管支, 小葉細気管支, 呼吸細気管支, 肺胞管
73
気管後壁の開方部は(1)の膜性壁が張られていて、気管の後部にある(2)とは強く(3)で固着している。気管の内面の粘膜は(4)で構成され、この上皮細胞のなかには粘液を分泌する(5)が混在する。線毛は上方に向かって運動している。
平滑筋, 食道, 結合組織, 多列線毛円柱上皮, 杯細胞
74
気管支の分岐 (1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)
気管支, 葉気管支, 区域気管支, 細気管支, 終末細気管支, 呼吸細気管支
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肺内の気管支の内面の上皮は(1)である。その下に粘膜固有層がある。粘膜固有層をおおうようにうすい(2)があり、粘膜下層との間を隔てている。粘膜下層の外側には(3)である気管軟骨がある。気管支のまわりにある結合組織には(4)と(5)が存在する。
多列線毛円柱上皮, 平滑筋層, 硝子軟骨, 気管支動脈, 気管支静脈
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細気管支はさらに分岐して直径0.5mm前後の5〜6本の(1)となる。細気管支の上皮は、最初は単層円柱線毛上皮であるが、徐々に丈が低くなり(2)となる。(3)は少なくなり、ついには欠如する。細気管には(4)はみられなくなる。
終末細気管支, 単層立方線毛上皮, 杯細胞, 軟骨
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終末細気管支の上皮は、背の低い(1)と、線毛を持たない大型の(2)からなる。(2)は線毛を欠き円柱状で、(1)より丈が高い。(2)の細胞質には(3)が極めてよく発達している。電子顕微鏡で光電子密度の分泌顆粒が見られ、(4)を分泌する。(4)は肺胞上皮からも分泌される。
単層の線毛細胞, クララ細胞, 滑面小胞体, サーファクタント
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終末細気管支はさらに分岐して数本の(1)となる。(1)のところどころに、外に向かう小さなポケット状の膨らみがみられる。これが(2)である。(1)は数個の(3)に分岐する。ひとつの(3)に20〜60個の(2)が開くといわれる。
呼吸細気管支, 肺胞, 肺胞管
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肺胞壁は2種類の(1)と毛細血管、少量の(2)からなる。上皮と毛細血管内皮との間には(3)が存在する。
肺胞上皮細胞, 結合組織, 基底膜
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肺胞の中にある空気中の酸素が、毛細血管に入る。また血液の炭酸ガスが肺胞内に出るときには、(1)と(2)と(3)を通過することになる。肺胞は1つの(4)に連絡するだけではなく、肺胞どうしが(5)という小さな穴で互いに連絡している。
肺胞上皮, 基底膜, 血管内皮, 呼吸細気管支, 肺胞孔
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(1)は小型の核と非常に薄くなった細胞質からなる。この薄くなった部位でガス交換が行われる。 (2)は大型で分泌性の細胞である。この細胞は(3)を分泌する。これによって肺胞表面にうすい膜をつくり、(4)を低下させて肺胞の収縮を防いでいる。胎児は妊娠約(5)週目頃から(3)を産生し始める。
I型肺胞上皮細胞, II型肺胞上皮細胞, サーファクタント, 表面張力, 24
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肺の表面は(1)でおおわれている。肺をおおう膜は(2)でおれかえり、胸腔壁の内面を裏打ちするように移行する。これを(3)という。(1)と(3)の間は(4)とよばれ、これは常に(5)である。
肺胸膜, 肺門, 壁側胸膜, 胸膜腔, 陰圧
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12対の肋骨の隙間には3層の(1)が存在する。それらは(2)、(3)、(4)からなる。第1肋骨は固定されているため、(2)が収縮すると、他の全ての肋骨が第1肋骨の方へ引き寄せられるために、肋骨は上に引き上げられ、外方に動く。このようにして胸腔は前後左右に拡張するために(5)に働く。(1)は(6)の刺激によって収縮する。
肋間筋, 外肋間筋, 内肋間筋, 最内肋間筋, 吸気, 肋間神経
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(1) 胸腔と腹腔を境しているドーム状の構造物である。これは、胸腔の床をつくると同時に腹腔の天井を作る。(1)が収縮すると筋線維は短縮し、(2)は第9胸椎の高さまで引き下げられ、胸郭の長さが増大する。その結果胸腔内圧は減少し、(3)にはたらき、腹腔と骨盤腔の内圧が上昇する。(4)によって支配される。
横隔膜, 腱中心, 吸気, 横隔神経
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(1)は、呼吸数や呼吸の深さを調節する神経細胞の集団で形成される。その集団は、脳幹の(2)と(3)に存在する。(2)に吸息ニューロンと呼息ニューロンが存在する。呼吸調節中枢および持続性吸息中枢は(3)にあり、そのニューロンは(2)のニューロンに影響を与えている。
呼吸中枢, 延髄, 橋
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肺が呼吸可能な状態になるのは胎生約(1)週である。胎生期の肺のほとんどは液体で満たされている。出生の瞬間に液体の詰まった空間は空気で満たされるようになる。そのとき、肺胞は膨らみガス交換を行うようになる。肺胞の内腔側には(2)を分泌する細胞が存在して肺胞の表面張力を低下させ、肺が縮むのを防いでいる。(2)は胎生の後期に産生され始めるが胎生(3)週以前は十分な量は産生されない。
23, サーファクタント, 28
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胸壁を構成する骨 胸郭は以下の骨で構成される。 ・(1) ・(2)(12対) ・(3)(12個)
胸骨, 肋骨, 胸椎
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胸壁の筋3つ
外肋間筋, 内肋間筋, 最内肋間筋