問題一覧
1
空気感染予防策について、適切な組み合わせはどれか。1つ選びなさい。 a. 患者は陰圧個室に収容し、室内の陰圧を編む量計で週1回確認する b. 職員は病室に入る前にN95マスクを装着して、ユーザーシールチェックを行い c. 患者の空気は、HEPAフィルターを通して排気するシステムを採用した d. 患者に対応する職員は、感受性のある職員とした 1.a.b 2.a.d 3.b.c 4.c.d
3
2
手術部位感染を予防すること対策で適切な組み合わせはどれか。1つ選びなさい。 a. 手術部位に体毛があったので、手術当日に脱毛クリームで処理した b. 手術部位の皮膚消毒は70%アルコールで行った c. 手術前日に石鹸を使用したシャワー浴を行うよう患者に指導した d. 手術中は低体温を維持するために、体温をモニタリングした 1. a.b 2. a.d 3. b.c 4. c.d
3
3
細菌が宿主に感染し、感染症を発症させる能力の程度を( )という
病原性(ヴィルレンス)
4
感染の成立には、病原体の( )及び数と、宿主の( )のバランスが大きく関わる
病原性, 生体防御機構
5
血管カテーテル関連感染などで、起因菌となるCNSに属するものを選択せよ
S.epidermidis
6
院内肺炎とは、入院して( )時間以降に発症した肺炎のことである
48
7
市中肺炎の原因として、頻度が高いものを選択せよ
肺炎球菌, 肺炎マイコプラズマ, インフルエンザ菌
8
採取した喀痰の検体品質評価を判断する際、一般的なのが喀痰を染色する( )分類である。対し、喀痰の膿性部分を肉眼的に評価する( )分類は、臨床現場で迅速に行えるメリットがある
ゲックラー, ミラー・ジョーンズ
9
O-157などの腸管出血性大腸菌が産生する( )によって、溶血性尿毒症症候群(HUS)をきたす
ベロ毒素
10
豚肉、ジビエの生食でなり得る感染症の原因を2つ選択せよ
E型肝炎ウイルス, サルモネラ
11
ヘリコバクターピロリ検査・除菌判定を行うにあたり、適切な時期を選択せよ
PPI投与終了後4週間後
12
SSIの抗菌薬投与について、正しいものを選択せよ
表層〜深部切開創であれば、局所の炎症所見が改善してから2〜 3日後まで投与する
13
熱傷における感染に関し誤っているものを選択せよ
感染予防のため、抗菌薬へ投与を考慮する
14
感染性心内膜炎の診断基準を( )診断基準といい、その2大基準は、心エコー陽性と( )陽性である。感染性心内膜炎の主要な原因菌は( )であり、これは齲歯や抜歯など口腔内に関連した感染が最も多いとされている
デューク, 血液培養, 連鎖球菌
15
HIVに関して、正しいものを選択せよ
マクロファージにも感染する
16
麻疹のウィルス排泄期間を選択せよ
発疹出現の前後4日
17
暴露後予防(PEP)が存在する発疹性ウィルスを選択せよ(2つ)
麻疹, 水痘
18
渡航後の発熱疾患に占める頻度で、マラリア、最も多い地区を選択せよ
南アフリカ
19
CAUTIの原因で、最も頻度が高いものを選択せよ
大腸菌
20
ノロウィルス迅速検査の感度で適切なものを選択せよ
70%
21
感染成立の3つの因子でないものを選択せよ
暴露時間
22
バイオセーフティレベル3に相当する病原体を選択せよ
結核菌
23
医療関係者のためのワクチン、ガイドライン、第3版について適切なものを選択せよ(2つ)
MMRV各種ワクチンに関し、1歳以上で2回の予防接種の記録を勤務・実習前に、医療機関に提出しなければならない, MMRV各種ワクチンの記録は勤務・実習中は年数にかかわらず、本人と医療機関で保管しなければならない
24
医療関係者のためのワクチン、ガイドライン、第3版について適切なものを選択せよ(2つ)
破傷風トキソイドは10年ごとに追加接種を行う, 破傷風トキソイドは、外傷を被る可能性がある災害医療に従事する医療関係者等を対象にする
25
ICU感染防止ガイドライン、改定第二版においてVAP予防のための消化管管理において、誤っているものを選択せよ
潰瘍発生リスクの高い患者では、制酸薬の投与を検討する
26
ICU感染防止ガイドライン、改定第二版においてVAP予防のため、呼吸器のPEEPは最低でもどれほどの圧で運用するとされているか選択せよ
5-8cm H2O
27
検疫感染症でないものを選択せよ
SARS
28
再興感染症でないものを選択せよ(2つ)
鳥インフルエンザ, エボラ出血熱
29
気管切開チューブを交換する際に講じる予防策を選択せよ
接触予防策
30
蚊媒介感染症を選択せよ(3つ)
ジカ熱, 日本脳炎, 黄熱
31
HIV発症し、抗HIV療法(ART)行うにあたり、誤っているものを選択せよ
ARTは服薬率が80%を下回ると治療失敗の確率が高まる
32
以下の肝炎のうち、もっとも劇症化しやすいものを選択せよ
B型肝炎
33
動物由来の感染症でないものはどれか
レジオネラ症
34
針刺しの際に、適切なものを選択せよ
曝露源のHBs抗原を調べる
35
造血幹細胞移植におけるワクチン接種について、誤っているものを選択せよ
生ワクチンは移植後1年から接種を考慮する
36
手術時、鋭利器材を直接渡さないように、中間地点を設定し、間接的に渡す方法を( )と言う
ハンズフリーテクニック
37
院内感染対策において、適切なものを選択せよ(2つ)
感染対策委員会は、月に1度定期的に開催されている必要がある, ICTは週に1階程度以上の頻度で定期的にラウンドを行う必要がある
38
院内感染対策において、不適切なものを選択せよ
経腸栄養において、溶解・希釈を行う製剤は、12時間以内に投与を完了する
39
麻疹、水痘患者に対応する際適切なものを選択せよ(2つ)
麻疹、水痘患者には免疫を獲得した医療従事者が担当する, 麻疹、水痘罹患経験者はN95マスクは不要である
40
創分類において、消化器・呼吸器・泌尿器手術を選択せよ
準清潔創
41
創分類において、開放性外傷手術を選択せよ
汚染創
42
手術部位、感染は、術後( )以内手術が及んだ部位に発生する感染と定義されている。ただし、埋入物が留置されている場合は、術後( )に観察期間が延長される
30日, 1年
43
次のうち、紙おむつで感染性廃棄物として処理しない感染症を選択せよ。ただし、血液が付着していないものとする。(4つ)
インフルエンザ, C型肝炎, AIDS, 流行性耳下腺炎
44
HBVのウインドウ期で適切なものを選択せよ
約2-3ヶ月
45
淋菌のウインドウ期で適切なものを選択せよ
約3-7日
46
HIVのウインドウ期で適切なものを選択せよ
約2-3ヶ月
47
梅毒のウィンドウ期で適切なものを選択せよ
約3週間
48
感染性廃棄物判断の観点で、誤っているものを選択せよ
量の観点へ
49
感染対策において、医療環境を整える活動を( )という
ファシリティマネジメント
50
陰圧室では( )Pa 以下の圧力差が必要であり、可能な限り( )回/h以上の換気回数が求められる。
−2.5, 12
51
手術室では、( )Pa以上の圧力差が最低でも必要であり、( )回/h以上の換気回数が求められる
2-5, 15
52
人や環境に対して危害を与える病原による災害を( )といい、その災害に対する安全対策のことを( )という 対して、病原体の取り扱い事故やバイオテロに関する対策を( )という
バイオハザード, バイオセーフティ, バイオセキュリティ
53
共有した物品や、医療者の手指などを介して微生物が伝播し、感染することを( )という
交差感染
54
感染症において、定点把握の多剤耐性菌を選択せよ(3つ)
MRSA, PRSA, MDRP
55
インフルエンザ、新型コロナワクチンの予防効果として正しいものを選択せよ
接種後2週間〜接種後5ヶ月
56
B型肝炎ウィルスに関し、誤っているものを選択せよ
HBs抗体が陽性ということは、HBVの増殖力が強いと言うことである
57
最も慢性化しやすい肝炎ウイルスを選択せよ
C型肝炎
58
麻疹においてコプリック斑が出演する時期はいつか
カタル期
59
HIVの感染源になるものを選択せよ(3つ)
血液, 精液, 膣分泌液
60
風疹について、誤っているものを選択せよ
ワクチンで終生免疫が得られる
61
C型肝炎ウィルスキャリアの血液に曝露した場合、適切なものを選択せよ(2つ)
HIVの既往について確認する, 経過をみるため、専門家を受診する
62
VAPは、気管挿管による人工呼吸器装着の( )時間以降に発生する肺炎である。また( )日以内に発生したものを、早期VAP、それ以降を晩期VAP特別する
48, 4
63
LTBIについて、適切なものを選択せよ(3つ)
LTBIとは結核を保有しているが、症状がなく排菌していない状態である, IGRA検査は、BCGや非結核性抗酸菌には反応しないのでLTBIにスクリーニングに用いられる, IGRA陽性は結核に罹患した時期はわからないため、結核の確定診断にはならない
64
抗インフルエンザ薬の服用は、発症者であれば発症から( )時間以内、接触者の予防投与であれば、( )時間以内に投与が望ましい
48, 24
65
血液の職業暴露に関する説明として正しいのはどれか
HIV抗体陽性血液の粘膜曝露により、HIVに感染するリスクは約0.3%である
66
高齢者施設で1週間に3名のインフルエンザ感染者を認めた。緊急対策として不適切なものはどれか。
インフルエンザワクチンを受けてない入所者に、インフルエンザワクチンをただちに接種する
67
インフルエンザ流行時の感染対策として、誤っているものはどれか
高水準消毒液による環境消毒を徹底する
68
針刺し・血液曝露の感染リスクについて、誤っているものはどれか
粘膜への曝露の場合、感染リスクが低いため、針刺し・血液曝露の報告対象とはならない, 感染症別の感染リスクはHCV〉HBV〉HIVの順に高くなる
69
クロストリディオイデス・ディフィシル感染症の発生要因として正しいものはどれか。
抗菌薬投与
70
クロストリディオイデス・ディフィシルの感染対策について誤っているものはどれか。
下痢症状のある患者へのケア時は飛沫予防策を実施する, 便汚染したリネン類は病棟で一次洗浄しクリーニング(洗濯業者)に出す
71
クロストリディオイデス・ディフィシル感染症の治療で正しいものはどれか
メトロニダゾール内服投与
72
「隔離予防策ガイドライン2007」の記述について以下の設問に答えなさい 個人防護について正しいものはどれか
腰椎穿刺を行う医師はサージカルマスクを着用する, 呼吸器防御用マスク(N95マスク)は着用ごとにユーザシールチェックを行う, 手袋をほかの個人防護と併せて着用する場合は最後に装着する
73
予防策ガイドライン、2007の記述について、以下の設問に答えなさい 標準予防策及び経路別予防策について誤っているものはどれか
空気感染が判明している患者はN95マスクを装着する, 呼吸器衛生/咳エチケットは、呼吸器感染症の診断を受けた患者が実施する, 芽胞形成菌に接触した時は、擦式アルコール製剤による手指消毒を実施する
74
VAPの原因菌はどれか
緑膿菌, MRSA, クラブシエラ属