問題一覧
1
変形性膝関節症について正しいものを3つ選べ。
内側型が多い, 女性に多い, 重篤な怪我の既往があると発症しやすい
2
図の筋の名称で正しいのものを次の中から選べ。
A:恥骨筋 B:短内転筋 C:長内転筋 D:大内転筋
3
鵞足を構成する筋のうち、大腿前面を通る筋のストレッチを行いたい。 セラピストが対象者の股関節を動かす運動を、矢状面/前額面/水平面の順に記述せよ。
伸展/内転/内旋
4
上図から下図の運動をした際、左下肢の筋の収縮形態について正しいのはどれか?以下より選べ。
大腿直筋:求心性収縮、中間広筋:等尺性収縮
5
理学療法診療ガイドライン(日本理学療法士協会)に記載されている変形性膝関節症(膝OA)について正しいのはどれか。 1つ選べ。
軽症の膝OAに対して、理学療法は推奨される。
6
両側変形性股関節症患者の歩行で、下図のような徴候が見られた。 下肢筋力を評価したが、全く問題がなかったため、筋の伸張性の低下を疑った。 この徴候の原因として、最も可能性が高いものを、以下より選べ。
左大内転筋
7
実習で右変形性股関節症患者を担当した。 下図は、歩行中の右股関節の屈曲角度を示したものであり、黒線(A)は健常者、青線(B)は担当患者である。 この患者に対して、最も理にかなったストレッチは、以下のうちからどれか。
股関節伸展
8
理学療法診療ガイドライン(日本理学療法士協会)に記載されている股関節疾患の理学療法介入方法について、正しいのはどれか
大腿骨近位部骨折の術後患者に対する早期からの荷重位による運動は有効である。
9
実習で、10数年前に全人工股関節置換術(THA)を受けた患者を担当した。 手術痕を確認すると後方アプローチで行われたようだが、患者はどんな術式の手術を受けたか分からないと言っている。 この患者に、下肢の神経症状はなく、著明な股関節外旋筋力の低下があった。 この患者の術式として可能性が高いのは、次のうちどちらか。
股関節外旋筋を切離したが縫合しなかった。
10
同級生のF君が、1か月前から下肢痛と腰痛を訴えている。 腰椎のMRI画像を下に示す。 F君が訴える可能性が高い症状を選べ。
右下腿三頭筋の筋力低下
11
あなたは、本日の授業で学んだことを椎間板性腰痛を有するV君を実験台に検証している。 V君は立位での体幹前屈時に腰痛があるが、膝関節を屈曲した状態では前屈時痛がなくなる。 彼の腰痛にはどの筋の柔軟性低下が関係していると推測されるかを答えよ。
ハムストリング
12
あなたは、本日の授業で学んだことを椎間関節性腰痛を有するWさんを実験台に検証している。 Wさんは立位での体幹後屈時に腰痛があるが、股関節を外転した状態では後屈時痛がなくなる。 彼女の腰痛にはどの筋の柔軟性低下が関係していると推測されるかを答えよ。
大腿筋膜張筋
13
頚椎症性神経根症と診断されたタクシー運転手。右ハンドルの自動車をバックさせる時に図に示すような姿勢をとると、左肩から上腕に放散痛を訴える。この患者の症状を緩和させるためには患者の頚部をどの方向に動かせばよいか記せ。矢状面、前額面、水平面の順で記載すること。
屈曲、右側屈、右回旋
14
いつも熱心に指導してくれるA先生は、最近「非特異的頚部痛」と診断され、仕事中にいつも図のような姿勢をとっている。なぜこの姿勢では頚部痛が出現しやすいのかを、頭頚部の姿勢の特徴から簡潔に説明しなさい。
図の姿勢は頭部前方位であり、上位頚椎は過伸展、中・下位頚椎は屈曲位とっていると考えられる。この状態では、頭頚部が重心線よりも前方に位置することから、頭頚部を直立位に保つための頚部後面筋群の過度な収縮が引き起こされ、頚部痛が生じやすいと考えられる。
15
2週間前から右肩から肘にかけてだるさと軽い痺れがあり、胸郭出口症候群と診断された女性のYさん。理学療法評価を行ったところ、なで肩姿勢で特に右の肩甲骨が下制、過外転、下方回旋、前傾位であり、図に示す部分に圧痛があった。理学療法において「伸長(ストレッチ)すべき筋」ー「筋力強化すべき筋」の正しい組み合わせはどれか。
肩甲挙筋ー僧帽筋上部繊維
16
肩関節周囲炎の理学療法で適切でないもの
急性期の痛みにホットパックを行う
17
あなたは、横浜市スポーツ医科学センターで臨床実習中である。指導者のK先生が右肩関節周囲炎発症後6か月の結髪動作困難な患者に対し、以下のストレッチ指導をしていた。あなたが、「これは〇〇筋〇〇部のストレッチですね?」と得意げに尋ねたところ、「そうそう。なぜそう思った?なぜこのストレッチを行なっているか、運動・解剖学的視点で理由を説明してみ?」と質問を返され、見事に墓穴を掘ってしまった。K先生の期待する回答を、専門用語を適切に用いて簡潔に作成しなさい。(筋名は図から考えて回答に盛り込むこと)
大胸筋胸肋部は、肩関節90°外転位で内転、内旋に作用する。この筋が短縮すれば、結髪動作を構成する肩関節外転および外旋運動を制限すると考えられるため、図のストレッチを指導している。
18
10ヶ月前に一次性右肩関節周囲炎と診断された45歳女性。肩関節可動域測定を行ったところ、以下のような結果となった。短縮していると思われる筋名を2つ記述しなさい。なお、内外旋角度は上肢下垂位とする。解答の際には「〇〇筋、〇〇筋」と入力すること。
肩甲下筋、大胸筋
19
肩腱板断裂に対する棘上筋腱縫縮術直後の肩関節の他動的可動域運動で最も適切でないのはどれか。
内転
20
図に示す④棘下筋に筋力低下が認められた。筋力強化を目的とした正しい運動療法はA〜Eのうちどれか。すべて選べ。
B
21
2ヶ月前に右腱板部分損傷と診断され、外来理学療法実施中の55歳男性。肩関節自動屈曲可動域は右165度、左180度である。肩関節周囲筋力をMMTで評価したところ、表のような結果となった。この患者の自動屈曲可動域を改善するためのエクササイズはどれか。A〜Eからすべて選べ。 肩外転、外旋、内旋、左右5 肩甲骨挙上左右5、下制内転右3左5 内転下方回旋、外転左右5 内転左4右5
d, e
22
鵞足を構成する3筋
薄筋, 半腱様筋, 縫工筋
23
鵞足で大腿前面を走行する筋
縫工筋
24
トレンデレンブルグ徴候の原因
中殿筋筋力低下, 内転筋群の伸長性低下
25
THA後脱臼肢位
内転, 内旋, 深屈曲
26
神経障害L4での筋力低下
大腿四頭筋
27
神経障害L4での深部腱反射
膝蓋腱反射
28
神経障害L5筋力低下
長母趾伸筋
29
神経障害S1筋力低下
下腿三頭筋
30
前屈動作での疼痛減弱テストで前屈時疼痛が股関節外転位で軽減した。どの筋の柔軟性低下が懸念されるか
中殿筋後部, 大臀筋
31
腰椎椎間関節性腰痛における体幹前屈時痛の主な原因因子
股関節伸筋群, 背筋群
32
後屈椎間関節性腰痛における体幹後屈時痛の主な原因因子
股関節屈筋群, 腹筋群
33
胸郭出口症候群で起こりやすい肩
なで肩
34
なで肩の際の肩甲骨の肢位
下制, 過外転, 下方回旋, 前傾位
35
怒り肩の時の肩甲骨の肢位
挙上, 内転, 上方回旋
36
下垂位内旋の可動域制限の原因
棘上筋, 棘下筋上部繊維, 後上方関節包
37
下垂位外旋の可動域制限の原因
肩甲下筋上部繊維, 大胸筋鎖骨部, 烏口上腕靱帯, 上関節上腕靱帯, 前上方関節包
38
外転位内旋の可動域制限の原因
棘下筋下部繊維, 小円筋, 後下方関節包
39
外転位外旋
肩甲下筋下部繊維, 大胸筋胸肋部, 大円筋, 広背筋, 前下関節上腕靱帯, 前下方関節包
40
結髪動作
外転, 外旋, 屈曲
41
結帯動作
伸展, 内旋, 内転
42
棘上筋ストレッチ
肩甲骨面上で外転
43
棘下筋、小円筋ストレッチ
上肢下垂位外旋, 肩甲骨外転位外旋
44
肩甲下筋ストレッチ
肩内旋
45
前鋸筋ストレッチ
CKCで肩外転
46
僧帽筋上部繊維、肩甲挙筋ストレッチ
肩甲骨上方回旋位で肩甲骨挙上
47
僧帽筋中部繊維ストレッチ
肩甲骨内転
48
僧帽筋下部繊維ストレッチ
肩甲骨下制、内転