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基礎・小動物臨床Ⅲ(100点取る)
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    問題一覧

  • 1

    逆L字ブロックという麻酔方法の利点

    切開線に局所麻酔薬を注入しないから浮腫、血腫、創傷治癒の阻害が最小限

  • 2

    背側腰椎分節硬膜外麻酔の欠点を答えよ。

    過剰投与、くも膜下腔投与で後肢の麻痺

  • 3

    尾椎硬膜外麻酔におけるブロック領域を答えよ

    肛門、会陰、外会陰、膣

  • 4

    乳頭の局所麻酔法を答えよ。

    逆V字ブロック、リングブロック、乳頭浸潤ブロック

  • 5

    心肺蘇生の時に胸郭がどの高さになった時に次の圧迫を行うとよいか。

    圧迫を解除下時に完全に胸郭が再拡張(反跳)するようにする。

  • 6

    10kg以上の標準胸郭の犬の心臓マッサージの方法

    胸郭ポンプ説・・・圧迫位置は胸部最も厚みのある位置で行う。

  • 7

    胸部が深く平たい胸の犬の心臓マッサージの方法

    心臓ポンプ説・・・圧迫位置は心臓の上

  • 8

    胸郭が樽型の犬の心臓マッサージの方法

    心臓ポンプ説・・・圧迫位置は胸骨

  • 9

    猫、小型犬の心臓マッサージの方法

    心臓ポンプ説・・・圧迫位置は心臓

  • 10

    心肺蘇生のABCについてこれらの順序を必ず守べきか。また、ABCは何を指しているか

    A・・・気道確保 B・・・人口呼吸 C・・・胸骨圧迫 ABCの順序は必ずしもそうではない。

  • 11

    社会化・馴化とは何か また、注意点を三つ述べよ

    人間や他犬、将来遭遇するであろう刺激やハンドリングなどに鳴らしたり、他個体との関わり方を学ぶ ・感作を起こさないよう、動物の反応に合わせた刺激の調節が必要 ・社会化期に開始し、それ以降も継続することが大切 ・不足や失敗は問題行動のリスクを上げる

  • 12

    問題行動が強化されるのはいつか

    刺激→受容→処理→反応→行動 行動を起こして成功したら処理をしてオペラント条件ずけで強化される。

  • 13

    行動の個体差を生む要因で生得的因子がある。 三つの具体例を答えよ

    ・動物種の遺伝的基盤 ・遺伝的に備わる気質や特性 ・胎生期環境

  • 14

    問題行動関連因子を五つ答えよ(飼い主の手に渡ってからの話し)

    ①動物と飼い主のミスマッチング ②動物と飼い主の関係構築の不備 ③社会化不足、馴化不足 ④不適切な飼養管理 ⑤健康状態、加齢に伴う変化

  • 15

    カウンセリングとは何か

    相手の話しを引き出し、まとめ上げ、自身による解決を援助すること(カウンセリングの時点でアドバイスはしない)

  • 16

    カウンセリング技法を三つ答えよ。また、その三つについて詳しく説明せよ

    カウンセリング技法 ①Rapport(信頼関係の構築) →心理的接触を持つよう感情移入の示唆、無条件の肯定的対応 ②Active listening(積極的傾聴法) →批判、評価、非難、賞賛などはせず、共感的に聴く ③Feed back (相手への応答) →相手の話をどのように聴取ったかの伝達

  • 17

    犬の表情の変化

    耳を伏せるのが恐怖心の増大である。また、歯を剥き出しにしたりするのが攻撃心の増大である。

  • 18

    コンサルテーションとは何か

    相手の問題を解決するための方法を専門家としての立場から提案すること

  • 19

    コンサルテーションで行うことを四つ答えよ ①問題行動の〇〇をつける ②問題行動が〇〇や〇〇などを考える ③問題行動が〇〇する状況と〇〇しない状況があればその因子を明らかにする ④問題行動の〇〇を客観的に記録するためのスケールやランクを作り、初診時の状況を記録する

    ①問題行動の診断名をつける ②問題行動の誘発刺激や動機づけを考える ③問題行動が発現する状況としない状況があればその因子を明らかにする ④問題行動の出現頻度や程度を客観的に記録するためのスケールやランクを作り、初心時の状況を記録する

  • 20

    飼い主の手に渡る前の問題行動関連因子を三つ答えよ

    ①母性行動の不足(母犬自体の問題だけではなく、母子分離の時期も関連) ②社会化不足・馴化不足 ③販売業者による不適切な飼養管理(五つの自由に則していない)

  • 21

    問題行動の定義について答えよ

    「人間社会と協調出来ない行動、人間が問題と感じる行動」

  • 22

    正常行動とは何か答えよ

    その動物が本来持つ行動レパートリーに含まれる行動が正常範囲の多かで発言している行動

  • 23

    異常行動とは

    ・その動物が本来持つ行動レパートリーを逸脱している行動 ・動物が本来持つ行動レパートリーの範疇にありながらも、その多かが逸脱している行動

  • 24

    正常行動は問題行動になることはあるのか?

    問題行動の多くは動物にとっては正常行

  • 25

    問題行動が起こったら全てが行動学的問題なのか?

    飼い主から問題行動の訴えがあった場合身体疾患が関与していることもある。

  • 26

    転移行動とは

    ストレスが溜まったりどうすれば良いかわからない時に関係の無い動作を行う事で気分を紛らわそうとする行動

  • 27

    猫の表情変化 積極的な攻撃や防御的な攻撃をしている時の耳の位置や瞳孔のサイズを答えよ

    猫では恐怖心の増加とともに瞳孔が散大するが、暗い場所では瞳孔サイズの変化がわかりにくいから注意が必要である。 積極的な攻撃の時は耳の位置を後ろにして瞳孔が少し拡大している。 また、防御的な攻撃の時は、耳を後ろにして伏せて瞳孔が拡大している。

  • 28

    猫の恐怖心、攻撃心がある時の体の高さ重心、尾の位置について答えよ

    一般的に猫が尾を左右に動かしているときは苛立ちを示し、尾をピンと立てて近づいてくる時は友好的な状態を示す。 恐怖心がある時は体の高さや重心が下になって攻撃心がある時は尾の付け根が体にそう 攻撃心と恐怖心がある場合は逆Uの字になって毛を逆立てる

  • 29

    生得的因子である問題行動関連因子を答えよ

    動物種、品種、性別、先天性疾患(感覚器、特に視力、聴力、異常、水頭症などの脳の基質的疾患、尿路奇形など) 先天的気質問題(神経過敏、異常な不安気質、両親の気質上の問題、母親の高コルチゾル、子のストレス耐性の低下と社会性の低下)

  • 30

    馴化とは何か

    (生得的な)行動や反応を引き起こしている刺激が繰り返し提示されて、動物が痛みや傷害を受けることのない場合、反応が減弱する。これを馴化という。

  • 31

    感作(鋭敏化)とは何か。

    (生得的な)行動や反応を引き起こしている刺激が繰り返し提示される。動物にとって強すぎて 無害でない場合反応が増大する。これを感作という。

  • 32

    問題行動への学習への関与について 感作、古典的条件ずけ、負の強化を例にして答えよ

    [雷恐怖症] 雷(感作)→怖い→窓を破壊して脱走 [診察関連] キャリーケース→古典的条件ずけ→怖い→隠れる [攻撃行動] 足拭き→不快→噛む→足拭き終了→負の強化

  • 33

    (麻酔3)非観血法と、観血法には何があるか答えよ。

    非観血法には五感、ドプラ法、オシロメトリック法などがある。 観血法には血管内カテーテルに圧トランスデューサーを接続する方法がある。非観血法では血圧が下がった時にわからなくなるが、観血法では正確で血圧が下がるであろう状態の時や動物の状態が良くない場合に観血法でモニター。

  • 34

    (麻酔3)観血的血圧測定の注意点について二つ答えよ

    ①圧トランスデューサーの位置は、心臓の高さと合わせる。 高低差があるとその分の高低差がプラスあるいはマイナスに働いてゆく。 ②カテーテル内、ラインにヘパリン加生理食塩水を充満させる。 (動脈を入れてるから血液が入ってくると固まってしまう可能性がある。中に空気が入っているとクッションになって鈍い波形が出てくる。)

  • 35

    (麻酔3)オシロメトリック法の原理について答えよ

    縦軸が加負圧で、横軸が時間軸になっている。 加負圧がかかると動脈がぺっちゃんこになる。 加負に伝わってくる振動が加負圧が下がる事でぺっちゃんこな動脈にゆとりが出来て振動がぶつかってくる。 (大きな山になっているのが振動をきちんと捉えている)

  • 36

    カプノメーターは何を計測しているか。

    終末呼気二酸化炭素濃度、または気道の二酸化炭素濃度を測定(動脈中の二酸化炭素濃度にイコール)

  • 37

    (麻酔3)この三つの波形について正常波形はどれかまた、正常波形の正常値は何か

    このグラフの中での正常波形は一番上。正常値は35±5(30から40)

  • 38

    真ん中のグラフが何を表しているかを答えよ

    EtCO2が高い。終末呼気二酸化炭素濃度が高い。 ①換気量が少ない。(呼吸数が低下したり、一回での換気量が低下。麻酔薬は呼吸抑制をしてくるから低換気になる。太っていたりすると吸気分の抵抗が高いから呼吸しずらい。) ②体温上昇(代謝増大)(体温上昇して代謝が上がって二酸化端を沢山作っている。)

  • 39

    三つ目のグラフは何を表してている?また、何故こうなった?理由を述べよ。

    ①過換気(人口呼吸を沢山してしまうと、Co2が低下してくる。) ②体温低下(代謝低下)(そもそもCO2を作っていない) ③心拍出量低下(抹消に血流を遅れていない・抹消の循環不全を起こす) ④回路のリーク ⑤体格の小さな動物+高流量麻酔 ⑥誤挿管、死腔の影響

  • 40

    低換気の結果どうなる?

    低換気の結果 ・呼吸性アシドーシス ・血液酸素含量の減少 ・交感神経興奮→血圧上昇、頻脈 ・脳血流量増加(頭蓋内圧亢進) ・90前後(重篤)では意識の低下筋肉の硬直、不整脈)

  • 41

    分離不安とは何か。また、分離不安が起こっている場合何の確認が必要か

    飼い主不在時に行動学的不安徴や生理学的症状が認められる問題行動 留守番中の動画による不安反応の確認が必要

  • 42

    尿スプレーとは何か

    匂い付け(マーキング)をするために少量尿を残す行動。コミュニケーション行動の一つ

  • 43

    不適切な場所での排泄はどのような理由があるか

    身体的疾患と、トイレに対する不満

  • 44

    尿スプレーor不適切な場所での排泄での表で空欄を埋めよ

  • 45

    古典的条件ずけとは何か?

    刺激と刺激の対提示により、刺激により条件づけられた反応が起こること。

  • 46

    オペラント条件ずけとは

    行動の状況変化によって行動の出現頻度が変わること

  • 47

    関連因子(生得的/習得的) 誘発刺激 ↓ 情動反応 ↓ 問題行動 ↓ 強化子 これらは問題行動の何を表している?

    関連因子=問題行動の起こりやすさ 誘発刺激=きっかけとなる刺激や状況 ↓ 情動反応=刺激に対する気持ち/行動の元になる気持ち ↓ 問題行動=表面に現れている行動 ↓ 強化子=問題行動を示すのは良い方法と学習し、問題行動の出現頻度が上がる

  • 48

    刺激制御とは何か

    行動を引き起こしている刺激を環境操作することで、行動を制御すること=誘発刺激の回避(足拭きをするのではなく、濡れたタオルを置いておくなど)

  • 49

    馴化/脱感作とは何か また、これの問題点は何か

    行動を引き起こしている刺激を繰り返し提示することによって引き起こされる反応を減弱させること 根本的治療になるが、時間がかかる。動物に合わせた刺激の調節とスケジュールが大事

  • 50

    馴化/脱感作とはいつ行うか。また、どのようにして行うか。

    ①動物がリラックスしている状態で実施 ②小さい刺激から開始 ③行動を引き起こすレベルの刺激を避ける(噛むくらいの刺激は避ける)

  • 51

    心電図上で電気的活動が認められるにも関わらず、機械的な収縮が認められないものをなんと言うか

    無脈性電気活動という。

  • 52

    この心電図形のようになることを何というか。また、何が起こっているか。

    無脈性電気活動という。上のグラフでは電気活動があるが、下のグラフでは血圧が低下している。

  • 53

    (心肺蘇生法)循環動態の目標値で、中心静脈血酸素飽和度は何%以上が正常か

    中心静脈血酸素飽和度>70%

  • 54

    (心肺蘇生法)心拍出量が増加したら乳酸の値はどのように変化をしてゆくか。具体的な値も含めて答えよ。

    循環が良くなったら乳酸値が下がってゆく。 乳酸値<2.5mmol/Lになる。

  • 55

    体温が昏睡状態の場合何度になるか。また、急激に低体温になった場合どのように温度を上げるべきか

    昏睡状態の場合初め24時間は33℃から36℃その後ゆっくり復温する。(急激に温めるのはだめ‼️)

  • 56

    呼吸状態の酸素化のPaO2とSpO2目標値を答えよ

    PaO2 80から100mmHg 、SpO2は94%から98%である。

  • 57

    循環動態の目標値を答えよ 血圧MAPと、SAP、中心静脈血酸素飽和度、乳酸値の正常化

    血圧がMAP80から120mmHg(平均動脈圧)でSAP(収縮期の大動脈圧)100から200mmHgである。中心静脈血酸素飽和度>70% 乳酸値の正常化<2.5mmol/L

  • 58

    (心肺蘇生法)ここの穴埋めを答えよ

    穴埋めの解答は解説にある。

  • 59

    背側腰椎分節硬膜外麻酔の利点、欠点を答えよ

    利点 ・麻酔薬の注入が一度だけ ・麻酔薬の量が少ない ・左右謙部の均質な麻酔 ・皮膚、筋、腹膜の弛緩 欠点 ・技術の習熟が必要 ・脊髄または静脈洞の損傷の可能性 ・過剰投与、クモ膜腔投与で後肢の麻痺

  • 60

    逆L字ブロックの利点、欠点

    利点 ・手技が簡単 ・切開線に局所麻酔を注入しない ・浮腫、血種、創傷治癒の阻害が最小限 欠点 ・大量の麻酔薬が必要 ・投与に時間がかかる ・腹壁深部のブロックが不完全

  • 61

    酸素化のモニターとして使われている道具は何か。二つ答えよ。また、どちらの方が使われているか。

    パルスオキシメーター、動脈血液ガス測定 パルスオキシメーターの方が使用されている。 (動脈血液ガス測定は、動脈血を採血して機械にかけないといけないから手間がかかるからあんまり使われない。)

  • 62

    肺胞から毛細血管へのO2の取り込みについて

    1/3通過した時点で、飽和するがその後ガス交換が他の場所で行われる。

  • 63

    酸素飽和度は動脈血だとどのくらいか。どのくらいになったら低いか。

    酸素飽和度は動脈血だと、97%から100%である。95以下だと低い

  • 64

    人の低酸素血症の定義は酸素分圧が60以下になると低酸素血症になるが、動物とどのくらいの酸素分圧で低酸血症になるか。

    動物の場合は酸素分圧が80以下になると低酸素血症になる。

  • 65

    パルスオキシメーターの利点とは 五つ答えよ。

    ①測定精度が高い ②スイッチオンで測定可能となる ③測定操作が容易 ④連続的にモニターが可能 ⑤プレシスモグラフから脈拍数が測定可能

  • 66

    SpO2(パルスオキシメーターによる酸素飽和度)の精度に影響する因子

    ①体動→動脈の脈動を手がかりにしているから処置で体が動いてしまったら測定不可 ②皮膚の色→黒い犬は光を通しずらい。黒い犬は毛を刈ると白いところがあってそしたら計測可能 ③組織の厚み→小型犬の舌とかはめちゃくちゃ薄くって計測しずらいからガーゼなどをして測る。 ④無影灯などの周囲光→オシロメトリックと同じで脈動が無いと計測しずらい ⑤大概循環 ⑥静脈拍動のある場合→静脈が拍動している時も無理(動脈の拍動によって酸素圧を計測しているから。

  • 67

    低酸素症とは動脈血酸素分圧がどのくらいになるときに言うか。また、パルスオキシメーターがどのくらいになった時に疑うか。

    動脈血酸素分圧が80mmHg以下になった時 パルスオキシメーター<95%になった時に疑う。

  • 68

    低酸素血症と原因について

    ①麻酔回路の異常(気管チューブが折れていたり、回路内に閉塞物があったり) ②気管チューブ→食道挿管(実習では食道挿管が起こる)、分泌物(分泌物が多い動物だったり) ③呼吸器→血胸・気胸・肺水腫・無気肺 ④血液・循環→肺血流量減少、肺塞栓、貧血、疼痛 ⑤心臓→心拍出量の低下

  • 69

    カフ圧が上昇していても動脈の振動が検知されていた。どのような可能性が考えられるか。

    カフが動脈を絞扼しきれていなかったと考えるとカフのサイズが小さすぎる可能性がある。

  • 70

    過換気の結果どうなるか。三つ答えよ。

    呼吸性アルカローシス 血圧低下 脳血流低下

  • 71

    この四つの中で正常なのはどれか。また、正常以外のものは何が原因になっているか答えよ

    一番上が正常 二番目は気管チューブのカフ漏れ(閉鎖の回路になっていないから破れて漏れている。) 三番目は食堂内挿管(最初は波形が出ているけど、そのうち出なくなってくる。気管に入っていないから声帯通過していないから声が出る。) 四番目はソーダライムの不良である。(二酸化炭素の再呼吸。再呼吸式の麻酔器である。)

  • 72

    正常波形が一番上である。 それ以外は何が起こっているか答えよ。

    二番目が呼気抵抗増加(吐くのに抵抗があるような問題がある。) 三番目が吸気呼気抵抗増加(吸う時の抵抗があるとこっちがなだらかになったり 四番目が人工呼吸中の自発呼吸である。(人工呼吸と自発呼吸がファイティングしている。)

  • 73

    三つの原因は何が原因になっているか答えよ。

    ①術者のもたれかかり(吸って吐く時に抵抗があると上手く四角い形にならないことがある。) ②緩徐な呼吸と心源性波動(心臓の拍動を反影している。呼吸数がゆっくりだと波ができていることがある。これは全然心配ない。) ③気管チューブ不完全閉塞(呼器に何らかの異常があればなだらかな波形になる。)

  • 74

    上の図は正常である。下の図は、何が理由で起こるか答えよ

    下の図は分時換気量が少ない動物の場合に起こる。 死腔の影響で正しく測定できない場合。

  • 75

    痛みを伴う処置をすることがわかっている場合、痛くなってから鎮痛剤を投与するか。それとも痛くなる前から鎮痛剤を投与するか。また、その理由を答えよ。

    痛くなってから鎮痛剤を投与するのではなく、痛くなるんだろうなって思ったら鎮痛剤は先制して投与する。 理由は痛みがあってから投与するより痛くなる前に投与した方が効果的だからである。(国家試験でよく問われる。)

  • 76

    (麻酔4)マルチモーダル鎮痛とは何か

    複数の作用機序の異なる鎮痛薬。薬物以外のものを組み合わせて相加的あるいは相乗的な鎮痛効果を得ること。

  • 77

    (麻酔4)塩酸リドカインでは、全身麻酔、局所麻酔どちらに飼養するか。また、注意点を答えよ。

    局所麻酔作用のみならず、全身投与によって鎮痛作用が得られる。また、猫では犬と同じ量塩酸リドカインを投与すると中枢神経作用が強く出てしまうので、投与量を犬の1/10に抑えないとダメ。

  • 78

    経静脈局所麻酔法の利点を答えよ

    ①手技が簡単 ②術野からの出血の減少

  • 79

    (心肺蘇生)心肺停止に移行する前の兆候を8個あげよ

    ①反応性低下〜無反応 ②呼吸数低下〜無呼吸 ③心拍数の変化 ④脈拍が弱くなる、不規則になる ⑤低血圧 ⑥深い麻酔深度 ⑦チアノーゼ ⑧低体温

  • 80

    心肺蘇生術の一次救命措置の目的を二答えよ。また、何を行うか。

    ①一次救命処置 目的:組織の酸素化を維持する。 胸部圧迫と気道確保 ②二次救命処置 目的:心臓のリズムと機能を回復させる 除細動、薬物治療など

  • 81

    (心肺蘇生)でABCがあるが、必ずそれに従うべきか。また、そのABCは何があるか。

    ABCの順序は必ずしもそうではない。 呼吸器疾患がなければ胸部圧迫だけで10分間は生存に必要な酸素化が得られる。 A・・・Airway気道確保 B・・・Breathing呼吸をさせる C・・・Circulation 循環させる。

  • 82

    胸部圧迫の目的を二つ答えよ

    ①心拍再開までの脳循環の確保 ②冠血流(心臓に血流を戻す)の確保→冠血流圧は予後を規定する。

  • 83

    胸部圧迫には二つの方法があるが、それぞれ何というか。また、それらの方法を答えよ

    心臓ポンプ説・・・心臓そのものを圧迫して行うこと。小さい動物は心臓ポンプ説可能 胸郭ポンプ説・・・胸郭を圧迫して胸郭の内圧を上昇させたり低下させたりする。

  • 84

    10kg以上の標準胸郭の犬は何ポンプ説を行うか。また、圧迫位置はどこか

    胸郭ポンプ説圧迫位置は胸部の最も厚みのある位置

  • 85

    胸郭が深く平たい犬は何ポンプ説を行うか。また圧迫位置はどこか

    心臓ポンプ説 圧迫位置は心臓の上

  • 86

    胸郭が樽型の犬は何ポンプ説を行うか。また、圧迫位置を答えよ

    胸郭が樽型の犬は心臓ポンプ説を行い、圧迫部位は胸骨

  • 87

    猫、小型犬の心臓圧迫は何説か、またどこを圧迫するか。

    猫・小型犬は心臓ポンプ説を行う。また、圧迫部位は心臓である。

  • 88

    正確に胸部を圧迫しても正常の何%しか循環されない?

    25%

  • 89

    両手法のコツを答えよ。(胸郭ポンプ説)

    胸腔1/3から1/2圧迫されるように行う。 圧迫を解除した時に完全に胸郭が再拡張(反跳)するようにする。

  • 90

    非再呼吸回路半開放式と再呼吸回路についての仕組みの違いを答えよ。

    非再呼吸回路半開放式は、麻酔薬が患者さんに供給されてそのまま捨てられる一方通行の回路。 再呼吸回路は、回路をずっと回しているとエアーが溜まってくるからその余剰ガスを捨てるのがポップオフ弁。ポップオフ弁を開放しておかないとどんどん患者さんに害が加わる。

  • 91

    非再呼吸回路・半開放式の麻酔流路をこの図を使って説明せよ。

    非再呼吸回路半開放式は、麻酔薬が患者さんに供給されてそのまま捨てられる一方通行の流路

  • 92

    再度呼吸回路の説明をこの図を使って説明せよ。また、ポップオフ弁についても答えよ。

    今は、半閉鎖式・回路外気化器を使用している。 吸気弁を通ったら後戻りしない。 ポップ弁は、回路をずっと回しているとエアーが溜まってくるからその余剰ガスを捨てるのがポップオフ弁。ポップオフ弁を開放しておかないとどんどん患者さんに害が加わる。

  • 93

    この、心電図や数値を見て、おかしいところを答えよ。

    PaO2が42であったら明らかにチアノーゼなはずなのに、心拍数血圧大きく変わっていない。から心電図と、血圧を見ているだけではなかなか気づきにくい。 3分でPaO2が90くらいになっているが、PaO2が100くらいが正常であるので、舌はまだピンクになっている状態

  • 94

    100%麻酔を吸わせて全身麻酔を行うと、大体PaO2はどのくらいになるか。

    100%O2を吸わせて全身麻酔をすると大体500くらいになる。

  • 95

    (麻酔3)心電図、血圧では異常に気付かないことがあるが、その場合は何を見たら良いか。

    ・麻酔回路モニター -換気量計/気道内圧計(人工換気をする時に過剰な圧がかかっていないかは、気道内圧のメモリを見たらわかる。)/酸素濃度計 ・生体のモニター -五感を使用する方法:呼吸数、呼吸様式(自発呼吸が浅いのか深いのかは機械ではわからない)、呼吸音(短頭種で上部気道でブーブー言っているようであったら上部気道の抵抗が高い。) 可視粘膜色(通常ではピンク色なんだけど色が変わってこないか) -呼気ガスモニター(カプノメーター):終末呼気二酸化炭素濃度 -パルスオキシメーター(酸素飽和度をパルスを手がかりにして計測している。)

  • 96

    フェンタニルはどのような時に使用されるか。また、フェンタニルの特徴を答えよ。

    フェンタニルは重度から中程度の疼痛の鎮痛剤のために用いられる。 心収縮力を低下させない。 呼吸抑制になる時がある。 フェンタニルは疼痛が重度な手術の時に使用される。心疾患など血行動態に負荷をかけない麻酔が必要な時に使用される。

  • 97

    酸素ヘモグロビン解離曲線で右方シフトが起こる時はどのような時か。CO2分圧について、pHについて、温度がどうなっている時か。また2,3-ジホスホグリセリドがどのような状態になっている時かを答えよ。1

    基本的に酸素ヘモグロビン解離曲線で右方シフトが起こる時は、代謝が上がっている時である。 ①CO2分圧が上昇している時 ②pHが低下してアシドーシスが起こっている時 ③温度が上昇している時 ④2,3-ジホスホグリセリドが低下している時である。

  • 98

    血液ガス分配係数とは何か。

    吸入麻酔薬の血液への溶解度。溶解度が高いと、肺胞濃度の上昇に時間がかかり、導入が遅くなる。

  • 99

    吸入麻酔薬の流れについて、どこど、どこど、どこが平衡になるか

    肺胞内の分圧=動脈血液内の分圧=脳内の分圧

  • 100

    血液/ガス分配係数が0.5と、血液/ガス分配係数が2.0とは何かを答えよ。

    血液/ガス分配係数が0.5の時は、肺胞:血液=1:0.5の時である。 血液/ガス分配係数が2.0の時は、肺胞:血液=1:2の時である。