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04.名詞 ①

04.名詞 ①
66問 • 2年前
  • 鈴木ひな
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    問題一覧

  • 1

    【手】のわろき人の,はばからず文書きちらすはよし。

  • 2

    父が弾く【手】,一つ残さず習ひとりつ。

    演奏法

  • 3

    (右大将の)書きて奉られたる本をこそは,【男手】も【女手】も習ひたまふめれ。

    漢字

  • 4

    【文】に思ひける事どもの限り多う書きて取らせたりければ,

    手紙

  • 5

    長恨歌といふ【文】を,物語に書きてあるところあんなり。

    漢詩

  • 6

    心に忘れずながら【消息】などもせで久しくはべりしに,

    手紙

  • 7

    【消息】を言ひ入るれど,なにのかひなし。

    訪問の申し入れ

  • 8

    いとあはれがらせ給ひて,ものもきこしめさず。御【遊び】などもなかりけり。

    管弦の遊び

  • 9

    ひとわたり【遊び】て,琵琶弾きやみたるほどに,

    音楽を奏で楽しむ

  • 10

    「無名」といふ琵琶の御琴を,【上】の持てわたらせ給へるに,

  • 11

    【上】も大臣も,かく,つと添ひおはすれば,

    北の方

  • 12

    【おほやけ】の宮仕へしければ,(親王のもとに)常にはえまうでず。

    朝廷

  • 13

    大臣のかく世をのがせ給へば,【おほやけ】も心細う思され,

  • 14

    君は二日三日【うち】へも参り給はで,

    宮中

  • 15

    【うち】にも(春宮を)めでたしと見奉り給ふ。

  • 16

    思ひきや深山の奥に住まひして【雲居】の月をよそに見むとは

    宮中

  • 17

    (帝は愛する更衣を)あながちに【御前】去らずもてなさせ給ひしほどに,

    お側

  • 18

    宮の【御前】のうち笑ませ給へる,いとをかし。

  • 19

    小倉山峰のもみぢ葉心あらば今一度の【みゆき】待たなむ

    お出まし

  • 20

    法王夜をこめて大原の奥へぞ【御幸】なる。

    お出まし

  • 21

    さて年ごろ経るほどに,女,親なく,【たより】なくなるままに,

    よりどころ

  • 22

    【たより】あらばいかで都へ告げやらむ今日白河の関は超えぬと

    つて

  • 23

    【たより】ごとに物も絶えず得させたり。

    良い機会

  • 24

    おなじ心なる人二三人ばかり,火桶を中に置いて,【物語】などするほどに,

    世間話

  • 25

    世の中に(『源氏物語』などの)【物語】といふもののあんなるを,いかで見ばやと思ひつつ,

    物語

  • 26

    集をえらぶ人は【ためし】多かれども,再び勅をうけて,代々に聞こえあげたる家は,たぐひなほありがたくやありけむ。

    先例

  • 27

    (十二月には)公事どもしげく,春の【急ぎ】にとり重ねて催し行はるるさまぞ,いみじきや。

    準備

  • 28

    正月の御装束【急ぎ】給ふ。

    準備する

  • 29

    頭の中将,容貌【用意】,人にはことなるを,(光源氏と)立ち並びては,なほ花のかたはらの深山木なり。

    気配り

  • 30

    さかにならば,【かたち】も限りなくよく,髪のいみじう長くなりなむ。

    容貌

  • 31

    木の間よりもりくる月の【影】見れば心づくしの秋は来にけり。

  • 32

    月隈なくさし出でて,ふと人の【影】見えければ,

    姿

  • 33

    切に物思へる【気色】なり

    様子

  • 34

    おほやけの御【気色】悪しかりけり。

    機嫌

  • 35

    わざとの御消息とはあらねど,御【気色】ありけるを,

    意向

  • 36

    梅の花のわづかに【けしきばみ】はじめて,

    様子を見せる

  • 37

    花山院,この四の君の御許に御文など奉り給ひ,【けしき立た】せ給ひけれど,

    思いを示す

  • 38

    「【心ざし】のまさらむにこそはあはめ」と思ふに,

    愛情

  • 39

    いとはつらく見ゆれど,【志】はせむとす。

    お礼の贈り物

  • 40

    山籠りの【本意】深く,今年は出でじと思ひけれど,

    かねてからの願い

  • 41

    【こと】に出でて言はぬばかりぞ

    言葉

  • 42

    これに,ただ今覚えむ古き【言】,ひとつづつ書け。

    和歌

  • 43

    (光源氏が)紫の紙に書い給へる墨つきのいと【ことなる】を(紫の上)取りて見ゐ給へり。

    異なっている

  • 44

    山里は秋こそ【ことに】わびしけれ

    とりわけ

  • 45

    夜泣きといふ【わざ】する乳児の乳母。

  • 46

    それ失せ給ひて,安祥寺にて御【わざ】しけり。

    葬儀

  • 47

    やまと歌は人の心を種として,【よろづ】の言の葉とぞなれりける。

    様々

  • 48

    世の中変はりてのち,(光源氏は)【よろづ】もの憂く思され,

    何事につけても

  • 49

    我を知らずして,外を知るといふ【ことわり】あるべからず。

    道理

  • 50

    宮の泣きまどひ給ふこと,いと【ことわりなり】かし。

    最もである

  • 51

    「(東国に人は)にぎはひ豊かなれば,人には頼まるるぞかし」と【ことわら】れ侍りし。

    判断する

  • 52

    道理と【僻事】を並べんに,いかでか道理につかざるべき。

    間違い

  • 53

    かかる奥山に籠り居たらむ,あまりに【ひがひがしう】,

    捻くれている

  • 54

    まこと蓬莱の木かとこそ思ひつれ。かくあさましき【そらごと】にてありければ,はや返し給へ。

  • 55

    さまざまの御祈りはじまりて,なべてならぬ法ども行はるれど,さらにその【しるし】なし。

    効き目

  • 56

    必ず仏の御【しるし】を見むと思ひ立ちて,その暁に京を出づるに,

    ご利益

  • 57

    年も返りぬ。春に【しるし】も見えず,凍りわたれる水の音せぬさへ心細くて,

    兆し

  • 58

    見れば,(庭に)長むしろをぞ四五枚敷きたる。何の【料】にかあらんと見るほどに,

    ため

  • 59

    【禄】を出ださるれば,肩に掛けて,拝して退く。

    褒美

  • 60

    夜中ばかりに,皮の聖のもとにおはして「われ法師になし給へ。【年頃】の本意なり」とのたまひければ,

    長年

  • 61

    【日ごろ】降りつる雪の,今日はやみて,風などいたう吹きつれば,

    数日

  • 62

    【月頃】にこよなう物の心知り,ねびまさりにけり。

    数ヶ月

  • 63

    九日の【つとめて】,大湊より漕ぎ出でたり。

    早朝

  • 64

    平中,そのあひける【つとめて】,人おこせむと思ひけるに,

    翌朝

  • 65

    心もゆかぬ【世】とはいひながら,まだいとかかる目は見ざりつれば,

    夫婦の仲

  • 66

    夢よりもはかなき(亡き親王との)【世の中】を嘆きわびつつ明かし暮らすほどに,

    男女の仲

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    05.動詞 332〜395

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    06.名詞 396〜460

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    06.名詞 396〜460

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    07.名詞 461〜526

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    08.形容詞 527〜581

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    03.動詞+副詞+前置詞 1013〜1045

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    04.特定の名詞を用いる群動詞 1046〜1121

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    05.形容詞・副詞中心 1122〜1188

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    06.名詞中心 1189〜1266

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    07.群前置詞 1267〜1306

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    鈴木ひな · 8問 · 1年前

    英単語

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    8問 • 1年前
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    問題一覧

  • 1

    【手】のわろき人の,はばからず文書きちらすはよし。

  • 2

    父が弾く【手】,一つ残さず習ひとりつ。

    演奏法

  • 3

    (右大将の)書きて奉られたる本をこそは,【男手】も【女手】も習ひたまふめれ。

    漢字

  • 4

    【文】に思ひける事どもの限り多う書きて取らせたりければ,

    手紙

  • 5

    長恨歌といふ【文】を,物語に書きてあるところあんなり。

    漢詩

  • 6

    心に忘れずながら【消息】などもせで久しくはべりしに,

    手紙

  • 7

    【消息】を言ひ入るれど,なにのかひなし。

    訪問の申し入れ

  • 8

    いとあはれがらせ給ひて,ものもきこしめさず。御【遊び】などもなかりけり。

    管弦の遊び

  • 9

    ひとわたり【遊び】て,琵琶弾きやみたるほどに,

    音楽を奏で楽しむ

  • 10

    「無名」といふ琵琶の御琴を,【上】の持てわたらせ給へるに,

  • 11

    【上】も大臣も,かく,つと添ひおはすれば,

    北の方

  • 12

    【おほやけ】の宮仕へしければ,(親王のもとに)常にはえまうでず。

    朝廷

  • 13

    大臣のかく世をのがせ給へば,【おほやけ】も心細う思され,

  • 14

    君は二日三日【うち】へも参り給はで,

    宮中

  • 15

    【うち】にも(春宮を)めでたしと見奉り給ふ。

  • 16

    思ひきや深山の奥に住まひして【雲居】の月をよそに見むとは

    宮中

  • 17

    (帝は愛する更衣を)あながちに【御前】去らずもてなさせ給ひしほどに,

    お側

  • 18

    宮の【御前】のうち笑ませ給へる,いとをかし。

  • 19

    小倉山峰のもみぢ葉心あらば今一度の【みゆき】待たなむ

    お出まし

  • 20

    法王夜をこめて大原の奥へぞ【御幸】なる。

    お出まし

  • 21

    さて年ごろ経るほどに,女,親なく,【たより】なくなるままに,

    よりどころ

  • 22

    【たより】あらばいかで都へ告げやらむ今日白河の関は超えぬと

    つて

  • 23

    【たより】ごとに物も絶えず得させたり。

    良い機会

  • 24

    おなじ心なる人二三人ばかり,火桶を中に置いて,【物語】などするほどに,

    世間話

  • 25

    世の中に(『源氏物語』などの)【物語】といふもののあんなるを,いかで見ばやと思ひつつ,

    物語

  • 26

    集をえらぶ人は【ためし】多かれども,再び勅をうけて,代々に聞こえあげたる家は,たぐひなほありがたくやありけむ。

    先例

  • 27

    (十二月には)公事どもしげく,春の【急ぎ】にとり重ねて催し行はるるさまぞ,いみじきや。

    準備

  • 28

    正月の御装束【急ぎ】給ふ。

    準備する

  • 29

    頭の中将,容貌【用意】,人にはことなるを,(光源氏と)立ち並びては,なほ花のかたはらの深山木なり。

    気配り

  • 30

    さかにならば,【かたち】も限りなくよく,髪のいみじう長くなりなむ。

    容貌

  • 31

    木の間よりもりくる月の【影】見れば心づくしの秋は来にけり。

  • 32

    月隈なくさし出でて,ふと人の【影】見えければ,

    姿

  • 33

    切に物思へる【気色】なり

    様子

  • 34

    おほやけの御【気色】悪しかりけり。

    機嫌

  • 35

    わざとの御消息とはあらねど,御【気色】ありけるを,

    意向

  • 36

    梅の花のわづかに【けしきばみ】はじめて,

    様子を見せる

  • 37

    花山院,この四の君の御許に御文など奉り給ひ,【けしき立た】せ給ひけれど,

    思いを示す

  • 38

    「【心ざし】のまさらむにこそはあはめ」と思ふに,

    愛情

  • 39

    いとはつらく見ゆれど,【志】はせむとす。

    お礼の贈り物

  • 40

    山籠りの【本意】深く,今年は出でじと思ひけれど,

    かねてからの願い

  • 41

    【こと】に出でて言はぬばかりぞ

    言葉

  • 42

    これに,ただ今覚えむ古き【言】,ひとつづつ書け。

    和歌

  • 43

    (光源氏が)紫の紙に書い給へる墨つきのいと【ことなる】を(紫の上)取りて見ゐ給へり。

    異なっている

  • 44

    山里は秋こそ【ことに】わびしけれ

    とりわけ

  • 45

    夜泣きといふ【わざ】する乳児の乳母。

  • 46

    それ失せ給ひて,安祥寺にて御【わざ】しけり。

    葬儀

  • 47

    やまと歌は人の心を種として,【よろづ】の言の葉とぞなれりける。

    様々

  • 48

    世の中変はりてのち,(光源氏は)【よろづ】もの憂く思され,

    何事につけても

  • 49

    我を知らずして,外を知るといふ【ことわり】あるべからず。

    道理

  • 50

    宮の泣きまどひ給ふこと,いと【ことわりなり】かし。

    最もである

  • 51

    「(東国に人は)にぎはひ豊かなれば,人には頼まるるぞかし」と【ことわら】れ侍りし。

    判断する

  • 52

    道理と【僻事】を並べんに,いかでか道理につかざるべき。

    間違い

  • 53

    かかる奥山に籠り居たらむ,あまりに【ひがひがしう】,

    捻くれている

  • 54

    まこと蓬莱の木かとこそ思ひつれ。かくあさましき【そらごと】にてありければ,はや返し給へ。

  • 55

    さまざまの御祈りはじまりて,なべてならぬ法ども行はるれど,さらにその【しるし】なし。

    効き目

  • 56

    必ず仏の御【しるし】を見むと思ひ立ちて,その暁に京を出づるに,

    ご利益

  • 57

    年も返りぬ。春に【しるし】も見えず,凍りわたれる水の音せぬさへ心細くて,

    兆し

  • 58

    見れば,(庭に)長むしろをぞ四五枚敷きたる。何の【料】にかあらんと見るほどに,

    ため

  • 59

    【禄】を出ださるれば,肩に掛けて,拝して退く。

    褒美

  • 60

    夜中ばかりに,皮の聖のもとにおはして「われ法師になし給へ。【年頃】の本意なり」とのたまひければ,

    長年

  • 61

    【日ごろ】降りつる雪の,今日はやみて,風などいたう吹きつれば,

    数日

  • 62

    【月頃】にこよなう物の心知り,ねびまさりにけり。

    数ヶ月

  • 63

    九日の【つとめて】,大湊より漕ぎ出でたり。

    早朝

  • 64

    平中,そのあひける【つとめて】,人おこせむと思ひけるに,

    翌朝

  • 65

    心もゆかぬ【世】とはいひながら,まだいとかかる目は見ざりつれば,

    夫婦の仲

  • 66

    夢よりもはかなき(亡き親王との)【世の中】を嘆きわびつつ明かし暮らすほどに,

    男女の仲