問題一覧
1
御手
ご筆跡
2
すなはち
すぐに
3
あからさまに
ちょっと
4
あぢきなき
つまらない
5
志
愛情
6
ちぎり
約束
7
むげなり
最低だ
8
すずろに
あてもなく
9
言へばさらなり
言うまでもない
10
いつしか梅咲かなむ
早く梅が咲いてほしい
11
知られでくるよしもがな
知られないで来る方法があればなぁ
12
清らなる玉の男皇子さへ
美しい玉のような男皇子までも
13
散ればこそいとど桜はめでたけれ
散るから一層桜は素晴らしい
14
かくおとなしき
このような分別がある
15
何をもちて、とかく
どうして、あれこれ
16
しかるべからずとて
ふさわしくないと言って
17
げにさることなり
本当に当然のことだ
18
あらぬよしなき者
別の関係の無い者
19
すさまじといふはおろかなり
興ざめといってもいいつくせない
20
ことにかたくななる人ぞ
特に風流心の無い人
21
言ふめる
言うようだ
22
などあだなる物と思ひけむ
どうして無駄な物と思ったのだろうか
23
おほやけに御文奉り給ふ
天皇に手紙を差し上げなさる
24
さばかりにこそ
そのくらいである
25
参らざりける
参上しなかった
26
さながらありや
そのままあるか
27
つゆまどろまれず
全く見ることができない
28
逃ぐとも、よも逃がさじ
逃げても、まさか逃がさないだろう
29
なかなか参らざらんよりあしかるべし
かえって参上しないより悪いだろう
30
言ふかいなくぞこぼれ破れたる
どうしようもなく壊れ破れている
31
もの思へる気色なり
物思いしている様子だ
32
食べんがさうざうしければ
食べるのが物足りないので
33
むつかしとて
不快だと言って
34
おぼえ出で来にけり
評判が出てきてしまった
35
思ひまうけたる道なれども、さすがに
覚悟していることだけど、そうはいってもやはり
36
などかくは仰せらるる
どうしてこのように仰るのか
37
かつ消え
一方では消え
38
なでふことをのたまふぞ
何という事を仰るのか
39
ありしやうに御簾の中にと入れ給はず
かつてのように御簾の中に入れなさらない
40
頼りなくなるままに
よりどころがなくなるにつれ
41
いふかひなくてあらむやは
どうしようもなくていてよいか、いやいられない
42
頼み奉らんに、その験なしといふことは
あてに申し上げたら、その御利益がないということは
43
たうときわざすなる、見せたてまつらむ
尊い仏事をするそうだ、見せ申し上げよう