問題一覧
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81.次の文の[ア][イ]に入る正しい組合せを一つ選べ。明るい室内で透過写真を観察する場合、透過写真からの透過光とと周囲からの散乱光Lが加わって目に入る。透過光に対する散乱光の比n’を【ア】とすれば、透過写真の見掛けのコントラストは、散乱光のない場合の【イ】倍となる。
[ア] Ls/L [イ] 1/ (1+n’)
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82. 明るさが30,000 cd/m2の観察器を使い濃度4.00のフィルムを観察する場合、透過光の明るさLは 何cd/m2になるか。正しいものを一つ選べ。
3 cd/m2
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83. 次の文の[ア][イ][ウ]に入る正しい組合せを一つ選べ。明るさが10,000 cd/m2の観察器を使い濃度2.00のフィルムを観察する場合、透過光の明るさLは 【ア】cd/m2となる。また、透過光の1.4倍に相当する散乱光Lsが【イ】cd/m2あったと仮定すれ ば、透過写真の見掛けのコントラストΔDaは【ウ】%に減少する。ただし、小数点以下は切り上げ る。
[ア]100 [イ]140 [ウ]42
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84. 次の文は、透過写真の観察条件と見掛けのコントラストの関係について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
同じ濃度の透過写真を観察する場合、観察器の輝度が高くなるほど見掛けのコントラストは低下する。
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85. 濃度1.80と2.40の2枚の透過写真を、同じ観察条件で観察した。このときの観察において、どちらも透過光以外の光の強さは濃度1.80の透過写真を透過した光の強さの半分であった。濃度Dとフィルムコントラストyの関係が濃度0.50〜3.50の範囲で正比例であるとすれば、濃度1.80における透過度計の線に対する透過写真の見掛けのコントラストは濃度2.40において同ー直径の線に対する透過写真の見掛けのコントラストの何倍であるか。正しいものを一つ選べ。
1.5
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86. JIS Z 3104では透過写真に関して透過度計の識別最小線径、濃度範囲、試験部の有効長さの他に一つ加えた4つの項目を主な必要条件として規定している。残り一つの条件について正しいものを選べ。
階調計の値
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87. 次の文は、透過写真の観察について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
透過写真の観察には透過写真のサイズに合わせた固定マスクを使用する。
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88. 次の文は、透過写真の正しい観察の仕方について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
透過写真の観察は明るい部屋に比べて暗い部屋のほうがよい。
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89. 次の図は母材の厚さ24.0mm、両面に余盛のある鋼溶接部の透過写真に現れたきずをスケッチしたものである。図中のA部についてJISZ3104附属書4に基づくきずの像の分類を行った。試験視野、きずの総点数及び分類の組合せについて正しいものを一つ選べ。
試験視野10mmx10mm、総点数9点、分類3類
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90. 次の図は母材の厚さ30.0mm、両面に余盛のある鋼溶接部の透過写真に現れたきずをスケッチしたものである。図中のB部についてJISZ3104附属書4に基づくきずの像の分類を行った。試験視野、きずの総点数及び分類の組合せについて正しいものを一つ選べ。
試験視野10mmx20mm、総点数8点、分類2類
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91. 次の図は母材の厚さ20.0mm,両面に余盛のある鋼溶接部の透過写真に現れたきずをスケッチしたものである。図中のC・D部について、JISZ3104附属書4に基づくきずの像の分類を行った。独立したきずか否か、きずの長さ、分類の組合せについて正しいものを一つ選べ。
独立したきず、きず長さ4.5mm (C部)、分類2類
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92. 次の図は母材の厚さ26.0mm、両面に余盛のある鋼溶接部の透過写真に現れたきずをスケッチしたものである。図中のE • F • G部について、JIS Z 3104附属書4に基づくきずの像の分類を行った。独立したきずか否か、きずの長さ、分類の組合せについて正しいものを一つ選べ。
きず群(E+F)、きず長さ12.5mm (C部+D部+両者の間隔)、分類3類
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93. 次の図は呼称厚さ18mmの鋳鋼品の透過写真に現れたきずをスケッチしたもので、きずは砂かみ及び介在物である。現れたきずについて、JISG0581に基づいてきずの像の分類を行う。試験視野、きず点数の総和、分類の組合せについて正しいものを一つ選べ。なお、分類にあたり添付資料1“JIS G 0581-1999付属書の抜粋’’を参照のこと。
試験視野(直径)30mm、きず点数29点、5類
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94. JISZ 2305:2013はISO (国際標準化機構)規格を基に作成した規格である。基になるISO規格は次のうちどれか。正しいものを一つ選べ。
ISO 9712
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95. NDTレベル1及びレベル2に要求される経験期間を証明する文書を認証機関に提出しなければならない。提出時に誰が経験期間を確認するのか、正しいものを一つ選べ。
雇用主
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96. NDTレベル2に認証された技術者の業務について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
適用される規格、コード、仕様書又は手順書に従って結果を解釈し、評価する。
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97. NDTレベル2技術者に認められていない業務は次のうちどれか。正しいものを一つ選べ。
NDT仕様書の作成
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98. 規格、コード等に従って製品のNDTを実施する際に適用すべきすべての必須要素及び注意事項を記した文書は次のうちどれか。正しいものを一つ選べ。
NDT手順書
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99. 次の文は、放射線業務を行う際に設定する管理区域について述べたものである。正しいものをーつ選べ。
外部放射線による実効線量と空気中の放射性物質による実効線量との合計が3月間につき1.3ミリシーベルトを超えるおそれのある区域
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100. 次の文は、工業用エックス線装置又は放射性物質を装備している機器を放射線装置室以外の場所で使用するときに設定する立入禁止区域について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
エックス線管の焦点又は放射線源から5 メートル以内の範囲(外部放射線による実効線量が1週間につき1.0ミリシーベルト以下の場所を除く)を立入禁止区域とする。
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101.次の文は、放射線業務従事者の被ばく限度について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
放射線業務従事者の受ける実効線量が5年間につき100ミリシーベルトを超えず、かつ、1年間につき50ミリシーベルトを超えないようにしなければならない。
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102.次の文は、管理区域の設定に使用する放射線測定器について述べたものである。最も適切な測定を選べ。
電離箱式サーベイメータ
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103. JISZ 2305:2013において、認証機関は資格試験の準備•運営を行わなければならないが、次の機関に詳細な運営を運営することを委託してもよい。正しいものを一つ選べ。
資格試験機関
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104.工業用X線フィルム(ノンスクリーン形フィルム)と金属蛍光増感紙を組合せた場合の増感率は次のうちどれか。適切なものを一つ選べ。
3〜10倍
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105.試験体とX線装置の組合せについて、適切な組合せを次のうちから一つ選べ。
チタン溶接部(厚さ3mm)—管電圧100kVの軟X線装置