問題一覧
1
(A)~(D)にあてはまる語句の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 保育所の(A)の中で、(B)をもって 自分のやりたいことに向かって 心と体を十分に働かせ、(C)をもって 行動し、自ら健康で(D)な生活を つくり出すようになる。
A 生活 B 充実感 C 見通し D 安全
2
子どもの発育・発達に関する記述です。 適切な記述を〇、 不適切な記述を✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 発育・発達は連続した現象であり、 原則としてある段階から次の段階に 飛躍することはない。 B 器官別に見ると、神経系の発育は 乳幼児期に最も急速であり、 生殖器系の発育が最も遅い。 C 発育・発達は秩序正しく 一定の順序で進む。 例えば運動機能では、 はいはいの後すぐに一人歩きへと進む。 D 一般的に体重や身長は、乳幼児期および 小学校低学年に急速に増加し、 小学校高学年ではゆっくり増加する。
A 〇 B 〇 C ✕ D ✕
3
「発熱」に関する記述です。 不適切な記述を一つ選びましょう。 1 発熱は、生体の防御反応として、 免疫機構が病原体と戦っている サインである。 2 体温には日内変動がある。 発熱時も朝方に上昇し、 夕方から夜間に下がることが多い。 3 発熱が続くと、食欲が低下して 水分も摂らなくなることがある。 4 不感蒸泄も盛んになって 体の水分が奪われ、 脱水に陥りやすくなる。 5 哺乳・食事の直後、泣いたあと、 体をよく動かした後などは、 病気でない時でも 熱が高めになることもある。
2
4
健康診査に関する記述です。 不適切な記述を一つ選びましょう。 1 市町村の保健センターで行われる 乳幼児健診の受診率は、 「平成28年度地域保健・ 健康増進事業報告の概況」 (平成30年3月7日 厚生労働省)によると 約7割である。 2 保育所で行う健診の結果は、 保護者に伝えるようにする。 3 保育所は、保護者に 市町村の乳幼児健診を受けるよう勧め、 その結果の報告を働きかける。 4 保育所での健診の項目は、 幼稚園でのそれとほぼ同様である。 5 保育所の健診では、保育士は 保護者の質問を医師に伝え、 適切な判断や助言を受ける。
1
5
子どもの健康状態の把握に関する 記述です。 適切な記述を〇、 不適切な記述を✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 一人一人の健康状態を 把握することによって、 保育所全体の子どもの疾病の 発生状況を把握することができ、 早期に疾病予防策を立てることに役立つ。 B 子どもの健康状態の把握は、 保育士が行うのではなく、 専門職である嘱託医が、 定期的な健康診査等で 把握するものである。 C 一人一人の子どもの 生育歴に関する情報を 把握するに当たっては、 母子健康手帳等の活用が有効であるが、 活用の際、 その情報の取扱いに当たっては、 保育士には秘密保持義務があるため、 保護者の了解を得る必要はない。 D 日々の健康観察では、 子どもの心身の状態をきめ細かに確認し、 平常とは異なった状態を 速やかに見付け出すことが重要である。
A 〇 B ✕ C ✕ D 〇
6
感染症名と病原体の組み合わせです。 正しいものを〇、 誤ったものを✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 流行性耳下腺炎ームンプスウイルス B 咽頭結膜熱ーアデノウイルス C 百日咳ーヒトパルボウイルス D 伝染性紅斑ーコクサッキーウイルス
A 〇 B 〇 C ✕ D ✕
7
その年月齢に達した乳幼児の 約80%が可能となる運動発達に関する 組み合わせです。 不適切な組み合わせを一つ選びましょう。 1 寝返りー6~7か月 2 おすわりー9~10か月 3 一人歩きー12~14か月 4 両足でピョンピョンー2歳 5 でんぐり返しー4歳
2
8
緊急処置に関する記述です。 (A)~(C)にあてはまる語句の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 子どもが倒れて意識がなく、 呼吸がみられないときは(A)を行い、 (B)を装着し音声指示と ランプの点滅に従って操作する。 普段通りの呼吸があるときは (C)をみながら 応援・救急隊を待つ。
A 胸骨圧迫 B 自動体外式除細動器 C 様子
9
乳幼児によくみられる アトピー性皮膚炎に関する記述です。 適切な記述を一つ選びましょう。 1 乳児では、アトピー性皮膚炎と 診断されることは稀である。 2 食物アレルギーがあると、 アトピー性皮膚炎になる。 3 アトピー性皮膚炎の症状の特徴は、 かゆみである。 4 アトピー性皮膚炎のある園児は、 プールに入れない。 5 アトピー性皮膚炎のある園児は、 とくにかぶれやすいので、 遊具やおもちゃの材質は プラスチックを避けるのが良い。
3
10
「教育・保育施設等における 事故防止及び事故発生時の対応のための ガイドライン 【事故防止のための取り組み】 ~施設・事業者向け~」 (平成28年3月 内閣府)における 「食事中の誤嚥を防ぐためのポイント」 に関する記述です。 不適切な記述を一つ選びましょう。 1 ゆっくり 落ち着いて食べることができるよう 子どもの 意志にあったタイミングで与える。 2 子どもの口に合った量で与える。 (1回で多くの量を詰めすぎない) 3 食べ物を飲み込んだことを確認する。 (口の中に残っていないか注意する) 4 汁物などの水分を適切に与える。 5 食べ方に注意が必要な食材は、 食べさせないようにする。
5
11
A~Eのうち、 「発達障害者支援法」 (平成28年 一部改正)の 支援の対象となるものを〇、 対象とならないものを✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 選択性緘黙 B 注意欠如・多動症 (注意欠陥・多動性障害) C 限局性学習症(学習障害) D トゥレット症 (音声および多発性運動性の合併した チック障害) E 反応性アタッチメント障害 (反応性愛着障害)
正答なし
12
A~Dのうち、 注意欠如・多動症の子どもへの対応として 適切な記述を〇、 不適切な記述を✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 多くの子どもと楽しく過ごせるように、 大テーブルを 複数の子どもで使用するようにした。 B 注意が散漫にならないように、 くりかえし大きな声で指示を出した。 C 目的とは違ったものに 注意が奪われやすいので、 必要な教材や道具は活動の前に準備した。 D やるべきこと、予定、規則を 視覚的に示すようにした。
A ✕ B ✕ C 〇 D 〇
13
子どもの性別違和に関する記述です。 適切な記述を〇、 不適切な記述を✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 男の子の場合、 女の子の服を身につけることを 強く好む。 B ごっこ遊びにおいて、 反対のジェンダーの役割を強く好む。 C 自分の性器の構造を強く嫌悪する。
A 〇 B 〇 C 〇
14
産後うつに関する記述です。 適切な記述を〇、 不適切な記述を✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 産後うつの有病率は、25%程度である。 B 産後うつは、 産後7か月以降の発症が多い。 C 産後うつは、ホルモンの変動などの 生物学的要因が強く、 心理学的および社会的要因は 無視できるほど小さい。 D 産後うつは、母親と子どもの相互作用に 影響を与えるが、子どもの認知と社会・ 情緒的発達にはほとんど影響を与えない。
A ✕ B ✕ C ✕ D ✕
15
次のA~Eのうち、 過換気症候群について 適切な記述を〇、 不適切な記述を✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 身体的誘因と心理的誘因がある。 B ペーパーバッグ法は 簡便で安全な方法である。 C 症状として、空気が吸えない感じ、胸痛、 動悸、悪心、嘔吐、手足のしびれ、痙攣、 意識消失などがある。 D 思春期から20歳台の女性に多くみられる。 E 呼吸が速くなることにより 血液が酸性に傾くことによって、 様々な症状が発現する
A 〇 B ✕ C 〇 D 〇 E ✕
16
感染予防のために用いる 消毒液に関する記述です。 適切な記述を一つ選びましょう。 1 消毒用アルコールは多種類の病原体に 効果があるため、よく用いられる。 原液を2倍に薄めて使う。 2 消毒用アルコールは手指や、 遊具、便器、トイレのドアノブなどに 用いるが、ゴム製品や 合成樹脂製品(おもちゃなど)は 浸け置きして消毒する。 3 逆性石鹸は、 ウイルスにも効果があるため、 手指を含めて室内にある物品を 消毒するのに用いる。 4 次亜塩素酸ナトリウムは、 ノロウイルスを含めて多くのウイルス、 細菌、一部の真菌に効果があるが、 金属には使えない。 5 次亜塩素酸ナトリウムで消毒する時は、 市販の漂白剤(塩素濃度約6%)を 30倍に希釈して用いる。
4
17
「教育・保育施設等における事故防止及び 事故発生時の対応のためのガイドライン 【事故防止のための取組み】 ~施設・事業者向け~」 (平成28年 3月 内閣府)における 「プール活動・水遊びの際に 注意すべきポイント」に関する記述です。 不適切な記述を一つ選びましょう。 1 監視者は監視に専念する。 2 監視エリア全域をくまなく監視する。 3 動かない子どもや 不自然な動きをしている子どもを 見つける。 4 十分な監視体制の確保ができない場合は、 プール活動の時間を短くして実施する。 5 時間的余裕をもってプール活動を行う。
4
18
次のうち、「学校保健安全法施行規則」 第19条における 出席停止の期間の基準として 適切な記述を一つ選びましょう。 1 インフルエンザ (特定鳥インフルエンザ及び 新型インフルエンザ等感染症を除く) では、発症した後3日を経過し、かつ、 解熱した後2日(幼児にあたっては3日)を 経過するまで。 2 百日咳では、特有の咳が消失するまで又は 5日間の適正な抗菌性物質製剤による 治療が終了するまで。 3 麻しんでは、 解熱した後5日を経過するまで。 4 風しんでは、発しんが消失し、 解熱するまで。 5 水痘では、 すべての発しんが消失するまで。
2
19
保育所における発育及び 発達状態の把握に関する記述です。 適切な記述を一つ選びましょう。 1 保育中の子どもの心身の状態については、 特に問題のない場合は1週間に一度、 まとめて保護者に報告するとともに、 留意事項などについては 必要に応じて助言する。 2 保育中に 発熱などの異常が認められた場合、 また傷害が発生した場合には、まず 嘱託医やかかりつけ医等の指示を受け、 対応することを優先する。 状態が落ち着いてから保護者に連絡する。 3 長期の観察によって、 疾病や障害の疑いが生じた時には、 保護者に伝えるとともに、 嘱託医や専門機関と連携しつつ、 対応について話し合い、 それを支援していくことが必要である。 4 疾病や障害発生時、虐待などの 不適切な養育が疑われる時などは、 担任保育士の判断で直ちに保健所または 児童相談所に届け出る必要がある。 5 看護師等が配置されている場合、 看護師は乳児への専門的対応を行う。
3
20
乳幼児突然死症候群(SIDS)に関する 記述です。 適切な記述を一つ選びましょう。 1 SIDSとは、乳幼児にみられる 原因不明の窒息による突然死である。 2 SIDSの日本での発症頻度はおおよそ 出生6000~7000人に1人と推定され、 多くは生後1歳以上で発症する。 3 SIDSは、主として睡眠中に発症する。 4 SIDSの診断は、解剖が実施されない場合は 死亡状況調査に基づいて行う。 5 SIDSの乳幼児では、 何らかの基礎疾患があるため、 それによる死亡であるかどうかの区別が 重要である。
3
21
「母子健康法」で定められていないものを 一つ選びましょう。 1 新生児訪問指導 2 予防接種 3 健康診査 4 保健指導 5 母子健康手帳の交付
2
22
保育所が 子どもの健康の保持・増進のために 整備すべき養育環境として、 不適切なものを一つ選びましょう。 1 子どもが身体を十分に動かし、 のびのびと行動できるようにする。 2 災害時に安全に避難できるようにする。 3 危険な場所がなく、 安全に過ごせるようにする。 4 決まりを守り 生活習慣が身に付けられるよう学べる。 5 危険を回避するため戸外遊びを控え、 室内で遊べるようにする。
5
23
子どもの健康と環境に関する記述です。 (A)~(D)にあてはまる 適切な語句の組み合わせを 一つ選びましょう。 子どもを取り巻く家庭、社会、 自然といった環境は、 子どもの生活に(A)に関わって、 子どもの健康や発達に影響を与えている。 保育所では、仲間と一緒にできる、 お手本がある、励まし合えるといった、 (B)であることによるメリットを生かした 積極的な教育が可能である。 通常の条件下では危険ではないが、 何らかの条件の変化で 危険となって現れる危険を(C)という。 調理室やトイレ、 手洗い場は(D)の観点で、 特に清潔の維持を意識した工夫、清掃、 管理が必要になる。
A 相互的 B 集団 C 潜在危険 D 感染予防
24
子どもという ことばに関する説明を示したものとして、 適切な記述を〇、 不適切な記述を✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 「母子保健法」による新生児とは、 出生後30日を経過しない乳児をいう。 B 「母子保健法」による乳児とは、 1歳に満たない者をいう。 C 「母子保健法」による幼児とは、 満1歳から小学校就学前をいう。 D 「児童福祉法」による児童とは、 満18歳に満たない者をいう。
A ✕ B 〇 C 〇 D 〇
25
保育所の重大事故における対応として、 子どもが意識を失って倒れていた場合、 次のうちから 適切なものを一つ選びましょう。 1 心臓マッサージを大人の場合の 倍の速さで行った。 2 胸部に吐物が付着していたが、 蘇生を急ぐべきだと考え、 AEDの電極をそのまま貼った。 3 意識を失って倒れている子どもに 駆け寄りながら、大声で人を呼んだ。 4 近くに人がいなかったので、 AEDをとりに、その場を離れた。 5 保護者への連絡は 状況が落ち着くまで控えた。
3
26
次のうち、保育所や地域における 子どもへの虐待防止や虐待対応について、 適切でないものを一つ選びましょう。 1 虐待を通告した人の個人情報は 法律によって守られる。 2 保護者との関係を壊さないことを優先し、 通告は控える。 3 子どもへの虐待による死亡は、 1歳未満が約半数を占める。 4 社会的に孤立し援助者が少ない場合、 虐待は起こりやすい。 5 妊婦健診や乳幼児健診を 受診していない場合、 子どもを虐待していることが多い。
2
27
新生児に普通に見られる反射運動で、 ある時期になると消えていくものを 原始反射というが、 次に示す反射と、 その発現から消失時期の組み合わせで 不適切なものを一つ選びましょう。 1 大きな音でびっくりしたときや 落ちると感じたときに起こる。 腕は伸び、 さらに抱きしめるような動きがある。 (モロー反射) →出生時~4か月ごろ 2 頬や口のまわりを指で触れると そちらに顔を向けて探し、 口を開けたりする反射 (探索反射) →出生時~4か月ごろ 3 口唇に触れると乳を吸う動作をする (吸啜反射) →出生時~12か月ごろ 4 背臥位のときに頭部を右もしくは左の方向 (一つの方向)に向けると、 顔の向いた側の手足は伸びて、 反対側の手足は曲がっている姿勢 (フェンシングの姿勢)をとる。 (緊張性頸反射) →出生時~5か月ごろ 5 足の裏をペンなどで刺激すると、 足の指は背屈し、扇状にひろがる (バビンスキー反射) →出生時~24か月ごろ
3
28
次のA~Eのうち、 子どもにみられる症状あるいは 疾患について述べたものとして、 適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 発熱を判定する場合、 その子どもの通常の体温(平熱)を 把握している必要がある。 B 腹痛とは、腹部の痛みであるが、 年少幼児では痛みの局在が はっきりしないこともある。 全身状態の観察が重要である。 C けいれんとは、意識消失とともに 全身または体の一部の筋肉が、 意志とは関係なく 発作的に収縮することをいう。 D 水痘は特徴的な発しんが重い場合は 全身的に出現するが、 頭皮にはみられないのが特徴である。 E 麻しんは高熱を発して、 顔面や顕部から出現した発しんが、 下降的に広がり 消退する時に色素沈着を残す。
A 〇 B 〇 C ✕ D ✕ E 〇
29
「母子健康法」で定められていないものを 一つ選びましょう。 1 新生児訪問指導 2 予防接種 3 健康診査 4 保健指導 5 母子健康手帳の交付
2
30
保育所が 子どもの健康の保持・増進のために 整備すべき養育環境として、 不適切なものを一つ選びましょう。 1 子どもが身体を十分に動かし、 のびのびと行動できるようにする。 2 災害時に安全に避難できるようにする。 3 危険な場所がなく、 安全に過ごせるようにする。 4 決まりを守り 生活習慣が身に付けられるよう学べる。 5 危険を回避するため戸外遊びを控え、 室内で遊べるようにする。
5
31
子どもの健康と環境に関する記述です。 (A)~(D)にあてはまる 適切な語句の組み合わせを 一つ選びましょう。 子どもを取り巻く家庭、社会、 自然といった環境は、 子どもの生活に(A)に関わって、 子どもの健康や発達に影響を与えている。 保育所では、仲間と一緒にできる、 お手本がある、励まし合えるといった、 (B)であることによるメリットを生かした 積極的な教育が可能である。 通常の条件下では危険ではないが、 何らかの条件の変化で 危険となって現れる危険を(C)という。 調理室やトイレ、 手洗い場は(D)の観点で、 特に清潔の維持を意識した工夫、清掃、 管理が必要になる。
A 相互的 B 集団 C 潜在危険 D 感染予防
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子どもという ことばに関する説明を示したものとして、 適切な記述を〇、 不適切な記述を✕とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 「母子保健法」による新生児とは、 出生後30日を経過しない乳児をいう。 B 「母子保健法」による乳児とは、 1歳に満たない者をいう。 C 「母子保健法」による幼児とは、 満1歳から小学校就学前をいう。 D 「児童福祉法」による児童とは、 満18歳に満たない者をいう。
A ✕ B 〇 C 〇 D 〇
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保育所の重大事故における対応として、 子どもが意識を失って倒れていた場合、 次のうちから 適切なものを一つ選びましょう。 1 心臓マッサージを大人の場合の 倍の速さで行った。 2 胸部に吐物が付着していたが、 蘇生を急ぐべきだと考え、 AEDの電極をそのまま貼った。 3 意識を失って倒れている子どもに 駆け寄りながら、大声で人を呼んだ。 4 近くに人がいなかったので、 AEDをとりに、その場を離れた。 5 保護者への連絡は 状況が落ち着くまで控えた。
3
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次のうち、保育所や地域における 子どもへの虐待防止や虐待対応について、 適切でないものを一つ選びましょう。 1 虐待を通告した人の個人情報は 法律によって守られる。 2 保護者との関係を壊さないことを優先し、 通告は控える。 3 子どもへの虐待による死亡は、 1歳未満が約半数を占める。 4 社会的に孤立し援助者が少ない場合、 虐待は起こりやすい。 5 妊婦健診や乳幼児健診を 受診していない場合、 子どもを虐待していることが多い。
2
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新生児に普通に見られる反射運動で、 ある時期になると消えていくものを 原始反射というが、 次に示す反射と、 その発現から消失時期の組み合わせで 不適切なものを一つ選びましょう。 1 大きな音でびっくりしたときや 落ちると感じたときに起こる。 腕は伸び、 さらに抱きしめるような動きがある。 (モロー反射) →出生時~4か月ごろ 2 頬や口のまわりを指で触れると そちらに顔を向けて探し、 口を開けたりする反射 (探索反射) →出生時~4か月ごろ 3 口唇に触れると乳を吸う動作をする (吸啜反射) →出生時~12か月ごろ 4 背臥位のときに頭部を右もしくは左の方向 (一つの方向)に向けると、 顔の向いた側の手足は伸びて、 反対側の手足は曲がっている姿勢 (フェンシングの姿勢)をとる。 (緊張性頸反射) →出生時~5か月ごろ 5 足の裏をペンなどで刺激すると、 足の指は背屈し、扇状にひろがる (バビンスキー反射) →出生時~24か月ごろ
3
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次のA~Eのうち、 子どもにみられる症状あるいは 疾患について述べたものとして、 適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 発熱を判定する場合、 その子どもの通常の体温(平熱)を 把握している必要がある。 B 腹痛とは、腹部の痛みであるが、 年少幼児では痛みの局在が はっきりしないこともある。 全身状態の観察が重要である。 C けいれんとは、意識消失とともに 全身または体の一部の筋肉が、 意志とは関係なく 発作的に収縮することをいう。 D 水痘は特徴的な発しんが重い場合は 全身的に出現するが、 頭皮にはみられないのが特徴である。 E 麻しんは高熱を発して、 顔面や顕部から出現した発しんが、 下降的に広がり 消退する時に色素沈着を残す。
A 〇 B 〇 C ✕ D ✕ E 〇
37
次の文は、 子どもの病気を早期発見するための、 いつもと違う子どものサインに 気づくためのポイント (「保育所における 感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」 参照)についての記述です。 適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 親から離れず機嫌が悪い(ぐずる) B 睡眠中に泣いて目が覚める C 元気がなく顔色が悪い D きっかけがないのに吐いた E 便がゆるい
A 〇 B 〇 C 〇 D 〇 E 〇
38
次のAからDは、保育所で 子どもに薬を与える場合に関して、 「保育所保育指針解説」 (平成 30 年3月 厚生労働省) 第3章「健康及び安全」 (3) 「疾病等への対応」に 示されている記述です。 適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合の 正しい組み合わせをーつ選びましょう。 A 医師の診断・指示によるものに限る。 B 保護者による与薬依頼書が必要である。 C 与薬依頼書には、薬の名前・種類、 使用方法の記載が必須であるが、 医師名は必要に応じて記載する。 D 与薬の誤りがないように、 決められた一人の保育士が行う。
A 〇 B 〇 C ✕ D ✕
39
次の【事例】を読んで、 【設問】 に答えましょう。 【事例】 Yさんは9歳の女児である。 周産期、乳幼児健診で 異常を指摘されたことはない。 幼児期より内向的で保育所では 友人は少なく登園渋りがあった。 小学校に入学後、 登校時に腹痛を来すようになり 不登校となった。 次第に母が外出しようとすると 「お母さんが事故に連って 死んでしまったらどうしょう」と泣き出し 留守番ができなくなった。 【設問】 次のうち、Yさんの主な精神医学的問題を、 一つ選びましょう。 1 パニック障害 2 分離不安障害 3 強迫性障害 4 自閉スペクトラム症 5 選択性算黙
2
40
次の文は、 注意欠如・多動症についての記述です。 適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A DSMー5の診断基準によれば、 不注意、多動症及び衝動性の症状が、 2つ以上の状況(例 :家庭、学校)で 存在する必要がある。 B 近年の疫学調査によると、 有病率は学童期で約20%である。 C 病因として遺伝的関与が強い。 D 自閉スペクトラム症を 併存することがある。 E 出生体重が1500 g未満で 生まれることは、 注意欠如・多動症のリスク因子である。
A 〇 B ✕ C 〇 D 〇 E 〇
41
次の文は、 発達性協調運動症に関する記述です。 適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 脳性麻痺や 筋ジストロフィーが原因になる。 B 協調運動技能の獲得が、その人の 生活年齢に応じて期待されるものより 明らかに劣っている。 C 症状は、不器用さや 運動技能の遂行における遅さと 不正確さによって明らかとなる。 D 学業や就労後の活動に 影響を与えている。
A ✕ B 〇 C 〇 D 〇
42
次の【事例】を読んで、 【設問】 に答えましょう。 【事例】 自閉スペクトラム症と診断されている 5歳のSくん。保育所で制作の時間に 突然保育室を飛び出してしまった。 担当保育士が後を追いかけると、 水場のところでびしょ濡れになって ひとりで遊んでいた。 【設問】 担当保育士による、 Sくんに対する配慮として 適切なものを○、 不適切なものを×とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A あまりに楽しそうに遊んでいたので、 制作は中止にして、 みんなで一緒に遊ぶことにした。 B 今、何をする時間なのかが わかっていなかった可能性を考え、 Sくんがわかるように 絵を使って教えるようにした。 C 水遊び以外にSくんが興味を持てる電車や くるまを制作に取り入れる工夫をした。 D 今は制作の時間であることを 口頭で強く伝えた。
A ✕ B 〇 C 〇 D ✕
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次の文は、 日本人の自殺に関する記述です。 適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びましょう。 A 年間の自殺者数は、平成10 年以降、 現在まで3万人台が続いている。 B 過去に自殺企図をして生き残った人は、 その後自殺企図を繰り返さない。 C 平成30年の人口動態統計によれば、 15~19歳の死因の第1位は自殺である。 D 平成 30 年中における自殺の状況 (厚生労働省)によれば、 未成年者の自殺の原因は、 いじめが過半数である。 E 産後うつ病では、 子どもとの心中が起こることはない。
A ✕ B ✕ C 〇 D ✕ E ✕