問題一覧
1
腎臓の大きさ、重さ、尿管の長さ、直径を示せ。 腎臓:(1)大、(2)g程度 尿管:(3)cm、直径(4)mm程度
握りこぶし, 120-130, 25-30, 4-7
2
膀胱における排尿収縮筋、括約筋の働きは? 排尿収縮筋:蓄尿時→(1)、排尿時→(2) 排尿括約筋:蓄尿時→(3)、排尿時→(4)
弛緩, 収縮, 収縮, 弛緩
3
精巣の機能を 2つ答えよ。さらに、それぞれの機能に重要な役割を果たす細胞を答えよ。 1.(1)の造成:(2)細胞 2.(3)の産生:(4)細胞
精子, セルトリ, テストステロン, ライディッヒ
4
前立腺液の機能を答えよ。 精子を(1)、(2)する。精子の(3)
薄め, 運動を活発化, 栄養源
5
精巣が陰嚢内にあるのはなぜか答えよ。 陰嚢内温度は(1)より約(2)度低く、(3)に適した環境であるから
腹腔内, 1, 精子形成
6
通常の1日尿量は? (1)〜(2)ml
1000, 2000
7
無尿、乏尿、多尿の定義をそれぞれ答えよ。 無尿:(1)ml/日以下、乏尿:(2)ml/日以下、多尿(3)ml/日以上
100, 400, 2500
8
血尿の原因を3つ以上答えよ。 (1)、(2)、(3)、(4)、(5)
尿路感染症, 悪性腫瘍, 糸球体疾患, 尿路結石症, ナットクラッカー症候群
9
腎臓の機能を3種類答えよ。 (1)、(2)、(3)
身体に不要な物質の排泄, 体液の量と組成の維持, 内分泌臓器としての機能
10
尿毒症の症状を3つ以上答えよ。 (1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)
視力障害, 意識障害, 不眠, むくみ, 心不全, 貧血
11
泌尿器感染症で熱発する疾患を3つ答えよ。 (1)、(2)、(3)
急性腎盂腎炎, 急性前立腺炎, 急性精巣上体炎
12
不妊症の定義を答えよ。 結婚して、正常な(1)を続けながら(2)年以上子供ができない状態 ・不妊カップルの頻度を答えよ。 (3)% ・不妊症で男性側に要因がある頻度を答えよ。 (4)%
性生活, 2, 16, 24
13
尿検査4種類を答えよ。 (1)、(2)、(3)、(4)
試験紙法, 尿沈渣の顕微鏡的検査, 尿培養, 尿細胞診
14
試験紙法で調べられる項目を3つ以上答えよ。 (1)、(2)、(3)、(4) ・尿沈渣で調べられる項目を3つ答えよ。 (5)、(6)、(7)、(8) ・尿培養は何を調べる検査か答えよ。 (9) ・尿細胞診は何を調べる検査か答えよ。 (10)
尿比重, pH, 糖尿, 潜血, 赤血球, 白血球, 上皮細胞, 細菌, 尿路感染症の原因菌, 尿路上皮腫瘍
15
腎機能を調べる際、血液検査で指標となる項目を2種類答えよ。 (1)、(2)(BUN)
血清クレアチニン, 血中尿素窒素
16
クレアチニン値は腎機能に(1)し、筋肉量に(2)する
反比例, 比例
17
泌尿器科のX線検査を5種類答えよ。 (1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)
KUB, IVP, RP, CG, VCG, UG
18
IVPの方法、調べる疾患を答えよ。 方法:(1)(ヨード)化合物水溶液である造影剤を (2)mL (3)に注射し,(4)に撮影する。 疾患:(5)、(6)
ヨウ素, 20-60, 静脈内, 経時的, 尿路結石, 腎盂・尿管腫瘍
19
RPの方法、調べる疾患を答えよ。 方法:(1)に尿管カテーテルを(2)に挿入し,カテーテルより(3)を注入して撮影し,(4)・(5)、(6)を描出する方法 疾患:(6)、(7)
膀胱鏡下, 腎盂, 造影剤, 腎盂, 腎杯, 尿管, 尿路結石, 腎盂・尿管腫瘍
20
CG、VCG、UGについてそれぞれどのような検査か説明せよ。 CG:(1)を通して(2)に造影剤を注入 VCG:造影剤を(3)させながら撮影する UG:(4)から造影剤を注入
カテーテル, 膀胱内, 排尿, 尿道口
21
CTとMRIの違いについて説明せよ。 CT:(1)を利用し被ばくのおそれがある、金属(2)、腎臓など(3)臓器、撮影時間が(4)、範囲も広い MRI:(5)を利用で被ばくの心配がない、金属(6)、前立腺や膀胱、(7)が得意、時間が(8)。
X線, 可, 腹腔内, 短い, 磁気, 不可, 軟部組織, 長い
22
・CT禁忌となるのはどんな人か答えよ。 (1)の患者 ・MRI禁忌となるのはどんな人か答えよ。 (2)、(3)などの(4)が体内にある場合
気管支喘息, 心臓ペースメーカー, 脳動脈瘤クリップ, 金属
23
・腎代替療法について3種類答えよ。 (1)、(2)、(3)
血液透析, 腹膜透析, 腎移植
24
国内の透析患者数、最多の原因疾患を答えよ。 (1)万人、(2)
32, 糖尿病性腎症
25
・血液透析の頻度、所要時間を答えよ。 週(1)回、(2)時間/回 ・血液透析の合併症を3つ以上答えよ。 (3)、(4)、(5)、(6)
3, 4-5, 不均衡症候群, 透析骨症, 透析アミロイド症, 手根管症候群
26
・腹膜透析の利点を2つ答えよ。 (1)が緩い、(2)でも可能 ・腹膜透析の合併症を2つ答えよ。 (3)、(4)
食事制限, 自宅, 腹膜炎, 腹膜機能低下
27
・腎移植はドナーの状態によって2種類に分類される。それぞれ答えよ。 (1)腎移植:健常人から (2)腎移植:心停止、脳死
生体, 死体
28
・臓器の移植に関する法律において脳死臓器提供が可能になるの何歳からか。 (1)関係なく可能 ・臓器提供が可能となる本人の書面による意思表示と家族の書面による承諾の組合せで正しいのはなにか。 本人:(2)がない場合、書面は(3)可能 家族:(4)による承諾が必要
年齢, 拒否, なくても, 総意
29
・腎移植後は、(1)を抑制するために、(2)が使用される。 ・腎移植後は(2)を使用するため、(3)や(4)、(5)を合併する危険性が高くなる。
拒絶反応, 免疫抑制剤, 感染症, 悪性腫瘍, 肝機能障害
30
・急性腎不全の病態を3種類答えよ。 (1)、(2)、(3)
腎前性, 腎性, 腎後性
31
・腎前性の原因を3つ答えよ。 (1)、(2)、(3) ・腎前性の治療を2つ答えよ。 (5)、(6)
脱水, 大量出血, 心筋梗塞, 補液, 輸血
32
・腎性の病因を3つ答えよ。 (1) (2):(3)、(4)、(5)→(抗生腫瘍薬) (6):(3)、(7)→(消炎鎮痛薬) ・腎性の治療を1つ答えよ。 疑われる(8)の中止
急性糸球体病変, 急性尿細管壊死, 抗生物質, 造影剤, 腎毒性物質, 急性間質性腎炎, 過敏反応, 薬剤
33
・腎後性の病態2種類とその例を答えよ。 (1):(2)の(3) (4):(5)、(6) ・腎後性の治療方法を答えよ。 (7)の原因除去、(8)ステント
両側尿管閉塞, 悪性腫瘍, 骨盤腔浸潤, 膀胱・尿道閉塞, 前立腺肥大症, 結石, 尿路閉塞, 尿道・尿管
34
・慢性腎不全は(1)単位で腎機能低下が進行する(2)性で腎機能が回復することは(3)。 ・近年(4)が増えてきており、透析導入の原因疾患として一番多い。 ・(5)することがある。その原因は、急性腎不全の原因と同様である。 ・慢性腎臓病の重症度分類では、糸球体ろ過量(GFR)が(6)ml/分/1.73m²以上を正常範囲内とし、(7)ml/分/1.73m²未満と末期腎不全と定義し、透析導入を検討する。
年月, 不可逆, ない, 糖尿病性腎症, 急性増悪, 60, 15
35
・ネフローゼ症候群は高度の(1)により低タンパク血症をきたす腎疾患の総称である。 ・その診断基準として、1日(2)g以上のタンパク尿と (3)g/100ml 以下の血清アルブミン値が必須条件である 。<血清(総タンパク)が6.0g/dl 以下も参考となる> ・その他にも、(4)や(5)が認められる。
タンパク尿, 3.5, 3.0, 高脂血症, 浮腫
36
・ネフローゼ症候群はその原因によって(1)と(2)に分けられる。(2)の場合は(3)が原因となることが多い。 ・症状としては、(4)から、急性腎不全に至る。また易感染性となる。 ・治療は(5)、(6療法)が基本である。二次性では原因疾患の治療を行う。食事では、(7)制限、(8)制限を行う。
原発性, 続発性, 糖尿病, 血管内脱水, 安静, ステロイド, タンパク, 塩分
37
・腎臓に発生する悪性腫瘍を3つ、良性腫瘍を1つ 悪性:(1)、(2)、(3) 良性:(4)
腎細胞癌, ウィルムス腫瘍, 肉腫, 腎血管筋脂肪腫
38
・腎細胞癌の危険因子を5つ答えよ。 (1)、(2)、(3)、(4)、(5) ・腎細胞癌の古典的3主徴を答えよ。 (1)、(2)、(3)
肥満, 喫煙, 高血圧, 透析, 遺伝, 血尿, 腹痛, 腹部腫瘤触知
39
・ただ腎細胞癌の70-80%は無症状であり、(1)や(2)で偶然発見される。 ・腎細胞癌の診断で最も重視されるのが(3)検査である。 ・(4)及びそこからさらに(5)に浸潤し、腫瘍塞栓を形成することがある。 ・(6)転移が最多。
US, CT, 造影CT, 腎静脈, 下大静脈, 肺
40
・腎癌は(1)治療や(2)治療に対する反応性が悪く、基本的には原発巣摘除を先行させる。 ・限局癌に関して、腎機能温存のために(3)手術が行われることが多い。 ・転移を有する場合は、がん細胞に特有のタンパク質、シグナルを標的とする(4)やがん細胞に対する免疫を賦活化させる(5)が用いられることが多く、治療成績が改善しつつある。
化学療法, 放射線療法, 腎部分切除, 分子標的薬, 免疫療法
41
・尿路感染症は尿道から起炎菌が感染する(1)感染が多い。尿道が短い(2)や(3)に多い。 ・基礎疾患がない(4性)、基礎疾患がある(5性)に分類される。 ・主な起炎菌は(6)である。複雑性では耐性菌の関与や複数菌の感染が多く、難治性となることがある。
逆行性, 小児, 女性, 複雑, 単純, 大腸菌
42
・複雑性尿路感染症の基礎疾患として、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)留置などがあげられる。
尿路奇形, 前立腺癌, 尿路結石症, 糖尿病, 免疫機能低下, 尿路カテーテル
43
・膀胱炎は(1)性に多く、起因菌として(2)が最多である。症状として(3)、(4)、(5)などがあるが、(6)はない。治療では十分な(7)と(8)投与を行う。
女, 大腸菌, 頻尿, 排尿時痛, 尿混濁, 発熱, 水分摂取, 抗菌薬
44
・腎盂腎炎は膀胱炎に続発して起こることがある。 尿路の通過障害や逆流があると起こりやすい。症状は(1(高熱))、患側 の(2)、(3)などの消化器症状がある。血中炎症反応、(4、5)の亢進を認める。 膀胱炎と同様の治療に加えて、原因疾患の治療(ex. 閉塞の解除など)を必要とする
発熱, 腰痛, 嘔吐, 膿尿, 細菌尿
45
・前立腺炎には膀胱炎、尿道炎に引き続いて起こる(1)性前立腺炎と急性発症後に慢性化、またははじめから慢性炎症として起こる(2)性前立腺炎がある。
上行, 慢
46
・急性細菌性前立腺炎では(1)、(2)、(3)等を急激に発症する。前立腺マッサージや経尿道的検査検査 は禁忌である。血液検査では(4、5)の上昇を認める。入院しで抗菌薬の点滴加療を要する場合もある。
発熱, 排尿排便痛, 排尿困難, 末梢白血球, CRP
47
・慢性前立腺炎では下腹部~会陰部の疼痛、不快感を主訴とするが、(1)はなく、膿尿、細菌尿も見られないことが多い。いまだに特効薬はなく、治療法は確立されていない。
異常
48
・精巣上体炎は精路逆行性感染を原因とし、尿道カテーテル留置や経尿道的操作に伴って起こることがある。陰嚢内容の (1)、(2)、(3)、(4)を症状とする。超音波検査で診断するが、その際(5)との鑑別が重要である。高熱の場合 は入院して抗菌薬加療を要することがある。
有痛性腫大, 発赤, 高熱, 膿尿・細菌尿, 精巣腫大
49
・精巣炎は(1ウイルス)感染による(2(=おたふくかぜ))発病の4-6日後に発症する。片側または両側精巣の(3)、(4)、(5)を起こし、(6)の原因となる。特に治療薬はなく、対症療法を行う。対症療法=安静、局所クーリング、抗炎症薬など
ムンプス, 耳下腺炎, 有痛性腫脹, 発熱, 倦怠感, 男性不妊
50
・尿路性器結核は肺結核を原発とし、血行性に腎へ、さらに尿路を下降して尿管、膀胱、前立腺、精巣上体へ進展することがある。腎病変だけなら無症状だが、膀胱結核となると萎縮膀胱、膀胱炎症状が見られる。進行した場合の特徴的所見 に(1)を認めることがある
漆喰腎
51
・性感染症(STD)には尿道炎、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、AIDS、梅毒などがある。
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52
・尿道炎の起炎菌には(1)、(2)が主にあげられる。 ・(3)性尿道炎は感染2-7日後に黄色・粘液性分泌物の排出、強い排尿痛があり、膿尿を認める。セフトリアキソン注射の単回投与が有効である。オーラルセックスにより咽頭内に保菌する患者が増えている。(4)または(5)の増加が問題となっており、またパートナーを含めた治療が重要である。 ・(6)性尿道炎は感染2-3週間後に発症する。症状は比較的軽く、尿道分泌物は白~透明・ 漿液性で量も少ない。治療にはマクロライド系抗菌薬が有用である。
クラミジア, 淋菌, 淋菌, 耐性菌, 若年者, クラミジア
53
・尖圭コンジローマは(1)ウイルス、AIDSは(2)感染が原因となる
ヒトパピローマ, HIV
54
・水腎症は尿路の通過障害によって発症する。(1)や(2)を生じやすく、進行すれば腎機能低下をきたす。
感染, 結石症
55
・閉塞性尿路疾患の原因を3つ以上答えよ。 (1)、(2)、(3)、(4)
解剖学的異常, 外因性の圧迫, 機能的異常, 尿路管腔の機械的閉塞
56
・上部尿路の閉塞性疾患では患側の(1)を生じ、下部尿路の閉塞では(2)などを認める。感染を併発すると発熱を発症し、(3)に至ることがある。
圧痛, 排尿障害, 敗血症
57
・尿路結石症は20-50代の(男性)に多く、カルシウム結石が多い。
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58
・尿路結石症の危険因子を3つ以上答えよ。 (1)、(2)、(3) 高(4)、高(5)、高(6)の食生活
尿路停滞, 尿の濃縮, 尿路感染症, カロリー, タンパク, 脂質
59
・尿路結石は腎に留まっているうちは無症状だが、(1)に嵌頓すると疝痛発作を起こす。 ・尿検査で顕微鏡的血尿を認め、KUBやIVPで結石陰影がみられる。成分によりX線陰性結石もあるが、(2)では診断可能である。 ・疝痛発作時には鎮痛薬を投与する。10mm以下の結石では自然排石を期待でき、充分な水分摂取を促す。 1日尿量を(3)〜(4)mlに保つ ・結石手術を3種類答えよ (5)術(ESWL)、(6)術(PNL)、(7)術(TUL)
尿管中, CT, 2000, 3000, 体外衝撃波結石破砕, 経皮的腎砕石, 経尿道的尿管砕石
60
・下部尿路症状は、(1)症状と(2)症状に分けられる。(1)症状には頻尿、尿意切迫感、尿失禁、遺尿症などがある。一方、(2)症状には排尿困難や尿勢低下、残尿感、尿閉などがある。
蓄尿, 排尿
61
・尿失禁には主に腹圧性 、切迫性、溢流性があげられる。そのうち、(1)尿失禁は残尿が多量で、尿閉を伴うことがある。その他の尿失禁では、残尿はほとんどなく、あっても少量である。
溢流性
62
・下部尿路症状をきたす疾患に(1)や(2)、過活動膀胱、膀胱瘤、遺尿症などがある。
前立腺肥大症, 神経因性膀胱
63
・神経因性膀胱は排尿に関わる神経系の障害による排尿障害である。
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64
・神経因性膀胱の原因となりうる疾患を3つ以上答えよ。 (1)、(2)、(3)、(4)
脳梗塞, 脳出血, パーキンソン病, 糖尿病
65
・前立腺肥大症は、主に(1)腺部が腫大する。一方、前立腺癌は主に(2)腺部に発生する。
内, 外
66
・前立腺肥大症は、肥大した前立腺が尿道を物理的に圧排することで、ほぼすべての下部尿路症状が現れる。国際前立腺症状スコア(IPSS)やQOLスコアで自覚症状の程度を判定する。
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67
・薬物療法としてα1遮断薬や抗アンドロゲン薬を使用する 。症状の改善が乏しければ、経尿道的前立腺切除術(=TUR-P)や経尿道的ホルミニウムレーザー前立腺核出術(=HoLEP)を行う。
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68
・前立腺癌は高齢者に多く、現在国内の男性において罹患数(1)位の悪性腫瘍である。前立腺癌は無症状のことが多いが、進行すると排尿障害や血尿、(2)転移による疼痛を生じることがある。
1, 骨
69
・腫瘍マーカー(1)が高ければ前立腺癌を疑う。確定診断のために前立腺生検を行う。前立腺癌と診断されれば、病期診断のためにMRI、CT、骨シンチを行う。前立腺癌は低リスクであれば(2)療法を行うことがある。転移がなければ局所療法として、(3)や(4)療法を行う。手術後の合併症として、尿失禁、性機能不全 (=勃起障害)を起こすことがある。
PSA, PSA監視, 前立腺全摘除術, 放射線
70
・ロボット支援下手術が保険適応となっている。
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71
・全身療法として(1)療法がおこなわれる。(1)療法は副作用が少なくほとんどの症例に有効だが、効果が永続的でない。転移のある症例には第一選択となるが、若年で癌が限局している患者には推奨されない。
ホルモン
72
・腎盂癌、尿管癌、膀胱癌などの尿路の癌は多くが(1)癌である。ベンジンやβナフチルアシン(=染色や塗装で使われる)、フェナセチン(=鎮痛薬)の長期内服が危険因子となる。尿路のいろいろな場所に多発、再発しやすい。 ・(2)を契機に診断されることが多い。血塊や腫瘍により尿路閉塞性障害を来たすことがある。
尿路上皮, 血尿
73
・尿路上皮癌は膀胱鏡、尿細胞診で診断し、腎盂・尿管癌ではそれらに加えて画像検査を行う。膀胱癌の浸潤度の診断には(1)が有用である。転移有無の検索には、CTや骨シンチを行う。
膀胱鏡検査
74
・腎盂・尿管癌では転移がなければ(1)の適応となる。一方、転移があれば(2)療法を行う。一般的に転移性の尿路上皮癌の予後は不良であり、有転移症例の5年生存率は10%以下である。
腎尿管全摘除術, 化学
75
・非浸潤性膀胱がんにはTUR-BT=(1)切除術を行い、再発予防のため抗がん剤や(2)膀胱内注入を行う。浸潤性ではTUR-BT後に、転移のない症例であれば膀胱全摘術を行う。膀胱全摘術後の尿路変更には (3)、(4)、(5)のいずれかが必要となる
経尿道的膀胱腫瘍, BCG, 尿管皮膚瘻, 回腸導管, 新膀胱
76
・精巣腫瘍は10万人に1人とまれな疾患だが、(1)歳を好発年齢とする社会的に重要な疾患である。(2)は発生リスクとなる。 ・陰嚢内容の(3)を主訴とし、超音波検査やMRIで鑑別する。(4)、(5)等が腫瘍マーカーとなる。さらにCTで転移の有無を確認する。 ・精巣腫瘍と診断したら(6)を行い、病理組織診断をする。精巣腫瘍の多くは胚細胞腫瘍であり、 (7)と(8)に分類される。高齢者では悪性リンパ腫のことがある。
25-34, 停留精巣, 無痛性腫大, AFP, HCG, 高位精巣摘除術, セミノーマ, 非セミノーマ
77
・精巣腫瘍の転移好発部位は肺、リンパ節である。転移があっても化学療法が有効なことが多い。セミノーマでは放射線治療に感受性があるが、非セミノーマは感受性が乏しい。
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