問題一覧
1
鉄骨工事における建方に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .吊上げの際に変形しやすい部材については、適切な補強を行った。 2 .アンカーボルトの心出しは、型板を用いて基準墨に正しく合わせ、適切な機器を用いて行った。 3 .本接合に先立ち、ひずみを修正し、建入れ直しを行った。 4 .柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトについては、一群のボルト数の3/4を締め付けた。 5 .敷地が狭く部材の搬入経路が一方向となるので、鉄骨建方は、建逃げ方式を採用した。
4
2
1 .防水改修工事におけるアスファルト防水の既存下地の処理において、下地コンクリートのひび割れが 0.7 mmの箇所があったので、その部分をU字形にはつり、シーリングを充填した後、アスファルトルーフィングを増し張りした。 2 .コンクリート打ち放し外壁の 0.5 mmのひび割れを改修する樹脂注入工法において、特記がなかったので、自動式低圧エポキシ樹脂注入工法により行った。 3 .アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りの塗替えにおいて、モルタル面の下地調整における吸込止めの工程を省略した。 4 .防煙シャッターの更新工事において、スラットはオーバーラッピング形とし、自動閉鎖型の障害物感知装置付とした。 5 .軽量鉄骨壁下地材の錆止め塗料塗りは、現場での溶接を行った箇所には行ったが、高速カッターによる切断面には行わなかった。
1
3
木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、 最も不適当なものはどれか。 ₁ .心持ち化粧柱には、髄まで背割りを入れたものを使用した。 ₂ .桁は、背を上端にして使用した。 ₃ .敷居は、木裏を上端にして使用した。 ₄ .梁には、アカマツを使用した。 ₅ .土台と柱との接合には、かど金物を使用した。
3
4
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .セメントモルタル塗りにおいて、練り混ぜは機械練りとし、 1 回に練り混ぜる量は 60 分以内に使い切れる量とした。 2 .屋内のセルフレベリング材塗りにおいて、材料が硬化するまでの間は、通風を避けるために窓や開口部をふさいだ。 3 .コンクリート外壁へのタイル張りにおいて、下地のひび割れ誘発目地及び各階の水平打継ぎ部の目地の位置に、タイル面の伸縮調整目地を設けた。 4 .密着張りによるタイル張りにおいて、張付けモルタルはこて圧をかけずに 1 層で塗り付けた。 5 .乾式工法による石張りにおいて、石材は、特記がなかったので、形状は正方形に近い矩形で、1 枚の面積は 0.8 m2以下のものを用いた。
4
5
木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .外気に通じる小屋裏の外壁部分については、断熱構造としなかった。 2 .梁は、背を上端にして取り付けた。 3 .大引の継手は、床束心から 150 mm持ち出し、そぎ継ぎとした。 4 .桁に使用する木材については、継ぎ伸ばしの都合上、やむを得ず短材を使用する必要があったので、その長さを 2 ⅿとした。 5 .構造用面材による床組の補強において、根太、床梁及び胴差の上端高さが同じであったので、根太の間隔を 455 mmとした。
3
6
防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの棟部分の張付けは、250mmの左右折り掛けとし、棟頂部から左右へ一枚ものを増張りした。 2.木造住宅の屋根用化粧スレートの葺板は、1枚ごとに専用釘を用いて垂木に直接留め付けた。 3.木造住宅の屋根の瓦棒葺の釘留めにおいて、瓦棒(心木)を、垂木の位置と一致させた。 4.アスファルト防水工事において、出隅・入隅等へのストレッチルーフィングの増張りを行った後、一般平場部分へのストレッチルーフィングの張付けを行った。 5.アスファルト防水工事において、アスファルトプライマーを塗布した翌日に、次の工程の施工を行った。
2
7
木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.根太を設けた床組の床下地板には、厚さ 12mmのパーティクルボードを使用した。 2.桁に使用する木材については、継伸しの都合上、やむを得ず短材を使用する必要があったので、その長さを2mとした。 3.外壁の通気構法において、特記がなかったので、下地の通気胴縁の寸法を、厚さ18mm×幅 100mmとした。 4.建入れ直し後の建方精度の誤差において、特記がなかったので、垂直・水平ともに1/ 1,000以下を許容した。 5.防腐処理において、薬剤を塗布した後、十分に乾燥させ、2回目の塗布を行った。
1
8
木造 2 階建て住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .跳ね出しバルコニーの水勾配は、下地板で 1/50とし、排水溝部分では 2001 とした。 2 .垂木の固定は、くら金物SS当て、太め釘ZN40 打ちとした。 3 .構造用面材による床組の補強において、105 mm角の床梁を 1,820 mmの間隔で配置した。 4 .上下階の同位置に配置する大壁の耐力壁における構造用面材は、胴差部において面材の相互間に 3 mmのあきを設けた。 5 .真壁の耐力壁における構造用面材の下地は、15 mm×90 mmの貫を 5 本設けた。
4
9
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。 2 .作業場所の気温が 4 ℃であったので、溶接線から 100 mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。 3 .溶接部に割れがあったので、溶接金属を全長にわたって除去し、再溶接を行った。 4 .溶接部にブローホールがあったので、除去した後、再溶接を行った。 5 .スタッド溶接の溶接面に著しい錆が付着していたので、スタッド軸径の 1.5 倍の範囲の錆をグラインダーで除去し、溶接を行った。
5
10
高力ボルト接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .ボルト締めによる摩擦接合部の摩擦面には、錆止め塗装を行わなかった。 2 .ナット回転法によるM16(ねじの呼び径)の高力六角ボルトの本締めは、一次締付け完了後を起点としてナットを 120 度回転させて行った。 3 .ボルト頭部と接合部材の面が、 1/20 以上傾斜していたので、勾配座金を使用した。 4 .一群のボルトの締付けは、群の中央部から周辺に向かう順序で行った。 5 .接合部の材厚の差により 1.2 mmの肌すきが生じたので、ボルトの締付けのトルク値を高めることにより修正した。
5
11
木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.1階及び2階の上下同位置に大壁造の面材耐力壁を設けるに当たり、胴差部分における構造用面材相互間のあきを6mmとした。 2.土台の継手は、腰掛け鎌継ぎとした。 3.胴差と通し柱との仕口は、大入れ蟻掛けとした。 4.真壁造の面材耐力壁は、厚さ9mmの構造用合板を用い、N50の釘を 150mm間隔で留め付けた。 5.和室の畳床において、根太の間隔を 450mmとした。
3
12
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理した後にドリルあけとした。 2.完全溶込み溶接において、板厚が 22mmの鋼材相互の突合せ継手の溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、2mmとした。 3.隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとした。 4.ナット回転法によるM16(ボルトの呼び径)の高力六角ボルトの本締めは、1次締付け完了後を起点としてナットを 120°回転させて行った。 5.錆止め塗装において、鋼材表面の温度が 50°C以上となったので、塗装作業を中止した。
1
13
ALCパネル工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .外壁パネルを横壁アンカー構法で取り付けるに当たり、自重受け金物は、パネル積上げ段数5 段ごとに設けた。 2 .外壁パネルの短辺小口相互の接合部の目地は伸縮調整目地とし、特記がなかったので、目地幅は 5 mmとした。 3 .外壁パネルを縦壁ロッキング構法で取り付けるに当たり、床パネルとの取り合い部分の隙間には、外壁パネルに絶縁材を張り付けたうえで、セメントモルタルを充填した。 4 .外壁パネルの外部に面する部分の目地には、シーリング材を充填した。 5 .床パネルの短辺小口相互の接合部には 20 mmの目地を設け、支持梁上になじみよく敷き並べた。
2
14
木造2階建て住宅の基礎工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.柱脚部の短期許容耐力が 25kN以下のホールダウン専用アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さは、360mmとした。 2.布基礎の底盤部分の主筋にD10を用い、その間隔を 300mmとした。 3.アンカーボルトの埋込み位置は、隅角部及び土台の継手位置付近とし、その他の部分は間隔を 2.0mとした。 4.床下の防湿措置において、床下地面全面に厚さ 0.15mmのポリエチレンフィルムを、重ね幅 100mmとして敷き詰めた。 5.布基礎の立上りの厚さは 150mmとし、セパレーターを用いて型枠の幅を固定した。
4
15
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .せっこうプラスター塗りにおいて、上塗りに使用するプラスターは、加水後 1 時間以内に使用した。 2 .セルフレベリング材塗りにおいて、セルフレベリング材の硬化後、打継ぎ部及び気泡跡周辺の突起をサンダーで削り取った。 3 .壁のタイルの改良圧着張りにおいて、タイル下地面とタイル裏面の双方に張付けモルタルを塗り付けた。 4 .内壁タイルの接着剤張りにおいて、タイルの張付けに当たり、下地面に吸水調整材を塗布した。 5 .屋内の床の石張りにおいて、敷きモルタルの調合は、容積比でセメント 1 :砂 4 とした。
4
16
木造 2 階建て住宅の基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .割栗地業における締固めはランマー 3 回突きとし、凹凸部は目つぶし砂利で上ならしを行った。 2 .布基礎の基礎底盤の主筋にはD13 を用い、その間隔を 250 mmとした。 3 .べた基礎の底盤には、雨水を排水するために、適切な位置に水抜き孔を設け、工事完了後にふさいだ。 4 .コンクリートの打込みに際しては、コンクリートに振動を与えないように注意して打ち込んだ。 5 .普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後、最低気温が 15 ℃を下回らなかったので、型枠の存置期間を 3 日とした。
4
17
鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .溶接部の清掃作業において、溶接作業に支障のない溶接面に固着したミルスケールは、除去せずにそのまま残した。 2 .隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの 1/2 倍を加えたものとした。 3 .板厚が 22 mmの鋼材相互を突合せ継手とする完全溶込み溶接において、溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、 2 mmとした。 4 .不合格溶接部の手溶接による補修作業は、径が 4 mmの溶接棒を用いて行った。 5 .溶接作業は、治具を使用して、できるだけ下向きの姿勢で行った。
2
18
木造 2 階建ての住宅の基礎工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .布基礎の底盤については、厚さを 120 mm、幅を 450 mmとした。 2 .布基礎の天端ならしは、遣り方を基準にして陸墨を出し、調合が容積比でセメント 1 :砂 3 のモルタルを水平に塗り付けた。 3 .布基礎の床下防湿措置を行うに当たり、床下地面を盛土し十分に突き固めた後、床下地面全面に厚さ 60 mmのコンクリートを打設した。 4 .べた基礎において、地面から基礎の立上り部分の上端までの高さを、400 mmとした。 5 .径 12 mmのアンカーボルトのコンクリートへの埋込み長さを、250 mm以上とした。
1
19
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.鉄骨の建方において、建方の進行とともに、小区画に区切って、建入れ直し及び建入れ検査を行った。 2.ターンバックル付き筋かいを有する構造物において、その筋かいを用いて建入れ直しを行った。 3.トルシア形高力ボルトの締付け作業において、締付け後のボルトの余長は、ねじ山の出が1~6山のものを合格とした。 4.ナット回転法による摩擦接合用高力六角ボルト(JIS形高力ボルト)の締付け作業において、ナットの回転量が許容範囲を超えたので、ボルトセットを取り替えた。 5.吹付け材による鉄骨の耐火被覆工事において、吹付け厚さを確認するために設置した確認ピンについては、確認後もそのまま残した。
2
20
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .ターンバックル付き筋かいを有する建築物であったので、その筋かいを活用して建入れ直しを行った。 2 .柱の現場溶接継手において、エレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。 3 .高力ボルト接合による継手の仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い、締付け本数は、一群のボルト数の 1/3 以上、かつ、 2 本以上とした。 4 .高力ボルト摩擦接合において、接合部の材厚の差により生じた肌すきが 1.0 mmであったので、フィラープレートを挿入せず、そのまま締め付けた。 5 .高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理する前に行った。
1
21
木工事の用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。 1.ひき立て寸法 木材を製材した状態の木材断面寸法 2.仕上り寸法 かんな掛け等で木材表面を仕上げた後の部材断面寸法 3.たいこ材 構造用製材のうち、丸太の髄心を中心に平行する2平面のみを切削した材 4.仕口 2つ以上の部材に、ある角度をもたせた接合 5.本ざね加工 板材等の側面に溝を彫り、その溝に細長い木片をはめ込む加工
5
22
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .コンクリート床面へのセルフレベリング材塗りにおいて、低温の場合の養生期間は 7 日とした。 2 .コンクリート外壁面へのモルタル塗りにおいて、各層の 1 回当たりの塗り厚は 7 mm以下とし、全塗厚は 25 mm以下とした。 3 .屋外のセメントモルタルによるタイル張りにおいて、セメントモルタルの硬化後、全面にわたり打診を行った。 4 .壁タイル張りの密着張りにおいて、張付けモルタルの塗付け後、直ちにタイルを押し当て、タイル張り用振動機を用い、タイル表面に振動を与えながら張り付けた。 5 .外壁に湿式工法で石材を取り付けるに当たり、裏込めモルタルの調合は、容積比でセメント 1 :砂 3 とした。
1
23
木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .土台には、ひばを使用した。 2 .大引は、腹を上端にして使用した。 3 .床板は、木表を上にして取り付けた。 4 .柱は、末口を土台側にして取り付けた。 5 .桁は、背を上端にして使用した。
4
24
木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .木造 2 階建ての住宅の通し柱である隅柱に、断面寸法が 120 mm#120 mmのベイヒを用いた。 2 .大引きの間隔が 910 mmであったので、根太には、断面寸法が 60 mm#60 mmのものを用いた。 3 .大壁造の面材耐力壁は、厚さ 9 mmの構造用合板を用い、N50 の釘を 150 mm間隔で留め付けた。 4 .棟木の継手位置は、小屋束より持出しとした。 5 .床板張りにおいて、本ざねじゃくりの縁甲板を根太に直接張り付けるに当たり、継手位置は根太の心で一直線上にそろえた。
5
25
コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .普通ポルトランドセメントによる構造体強度補正値については、特記がなく、コンクリートの打込みから材齢 28 日までの予想平均気温が 5 ℃であったので、 3 N/mm2とした。 2 .外壁におけるコンクリートの水平打継ぎについては、止水性を考慮し、打継ぎ面には外側下がりの勾配を付ける方法とした。 3 .直接土に接する柱・梁・壁・スラブにおける設計かぶり厚さは、特記がなかったので、50 mmとした。 4 .柱のコンクリートの打込みについては、コンクリートが分離しないようにするため、スラブ又は梁で受けた後、柱の各面の方向から流れ込むように行った。 5 .梁のコンクリートの打込みについては、壁及び柱のコンクリートの沈みが落ち着いた後に行った。
1
26
屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .長尺金属板葺の下地に使用する下葺材は、野地面上に軒先と平行に敷き込み、軒先から上に向かって張り、その重ね幅は上下(流れ方向)100 mm、左右(長手方向)200 mmとした。 2 .鉄筋コンクリート造の陸屋根において、鋳鉄製ルーフドレンの取付けは、コンクリートに打込みとし、水はけよく、床面より下げた位置とした。 3 .鉄筋コンクリート造の陸屋根のシート防水工事において、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを使用したので、平場のシートの重ね幅は縦横方向いずれも 40 mmとした。 4 .鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、防水層の下地の入隅は、通りよく直角とした。 5 .シーリング工事におけるボンドブレーカーは、シーリング材と接着しない粘着テープとした。
4
27
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.軽量形鋼の部材の切断は、手動ガス切断で行い、断面をグラインダーで仕上げた。 2.耐火被覆材を吹き付ける梁の部分には、錆止め塗装を行わなかった。 3.ベースプレートとアンカーボルトの緊結を確実に行うため、特記がなかったので、ナットは二重とし、ナット上部にアンカーボルトのねじ山が3山以上出るようにした。 4.トルシア形の高力ボルトの締付けは、一次締め → マーキング → 本締めの順で行った。 5.完全溶込み溶接における余盛りは、母材表面から滑らかに連続する形状とした。
1
28
防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.シーリング工事において、バックアップ材はシーリング材と十分に接着させた。 2.住宅屋根用化粧スレートの葺板は、特記がなかったので、1枚ごとに専用釘を用いて野地板に直接留め付けた。 3.アスファルト防水工事において、出隅・入隅等へのストレッチルーフィングの増張りを行った後、一般平場部分にストレッチルーフィングを張り付けた。 4.木造住宅の粘土瓦葺における瓦の留付けに使用する緊結線は、径 0.9mmのステンレス製のものとした。 5.木造住宅の金属板葺の下地に使用する改質アスファルトルーフィング下葺材の張付けは、野地板の上に軒先と平行に敷き込み、重ね幅をシートの長手方向 200mm、流れ方向 100mmとした。
1
29
防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .アスファルト防水工事において、アスファルト防水層の保護コンクリートにおける伸縮調整目地の深さは、保護コンクリートの上面から下面まで達するようにした。 2 .加硫ゴム系シートを用いた合成高分子系シート防水工事において、平場一般部のシートの重ね幅を、幅方向、長手方向とも 40 mmとした。 3 .合成高分子系シート防水工事において、防水下地の屋根スラブとパラペットとが交差する入隅部分は、通りよく直角とした。 4 .塗膜防水工事において、プライマー塗りについては、当日の防水材施工範囲のみ行った。 5 .シーリング防水工事において、窯業系サイディングのパネル間目地については、目地深さが所定の寸法であったので、目地底にボンドブレーカーを設置して、二面接着とした。
2
30
木工事の継手・仕口等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.大引の継手は、床束づか心から 150mm程度持ち出した位置とし、腰掛け蟻継ぎとした。 2.せっこうラスボードの張付けにおいて、釘留め間隔をボード周辺部については150mm、その他の中間部は 200mmとした。 3.末口寸法 180mmの小屋梁の継手は、受材上で台持ち継ぎとし、六角ボルトM12で緊結した。 4.床仕上げの縁甲板張りは、本実ざね、隠し釘打ちとした。 5.開口部のまぐさ・窓台の仕口は、柱に対して傾ぎ大入れとした。
2
31
防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .シーリング工事におけるボンドブレーカーは、シーリング材と接着しない粘着テープとした。 2 .シーリング材の充塡作業において、充塡箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化後の早い時期に取り除いた。 3 .アスファルト防水工事において、アスファルトプライマーを塗布した後、直ちにルーフィング類の張付けを行った。 4 .折板葺のタイトフレームと下地材との接合は、隅肉溶接とし、溶接後はスラグを除去し、錆止め塗料を塗布した。 5 .木造住宅の屋根用化粧スレートの葺板は、 1 枚ごとに専用釘を用いて野地板に留め付けた。
3
32
外壁のALCパネル工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.パネルを取り付ける下地金物は、構造体に堅固に取り付けた。 2.取り付けるパネルの最小幅は、300mmとした。 3.パネルの取付け後、使用上支障のない欠けや傷があったので、補修用モルタルを用いて補修した。 4.パネルの短辺小口相互の接合部の目地幅は、耐火目地材を充塡する必要がなかったので、5mmとした。 5.出隅及び入隅のパネル接合部の縦目地は、伸縮目地とした。
4
33
屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.木造住宅の金属板一文字葺きにおいて、壁面との取合い部の雨押え包み板は、雨押え板の上端から壁面に沿って 120mm立ち上げた。 2.和形粘土瓦葺工法における瓦桟木には、特記がなかったので、幅 21mm、高さ15mmのひのき材を使用した。 3.シーリング材の充塡作業において、充塡箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化後の早い時期に取り除いた。 4.硬質ポリ塩化ビニル管製のといの継手を冷間接合とし、接着剤を用いて固定した。 5.屋根のアスファルト防水工事において、保護コンクリートに設ける伸縮調整目地のパラペットに最も近い目地は、パラペットの立上りの仕上げ面から 1.5mの位置に設けた。
5
34
木造 2 階建ての住宅の木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .ホールダウン金物と六角ボルトを用いて、柱を布基礎に緊結した。 2 .耐力壁でない軸組において、管柱と胴差との仕口は、短ほぞ差しとし、かど金物を当て釘打ちとした。 3 .筋かいと間柱が取合う部分については、間柱を筋かいの厚さだけ欠き取った。 4 .小屋梁と軒桁との仕口は、かぶと蟻掛けとし、羽子板ボルトで緊結した。 5 .敷居には、木裏側に建具の溝を付けたものを使用した。
5
35
木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.せっこうラスボード張り用の壁胴縁の間隔は、455mmとした。 2.構造用面材による床組の補強において、根太、床梁及び胴差の上端高さを同じとしたので、根太の間隔を 455mmとした。 3.厚さ 12mmの合板の留付けには、長さ 32mmの釘を用いた。 4.根太を用いない床組(梁等の間隔が 910mm)であったので、床下地材として厚さ15mmの構造用合板を用いた。 5.柱と土台との接合部を山形プレートで補強する箇所については、その部分の構造用合板を最小限切り欠き、切り欠いた部分の周辺に釘を増し打ちした。
4
36
補強コンクリートブロック造工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.壁鉄筋のかぶり厚さの最小値は、フェイスシェルの厚さを含めずに、20mmとした。 2.モルタルと接するブロック面については、付着物等を取り除き、十分に乾燥させた後に、ブロック積みを行った。 3.ブロックの空洞部の充塡コンクリートの打継ぎ位置は、ブロック上端面から5cm程度下がった位置とした。 4.耐力壁における1日の積み上げ高さの限度は、1.6m程度とした。 5.押し目地仕上げは、目地モルタルの硬化前に目地ごてを用いて行った。
2
37
木造 2 階建て住宅の基礎工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .布基礎において、底盤部分の主筋にはD10 を用い、その間隔を 300 mmとした。 2 .柱脚部の短期許容耐力が 25 kNのホールダウン専用アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さを、250 mmとした。 3 .布基礎の天端ならしは、遣方を基準にして陸墨を出し、調合が容積比でセメント 1 :砂 3 のモルタルを水平に塗り付けた。 4 .布基礎の立上りの厚さは 150 mmとし、セパレーターを用いて型枠間の幅を固定した。 5 .ねこ土台を使用するべた基礎の床下換気措置として、外周部の土台の全周にわたって、 1 m当たり有効面積 75 cm2以上の換気孔を設けた。
2
38
木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.床板は、木表を上にして取り付けた。 2.柱には、背割りを入れた心持ち材を使用した。 3.土台には、ひばを使用した。 4.柱は、末口を土台側にして取り付けた。 5.梁は、背を上にして取り付けた。
4
39
左官工事及びタイル工事に関する次の記述のうち、 最も不適当なものはどれか。 ₁ .コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、上塗りには、下塗りよりも貧調合のモルタルを使用した。 ₂ .コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、下塗り → 中塗り → むら直し → 上塗りの順で行った。 ₃ .内壁タイルの密着張りにおいて、タイルは、上部から下部へ、一段置きに水糸に合わせて張った後、それらの間を埋めるように張り進めた。 ₄ .内壁への接着剤を用いた陶器質タイルの張付けにおいて、あらかじめ下地となるモルタル面が十分に乾燥していることを確認した。 ₅ .屋内の床面へのモザイクタイル張りにおいて、あらかじめ下地となるモルタル面に水湿しを行った。
2
40
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.せっこうプラスター塗りの上塗りにおいて、加水を行ってから1時間経過したプラスターを使用した。 2.セルフレベリング材塗りにおいて、セルフレベリング材の硬化後、打継ぎ部及び気泡跡周辺の突起をサンダーで削り取った。 3.内壁タイルの密着張りにおいて、張付けモルタルの1回の塗付け面積は、2㎡以内とし、かつ、20分以内に張り終える面積とした。 4.内壁タイルの接着剤張りにおいて、タイルを張り付ける際に、下地面に吸水調整材を塗布した。 5.内壁の石張りにおいて、石材を空積工法で取り付ける際に、石材の裏面とコンクリート躯体面との間隔を 40mmとした。
4
41
木造住宅の布基礎において、図中のA~Eとその一般的な寸法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、アンカーボルトはホールダウン専用アンカーボルト(M16)とし、柱脚部の短期許容耐力を 20 kNとする。 1 .A(立上り部分の厚さ) 150 mm 2 .B(地面から基礎上端までの高さ) 400 mm 3 .C(根入れ深さ) 200 mm 4 .D(底盤の幅) 450 mm 5 .E(アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さ) 360 mm
3
42
木造2階建住宅の基礎工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.枠組壁工法におけるアンカーボルトの埋込み位置は、隅角部及び土台の継手位置付近とし、その他の部分は間隔 2.0m以内とした。 2.基礎断熱工事による床下の防湿措置において、床下地面に厚さ 0.15mmのポリエチレンフィルムを、重ね幅 300mmとして全面に敷き詰めた。 3.普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの打込み後、最低気温が 15°Cを下回らなかったので、その型枠の存置期間を3日とした。 4.天端ならしは、遣方かたを基準にして陸墨を出し、調合が容積比でセメント1:砂3のモルタルを水平に塗り付けた。 5.布基礎の底盤部分の主筋にD10を用い、その間隔を 450mmとした。
5
43
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.架構の倒壊防止用に使用するワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。 2.柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。 3.耐火被覆の吹付け工法において、施工面積10m2当たり1箇所を単位として、被覆層の厚さを確認しながら施工した。 4.デッキプレート相互の接合を、アークスポット溶接により行った。 5.建方の精度検査において、高さ5mの柱の倒れが5mmであったので合格とした。
3
44
防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .アスファルト防水工事において、保護層の入隅部分には、成形緩衝材を設けた。 2 .改質アスファルトシート張付け防水工事において、コンクリート下地が、十分に乾燥した後、清掃を行い、プライマーを塗布した。 3 .加硫ゴム系シートによる合成高分子系シート張付け防水工事において、平場一般部のシートの重ね幅を、幅方向、長手方向とも 100 mmとした。 4 .ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水層の下地は、出隅は通りよく 45 度の面取りとし、入隅は通りよく直角とした。 5 .シーリング材の充填作業において、シリコーン系シーリング材が充填箇所以外の部分に付着したので、硬化前に取り除いた
5
45
鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.溶接部の清掃作業において、溶接作業に支障のない溶接部のミルスケールは、除去せずにそのまま残した。 2.作業場所の気温が4°Cであったので、溶接線から 50mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。 3.隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとした。 4.スタッド溶接後に打撃曲げ試験を行い、15度まで曲げたスタッドのうち、欠陥のないものについてはそのまま使用した。 5.不合格溶接部の手溶接による補修作業は、径4mmの溶接棒を用いて行った。
2
46
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.外壁湿式工法による石材の取付けにおいて、石材の裏面とコンクリート躯体面との間隔を 40mmとした。 2.壁のタイルの改良圧着張りにおいて、タイル下地面とタイル裏面の双方に張付けモルタルを塗り付けた。 3.壁のモザイクタイル張りにおいて、表張り紙の紙はがしは、張付け後に時期を見計らい、表面に水湿しをしてから行った。 4.ラス下地面へのせっこうプラスター塗りにおいて、上塗りは中塗りが半乾燥の状態のうちに行った。 5.屋内の床面のセルフレベリング材塗りにおいて、材料が硬化するまでの間は、窓や出入口を開けて通風を確保した。
5
47
高力ボルト接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .接合部の材厚の差により 1.2 mmの肌すきが生じたので、ボルトの締付けのトルク値を高めることにより修正した。 2 .一群のボルトの締付けは、群の中央部から周辺に向かう順序で行った。 3 .ボルト頭部と接合部材の面が、 1/20以上傾斜していたので、勾配座金を使用した。 4 .仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い、締付け本数は、一群のボルト数の1/3 以上、かつ、2 本以上とした。 5 .一次締め終了後に行うボルトのマーキングは、ボルト軸、ナット、座金及び母材(添え板)にかけて行った。
1
48
屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .木造 2 階建て住宅の平家部分の下葺きに用いるアスファルトルーフィングは、壁面との取合い部において、その壁面に沿って 250 mm立ち上げた。 2 .木造住宅の 樋工事において、硬質塩化ビニル製の雨樋を使用し、特記がなかったので、軒樋の樋受金物の取付け間隔を 1.8 mとした。 3 .木造住宅の粘土瓦葺における瓦の留付けに使用する緊結線は、径 0.9 mmのステンレス製のものとした。 4 .鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根のアスファルト防水工事において、アスファルトルーフィングの上下層の継目が同一箇所とならないように張り付けた。 5 .鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根のウレタンゴム系高伸長形塗膜防水工法(密着工法)において、防水材の塗継ぎの重ね幅については 100 mmとした。
2
49
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、下塗り → 中塗り → むら直し →上塗りの順で行った。 2.壁のモルタル塗りにおいて、上塗りには、下塗りよりも貧調合のモルタルを使用した。 3.壁のタイルの改良圧着張りにおいて、タイル下地面とタイル裏面の双方に張付けモルタルを塗り付けた。 4.壁のモザイクタイル張りにおいて、表張り紙の紙はがしは、張付け後に時期を見計らい、表面に水湿しをしてから行った。 5.外壁湿式工法による石材の取付けにおいて、石材の裏面とコンクリート躯体面との間隔を 40mmとした。
1
50
鉄骨工事における建方に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。 2.柱梁接合部の混用接合において、普通ボルトを用いた仮ボルトの締付け本数は、1群のボルト数の 1/2 以上、かつ、2本以上とした。 3.架構の倒壊防止用に使用するワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。 4.筋かいによる補強作業を、建方の翌日に行った。 5.溶融亜鉛めっきを施した鉄骨の建入れ直しに当たって、めっき面に傷がつかないように養生を行った。
4
51
木造2階建て住宅の基礎工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.布基礎の下部に、地盤を強化することを目的として、厚さ 60mmの捨コンクリート地業を行った。 2.アンカーボルトのコンクリートへの埋込み長さは、250mm以上とした。 3.布基礎の底盤部分の主筋にD10を用い、その間隔を 300mmとした。 4.布基礎の立上りの厚さは 150mmとし、セパレーターを用いて型枠の幅を固定した。 5.床下の防湿措置において、床下地面全面に厚さ 0.15mmのポリエチレンフィルムを、重ね幅 150mmとして敷き詰めた。
1
52
木造住宅の基礎工事等に関する次の記述のうち、 最も不適当なものはどれか。 1.土間コンクリートは、厚さ120mmとし、断面の中心部に、鉄線の径が4.0mmで網目寸法が150mm×150mmのワイヤーメッシュを配した。 2.柱脚部の短期許容耐力が25kNのホールダウン専用アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さを、250mmとした。 3.布基礎の床下防湿措置において、床下地面全面に厚さ0.4mmの住宅用プラスチック系防湿フィルムを、重ね幅150mmとして敷き詰めた。 4.床下換気措置において、ねこ土台を使用するので、外周部の土台の全周にわたって、 1m当たり有効面積75c㎡以上の換気孔を設けた。 5.布基礎の底盤部分の主筋にD10を用い、その間隔を300mmとした。
2
53
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .ベースプレートとアンカーボルトとの緊結を確実に行うため、ナットは二重とし、ナット上部にアンカーボルトのねじ山が 3 山以上出るようにした。 2 .トルシア形高力ボルトの締付け作業において、締付け後のボルトの余長は、ナット面から突き出た長さが、ねじ 1 ~ 6 山の範囲のものを合格とした。 3 .高力ボルトの締付け作業において、高力ボルトを取り付けた後、一次締め、マーキング、本締めの順で行った。 4 .トルシア形高力ボルトの締付け後の目視検査において、共回りや軸回りの有無については、ピンテールの破断により判定した。 5 .建方において、架構の倒壊防止用ワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。
4
54
鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .開先の加工は自動ガス切断とし、加工精度の不良なものは修正した。 2 .溶接部の超音波探傷試験において、不合格の部分は全て除去して再溶接を行った。 3 .完全溶込み溶接において、初層の溶接で継手部と裏当て金が十分に溶け込むようにした。 4 .スタッド溶接完了後の試験において、仕上り高さが指定寸法の-2 mm、傾きが 4 度であったので、合格とした。 5 .作業場所の気温が 3 ℃であったので、溶接線から 40 mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。
5
55
枠組壁工法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.アンカーボルトの埋込み位置の許容誤差は、±5mmとした。 2.土台の継手は、たて枠及び床下換気口の位置に合わせて設けた。 3.1階の床組には、大引及び床束を設けた。 4.壁枠組において、幅 90cm以上の開口部の上部には、まぐさを設けた。 5.小屋組には、水平力に対して安全なものとなるように振れ止めを設けた。
2
56
防水工事に関する次の記述のうち、 最も不適当なものはどれか。 ₁ .鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、保護コンクリートに設ける伸縮調整目地のうち、パラペットに最も近い目地は、パラペットの立上りの仕上面から ₁.₅ mの位置に設けた。 ₂ .鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、ルーフドレン回りのルーフィング類の張付けは、平場に先立って行った。 ₃ .鉄筋コンクリート造の陸屋根のシート防水工事において、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを使用したので、平場のシートの重ね幅を縦横方向いずれも ₄₀ mmとした。 ₄ .木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの張付けは、野地板の上に軒先と平行に敷き込み、重ね幅をシートの長手方向は ₂₀₀ mm、流れ方向は ₁₀₀ mmとした。 ₅ .木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの棟部分の張付けは、₂₅₀ mmの左右折り掛けとし、棟頂部から左右へ一枚ものを増張りした。
1
57
木工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .木造軸組工法において、基礎と土台とを緊結するアンカーボルトについては、耐力壁の両端の柱の下部付近及び土台継手・土台仕口の下木の端部付近に設置した。 2 .垂木と軒桁の接合に、ひねり金物を使用した。 3 .桁に使用する木材については、継ぎ伸しの都合上、やむを得ず長さ 2 mの短材を使用した。 4 .和室の畳床において、根太の間隔を 450 mmとした。 5 .外気に通じる小屋裏の外壁部分については、天井面に断熱材を施工したので、断熱構造としなかった。
1
58
木工事における各部の継手・仕口に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .通し柱と桁の仕口は、長ほぞ差し、込み栓打ちとした。 2 .筋かいが付かない管柱と土台の仕口は、短ほぞ差し、かすがい打ちとした。 3 .天端そろえとする胴差と梁の仕口は、渡りあご掛け、羽子板ボルト締めとした。 4 .隅木の継手は、母屋心より上方で、腰掛け蟻継ぎ、かすがい打ちとした。 5 .軒桁の継手は、小屋梁の掛かる位置を避けて、追掛大栓継ぎとした。
3
59
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .架構の倒壊防止用に使用するワイヤロープは、建入れ直し用に兼用した。 2 .筋かいによる補強作業は、建方の翌日に行った。 3 .板厚が 22 mmの鋼材相互を突合せ継手とする完全溶込み溶接において、溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、2 mmとした。 4 .溶接部の清掃作業において、溶接作業に支障のない溶接面に固着したミルスケールは、除去せずにそのまま残した。 5 .隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの 2 倍を加えたものとした。
2
60
木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.心持ちの化粧柱には、背割りを入れて使用した。 2.鴨居は、木裏に溝を付けて使用した。 3.梁には、あかまつを使用した。 4.胴差と通し柱との仕口の補強には、羽子板ボルトを使用した。 5.大引は、腹を上端にして使用した。
2
61
鉄骨工事に関する次の記述のうち、 最も不適当なものはどれか。 ₁ .高力ボルトの締付け作業において、一群のボルトの締付けは、群の周辺部から中央に向かう順序で行った。 ₂ .高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理する前にドリルあけとした。 ₃ .完全溶込み溶接における余盛りは、母材表面から滑らかに連続する形状とした。 ₄ .溶接部の清掃作業において、溶接に支障のないミルスケールは、除去せずに存置した。 ₅ .デッキプレート相互の接合は、アークスポット溶接により行った
1
62
木造住宅の基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .べた基礎において、地面から基礎の立上り部分の上端までの高さを、400 mmとした。 2 .布基礎において、底盤部分の主筋にはD10 を用い、その間隔を 300 mmとした。 3 .布基礎の床下防湿措置として、床下地面を盛土し十分に突き固めた後、床下地面全面に厚さ60 mmのコンクリートを打ち込んだ。 4 .ねこ土台を使用するべた基礎の床下換気措置として、外周部の土台の全周にわたって、 1 m当たり有効面積 75 cm2以上の換気孔を設けた。 5 .普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの打込み後、気温が 10~12℃の日が続いたので、型枠の存置期間を 3 日とした。
5
63
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、上塗りには、下塗りよりも貧調合のモルタルを使用した。 2 .屋内のせっこうプラスター塗りにおいて、施工後、せっこうが硬化したので、適度な通風を与えて塗り面の乾燥を図った。 3 .外壁の二丁掛けタイルの密着張りにおいて、張付けモルタルの塗り厚は、15 mmとした。 4 .タイルのマスク張りにおいて、ユニットタイル用マスクを用い、ユニット裏面全面に張付けモルタルを塗り付け、タイル周辺から張付けモルタルがはみ出すまでたたき締めた。 5 .外壁乾式工法による石材の取付けにおいて、特記がなかったので、石材間の目地幅を 8 mmとし、シーリング材を充填した。
3
64
防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.木造住宅の屋根用化粧スレートの葺板は、1枚ごとに専用釘を用いて野地板に留め付けた。 2.折板葺のタイトフレームと下地材との接合は、隅肉溶接とした。 3.シーリング工事におけるボンドブレーカーは、シーリング材と接着しない紙の粘着テープとした。 4.木造2階建て住宅の平家部分の下葺きに用いるアスファルトルーフィングは、壁面との取合い部において、その壁面に沿って 150mm立ち上げた。 5.塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを用いた防水工事において、平場のシートの重ね幅を縦横方向いずれも 40mmとした。
4
65
高力ボルト接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.座金との接触面にまくれがあったので、ディスクグラインダー掛けにより取り除き、平らに仕上げた。 2.高力ボルト摩擦接合部の摩擦面には、締付けに先立ち防錆塗装を行った。 3.一次締め終了後に行うボルトのマーキングは、ボルト軸から、ナット、座金及び母材(添え板)にかけて行った。 4.トルシア形高力ボルトの締付け検査において、締付けの完了したボルトのピンテールが破断したものを合格とした。 5.作業場所の気温が0°C以下となり、接合部に着氷のおそれがあったので、締付け作業を中止した。
2
66
外壁のALCパネル工事及び押出成形セメント板工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .雨掛り部分のALCパネルの目地には、シーリング材を充填した。 2 .ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地は伸縮調整目地とし、特記がなかったので、目地幅は 10 mmとした。 3 .押出成形セメント板における出隅及び入隅のパネル接合目地は伸縮調整目地とし、特記がなかったので、目地幅は 15 mmとした。 4 .押出成形セメント板に損傷があったが、パネルの構造耐力や防水性能などに影響のない軽微なものであったので、補修して使用した。 5 .押出成形セメント板を横張り工法で取り付けるに当たり、取付け金物は、セメント板がスライドしないように取り付けた。
5
67
木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .構造材に用いる製材の品質は、JASに適合する構造用製材若しくは広葉樹製材、又はこれらと同等以上の性能を有するものとする。 2 .根太を設けた床組の床下地板にパーティクルボードを使用する場合は、厚さ 12 mm以上のものを用いる。 3 .建入れ直し後の建方精度の許容値は、特記がなければ、垂直、水平の誤差の範囲を 1/1,000 以下とする。 4 .合板とは、木材を薄くむいた 1.0~5.5 mmの単板を繊維方向に 1 枚ごと直交させ、奇数枚を接着剤で貼り合わせて 1 枚の板としたものである。 5 .合板等の釘打ちについて、長さの表示のない場合の釘の長さは、打ち付ける板厚の 2.5 倍以上を標準とする。
2
68
鉄骨工事に関する次の記述のうち、 最も不適当なものはどれか。 1.建方の精度検査において、特記がなかったので、高さ5mの柱の倒れが5mm以下であることを確認した。 2 .筋かいによる補強作業は、建方の翌日に行った。 3.ワイヤロープを架構の倒壊防止用に使用するので、そのワイヤロープを建入れ直し用に兼用した。 4.吹付け材による鉄骨の耐火被覆工事において、吹付け厚さを確認するために設置した確認ピンは、確認作業後も存置した。 5.トルシア形高力ボルトの締付け作業において、締付け後のボルトの余長は、ナット面から突き出た長さが、ねじ1山~6山の範囲のものを合格とした。
2
69
鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1 .吸湿の疑いのある溶接棒は、再乾燥させてから使用した。 2 .溶接部に割れがあったので、溶接金属を全長にわたって削り取り、再溶接を行った。 3 .作業場所の気温が 4 ℃であったので、溶接線から 50 mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。 4 .スタッド溶接の溶接面に著しい錆が付着していたので、スタッド軸径の 2 倍以上の範囲の錆をグラインダーで除去し、溶接を行った。 5 .スタッド溶接後の打撃曲げ試験において 15 度まで曲げたスタッドのうち、欠陥のないものについては、そのまま使用した。
3
70
鉄骨工事における建方に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.高力ボルト接合による継手の仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い、締付け本数は、一群のボルト数の 1/3 以上、かつ、2本以上とした。 2.柱接合部のエレクションピースは、あらかじめ工場において、鉄骨本体に強固に取り付けた。 3.本接合に先立ち、ひずみを修正し、建入れ直しを行った。 4.ターンバックル付きの筋かいを有する構造物においては、その筋かいを用いて建入れ直しを行った。 5.架構の倒壊防止用に使用するワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。
4
71
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.せっこうプラスター塗りの上塗りにおいて、施工時の気温が低下するおそれがあったので、養生を行い、5°C以上に保つようにした。 2.屋内の床面のセルフレべリング材塗りにおいて、セルフレべリング材の標準塗厚を10mmとした。 3.屋内の一般床のユニットタイルの張付けにおいて、張付けモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂1とした。 4.夏期における外壁タイルの改良圧着張りにおいて、前日に、下地となるモルタル面に散水し、十分に吸水させた。 5.外壁への乾式工法による石材の取付けにおいて、特記がなかったので、石材間の目地幅を5mmとし、シーリング材を充塡した。
5
72
木造軸組工法における接合金物とその用途との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。 1 .短ざく金物 上下階の柱相互の接合 2 .羽子板ボルト 小屋梁と軒桁の接合 3 .筋かいプレート 筋かいを柱と軒桁に同時に接合 4 .かど金物 引張りを受ける柱と土台の接合 5 .かね折り金物 垂木と軒桁の接合
5
73
木工事に関する次の記述のうち、 最も不適当なものはどれか。 1 .桁に使用する木材については、継ぎ伸しの都合上、やむを得ず短材を使用する必要があったので、その長さを2mとした。 2.内装材を取り付ける壁胴縁や野縁の取付け面の加工は、機械かんな1回削りとした。 3.跳出しバルコニーにおける跳出し長さは、屋内側の床梁スパンの1/2以下、かつ、外壁心から910mm以下とし、先端部分をつなぎ梁で固定した。 4.真壁造の面材耐力壁は、厚さ12.5mmのせっこうボードを用い、GNF40の釘を150mm間隔で留め付けた。 5.根太を用いない床組(梁等の間隔が910mm)であったので、床下地板として厚さ15mmの構造用合板を用いた。
5
74
外壁のALCパネル工事及び押出成形セメント板工事に関する次の記述のうち、 最も不適当なものはどれか。 ₁ .縦壁ロッキング構法によるALCパネル工事において、ALCパネルとスラブとが取り合う部分の隙間には、あらかじめ絶縁材をALCパネルに張り付け、モルタルを充塡した。 ₂ .ALCパネルの取付け完了後、使用上支障のない欠けや傷が見つかったので、補修用モルタルを用いて補修した。 ₃ .ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地幅は、耐火目地材を充塡する必要がなかったので、₅ mmとした。 ₄ .押出成形セメント板における出隅及び入隅のパネル接合目地は、伸縮調整目地とした。 ₅ .押出成形セメント板を縦張り工法で取り付けるに当たり、パネル相互の目地幅は、特記がなかったので、長辺の目地幅を ₈ mm、短辺の目地幅を ₁₅ mmとした。
3
75
木造軸組工法における接合金物とその用途との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。 1 .かど金物 引張りを受ける柱の上下の接合 2 .短ざく金物 上下階の柱相互の接合 3 .かね折り金物 通し柱と胴差の取り合い 4 .折曲げ金物 小屋組の隅角部の補強 5 .ひねり金物 垂木と軒桁の接合
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